JPS595205Y2 - 流体圧シリンダ装置 - Google Patents

流体圧シリンダ装置

Info

Publication number
JPS595205Y2
JPS595205Y2 JP10268978U JP10268978U JPS595205Y2 JP S595205 Y2 JPS595205 Y2 JP S595205Y2 JP 10268978 U JP10268978 U JP 10268978U JP 10268978 U JP10268978 U JP 10268978U JP S595205 Y2 JPS595205 Y2 JP S595205Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
piston
cylinder
small
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10268978U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5519871U (ja
Inventor
彰 光野
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鐵工所 filed Critical 株式会社新潟鐵工所
Priority to JP10268978U priority Critical patent/JPS595205Y2/ja
Publication of JPS5519871U publication Critical patent/JPS5519871U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595205Y2 publication Critical patent/JPS595205Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ピストンロッドがシリンダ内に退入する際
のその当初における作用力を必要に応じて増大させ得る
ようにした流体圧シリンダ装置に関する。
例えば射出成形機のトグル式型締機構に用いられる従来
の流体圧シリンダ装置としては、一例として第1図に示
すように構成されたものが知られている。
すなわち、シリンダ1の一端側に設けられたポート2か
ら油が圧入されると、ピストン3がロッド側すなわち矢
印X方向に摺動されてピストンロッド4がシリンダ1か
ら突出され、これによりピストンロッド4の先端に連結
された図示しないトグルリンクが伸び切って型締めが行
なわれ、他方シリンダ1の他端側に設けられたポート5
から油が圧入されると、ピストン3がヘッド側すなわち
矢印Y方向に摺動されてピストンロッド4がシリンダ1
内に退入され、これにより前記トグルリンクが折れ曲が
って型が開かれるようになされている。
ところで、成形機の型締機構にあっては、一般に型開閉
動作が連動的であること、また型締め完了時には成形機
の大きさに見合った型締力が得られること等が要求され
る。
しかるに、上記した従来の流体圧シリンダ装置にあって
は、シリンダ1の内径D1を得るべき型締力の大きさに
見合う寸法になるように設計することにより、成形機の
大きさに見合った型締力を得ることができるが、一方型
間力の大きさがシリンダ1の内径D1とピストンロッド
4の直径D2との差に相当するピストン3の受圧面積に
よって定まるから、型開力が型締力に比べてかなり小さ
くなり、この結果成形条件によって例えばより強力な型
開力を必要とするような場合には、型開力が不足して金
型をスムーズに開くことができず、極端な場合には金型
を開くことができない場合があるという欠点があった。
なお、シリンダ1に圧入される油の圧力を減圧弁によっ
て制御することにより、型締力はそのままで型開力のみ
を増大させる方法が考えられるが、この場合ジャンピン
グ現象等の関係で型締めと減圧のタイミング調整が極め
て難しく、この結果規定以上の型締力が発生してタイバ
ーや金型を破損する場合があるという問題があった。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、中径中空
部を有する中径シリンダの左右の端部に、小径中空部を
有する小径シリンダと大径中空部を有しかつ上記小径シ
リンダよりも短く形成された大径シリンダどを同軸的に
連設し、上記小径シリンダのヘッド側の端部と上記大径
シリンダのロッド側の端部にヘッドカバーとロッドカバ
ーを取り付けるとともに、上記小径シリンダのヘッド側
の端部及び大径シリンダのヘッド側の端部とロッド側の
端部に作動流体のポートをそれぞれ設け、上記小径シリ
ンダの小径中空部には小径ピストンを挿入する一方、上
記中径シリンダの中径中空部と大径シリンダの大径中空
部内に上記小径ピストンを中径中空部内においてヘッド
側に押圧する補助ピストン部と大径ピストン本体とを有
