JPH0212690Y2 - - Google Patents

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JPH0212690Y2
JPH0212690Y2 JP3819485U JP3819485U JPH0212690Y2 JP H0212690 Y2 JPH0212690 Y2 JP H0212690Y2 JP 3819485 U JP3819485 U JP 3819485U JP 3819485 U JP3819485 U JP 3819485U JP H0212690 Y2 JPH0212690 Y2 JP H0212690Y2
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JP
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contact
metal hood
insulating
hood
cable
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は電気コネクタの技術分野において利
用され、特にシールドのための金属フードを有し
かつケーブルがコネクタのコンタクトピンに対し
て直角方向に取り出される電気コネクタに関す
る。
(従来の技術) この種のコネクタとしては、実開昭59−79986
の第6〜7図に開示されたものが知られている。
このコネクタは、シールド用として円筒殻状のカ
バーメタル101を有している。このカバーメタ
ル101は絶縁ボデイ102及び絶縁キヤツプ1
04から前方に延出しその前端はコンタクトピン
103a〜103cの先端よりも前方にまで達し
ており、相対コネクタへの挿入部分をなしてい
る。一方上記カバーメタルの後部は曲折可能な蓋
体701を有しL字状になつていてケーブル30
0の各リード線の結線部分を直角方向に屈曲せし
め、同方向にケーブルを取り出している。
カバーメタル101の上記挿入部分には、相対
コネクタとの結合の際における円周方向での位置
決めのために、主位置決用突条106と補助突条
(図面上はあらわれていない)が設けられている。
したがつてケーブルの各リード線をコンタクトピ
ン103a〜103cに結線した後、上記カバー
メタル101の蓋体701によつて直角方向に曲
げられている。ここで、カバーキヤツプ701と
主位置決定用突条106または絶縁ボデイ102
(したがつて各コンタクト103a〜103c)
との周方向位置は一定方向のみとなる。すなわ
ち、ケーブル300の取り出しは主位置決定用突
条またはコンタクト配列の方向に対して一方向に
定まつてしまうことになる。
しかしながら上記コネクタを挿着する装置にあ
つて、主位置決定用突条や各コンタクトの配置は
そのままにして、ケーブルの取り出しを上記と逆
方向あるいは他の方向にしたい場合もある。かか
る場合には上記公知のコネクタでは対処すること
ができないという問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上述の従来のコネクタの有していた
問題点を解決し、主位置決定用突条や各コンタク
トの配置を変えることなくケーブルの任意の方向
に屈曲して取り出すことのできる電気コネクタを
提供する。
(2) 考案の構成 (問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は上述の問題点を解決するために、 コンタクトの接触側を前方に突出せしめて保持
する絶縁保持部及び該保持部の周囲より前方に延
出し上記コンタクトの接触側先端よりも前方位置
にまで達する円筒状の絶縁スリーブ部を有する合
成樹脂製の結合ハウジングと、 絶縁保持部の前後に延びてコンタクトを包囲し
結合ハウジングに同心状に取りつけられる円筒殻
状の金属フードと、 コンタクトの結線側にリード線が結線された
後、少なくとも該結線部分を含む、金属フードの
内外部にわたり絶縁物質で充填成形されてなる外
側ハウジングと、 を備えるものにおいて、 結線部分に対応する金属フードの後部には、ケ
ーブルまたはリード線の該結線部分をL字状に屈
曲案内する屈曲部を有し、 金属フードの前部の外周囲にな1箇所もしくは
等分割された複数箇所に突部が設けられ、 結合ハウジングには、絶縁保持部の背面に開口
し前方に延びて上記金属フードの前部を挿入する
ための環状凹部が形成され、 上記環状凹部には、各コンタクトが対応する相
手コンタクトと結合される位置で、上記金属フー
ドの前部が挿入された際に突部を案内する条溝が
設けられている、 ことにより構成される。
本考案のコネクタによれば、ケーブルの屈曲方
向が定められた後、その方向に金属フードの屈曲
部が向くような位置で、該金属フードの突部を結
合ハウジングの条溝で案内せしめながら、該金属
フードの前部を結合ハウジングの環状凹部に挿入
する。
こうすれば、本考案の金属フードはコネクタの
コンタクトピンの位置とは無関係にその位置を設
定でき、ケーブルは所望の方向に屈曲される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は本考案実施例の電気コネクタ(プラ
