JPS595541A - 消弧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （利用分野）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
：本発明は例えばしゃ断器に用いられる積層グリ％ツド
よりなる消弧装置に関する。

（従来技術の問題点） 従来、この種の消弧装置では、アークが接点からアーク
走行板へ移行してもその走行板に留まり、そのために、
アークが消弧室内で分割されて、高いアーク電圧を発生
するまでの時間が長くなり、限流効果を半減させかつ接
点の消耗も大きくさせていた。

（目　的） 本発明は上記の点に鑑みてなしたものであって、叩ち、
入電゛流である短絡電流が流れた場合、可動及び固定接
点間に発生するアークが両接点から離１ｔて、アーク走
行板に移行し、その後グリッドブロックに移行するまで
の時間を短くすることによって、限流特性を向上するこ
とを目的としたものである。

（実施例） 以下本発明を一実施例として掲げた図面に基づハて説明
すると、１はグリッドブロックで、発弧旧ｘ側が開口す
る溝２を有するグリッド３とこれを多数積層する左右の
絶縁板４とでなっている。

５は句弧部ｘ８構成する可動接触子、６は固定接触子で
ある。７は絶縁物製器台で、ブロック１が座わる底壁８
と左右側壁９とで消弧室Ｙをなしている。１０は左右側
壁９と対面する左右絶縁板で、セラミック、合成樹脂等
の絶縁板にて作られている。１１は絶縁板１０に設けら
れた横孔、１２は絶縁板１０と側壁９との間に形成され
た環流通路で、横孔１１と連なり、且つ矢印方向に流れ
る。

１３は上側アーク走行板、１４は下側アーク走行板で、
上側アーク走行板１３が可動接触子５のアークを、下側
アーク走行板１４が固定接触子６のアークを夫々グリッ
ドブロック１に導く。

而して、本発明は上記消弧装置に於て、前記グリッドブ
ロック３の左右絶縁板４、器台７の消弧室Ｙの内側壁と
なる底壁８、側壁９、或は環流通路をなす左右絶縁板１
０等の絶縁部にパラフィン。

オレフィン系等の熱分解によって水素を発生する鎮錠化
合物を保持させる。この保持とは含浸、塗布等にて行う
。又、絶縁部はセラミック、ファイバ、グラスファイバ
、プレミックス、ユリャ、フェノール、メラミン等であ
る。

（効果） 本発明は上記の如く、熱分解によって水素を発生ずる鎖
状化合物を絶縁部に保持させたから、アークが発生ずる
と、水素が多量に発生し、この水素は熱伝導率が高く、
而も数千度に於て最も高いから、アークエネルギのロス
率が高くなって、アークを不安定にし、アークが移行し
やすくなり、且つアーク電圧が高くなる。

従゛つて接点消耗量を半減させ、かつ、限流消弧を増大
させるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明消弧装置の一実施例を示し、第１図は断面
図、第２図は平面図、−第３図は分解斜面図である。 １・・・グリッドブロック、２・・・グリッド、Ｘ・・
・発弧部、５・・・可動接触子、６・・・固定接触子、
７・・・器台、８・・・底壁、９・・・側壁−１０・・
・絶縁板、１１・・・横孔、１３．１４・・・アーク走
行板、Ｙ・・・消弧室。 第１図 第２１−〕 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 可動接触子と固定接触子よりなる発弧部と、この発弧部
   と対向してアークを引き込むグリッドを左右絶縁側板に
   て一定間隔で複数枚積層したグリッドブロックと、この
   グリッドブロックの上下に一定空間を隔てて位置する上
   下のアーク走行板と、このブロックが収納される底壁及
   びその左右側壁とよりなる絶縁物製器台の消弧室とでな
   した消弧装置に於て、前記消弧室に位置するグリッドプ
   ロ　　　；ツクの絶縁板、器台の消弧室等の絶縁部にパ
   ラフィン、オレフィン系等の熱分解によって水素を発生
   する鎮錠化合物を保持させたことを特徴とした　　　。 消弧装置。