JPS5952328A - 電池式卓上電子計算機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は電池を電源とした電池式卓上電子計算機に関
し、特に該電池の着脱に係わって自動的に初期化される
電子計’ｎ−機に関する。

〔発明の技術的背景〕

近年、電池を′ｅＬ源とした電池式卓上電子計算機にお
いても、常に電源投入状態としておいて計算結果等を記
憶、保持できるようにしたものがでてきている。したが
ってこの棟の電子計算機では、上記電池を交換した際に
必然的に生じる演算処理装置（メモリ等も内蔵している
）の不安定状態を回避してこれを確実に初期化できるよ
うにすることか必要であり、通常は別途にリセットスイ
ッチが設けられる。すなわちこのような電子計算機は、
このリセットスイッチが操作されることによって上記演
算処理装置が強制的に初期化されるよう構成されている
。

〔背景技術の問題点〕

上述のように、リセットスイッチによって演算処理装置
を確実に初期化することはできるが、上述した従来の電
池式卓上電子計算機において　゛はこのリセットスイッ
チが該電子計算機の操作パネル而またはケース面に配設
されていたことから誤って操作されてしまうという危険
性があった。このようにリセットスイッチが誤って操作
された場合には、計算結果か正しく得られなかったり、
それまで保持されていた記憶データが無効となってしま
ったりして大きな不便を被ることになる。

〔発明の目的〕

この発明は上記実情に鑑みてなされたもので、電池交換
直後における演算処理装置の内部状態不定時にのみ該演
算処理装置を確実に初期化できて、通常使用時における
不用意な演算処理装置の初期化を防止することができる
゛電池式卓上電子計算機を提供す兎ことを目的とする。

〔発明の概要〕

すなわちこの発明は、前記リセットスイッチを電池の着
脱に係わって連動するようにし、該電子計算機のケース
面からはこのリセットスイッチが操作できないようにし
たものである。例えは、′（５）池を着脱する除に開放
されるケースの一部（いわゆる電池収納部のフタ）また
は電池自体を取り外１−際にこれと連動して演算処理装
置に初期化信号を与え、交換電池を所定の収納部へ収納
した際、または該電池の収納が済んで上記フタを閉じた
除に上記初期化信号を解除するようなリセットスイッチ
を設けることにより、必要時にのみ、しかも自動的に上
記演算処理装置を初期化することができる。勿論、通常
使用時に誤操作されることもない。

なお、上記リセットスイッチを電池の着脱に直接連動さ
せる場合には、電池とこの電極とが電気的に導通状態を
保ち得る範囲＜１池の着脱にかかる移動範囲）内で上述
した初期化信号の授与およびこの解除が行なわれるよう
にすればよい。

〔−明０実′罰 以下、この発明にかかる電池式卓上電子計算機を添附図
面に示す実施例にしたがって詳細に説明する。

第１図はこの発明にかかる電池式卓上電子計算機の電気
的な接続態様を示すブロック図である。　　　′ すなわちこの電子計算機は、操作パネルに配設されて種
々の入力データや命令を与えるキーホード１、内部にデ
ータメモリやプログラムメモリを内蔵してキーボード１
から与えられる上記入力データおよび命令に基づいた種
々の演算やデータ記憶を実行する演算処理装置２、例え
ば液晶表示によってキーボード１の置数値や演算処理装
置２の記憶値、演算結果等を表示する表示器３、負極電
流供給線６および正極電流供給線７を介して演算処理装
置２や表示器３に所定の電流を供給する電池４、閉成す
ることにより初期化信号供給線８を介して演算処理装置
２のリセット端子Ｒに初期化信号（すなわち負極電流）
を与えるリセットスイッチ５により構成されており、こ
のリセットスイッチ５が開放されている条件で上記演算
処理装置２に計算機としての上述した所与の動作を実行
させ、リセットスイッチ５が閉成されると無条件に上記
演算処理装置２を初期化して計算機としての機能を停止
するよう動作する１、勿論、この後上記リセットスイッ
チ５が開放されれば直ちに計算機として機能する。

第２図はこの発明にかかる電池式卓上電子計算機の一実
施例についてこの電池収納部の構造を示すものである。

。 すなわち第２図において、４は収納された電池、１１は
該電子計算機のケース、１２は電池収納部のフタ、１３
はこのフタ１２を図中矢印の如（スライドさせるようケ
ース１１に該フタ１２の側部形状に係合する形状で形成
された溝、１４はこの発明の主要部を構成するものであ
って上記フタ１２の先端の一部に形成される突起部（材
質は電気的な絶縁物が好ましい）、１５はフタ１２のス
トッパーともなる電池収納部の一内壁、１６はこの内壁
１５の上記突起部１４に対向する位置に設けられた孔を
それぞれ示ｊ、特に突起部１４は、フタ１２が上記内壁
１５に当接するよう完全に閉じられたときに、この孔１
６を通して後述する電気接片を押圧するに十分な長さを
有して形成されているとする。

また第３図は、第２図に示したこの発明の実施例計算機
の図中Ａ　−Ａ’線に沿った拡大断面図であり、以下こ
の断面図を参照して該実施例計算機の機能を説明する。

ただし第３図において、５ａはリセットスイッチ５（第
１図参照）を構成する電気接片、６ａは負極電流供給線
６（第１図参照）に電気的に接続されている負極ｔ＝、
７ａは正極電流供給線７（第１図参照）に電気的に接続
されている正極電極、８ａは初期化信号供給線８（第１
図参照）に電気的に接続されているスイッチング電極で
あり、上述した負極電流供給線６、正極電流供給線７お
よび初期化信号供給線８はそれぞれ第１図に示した態様
で演算処理装置２や表示器３に接続されているとする。

また、上記電気接片５ａは良導電性の弾性材料な板バネ
状に加工したものであって、その一端がビス等により上
記負極電流供給線６に電気的に接続されるとともにケー
ス１１に固定されており、フタ１２が同図に示すように
閉め切られていないときにはそのバネ性によって他端の
接点部分が上記スイッチング電極８ａと電気的に接続さ
れ、フタ１２が閉め切られたときには該フタ１２の突　
　゛起部１４により押圧されて上記接点部分の上記スイ
ッチング電極８ａとの電気的接続が絶たれるようになっ
ている。すなわちこ、の実施例においては、実質的にこ
の電気接片５ａと上記突起部１４を含むフタ１２とによ
って前述したリセットスイッチ５を形成している。

さてこの実施例計算機において、電池交換の必要が生じ
、フタ１２をスライドさせたとすると、同第３図に示す
ように負極電流供給線６に電気的に接続されている電気
接片５ａと初期化信号供給線８のスイッチング電極８ａ
とが電気的に４篇状態となり、演算処理装置２（第１図
参照）のリセット端子Ｒに負極電流すなわち初期化信号
が印加される。これにより演算処理装置２は初期化され
て一定の状態となり、該実施例計算様は計算機としての
機能を一時停止する。

また、電池４の交換が済んで上記フタ１２を閉め切った
とすると、今度は上記電気接片５ａとスイッチング電極
８ａとの導通状態が絶たれて演算処理装置２の初期化も
解除される。これにより演算処理袋ｗ２はキーボード１
から加えられるデータおよび命令に基づいて演算やデー
タ記憶を実行し得る状態となり、該実施例計算機は計算
機として有効に機能する。

このように、上述した実施例によれは、演算処理装置２
の初期化を必要とするときにのみこれを確実に行なうこ
とができ、決して通常使用時に誤操作されることはない
。また、上記初期化が電池交換の操作に伴なって自動的
に達成されるため、操作性も大幅に向上される。

ところで、上述した実施例は、電池収納部のフタを媒体
として演算処理装置を初期化するようにしたものである
か、交換する電池自体を媒体として演算処理装置を初期
化するようにすることもできる。この場合の実施例を第
４図および第５図に示す。ただし、第４図はこの場合の
実施例計算機の電池収納部の構造を示す平面図、また第
５図は第４図中のＢ　−Ｂ’線に宿った拡大断面図であ
る。

すなわちこれら第４図および第５図において、２１は該
電子計算機のケース、２２は電池収納部のフタ、２３は
電池収納部の底壁、２４は該底壁２３のほぼ中央部に設
けられた孔、２５は改札２４を通して突出し電池４の脱
着に伴なって第５図中の矢印の如く伸縮する突起部（材
質は電気的な絶縁物が好ましい）、２６は該突起部２５
の伸縮に供するバネ、また５ｂは上記突起部２５に固層
されてリセットスイッチ５（第１図参照）を構成する電
気接片、６ｂは負極電流供給線６（第１図参照）に電気
的に接続されている負極電極、６ｃは同じく負極電流供
給ａ６に電気的に接続されているスイッチング電極、７
ｂは正極電流供給線７（第１図参照）に電気的に接続さ
れている負極電極、８ｂは初期化信号供給線８（第１図
参照）に電気的に接続されているスイッチング電極であ
り、上述した負極電流供給線６、正極電流供給線７およ
び初期化信号供給線８も先の実施例同様、それぞれ第１
図に示した態様で演算処理装置２や表示器３に接続され
ているとする。

さてこの実施例において、上記電気接片５ｂは良導電性
の金属片であって、上記バネ２６により常時押し上げら
れ、電池４が第５図に示すように収納部から外されてい
るとぎには上記負極電流供給線６のスイッチング電極６
Ｃと初期化信号供給線８のスイッチング電極８ｂとを電
気的に導通状態とし、また電池４が収納部に収め切られ
たとぎには上記突起部２５とともに押し下げられて上記
スイッチング電極６Ｃとスイッチング成極８ｂとの導通
を絶つようになっている。すなわちこの実施例において
は、実質的にこの電気接片５ｂと上記突起部２５と電池
４自体とによって前述したリセットスイッチ５を形成し
ている。したがってこの実施例の場合、上記突起部２５
のストローク長と負および正極電極６ｂおよび７ｂの長
さとの兼ね合いを適宜に調節して、電池４を着脱する際
に該電池４とこれら電極６ｂおよび７ｂとか電気的に導
通状態を保ち得る範囲内で電気接片５ｂによる上述した
スイッチングか行なわれるようにすれは、先の第２図お
よび第３図に示した実施例の場合と同様、必要時にのみ
、しかも自動的に演算処理装置２を初期化することがで
きる。勿論この場合も　上述したリセットスイッチが通
常使用時に誤操作されることはない。

なお、これらの実施例においては、電池として一般的な
乾電池を用いる・電子計算機を例にとって説明したが、
他の例えは水銀電池を用いるタイプの電子計算機につい
ても同様にこの発明を適用することができる。要は、電
池を交換する際に必ず着脱される部品と連動して開放ま
たは閉成されるリセットスイッチを設け、このリセット
スイッチの開放または閉成に基づいて演算処理装置を初
期化する構成でさえあれば、上述した実施例に限らない
いかなる構成であってもよい。

〔発明の効果〕

この発明にかかる電池式卓上電子計算機によれば、電池
交換時における演算処理装置の内部状態不安定時にのみ
該演算処理装置を有効に初期化することができ、通常使
用時に不用意に初期化されることはない。また、この演
算処理装置の初期化が電池交換の操作に伴なって自動的
に達成されろため、操作性も大幅に向上される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる電池式卓上電子側算機の電気
的な接続態様を示すブロック図、第２図はとの発明にか
かる電池式卓上電子計算機の一実施例を示す斜視図、第
３図は第２図に示した実施例計算機の主要部構造を示す
断面図、第４図はこの発明にかかる電池式卓上電子計算
機の他の実施例を示す平面図、第５図は第４図に示した
実施例計算機の主要部構造を示す断面図である。 １・・・キーボード、２・・・演算処理装置、３・・・
表示器、４・・・電池、５・・・リセットスイッチ、６
・・・負極電流供給線、７・・・正極電流供給線、８・
・・初期化信号供給線、１１．２１・・・ケース、１２
．２２・・・フタ、１４．２５・・・突起部、２６・・
・バネ、５ａ・・・電気接片１、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　電池と該電池を電源とする演算処理装置とを
   所定のケースに内蔵した電池式卓上電子計算機において
   、前記電池の着脱に係わって連動するリセットスイッチ
   を設け、前記電池を前記ケースから取り外す操作に基つ
   いて前記演算処理装置を自動的に初期化するようにした
   ことを特徴とする電池式卓上電子計算機。
2. （２）前記リセットスイッチは、前記電池を着脱する際
   に開放される前記ケースの一部と連動する特許請求の範
   囲第（１１項記載の電池式卓上電子計算機。
3. （３）前記リセットスイッチは、前記電池の着脱に直接
   連動する特許請求の範囲第（１）項記載の′１池代車上
   電子計算機。