グ)にケーブルの各リード線を結線しこれを結線
部分とシールド用の金属フードの後部において絶
縁物質で外側ハウジングを充填成形して完成した
ものを示し、第2図は第1図のもので、充填成形
前のものを仮想的にコンタクトピンを抜いた状態
で分解して示す部分破断図である(実際にはコン
タクトピンは挿入状態にある)。
1はシールド用の円筒殻状をなす金属フードで
ある。該金属フード1の前方(図において下方)
は開口され、前部及び中央部がほぼ円筒状をな
し、後部においてL字状に屈曲されている。
金属フード1の中央部の外側には、屈曲部の屈
曲方向及びその反対方向の位置に突部11、そし
てその直下には内方に曲折された係止片12が設
けられている。上記一組の突部11および係止片
12はどちらか一組のみでも有効である。金属フ
ード1の上部における屈曲部は、曲折された円板
状の蓋部13とその先方に設けられた逆U字溝状
のケーブル固定部14とで成つている。該蓋部1
3には、90度に屈曲するために狭くされた首部1
3′と蓋部13を屈曲した際に、金属フード1の
円筒部の上部に形成された係止突片孔15に挿入
して係止するための係止突片13Aが設けられて
いる。該ケーブル固定部14は逆U字状の垂下部
分をケーブル2の外周面に押しつけて圧潰する
(第2図A矢印方向)ことによりケーブル2を固
定している。
上記ケーブル2の外皮の先端部分を剥離して露
呈することとなつた各リード線21a,21b…
はその心線にコンタクトピン22a,…が圧着さ
れ、各コンタクトピン22a,…は後述する結合
ハウジングの対応する保持孔33a,…に挿入さ
れている。
上記金属フード1が組み込まれる結合ハウジン
グ3は合成樹脂で成形され、円板ブロツク状の絶
縁保持部31と該絶縁保持部31の周囲より下方
に延びる絶縁スリーブ部32とから成つている。
絶縁保持部31はコンタクトピン22a,…の
接触側(下部)を前方に突出した状態で該コンタ
クトピンを保持するための貫通した保持孔33
a,…を有しており、また絶縁保持部31の周囲
には絶縁スリーブ部32との間に金属フード1の
前部を受け入れるための環状凹部34が形成され
ている。該環状凹部34は絶縁スリーブ部の前端
(下端)縁の近傍にまで達している。そして上記
絶縁スリーブ部32の上端には周囲を四等分した
箇所に、上記金属フード1の突部11の受入れの
ための条溝35a,…が形成されている。また絶
縁保持部31の外周囲下部には、上記金属フード
1が環状凹部34内に挿入されたとき、係止片1
2が係止して金属フードの抜け止めをなす段部3
6が設けられている。また絶縁スリーブ部の内側
には、コンタクトピンを相手コネクタの対応する
コンタクトに結合させるべく、位置を自動的に定
められるように主位置決定用キー38、および補
助キー38′が設けられている。
なお、絶縁スリーブ部32の外周下端部に設け
られた突起37は、上記キーと同様に、該絶縁ス
リーブ部32が第3図の相手コネクタ(レセプタ
クル)4の受入環状溝41内に挿入された際、相
手コネクタのロツク片(図示せず)に係合して簡
易ロツクするためのものである。
本考案のコネクタの組立は次の要領で行う。
先ず、蓋部13を曲折する前の金属フード1
内に、端部の外皮が剥離されて外部シールド
2′と各リード線21a,…が露呈しかつ各リ
ード線の心線にコンタクトピン22a,…が圧
着されているケーブル2を貫通させる。
次に各コンタクトピン22a,…を、結合ハ
ウジング3の絶縁保持部31に設けられた対応
する保持孔33a,…に挿入する。かくして各
コンタクトピンは所定の保持孔で堅持される。
しかる後、絶縁ハウジング3の主位置決定用
キーに対するケーブル2の所望屈曲方向に金属
フードの蓋部13の曲折方向を一致させるよう
に金属フード1をまわす。そして金属フード1
の突部11が当該条溝35に入る位置で、金属
フード1の前部を結合ハウジングの環状凹部3
4内に挿入する。
金属フード1の前部が、環状凹部34の下端
にまで到達すると、係止片12が段部36にス
ナツプ的に係止し、金属フードはもはや結合ハ
ウジングからは抜け出ない。しかも金属フード
1の前部は、結合ハウジングの下端に露出する
ことはない。そのために、相手コネクタ4との
結合の際、相手コネクタをいためない。
次にケーブル2の外皮より露呈された外部シ
ールド2′を一箇所にまとめ、それを180度折り
返し第2図の如く各リード線21a…を90度に
屈曲させ、さらに金属フード1の蓋部13の首
部13′を90度屈曲させる。この際、蓋部13
の左右の係止突片13Aは、金属フード1の円
筒部の上部に設けられた係止突片孔15に係合
させて、該蓋部13を該円筒部に確実に固定さ
せておく。
次にケーブル固定部にて、180度折り返され
た外部シールド2′を含めてケーブルを圧潰す
る。これによりケーブルの外部シールドは金属
フードに電気的に接続されることになる。
かくして、リード線の結線部分そしてコンタ
クトピンは完全にシールドされる。
そして最後に、金型(図示せず)を用いて結
線部周辺を固めるために合成樹脂を充填して外
側ハウジング50(第1図参照)を成形して、
ケーブル付コネクタが完成する。さらにこのよ
