JPS595411A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気ヘッドに係り、さらに詳しくは磁気コア組
立体とシールドケース中に位置決めして固定でき、磁気
へラドコア素体をシールドケースに対しく確実にアース
することができるようにした磁気ヘッドに関するもので
ある。

従来のこの種の磁気ヘッドは、例えば第１図〜第３図に
示すような構造を採用していた。

第１図〜第３図において符号１及び、１′で示すも党 のは磁気コアで、１組ずつのコア半休を付き合わせて形
成されている。そして磁気コア１，１′はシールド板２
を挾んでコアサポート４に保持され、シールドケース３
内に嵌合される。

このとき、シールド板２と磁気コア１，１′とは図示し
ていない間隔板を介して接触し、電気的な導通がとられ
る。

磁気コア１，１′を保持したコアサポート４からなるコ
ア組立体４′をシールドケース３内に嵌合させる場合に
は、コアサポート４の上面に対向して罷 形成された凹部４ａ、４ａにわたって山型状に屈曲され
た板ばね５を嵌合させた状態で圧入される。

このとき、板ばね５がたわむと、左右の折曲部の両端部
５ａがコアサポート４に、稜線部５ｂがシールドケース
３の内面に接し、磁気コア１．１’。

シールド板２及びシールドケース３とは電気的に導通す
ることになる。

なお、符号６は巻線、７は端子導体を示す。

このようにして磁気コア１，１′を保持してシールドケ
ース内に嵌合されたコアサポート４は、シールドケース
内に液状の樹脂８を充填して硬化させることにより固定
される。そして、硬化した樹脂と共に磁気コア組立体が
ケースから抜は出さないようにするため、シールドケー
ス３の上面から内方に向かって突出部９を形成し、樹脂
８中に埋め込むことにより抜は止めを行なっている。

ところが、このような構造を採用すると、第４図に示す
ように突出部９と対応する部分から磁気テープ摺動面方
向に向かって気泡ａが生じた場合、突出部９は樹脂中に
埋設されないことになり、抜は止めの効果は生じない。

また、抜は止め効果がなくなると、樹脂８と共に磁気コ
ア組立体４′が第５図に示すようにシールドケース３か
ら後方にずれ、磁気テープ摺動面との間に隙間すが生じ
、テープタッチの劣下な引き起こしたり、ケースの開口
部のエツジ部でテープに傷をつけるなどの不都合が生じ
る。

一方、樹脂８が硬化するときに収縮したり周囲の温度変
化により収縮が生じると、第６図に示すように樹脂８ど
シールドケース３とが密着した状態から第７図に示すよ
うにすき間Ｃが生じる状態となる。この状態では板ばね
５は樹脂８中に埋設されているため、樹脂８と行動を共
にし、シールドケース３の内周面から離れることになり
、アースをとることが不可能となる。

また、樹脂を充填する前の板ばねとコアサボーＹとの接
触状態が点又は線接触に近い状態であるため、樹脂の収
縮により板ばねの両端部５ａを凹部４ａから引き離そう
とする力が働き、こ０結果接触不良が発生し、アースを
確実にとることができなくなるという欠点が生じる。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
れたもので、磁気コア組立体とシールドケースとの間を
確実に保持固定することができると共に、磁気コア組立
体とシールドケースとの間のアースを確実にとることが
できるように構成した磁気ヘッドを提供することを目的
としている。

本発明においては、上記の目的を達成するために板ばね
の一方の側に突片を設け、との突片をコアサポートの切
欠部中に嵌合して固定すると共に、板ばねの他方の側に
シールドケースに向かって延びる突片を設け、この突片
とシールドケースの上面の内側面とを接触させる構造を
採用した。

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第８図及び第９図は本発明の一実施例を説明するもので
、各図中第１図〜第７図と同一部分には同一符号を伺し
その説明は省略する。

