JPS5953027B2 - ピペツト供給装置 - Google Patents

ピペツト供給装置

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JPS5953027B2
JPS5953027B2 JP8241976A JP8241976A JPS5953027B2 JP S5953027 B2 JPS5953027 B2 JP S5953027B2 JP 8241976 A JP8241976 A JP 8241976A JP 8241976 A JP8241976 A JP 8241976A JP S5953027 B2 JPS5953027 B2 JP S5953027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipette
culture
cells
guide groove
supply device
Prior art date
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Expired
Application number
JP8241976A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS539388A (en
Inventor
一郎 沢村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPS539388A publication Critical patent/JPS539388A/ja
Publication of JPS5953027B2 publication Critical patent/JPS5953027B2/ja
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は組織又は細胞の継代培養を行なう際に用いられ
るピペット供給装置に関するものである。
医学、生物学、薬学、農学などあらゆる分野において、
生体組織および細胞の培養技術は、細胞レベルでの研究
を行なうために不可欠な基礎実験技術である。
しかし生体組織および細胞の継代培養は技術的にむずか
しく、安定した培養株が得られなかった。
しかし最近になってふ卵器中でのガス培養の技術、すな
わち特定のガス雰囲気中における培養技術の普及に伴い
、例えば肝臓、神経系、脳下垂体などの従来は困難とさ
れていた特殊細胞でさえ継代培養が可能になって来てい
る。
このような現在性なわれている細胞の手法の要点を次に
述べる。
まず継代培養を行なうためにはペトリデイシュ等培養容
器に所定の細胞数の細胞を培養液にて希釈し、所定の雰
囲気に保たれたふ卵器の中で静置培養する。
これを所定時間経過後に培養状態をチェックするために
、ふ卵器より所定の培養容器を取出し、顕微鏡により細
胞増殖の度合いを検鏡する。
そしてこれによって目的とする細胞が所定の容器一杯に
増殖していることが確認されると、これを無菌状態のク
リーンベンチに移し、培養容器中の培養液をピペットで
吸引し廃棄し、容器中に残った細胞を緩衝液を注入する
ことによって洗浄し、この洗浄に使用した緩衝液は再び
吸引廃棄する。
次に培養容器の床面に着床し増殖した細胞を培養容器よ
り遊離させるためにトリプシン等の酵素を注入し、数分
間放置して、これを廃棄する。
更に数分間放置した後、培養液を注入する。
この培養液はトリプシンの働きを停止する作用がある。
培養液を注入した後に攪拌した上で遠心管に移し、遠心
分離を行なう。
この遠心分離したものの上清液を吸引し廃棄する。
次に培養液を注入し攪拌して細胞を再浮遊させ、再浮遊
した細胞浮遊液を定量ずつあらたな培養容器に分注し、
さらに所定の濃度になるように培養液を注入する。
このようにして希釈分注操作が終了した培養容器はクリ
ーンベンチより取出され、所定の雰囲気に保たれたふ卵
器の中へ移し静置し、再び培養を進行させる。
しかしながら以上説明した手法においては次のような欠
点を有する。
その一つは顕微鏡によって組織または細胞の増殖状態を
チェックするためには、培養容器をふ卵器よりしばしば
外気中に取出す必要がある。
そのため所定のガス雰囲気、温度、湿度等の環境条件下
から外気中に取出されることによって培養条件が急変し
、したがって培養組織または細胞に微妙な変化をきたす
ことがある。
又外気にふれるために雑菌によるコンタミネーションを
受けやすい。
このように環境条件の変化による影響と雑菌の混入等の
直接的な影響を受けることになる。
次に顕微鏡観察の結果にもとづいて、テクニシャンが前
述のような継代培養操作をクリーンベンチの中で手作業
にて行なうために、テクニシャンの継代培養操作におい
て組織または細胞に対する直接の影響が生ずる。
