JPS595546B2 - コウマンガンコウヨウタイカブツ - Google Patents
コウマンガンコウヨウタイカブツInfo
- Publication number
- JPS595546B2 JPS595546B2 JP50077668A JP7766875A JPS595546B2 JP S595546 B2 JPS595546 B2 JP S595546B2 JP 50077668 A JP50077668 A JP 50077668A JP 7766875 A JP7766875 A JP 7766875A JP S595546 B2 JPS595546 B2 JP S595546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractory
- alumina
- refractories
- crystals
- corundum
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高マンガン鋼鋳造時の取鍋の内張およびそのノ
ズル、鋳型等に使用される珪酸（Ｓ１０２）−アルミナ
（Ａ１２０３）系耐大物に関するものである。
ズル、鋳型等に使用される珪酸（Ｓ１０２）−アルミナ
（Ａ１２０３）系耐大物に関するものである。
珪酸−アルミナ系耐火物は、各種鉱滓に対する抵抗が大
きく機械的強度、比熱、熱伝導率も比較的大きい諸々の
特徴から、シャモツト質耐火物、ロウ石質耐火物等数種
に分類され適所に使用されている。
きく機械的強度、比熱、熱伝導率も比較的大きい諸々の
特徴から、シャモツト質耐火物、ロウ石質耐火物等数種
に分類され適所に使用されている。
ところが珪酸−アルミナ系耐火物は全ての耐火特性にす
ぐれているとは限らず、高マンガン鋼の溶鋼に接触する
と、耐火物中珪酸の一部が還元されて酸化マンガンを生
成させ、珪酸−アルミナー酸化マンガンの低融点化合物
を形成して耐火物の溶損を犬ならしめ、延いては取鍋、
ノズルの如き使用される耐火部品の耐用寿命を短かめる
欠点があった。
ぐれているとは限らず、高マンガン鋼の溶鋼に接触する
と、耐火物中珪酸の一部が還元されて酸化マンガンを生
成させ、珪酸−アルミナー酸化マンガンの低融点化合物
を形成して耐火物の溶損を犬ならしめ、延いては取鍋、
ノズルの如き使用される耐火部品の耐用寿命を短かめる
欠点があった。
このような鋼中マンガンによる溶損防止対策として以前
からアルミナ６０％以上を加えたムライト結晶（コラン
ダム結晶５％程度）の高アルミナ質耐火物が第１図で示
すようにマンガン溶鋼に対し耐用寿命が長いとして使用
されていたが、最近では耐火部品の製作コストが高く付
く理由から、ジルコン（Ｓ１０２ ・Ｚｒ０２）ジルコ
ニア（Ｚｒ０２）、マグネシャ（ＭｇＯ）、マグクロ（
ＭｇＯＪ Ｃｒ２０ ｓ ）等各質耐火物が使用されて
いる。
からアルミナ６０％以上を加えたムライト結晶（コラン
ダム結晶５％程度）の高アルミナ質耐火物が第１図で示
すようにマンガン溶鋼に対し耐用寿命が長いとして使用
されていたが、最近では耐火部品の製作コストが高く付
く理由から、ジルコン（Ｓ１０２ ・Ｚｒ０２）ジルコ
ニア（Ｚｒ０２）、マグネシャ（ＭｇＯ）、マグクロ（
ＭｇＯＪ Ｃｒ２０ ｓ ）等各質耐火物が使用されて
いる。
しかしながらこれらの各質耐火物は高アルミナ質耐火物
に匹敵する性質例えば鉱滓に対する抵抗が大きい性質を
もっているが、その反面に熱膨率が太きいため温度変化
の繰返しに脆弱する性質によって、返って耐火部品の製
作コストを高アルミナ質耐火物以上に高める欠点があっ
た。
に匹敵する性質例えば鉱滓に対する抵抗が大きい性質を
もっているが、その反面に熱膨率が太きいため温度変化
の繰返しに脆弱する性質によって、返って耐火部品の製
作コストを高アルミナ質耐火物以上に高める欠点があっ
た。
本発明者はこのような事から高マンガン溶鋼に侵蝕され
ない耐用寿命の長い安価な製作コストの耐火部品が製造
できる高マンガン鋼用耐火物を提供することを目的に成
分および組成が異なる各種の耐火物について検討した結
果、珪酸−アルミナ二成分系耐火物がすぐれ、中でも経
済的観点を考慮してコランダム結晶を呈する比較的アル
ミナ含有量の少ない耐火物が特にすぐれていることを知
見した。
ない耐用寿命の長い安価な製作コストの耐火部品が製造
できる高マンガン鋼用耐火物を提供することを目的に成
分および組成が異なる各種の耐火物について検討した結
果、珪酸−アルミナ二成分系耐火物がすぐれ、中でも経
済的観点を考慮してコランダム結晶を呈する比較的アル
ミナ含有量の少ない耐火物が特にすぐれていることを知
見した。
本発明はこの知見に基づいて構成したものである。
すなわち本発明は珪酸−アルミナ系の耐火物において、
珪酸４０〜５５係とアルミナ６０〜４５％の混合物から
なりかつ１０Ｌ：ｌ）以上のコランダム結晶を含有する
高マンガン鋼用耐火物である。
珪酸４０〜５５係とアルミナ６０〜４５％の混合物から
なりかつ１０Ｌ：ｌ）以上のコランダム結晶を含有する
高マンガン鋼用耐火物である。
以下本発明について詳細に説明する。
珪酸とアルミナは本発明の目的から必須成分である。
第２図はマンガン含有量が異なる各溶鋼における耐火物
溶損率（侵蝕率）を耐火物の成分組成およびコランダム
結晶の含有量について示したものである。
溶損率（侵蝕率）を耐火物の成分組成およびコランダム
結晶の含有量について示したものである。
すなわち第２図から、同一成分組成の耐火物においては
コランダム結晶を呈している程溶損率が／」・さくまた
アルミナを多く含有している程溶損率が小さい。
コランダム結晶を呈している程溶損率が／」・さくまた
アルミナを多く含有している程溶損率が小さい。
しかしアルミナが６０係を越える過剰な含有の耐火物で
も多くのムライト結晶を晶出してコランダム結晶の効果
を消失させるものは高価な割には耐用度の低い高マンガ
ン用耐火物となる。
も多くのムライト結晶を晶出してコランダム結晶の効果
を消失させるものは高価な割には耐用度の低い高マンガ
ン用耐火物となる。
したがって使用上支障がなく経済的に安価な高マンガン
用耐火物とは珪酸の４０〜５５係とアルミナの６０〜４
５係で構成されかつコランダム結晶を呈し、しかもコラ
ンダム結晶が耐溶損性効果から１０％以上含有されてい
ることが必要である。