しかつ上記補助ピストン部のヘッド側から上記大径ピス
トン本体のロッド側にかけて作動流体の通路が形成され
た大径ピストンを、上記補助ピストン部を上記中径中空
部に、また上記大径ピストン本体を上記大径中空部にそ
れぞれ挿入して設け、上記中空部に上記小径ピストンよ
りも径の小さいピストンロッドを上記ロッドカバーと上
記大径ピストンを移動自在に貫通しかつ一端を上記小径
ビス1−ンに固定して挿入するように構成したものであ
って、減圧弁を用いることなく、ピストンロッドがシリ
ンダから突出する際の作用力は常に設計通りのままで、
ピストンロッドがシリンダ内に退入する際そのピストン
ロッドが必要とする作用力を増大させることができる流
体圧シリンダ装置を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例について第2図を参照して説
明する。
図中10はシリンダで、小径中空部11を有する小径シ
リンダ12のロッド側に中径中空部13を有する中径シ
リンダ14を同軸的に連設するとともに、この中径シリ
ンダ14のロッド側に大径中空部15を有しかつ上記小
径シリンダ12よりも短く形成された大径シリンダ16
を同軸的に連設してなるものであって、その大径シリン
ダ16のヘッド側にはポートBが形成されている。
このシリンダ10のヘッド側にはポー)Aを有する一\
ツドカバー17がボルト1Bによって取り付けられてい
る。
また、このシリンダ10のロッド側にはポートC及び通
路19を有するロッドカバー20が配設されており、そ
してこのロッドカバー20とともに前記シリンダ10は
ボルト21によってプレート22に取り付けられている
このプレート22はボルト23によってフレーム24に
取り付けられている。
前記小径シリンダ12の中空部11には小径ビスI・ン
25が摺動可能に嵌合されている。
このピストン25にはこれより小径のピストンロッド2
6が一体的に形成されている。
このピストンロッド26は、前記ロッドカバー20、前
記プレート22、このプレート22に嵌合されたガイド
リング27、及び前記フレーム24を順次摺動可能に貫
通して外部に適宜に突出されており、そしてこの突出端
には図示しないトグルリンクが連結されている。
前記ピストンロッド26には大径ピストン28が相対摺
動可能に嵌合されている。
この大径ピストン28は、前記大径シリンダ16の中空
部15に摺動可能に嵌合された大径ピストン本体29と
、前記中径シリンダ14の中空部13に摺動可能に嵌合
され上記小径ピストン25を中径中空部13内において
ヘッド側に押圧する補助ピストン部30とからなるもの
であって、その大径ピストン本体29のロッド側には前
記ピストンロッド26に相対摺動可能に嵌合されたシー
ル部材31がボルト32によって取り付けられている。
また、この大径ピストン28には、そのヘッド側端面と
そのロッド側端面とを連通ずる通路33が形成されてい
る。
次に、上記構成装置の作用について説明する。
第2図の2点鎖線は小径ピストン25と大径ピストン2
8が最大限にヘッド側に移動した状態を示すもので、こ
の状態において、ポートA、Bから油や空気等の作動流
体が圧入されると、小径ピストン25及び大径ピストン
28がともにロッド側すなわち矢印X方向に摺動され、
同時に小径シリンダ12のロッド側の中空部11内の作
動流体が大径ピストン28の通路33、大径シリンダ1
6のロッド側の中空部15及びロッドカバー20の通路
19を順次通って大径シリンダ16のロッド側の中空部
15内の作動流体とともにロッドカバー20の通路19
を通ってポートCから排出される。
そして大径ピストン28はそのシール部材31をロッド
カバー20に当接させて停止し、また小径ピストン25
はそのロッド側端面を大径ピストン28のヘッド側端面
に当接させて停止する(第2図実線参照)。
これによりピストンロッド26がシリンダ10から突出
されて、このピストンロッド26の先端に連結された図
示しないトグルリンクが伸び切って型締めが行なわれる
なお、この型締めの状態において、大径ピストン28に
加わっている油圧はこの大径ピストン28を矢印X方向
に押してそのシール部材31をロッドカバー20に押圧
させているだけで小径ピストン25及びピストンロッド
26には何ら作用しておらず、従ってピストンロッド2
6に作用している力は小径ピストン25に加わっている
油圧によって決まるから、小径シリンダ12の内径D1
を得るべき型締力の大きさに見合う寸法になるように設
計することにより、成形機の大きさに見合った設計通り
の型締力を常に得ることができる。
第2図の実線は上記作動によって小径ピストン25と大
径ピストン28がロッド側に移動し終った状態を示すも
ので、この状態においてポートCからロッドカバー20
の通路19に作動流体が圧入されると、作動流体の一部
は、大径シリンダ16のロッド側の中空部15及び大径