つまりこのような従来性なわれている継代培養操作では
一定の条件のもとての標準化された培養が行ない得ない
ことを示している。
また培養された組織または細胞が、テクニシャンの経験
並びに技能に左右されることになる。
従って培養技術自体の標準化、統一化が困難であること
を意味している。
このために同一テーマの研究を行なった場合でも研究者
によって全く逆の結論が得られるようなこともしばしば
見聞される。
更にこれら培養技術を備えたテクニシャンの養成にはか
なりの時間が必要とされているために要員の絶対数が不
足し、研究者が本来の研究に全力を傾注できずに、枝葉
の培養技術にかなりの精力を費やさなければならないの
が実情である。
以上のことから、従来の手法による外気のコンタミネー
ションを防止し、人為的操作による影響をとりのぞき、
さらに継代培養における各操作の標準化、統一化をはか
ることによって標準化された組織または細胞の継代培養
を自動的に行なうことを目的とした自動培養装置の開発
が行なわれている。
このような自動培養装置において、前述の培養液を培養
容器に注入したり、培養容器中の浮遊状態の細胞を他の
容器に分注する等の操作には、ピペットが用いられ、こ
のピペットの先端を培養液等の液中に挿入して吸引又は
排出を行なうことにより分注等の操作がなされる。
この場合ピペットは一度使用すると、その先端部は液に
て汚染される。
そのためにピペットは使用する度ごとに洗浄した上で、
再び使用しなければならず、自動培養装置における分注
操作等を能率的に行なう意味から不便である。
更に自動培養装置の分注器等に複雑な機構のピペットを
洗浄するための洗浄装置を設置しなければならず、自動
培養装置全体も複雑な構造にならざるを得ない上に汚染
が全くないように洗浄することは極めて困難なことであ
る。
以上のことからピペットを使用するたびごとに使用して
汚染されたピペットを捨て新たなピペットを使用する方
法が考えられる。
そのために例えば第1図に示すような構造のピペット即
ち、ピペット1の上部内壁1aをテーパー状となし、図
示してないがこのテーパー状の部分1aに丁度嵌合され
る同様のテーパー状の外周面を有するピペット取付具に
嵌着せしめて、ピペットを使用し、使□用後は嵌合され
た部分よりピペットをはずして廃棄するようにしたもの
が考えられる。
本発明は数多くの着脱が可能なピペットを保管し、ピペ
ット取付具にこれを供給するためのピペット供給装置を
提供するものである。
以下図示された一実施例にもとすき本発明のピペット供
給装置の内容を説明すると、第2図において、11は固
定台で、第3図に示すような形状の案内溝11aが形成
されている。
つまりこの案内溝11aの巾d1はピペット1の先端の
小径部分1bの外径よりも僅かに大であって、又ピペッ
ト1の上部大径部分1Cの外径よりも小さい巾に設定さ
れている。
したがってこの案内溝11aに第1図に示すような形状
のピペット1を挿入した場合には、第2図に示されてい
るようにピペットに形成された段部が固定台11に支持
される。
又この案内溝11aの下方は巾広に形成されていて、第
2図に示すように溝内にピペットを挿入して支持した場
合に、ピペットの先の部分が固定台11に触れないよう
になっている。
又この案内溝11aの一端にはピペット径より大きい径
のピペット落下用の孔11bが形成されている。
12は固定台11の上面に配置され回転軸13に固定さ
れこれと共に回動し得るように構成された円板状の回転
ホルダーで、第4図に示すように放射状に形成された複
数個の溝12aが形成されている。
この溝12aの巾d2はピペット1の大径部分1Cの径
とほぼ等しく設定されている。
14はモーターでその軸14aは回転軸13にピン15
を用いて着脱自在に結合されている。
以上説明したような構造の本発明ピペット供給装置の回
転ホルダー12の溝12aが形成された個所に夫々ピペ
ット1をその先が固定台11の案内溝11aに挿入され
配置しである。
この状態で回転軸13をモーター14の回転軸14aと
結合せしめる。
即ち第2図に示すように配置する。この状態にてモータ
ー14を駆動せしめ回転軸13を回転させれば、このモ
ーターの回転と共に回転ホルダー12か゛回転し、この
回転ホルダー12の溝12aによりピペット1は案内溝
11aに沿って移動させられる。
この回転を矢印方向にすれば第3図の符号Aにて示す位
置にあったピペット1は固定台11の案内溝11aに沿
って移動し、ピペット落下用の孔11bに達する。
ここで前述のようにピペット落下用の孔11bはピペッ
ト1の大径部分1Cの外径よりも大きい直径を有する孔
になっているために、これまで案内溝11aの縁により
保持されていたピペット1はこの孔より落下する。
