JPH0622912Y2 - 回路しゃ断器の消弧装置 - Google Patents

回路しゃ断器の消弧装置

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JPH0622912Y2
JPH0622912Y2 JP14461987U JP14461987U JPH0622912Y2 JP H0622912 Y2 JPH0622912 Y2 JP H0622912Y2 JP 14461987 U JP14461987 U JP 14461987U JP 14461987 U JP14461987 U JP 14461987U JP H0622912 Y2 JPH0622912 Y2 JP H0622912Y2
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JP
Japan
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arc
plate
arc extinguishing
circuit breaker
breaker
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JP14461987U
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洋 藤井
文之 久常
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、回路しゃ断器の消弧装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 第6図に例えば実開昭52-71051号に示された従来の消弧
装置を用いた回路しゃ断器の部分断面を示す。図におい
て回路しゃ断器は、しゃ断器ケース(1)、開閉機構(図
示せず)に連結された可動接触子(2)及びその接点(20
1)、固定接触子(3)及びその接点(301)、消弧装置(4)及
び外部から電力を導入する外部導体(5)等で構成されて
いる。
消弧装置(4)は可動接触子(2)及び固定接触子(3)に対向
するように略U字形の開口部を有する複数の消弧板(40
1)を側部支持板(402)によって上下方向に互いに一定の
間隔に平行に又は互いに若干の角度をおいて扇状に配列
(積層)されている。各消弧板(401)の両脚部(403)に
は、マイカ、アスベスト等の無機質材料からなる絶縁板
(9)が各消弧板(401)の配列方向に垂直に設けられてい
る。
可動接触子(2)及び固定接触子(3)が閉じてその接点(20
1)および(203)も閉じている状態において、過電流等の
大電流が流れると、開閉機構(図示せず)により可動接
触子(2)が固定接触子(3)から離反し、接点(201)及び(30
1)が開離して接点(201)及び(301)の間にアーク(A)が生
じる。このときアーク(A)は、そのアーク電流により消
弧板(401)を通して形成される磁束とアーク電流との電
磁作用により消弧板(401)の内奥部の方へ引き延ばさ
れ、消弧板(401)により分断され、冷却されて消弧され
る。絶縁板(9)は消弧に際し、消弧板(401)がアーク熱に
よって溶融し、飛散するのを防止すると共に、アークが
接点(201)あるいは可動接触子(2)の先端あるいは側面か
ら消弧板(401)の略U字形の開口部を形成する脚部(403)
に向かって飛ぶのを防止し、アークが脚部(403)に飛び
その位置に滞留することによりしゃ断不能になることを
防止する。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の回路しゃ断器の消弧装置は以上のように構成さ
れ、絶縁板(9)は無機質材料からなっていて、無機質材
料は量産性が低くコストが高いこと、硬度が高いために
もろく、振動衝撃等で破損しやすく、さらにアーク熱に
より表面にひび割れが生じやすくヒートショックに弱い
等の問題点を有していた。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る回路しゃ断器の消弧装置において、樹脂
材料からなる絶縁板は、一対の接触子に対向するように
互いに空隙を介して積層配列された複数の第1の消弧板
のガイド溝に保持すると共に、絶縁板に設けられた第1
の係合部を複数の第1の消弧板に空隙を介して積層され
た第2の消弧板の第2の係合部に係合している。
[作用] 過電流が流れた場合等で、一対の接触子が開離すると両
接触子間にアークが発生する。アークはアーク電流と消
弧板により形成される磁束とアーク電流の電磁作用によ
り引き延ばされ、消弧板により分断され冷却されて消弧
される。絶縁板は接触子の接点部等から消弧板の脚部等
へのアークの飛翔を防止する。絶縁板は複数の第1の消
弧板の略U字形の開口部のガイド溝により保持され、ま
た第2の消弧板と係合しているため強固に固定される。
[実施例] この考案に係る回路しゃ断器の消弧装置の一実施例を第
1図、第2図、第3図、第4図及び第5図を用いて説明
する。
第1図は回路しゃ断器の消弧装置を示す部分破断斜視図
であり、また第2図は消弧板(401)の平面図、第3図は
側部支持板(402)の斜視図、第4図は絶縁板(90)の斜視
図、第5図は最上部の消弧板(501)の斜視図である。な