本実施例にあっては板ばね１０は従来構造と同様に断面
が山形状に折り曲げて形成されているが、その一方の側
の両端部には下側（コアサポート４側）に向かって円弧
状に湾曲した突片１０ａ、　１０ａを有し、他方の側に
は山形状に折り曲げられた板ばね１０の稜線１０ｃ　よ
りも上方に達する程度に屈曲してシールドケース側に延
びる突片１０ｂを形成しである。

そしてコアサポート４側には前記突片１０ａ、１０ａが
圧入される切欠部４ｂ、４ｂが凹部４ａに隣接して設け
られている。

このように構成された板ばね１０を取り付けるには、捷
ず湾曲した突片１０ａ、１０ａをコアサポート４の切欠
部４ｂ、４ｂ中に歌合或いは圧入して固定する。この状
態では第９図に示すように屈曲して上方に延びる他方の
突片１０ｂは稜線１０ｃよりもやや上方に位置した状態
となっている。

この状態でシールドケース３内にコア組立体を圧入する
と突片１０ｂは稜線１０ｃ　と同程度になるまでたわみ
、板ばね１０自身もたわみつつ圧入される。この結果、
突片１０ｂの先端部は確実にシールドケース３の内側面
店接触或いは圧接される。

従って樹脂が充填されて固定された場合においても、樹
脂の収縮によって湾曲した突片１０ｂが切欠部４ｂから
はずれて浮き上がったりすることなく、又稜線部１０ｃ
が樹脂の収縮により下降し、シールドケース３の内側面
から離れたとしても、突片１０ｂの先端がシールドケー
ス３の内側面に接触或いは圧接されているため、コア組
立体をシールドケーヌ３内に安定１〜だ状態で確実に保
持固定することができる。同時に、確実にアースをとる
こともできる。

又、突片１０ｂはシールドケース３の内側面に単に圧接
される構造ではなくより確実に固定されろためにはシー
ルドケース３との間をスポット溶接等によって確実に固
定した構造を採用してもよい。

以上の説明から明らかなように本発明によればコア組立
体の上面とシールドケースの内側面との間に弾装される
板ばねの一方の側に磁気コア組立体に向かって突片を形
成し、他方の側にシールドケースに向かって延びる突片
を突設し、磁気コア組立体に向かった突片はコアサポー
トに形成された切欠部中に嵌合させ他方の突片はシール
ドケースの内側面に接触させる構造を採用しているため
、コア組立体をシールドブース内に確実に保持固定する
ことができると共に、確実にアースをとることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は従来構造を説明するもので、第１図は
全体斜視図、第２図は分解斜視図、第３図は樹脂を充填
した状態の縦断側面図、第４図は気泡が発生した場合を
説明する縦断側面図、第５図は気泡の発生によりコア組
立体が位置ずれした状態を説明する縦断側面図、第６図
は板ばねが完全に固定された状態を説明する一部拡大断
面図、嘔 第７図は樹脂の銅網によりシールドケースとの間に隙間
が発生した場合を説明する一部拡大縦断側面図、第８図
及び第９図は本発明の一実施例を説明するもので、第８
図は分解斜視図、第９図はコア組立体の側面図である。 １．１′・・・磁気コア　　　　３・・・シールドケー
ス４・・・コアサポ−１・４ａ・・・四部４ｂ・・・切
欠部　　　　　１０・・・板ばね１０ａ・・・湾曲した
突片　１０ｂ・・・屈曲した突片１０ｃ・・・稜線 第３図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気コア組立体とシールドケースとの間に板ばね
   を弾装し、この板ばねを介して磁気コア組立体とシール
   ドケースを保持固定すると共にアースをとる構造の磁気
   ヘッドにおいて、前記板ばねの一方の側に磁気コア組立
   体側に形成された切欠部と嵌合する突片を設け、板ばね
   の他方の側にシールドケースに向かって延びる突片を形
   成したことを特徴とする磁気ヘッド。
2. （２）前記シールドケースに向かって延びる突片の先端
   とシールドケースとの間を溶接固定したごとを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッド。