JPS5957615A - 調理器の加熱制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は炊飯器等の調理器における加熱制御方法に関し
、特に被加熱物量を自動的に検出して、被加熱物量に応
じた加熱量で調理を行おうとするものである。

従来例の構成とその問題点 従来の調理器、例えば炊飯器は一定電力で炊飯を行うも
のであるため、大型の炊飯器で少量の炊飯を行うとおい
しいご飯を炊くことができず、炊飯量に応じた各種の炊
飯器を準備しなければならないものであった。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消し、被加熱物量を自動的
に検出して被加熱物量に応じた加熱量で調理を行うこと
ができるとともに、被加熱物量の検出が正確に行える調
理器の加熱制御方法を提供（７ようとするものである。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の調理器の加熱制御方
法は、被加熱物を一定温度に保つ第１の工程と、この第
１の工程後に、被加熱物を所定の加熱量で加熱する第２
の工程と、この第２の工程後に、前記第２の工程におけ
る被加熱物の温度上弁速度に応じた加熱量で前記被加熱
を加熱する第３０工相を備えてなるものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明
する。

図において、１は交流電源であり、熱応動装置等の炊飯
スイッチ２、ヒータ３、双方向性サイリスタ４の直列回
路が接続されている。６はモータであシ、このモータ５
の駆動により切換スイッチ６が三個の切換接点ａ　、　
ｂ　、　Ｑを順次閉成する。

切換接点ａには容器または容器近傍の温度を検知して開
閉するサーモスタット７と抵抗器８が接続され、切換接
点ｂＫは抵抗器９が接続され、切換接点Ｃには可変抵抗
器１０が接続されている。これら抵抗器８，９．可変抵
抗器１ｏの一端は共通接続され、トリガー素子１１およ
びコンデンサ１２に接続され、このトリガー素子１２は
双方向性サイリスタ４のゲート極に接続されている。１
３は抵抗器、１４はダイオード、１６はコンデンサであ
り、直列接続され、コンデンサ１６の両端には直流電圧
が発生する。このコンデンサ１６に対し、抵Ｍ器１６，
１７．１８の直列回路と、容器または容器近傍の温度（
被加熱物の温度）を検知する負特性のサーミスタ１９．
抵抗器２０の直列回路と、トランジスタ２１，２２．モ
ータ２３の直列回路がそれぞれ並列接続されている。２
４はトランジスタ２１をＯＮ−〇ＦＦ制御する第１の比
較器であり、一方の入力端子はサーミスタ１９七抵抗器
２０間に接続され、他方の入力端子は抵抗器１６と抵抗
器１７間に接続されている。２６はトランジスタ２２を
ＯＮ−〇ＦＦ制御する第２の比較器であり、一方の入力
端子は抵抗器１７と抵抗器１８間に接続され、他方の入
力端子はサーミスタ１９と抵抗器２０間に接続されてい
る。なおモータ２３は駆動されると可変抵抗器１ｏの抵
抗値を変化させる。

次に上記構成における動作について説明する。

まず、炊飯スイッチ２を閉成することによりモータ６が
駆動し、カム等（図示せず）を介して切換スイッチ６を
接点ａ゛に閉成する。この場合、サーモスタット７、抵
抗８．コンデンサ１２０時定数回路によって、サーモス
タット７の開閉に従って双方向性サイリスタ４が導通制
御され、ヒータ３によって容器温度を比較的低温、例え
ば約４０℃稈度に保つ。この期間は被加熱物を一定に保
つ第１の工程時であり、第２図中ｔａに相当する。

一方、この期間（第１の工程）劃８において、第２の比
軟器２６は抵抗器１６．１７と抵抗器１８とで分比され
た電圧を基準とし、第１の比較器２４は抵抗器１６と抵
抗器１７．１８とて分比された電圧を基準とし、それぞ
れサーミスタ１９と抵抗器２０とで分比された電圧を入
力とＬｌそれぞれ、その出力は反対動作をするように構
成されている。

容器高度（被加熱物温度）が低いときはサーミスタ１９
か高抵抗値であり、第１の比較器２４．第２の比較６２
６の入力電圧は低レベルとなる。このため第１の比較器
２４の出力電圧は高レベルとなりトランジスタ２１をＯ
ＦＦする。また、第２の比較器の出力電圧は低レベルと
なりＯＮする。

この場合モータ２３は駆動しない。この状態の期間（第
１の工程）ｔａが経過すると、モータ６により切換スイ
ッチ６は切換接点すを閉成する。この期間ｔｂにおいて
、抵塚器９とコンデンサ１２とて決定される時定故に基
づき双方向性サイリスタ４が導通制御され、一定電力で
ヒータ３が容器を加熱する。この期間は被加熱物を所定
の加熱量で加熱する第２の工程時でるり、第２図中、ｔ
ｂに相当する。この場合、容器の温度は一定速度で」二
昇する。

容器温度が第１の設定温度θ１に達すると、第１の比軟
器２４の入力電圧が基準電圧以上となり、第１の比較器
２４の出力電圧は低レベルとなる。

従ってトランジスタ２１．２２かともにＯＮ状態となり
、モータ２３が駆動を開始する。モータ２３は減速器（
図示せず）を介して可変抵抗器１０を初期状態の高抵抗
値から低抵抗値側に変化させる。

温度上昇につれて第１．第２の比較器２４　、２５の入
力電圧は上昇を続けるが、容器温度が第２の設定温度θ
２に達すると、第２の比較器２６の入力電圧がその基準
電圧以上となり、出力電圧は低レベルから高レベルへと
反転する。このためトランジスタ２２がＯＦＦ状態とな
るのでモータ２３は駆動を停止し、可変抵抗器１ｏの抵
抗値変化も停止する。この場合、容器温度ヵ峨定志度θ
１から０２へと上昇する時間ｔθはモータ２３の駆動時
間であり、炊飯量（被加熱物量）に比例している。すな
わち、可変抵抗器１ｏの抵抗値は炊飯量（被加熱物量）
に応じた値となっている。この後の期間（第３の工程）
ｔｏにおいてはモータ６の駆動により切換スイッチ６が
切換接点Ｃを閉成肱可変抵抗器１０の抵抗値とコンデン
サ１２の容量とで決定される時定数に基づき、双方向性
サイリスタ４が導通制御され、炊飯量（被加熱物量）に
Ｚ・Ｊ応し、た電力がヒータ３に供給される。

この後、容器中の水分が蒸発して温度が急速に上列する
と炊飯スイッチ２が開放し、炊飯が完了する。

上記実施例において、期間１ａ　（第丁の工程）におい
て、被加熱物を一定温度に保ち、この後、第２の工程に
おいて被加熱物を一定電力で加熱するため、第２の工程
初期における被加熱物の状態が一定化（初期条件が一定
化）し、第２の工程における第１の設定温度θ１から第
２の設定１１ｍ度θ２に達するまでの時間の計測がｆ：
、ａＫ行える。

すなわち、被加熱物量の検出が正確に行える。

なお、炊飯スイッチ２が開放すると、この開放動作に連
動［２て、切換スイッチ６および可変抵抗器１０を初期
状態に復帰させるようにすると再使用の時、都合が良く
、また、復帰させるだめの構成（ｄ容易に構成できる。

また、可変抵抗器１０のかわりにカウンタ回路を設け、
このカウンタ回路の出力に応じて電力調節器の調節量を
変えるようにしても良く、サーミスタ１９．第１．第２
の比較器２４．２５からなる温度検知器は他の代替手段
を用いても良い。

また、上記実施例は第１の設定温度θ１から第２の設定
温度θ２に達するまでの時間を検出することにより、こ
の時間に基づき、第３の工程における加熱量を決定した
が、第１の設定時刻から第２の設定時刻に達する丑での
、ｆＪ１加熱物の温度上昇１階、を検出することにより
、この６度上昇量に基づき、第３の二「程における加熱
量を決定Ｌ２てもよい。

すなわち、被加熱物の温度上昇速度を検出することによ
り、この温度上昇速度に基づき、第３のエイ♀における
加熱量を決定すればよい。

なお、上記実施例における第１の工程でのサーモスタッ
ト７による湯度調節は他の方法、例えば、サーモスタッ
ト７に替えて、０Ｎ−ＯＦＦ比率を変える電力調節器を
用いて電力を抑制することによっても実現できる。

さらに、本発明は炊飯器に限定されるものではなく、オ
ープン等の他の調理器にも適用できるこ、　　とは言う
までもない。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば被加熱
物量に応じて加熱量を自動的に制御するので被加熱物量
にかかわらず、常に適切な加＃８量で調理が行えるとと
もに、被加熱物量の検出が正確に行え、より適切な加熱
量で調理が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す炊飯器の制御回路図、
第２図イは同回路による容′ａ温度の、経時的変化を示
す図、第２図口は同回路のヒータの消費電力の経時的変
化を示す図である。 １ａ・・・・・・第〕の工程、ｔｂ・・・・・・第２の
工程、ｔ。 ・・・・・・第３の工程。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物をヒーターの電力を抑制して略一定温度
   に保つ第１の工程と、この第１の工程後に、前記被加熱
   物を所定の加熱量で加熱する第２の工程と、この第２の
   工程後に、前記第２の工程における被加熱物の温度上昇
   速度に応じた加熱量で前記被加熱物を加熱する第３の工
   程を備えた調理器の加熱制御力□法。
2. （２）第２の工程における被加熱物の温度上昇速度が速
   い場合には第３の工程における加熱量が小さく、前記温
   度上昇速度が遅い場合には第３の工程における加熱量が
   大きいことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の調
   理器の加熱制御方法。