ここで図示してないがこの孔の下に適宜なピペット受取
機構を配置し、これにより落下して来るピペットを受取
って、前述したピペット取付具に固定して、分注その他
のためにピペットを使用すればよい。
このように符号Aにあったピペット1がピペット落下用
の孔11bに達し落下した時には図面より明らかなよう
に符号Bの位置にあるピペットは符号Aの位置に、符号
Cの位置にあるピペットは符号Bの位置に順次達する。
次に先に供給したピペットを使用し捨て、次の新たなピ
ペットを必要とする時、再びモーター14を回転せしめ
、最初にBの位置にあったピペットで、既にAに示す位
置に移動していたピペットは更に固定台11に形成され
た案内溝11aに沿って移動し、前回同様にこのピペッ
トがピペット落下用の孔11bに達するのでピペットは
落下する。
このようにピペットを使用し廃棄するごとにモーター1
4の働きにより回転ホルダー12を各溝12a間の間隔
だけ回動させ、順次ピペットを移動させては落下せしめ
、供給して行く。
このようにして、配置されたピペットのすべて即ち、図
示した実施例の場合には7個のピペットを供給し終えた
後は、回転ホルダー12を元の状態に戻して、図示した
ように新たなピペットを配置すれば良い。
尚このような構造の装置(固定台11.回転ホルダ=1
2、回転軸13が一体に組合わされたもの)で、ピペッ
トを配置したものを数多く用意しておいて、すべてのピ
ペットを供給した後にピン15を抜いて装置をモーター
14の軸14aより取外し、新たな装置と交換して使用
するようにしても良い。
又回転ホルダー12に形成した溝の数は図示されたもの
に限ることはない。
以上説明したように、本発明ピペット供給装置は、単に
回転ホルダーを回動するのみの簡単な操作にて、装置に
保管されているピペットを順次供給し得るものである。
しかもピペットは装置に保管されている間は無論のこと
、供給のために移動する間も特にその先端は他の物に触
れることがないので汚染される恐れは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図はピペットの構造の一例を示す断面図、第2図は
本発明のピペット供給装置の断面図、第3図は第2図に
おけるIII −III線断面図、第4図は同じ<IV
−IV線断面図である。 11・・・・・・固定台、12・・・・・・回転ホルダ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端にピペット落下用の孔を有する案内溝を設けた
    固定台と、放射状に形成された多数の溝を有し上記固定
    台上に回転し得るように配置された回転ホルダーとを備
    え、その先端が上記固定台の案内溝に挿入されるように
    上記回転ホルダーの各溝にピペットを挿入し保管すると
    共に上記回転ホルダーを回動させることによりピペット
    を案内溝に沿って移動させ上記ピペット落下用の孔より
    順次落下せしめるようにしたピペット供給装置。
JP8241976A 1976-07-10 1976-07-10 ピペツト供給装置 Expired JPS5953027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241976A JPS5953027B2 (ja) 1976-07-10 1976-07-10 ピペツト供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241976A JPS5953027B2 (ja) 1976-07-10 1976-07-10 ピペツト供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS539388A JPS539388A (en) 1978-01-27
JPS5953027B2 true JPS5953027B2 (ja) 1984-12-22

Family

ID=13774059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8241976A Expired JPS5953027B2 (ja) 1976-07-10 1976-07-10 ピペツト供給装置

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JP (1) JPS5953027B2 (ja)

Also Published As

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JPS539388A (en) 1978-01-27

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