ピストン2Bの通路33を通って小径ピストン25に圧
力を及ぼし、小径ピストン25をピストンロッド26と
一緒にヘッド側、すなわち第2図の矢印Y方向に移動さ
せる。
この時、小径シリンダ12のヘッド側の中空部11内の
作動流体はポートAから排出される。
また、ポートCからロッドカバー20の通路に圧入され
た流動流体の他の一部は、大径ピストン2BをY方向に
移動させる。
この大径ピストン28のY方向の移動によって大径中空
部15の一ツド側の作動流体はサポートBから排出され
る。
上記において、ピストンロッド26をヘッド側に移動さ
せる力Fは次式によって表わされる。
p= (S、十82) p 但し、Sl;小径シリンダ12の内径D1とピストンロ
ッド26の直径D2との差に相当する小径ピストン25
の受圧面積。
S2;大径シリンダ16の内径D3と中径シリンダ14
の内径D4との差に相当する大径ピストン2Bの受圧面
積。
p;作動流体の単位面積当りの圧力。
上記作動によってトグルリンクが折り曲がり型開きがな
されるが、ピストンロッド26の退入力Fは上式のよう
に十分大きいので、型開きが円滑に行われることになる
上記のようにして大径ピストン28がヘッド側に移動し
終ると、ポートCから圧入されたすべての作動流体が小
径ピストン25の押圧に作用し、上記S1とpの積によ
って表わされる比較的弱い力で小径ピストン25をヘッ
ド側に移動させる。
この時の小径ピストン25の移動は早送りとなり、型開
きを迅速に行う。
なお、小径ピストン25のストロークは図示しないトグ
ルリンクを折れ曲がった状態と伸び切った状態とに択一
的に切り換え得る程度に設定する必要があるが、大径ピ
ストン2Bのストロークは型開時の初期の段階において
ピストンロッド26ヲシリンダ10内に適宜に退入させ
得る程度であればよく、あまり長くする必要はない。
また、上記実施例においては、この考案を射出成形機の
トグル式型締機構に適用した場合について説明したが、
これに限られることなく、ピストンロッドがシリンダ内
に退入する際のその当初における作用力を必要に応じて
増大させる必要がある他の装置にも幅広く適用すること
ができる。
以上説明したように、この考案の流体圧シリンダ装置は
、中径中空部を有する中径シリンダの左右の端部に、小
径中空部を有する小径シリンダと大径中空部を有しかつ
上記小径シリンダよりも短く形成された大径シリンダと
が同軸的に連設され、上記小径シリンダのヘッド側の端
部と上記大径シリンダのロッド側の端部にヘッドカバー
とロッドカバーが取り付けられるとともに、上記小径シ
リンダのヘッド側の端部及び大径シリンダのヘッド側の
端部とロッド側の端部に作動流体のポートがそれぞれ設
けられ、上記小径シリンダの小径中空部には小径ピスト
ンが挿入される一方、上記中径シリンダの中径中空部と
大径シリンダの大径中空部内に、上記小径ピストンを中
径中空部内においてヘッド側に押圧する補助ピストン部
と大径ピストン本体とを有しかつ上記補助ピストン部の
ヘッド側から上記大径ピストン本体のロッド側にかけて
作動流体の通路が形成された大径ピストンが、上記補助
ピストン部を上記中径中空部に、また上記大径ピストン
本体を上記大径中空部にそれぞれ挿入して設けられ、上
記中空部に上記小径ピストンよりも径の小さいピストン
ロッドが上記ロッドカバーと上記大径ピストンを移動自
在に貫通しかつ一端を上記小径ピストンに固定して挿入
された構成となっており、ポートA、Bから作動流体を
圧入した時には通常のシリンダ装置と同様にピストンロ
ッドがシリンダから外方に突出して所定の仕事をなす一
方、ポートCから作動流体を圧入した場合には、ピスト
ンロッドは、まず大径ピスト・ンの作用によって強い力
でシリンダ内に退入した後、弱い力で迅速にシリンダ内
に退入するので、これを例えば射出成形機のトグル式型
締機構に適用して、型締め型開きを円滑になすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の流体圧シリンダ装置の一例を示す縦断側
面図、第2図はこの考案による流体圧シリンダ装置の一
実施例を示す縦断側面図である。 10・・・・・・シリンダ、11・・・・・・小径中空
部、15・・・・・・大径中空部、25・・・・・・小
径ピストン、26・・・・・・ピストンロッド、28・
・・・・・大径ピストン、33・・・・・・通路、A。 B、 C・・・・・・ポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中径中空部13を有する中径シリンダ14の左右の端部
    に、小径中空部11を有する小径シリンダ12と大径中
    空部15を有しかつ上記小径シリンダ12よりも短く形
    成された大径シリンダ16とが同軸的に連設され、上記
    小径シリンダ12のヘッド側の端部と上記大径シリンダ
    16のロッド側の端部にヘッドカバー17とロッドカバ