お、この消弧装置が使用される回路しゃ断器は一般に公
知であり、また第6図に示した従来例と同様であるので
図示及び説明は省略する。
第2図に示す消弧板(401)は、回路しゃ断器に使用した
場合に可動接触子が開離するための空間を構成する略U
字形の開口部(400)を有している。この略U字形の開口
部(400)の両端の脚部(403)、(403)に絶縁板(90)が設けら
れるので、略U字形の開口部(400)にはさらに絶縁板(9
0)を保持するための溝(410)、(410)が設けられている。
溝(410)の先端(411)は組み立てに際し絶縁板(90)を挿入
すやすいように先端があらかじめU字形に開いている。
また略U字形の開口部の最深部には内奥溝(405)が設け
られている。接触子が開離する際に発生したアークはこ
の内奥溝(405)のエッジ部(406)付近に接することにより
冷却される。消弧板(401)の外周部には第3図に示す側
部支持板(402)の角穴(408)に係合する突起(407)が設け
られている。第3図に示す側部支持板(402)は、前述の
消弧板(401)を複数段(第1図では5段)例えば一定の
間隔で平行に保持するように又は一定の角度で扇形に保
持するように消弧板(401)の突起(407)と係合するように
角穴(408)が複数個一定間隔で設けられている。第4図
に示す絶縁板(90)は耐熱性の樹脂材料例えばポリエステ
ル樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹脂やガラス入りエ
ポキシ樹脂等の樹脂材料で形成され、上部に第5図に示
す最上部の消弧板(501)の第2の係合部である角穴(510)
と係合するための第1の係合部である突起(91)を有して
いる。また絶縁板(90)は消弧装置として組み立てられ、
回路しゃ断器に組込まれた場合に、可動接触子及び固定
接触子と最近接する部分(92)及び(93)が部分的に幅が広
くなるように構成されている。第5図に示す最上部の消
弧板(501)は、脚部(503)の形状が第2図に示した消弧板
(401)と脚部(403)の形状と異なり、脚部(503)に前述の
絶縁板(90)の突起(91)と係合する角穴(510)が設けられ
ている。
消弧装置を第1図のように組立るには、まず一対の側部
支持板(402)のそれぞれに設けられた角穴(408)に各消弧
板(401)および(501)の突起(407)、(507)を嵌合挿入し、
さらに突起(407)、(507)に圧力を加えて加締めることに
より各消弧板(401)、(501)と側部支持板(402)とが固着さ
れる。次に絶縁板(90)を例えば第1図の下方から各消弧
板(401)の溝(410)に添って挿入し、突起(91)を最上部の
消弧板(501)の角穴(510)に嵌合挿入する。各消弧板(40
1)の溝(410)は前述の通り組立作業性を考慮して先端部
はU字形に開いている。そこで絶縁板(90)を各消弧板(4
01)の脚部(403)に圧接するために各消弧板(401)の溝(41
0)の先端(411)を加圧しかしめを行う。これにより絶縁
板(90)は各消弧板(401)と強固に固定される。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば絶縁板(90)を樹脂材料
で形成し、第1及び第2の消弧板により強固に固定され
るので、絶縁板(90)の表面はアーク熱によってひび割れ
を生じないという効果および振動および衝撃によって破
損したりすることがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る回路しゃ断器の消弧装置の一実
施例を示す部分破断斜視図、第2図は消弧板(401)を示
す平面図、第3図は側部支持板(402)を示す斜視図、第
4図は絶縁板(90)を示す斜視図、第5図は最上部の消弧
板(501)を示す斜視図、第6図は従来の回路しゃ断器の
消弧装置を示す図である。 図中、(401)は消弧板、(402)は側部支持板、(90)は絶縁
板、(91)は第1の係合部、(501)は最上部の消弧板、(51
0)は第2の係合部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略U字形の開口部を一対の接触子に対向す
    るように互いに空隙を介して積層配列され、前記略U字
    形の開口部内に絶縁板を保持する少なくとも一つのガイ
    ド溝を有する複数の第1の消弧板、 前記空隙を介して積層配列された複数の第1の消弧板の
    積層方向に略垂直で、少なくとも一つの第1の係合部を
    有する樹脂材料からなる絶縁板、 前記第1の消弧板に空隙を介して積層され、前記絶縁板
    に設けられた第1の係合部と係合する第2の係合部を有
    する第2の消弧板、 を具備した回路しゃ断器の消弧装置。
JP14461987U 1987-09-21 1987-09-21 回路しゃ断器の消弧装置 Expired - Lifetime JPH0622912Y2 (ja)

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JPS6448845U JPS6448845U (ja) 1989-03-27
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