うに組立てられた一体成形コネクタプラグは、
結合ハウジングの内面に金属フードが露呈して
いるので、相手コネクタレセプタクルの金属シ
ールド接触部と電気的に接続される。
上述の実施例では、絶縁ハウジングの環状凹部
の上部に設けられた条溝は、第2図において4箇
所となつているが、これに限定されることなく、
1箇所または任意の複数で円周を等分割した箇所
とすることもできる。
(3) 考案の効果 以上のように本考案によるならば、シールド用
の金属フードはコネクタのコンタクトの配列位置
には制限なく自由な角位置に設定できるので、コ
ネクタの結線時に所望の方向にケーブルを屈曲す
ることができる。その結果装置によつてコネクタ
におけるケーブルの取出し方向に異なる場合、何
ら設計の異なるコネクタに依らずともこれに対処
でき、コネクタの在庫種を少なくすることが可能
となる。また自由にケーブル取出し方向を定めた
設計を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の電気コネクタにケ
ーブルを結線した後に外側ハウジングを成形した
ものを示し、Aは一部破断正面図、Bは底面図、
第2図は第1図のものの外側ハウジング成形前に
おいて仮想的にコンタクトピンを結合ハウジング
から分離した状態で示す部分破断斜視図で、第3
図は第1図及び第2図のプラグが結合される相手
となるレセプタクルの斜視図である。 1……金属フード、11……突部、13,14
……屈曲部(13……蓋部、14……固定部)、
21a,21b……リード線、22a……コンタ
クト(ピン)、3……結合ハウジング、31……
絶縁保持部、32……絶縁スリーブ部、34……
環状凹部、35a……条溝、50……外側ハウジ
ング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンタクトの接触側を前方に突出せしめて保持
    する絶縁保持部及び該保持部の周囲より前方に延
    出し上記コンタクトの接触側先端よりも前方位置
    にまで達する円筒状の絶縁スリーブ部を有する合
    成樹脂製の結合ハウジングと、 絶縁保持部の前後に延びてコンタクトを包囲し
    結合ハウジングに同心状に取りつけられる円筒殻
    状の金属フードと、 コンタクトの結線側にリード線が結線された
    後、少なくとも該結線部分を含む、金属フードの
    内外部にわたり絶縁物質で充填成形されてなる外
    側ハウジングと、 を備えるものにおいて、 結線部分に対応する金属フードの後部には、ケ
    ーブルまたはリード線の該結線部分をL字状に屈
    曲案内する屈曲部を有し、 金属フードの前部の外周囲には1箇所もしくは
    等分割された複数箇所に突部が設けられ、 結合ハウジングには、絶縁保持部の背面に開口
    し前方に延びて上記金属フードの前部を挿入する
    ための環状凹部が形成され、 上記環状凹部には、各コンタクトが対応する相
    手コンタクトと結合される位置で、上記金属フー
    ドの前部が挿入された際に突部を案内する条溝が
    設けられている、 ことを特徴とする電気コネクタ。
JP3819485U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0212690Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3819485U JPH0212690Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JP3819485U JPH0212690Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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Publication Number Publication Date
JPS61156187U JPS61156187U (ja) 1986-09-27
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JP3819485U Expired JPH0212690Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105703117A (zh) * 2014-12-12 2016-06-22 第精工株式会社 电连接模块

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105703117A (zh) * 2014-12-12 2016-06-22 第精工株式会社 电连接模块
CN105703117B (zh) * 2014-12-12 2018-05-08 第一精工株式会社 电连接模块

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JPS61156187U (ja) 1986-09-27

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