    ー20が取り付けられるとともに、上記小径シリンダ1
    2のヘッド側の端部及び大径シリンダ16のヘッド側の
    端部とロッド側の端部に作動流体のポー)A、 B、
    Cがそれぞれ設けられ、上記小径シリンダ12の小
    径中空部11には小径ピストン25が挿入される一方、
    上記中径シリンダ14の中径中空部13と大径シリンダ
    16の大径中空部15内に、上記小径ピストン25を中
    径中空部13内においてヘッド側に押圧する補助ピスト
    ン部30と大径ピストン本体29とを有しかつ上記補助
    ピストン部30のヘッド側から上記大径ピストン本体2
    9のロッド側にかけて作動流体の通路33が形成された
    大径ピストン2Bが、上記補助ピストン部30を上記中
    径中空部13に、また上記大径ピストン本体29を上記
    大径中空部15にそれぞれ挿入して設けられ、上記中空
    部11、13.15に上記小径ピストン25よりも径の
    小さいピストンロッド26が上記ロッドカバー20と上
    記大径ピストン28を移動自在に貫通しかつ一端を上記
    小径ピストン25に固定して挿入されて戒ることを特徴
    とする流体圧シリンダ装置。
JP10268978U 1978-07-26 1978-07-26 流体圧シリンダ装置 Expired JPS595205Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268978U JPS595205Y2 (ja) 1978-07-26 1978-07-26 流体圧シリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10268978U JPS595205Y2 (ja) 1978-07-26 1978-07-26 流体圧シリンダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5519871U JPS5519871U (ja) 1980-02-07
JPS595205Y2 true JPS595205Y2 (ja) 1984-02-16

Family

ID=29042509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10268978U Expired JPS595205Y2 (ja) 1978-07-26 1978-07-26 流体圧シリンダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595205Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5519871U (ja) 1980-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS603977B2 (ja) プラスチツク射出成形機用型締め装置
KR920009275B1 (ko) 형 체결 장치
GB1584970A (en) Mould closing device for an injection moulding machine
JP2005528239A (ja) 機械部品を往復運動させるための液圧装置並びにこの液圧装置を備えた射出成形機の型締めユニット
JPS595205Y2 (ja) 流体圧シリンダ装置
JPH0861308A (ja) 流体圧シリンダ
US8261547B2 (en) Pneumatic actuator
JP2955220B2 (ja) インライン増圧装置
JPH0574825U (ja) 射出成形機の型締装置
KR100534735B1 (ko) 유압 실린더
JP2009545706A5 (ja)
US5211970A (en) Hydraulic clamping apparatus for an injection molding machine
JP2618768B2 (ja) 二段伸縮型ロックアクチュエーター
ATE260721T1 (de) Hydraulische schliessvorrichtung zum querfliesspressen von werkstücken
JP2557633Y2 (ja) 溶接機用4ポート2段ストロークシリンダ
JP3202174B2 (ja) 射出成形機の型締制御方法
JPH0139539Y2 (ja)
JPH0445866Y2 (ja)
JPS63151422A (ja) 射出成形機等の直圧式型締装置
JP2551413Y2 (ja) 射出成形機の型締装置
JPH0392311A (ja) 型締装置
JPH01145411U (ja)
JPH0614977Y2 (ja) 成形機の摩擦クランプ式型締装置
JPH02167706A (ja) 型締装置
JPS6037136Y2 (ja) プレス機械の金型固定装置