用耐火物とは珪酸の４０〜５５係とアルミナの６０〜４
５係で構成されかつコランダム結晶を呈し、しかもコラ
ンダム結晶が耐溶損性効果から１０％以上含有されてい
ることが必要である。
つぎに本発明の耐火物の製造についてその一例を概略的
に述べる。
に述べる。
本発明の耐火物における１０％以上のコランダム結晶は
、天然のコランダムを本耐火物の原料中に添加混合する
ことによっても得られるが、ボーキサイト等のアルミナ
原料から例えばバイヤー法等一般に知られる方法によっ
て製造されたコランダムを本耐火物原料中に添加混合す
ることによって得るのが、質、量の安定確保、コスト面
から見て一般的である。
、天然のコランダムを本耐火物の原料中に添加混合する
ことによっても得られるが、ボーキサイト等のアルミナ
原料から例えばバイヤー法等一般に知られる方法によっ
て製造されたコランダムを本耐火物原料中に添加混合す
ることによって得るのが、質、量の安定確保、コスト面
から見て一般的である。
本耐火物は通常上記耐火物原料を結合剤とともに混合し
、加圧、成形後、乾燥あるいは焼成して得られるもので
あり、焼成工程を経て得られる本耐火物においては本耐
火物原料中のコランダムは、焼成工程で高温に曝されコ
ランダムの製造条件、焼成温度によってはその結晶の一
部を消失することが考えられるので、例えば、１０φの
コランダム結晶を得るためにはそれより稍々多口の１２
％程度添加混合しておくのが無難である。
、加圧、成形後、乾燥あるいは焼成して得られるもので
あり、焼成工程を経て得られる本耐火物においては本耐
火物原料中のコランダムは、焼成工程で高温に曝されコ
ランダムの製造条件、焼成温度によってはその結晶の一
部を消失することが考えられるので、例えば、１０φの
コランダム結晶を得るためにはそれより稍々多口の１２
％程度添加混合しておくのが無難である。
なお焼成工程を経ないで得られる本耐火物においては、
本耐火物原料中のコランダムは本耐火物製造過程でその
結晶を消失することは殆んどないので、多口に添加、混
合する必要性はあまりない。
本耐火物原料中のコランダムは本耐火物製造過程でその
結晶を消失することは殆んどないので、多口に添加、混
合する必要性はあまりない。
また、コランダム結晶を含有するアルミナ原料を用いる
場合はトータルで１０φ以上の結晶を得るようコランダ
ムの添加、混合量を調整すれば良いことになる。
場合はトータルで１０φ以上の結晶を得るようコランダ
ムの添加、混合量を調整すれば良いことになる。
以上述べたような本発明の耐火物は、高マンガン溶鋼に
侵蝕されない耐用寿命の長い安価な耐火物として、取鍋
の内張やそのノズル、鋳型等のように比較的溶鋼撮動の
小さい容器や湯道に使用される。
侵蝕されない耐用寿命の長い安価な耐火物として、取鍋
の内張やそのノズル、鋳型等のように比較的溶鋼撮動の
小さい容器や湯道に使用される。
次に本発明の実施例について説明する。
表は各種耐火物の溶損速度を示す。
以上の実１験結果から明らかなように本発明の耐火物は
、いかなる使用場所においても、従来の比較用耐火物に
比し、耐溶損性がすぐれている。
、いかなる使用場所においても、従来の比較用耐火物に
比し、耐溶損性がすぐれている。
第１図は従来から使用されている珪酸−アルミナ系耐火
物の高マンガン溶鋼における溶損率を示す図。 第２図は高マンガン溶鋼中における溶損率を耐火物の組
成と結晶について示した図。
物の高マンガン溶鋼における溶損率を示す図。 第２図は高マンガン溶鋼中における溶損率を耐火物の組
成と結晶について示した図。
Claims (1)
- １ 珪酸−アルミナ系の耐火物において、珪酸４０〜５
５係とアルミナ６０〜４５係の混合物からなり、かつ１
０係以上のコランダム結晶を含有するマンガン鋼用耐火
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50077668A JPS595546B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | コウマンガンコウヨウタイカブツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50077668A JPS595546B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | コウマンガンコウヨウタイカブツ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52911A JPS52911A (en) | 1977-01-06 |
| JPS595546B2 true JPS595546B2 (ja) | 1984-02-06 |
Family
ID=13640252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50077668A Expired JPS595546B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | コウマンガンコウヨウタイカブツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595546B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02105938U (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5218710A (en) * | 1975-08-04 | 1977-02-12 | Kyushu Refractories | Alumina refractory materials |
-
1975
- 1975-06-24 JP JP50077668A patent/JPS595546B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02105938U (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52911A (en) | 1977-01-06 |
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