JPH0614977Y2 - 成形機の摩擦クランプ式型締装置 - Google Patents

成形機の摩擦クランプ式型締装置

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JPH0614977Y2
JPH0614977Y2 JP16351888U JP16351888U JPH0614977Y2 JP H0614977 Y2 JPH0614977 Y2 JP H0614977Y2 JP 16351888 U JP16351888 U JP 16351888U JP 16351888 U JP16351888 U JP 16351888U JP H0614977 Y2 JPH0614977 Y2 JP H0614977Y2
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JP
Japan
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sleeve
mold clamping
clamping device
molding machine
clamp type
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俊雄 中山
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Japan Steel Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、射出成形機等の成形機における摩擦クランプ
式型締装置に関する。
[従来の技術] 第3図に示す従来の摩擦クランプ式型締装置は、型開閉
シリンダ33により上下動される可動盤31に一体的に設け
た型締シリンダ37内に中空複動ピストン35を配設し、さ
らに、該中空複動ピストン35内に設けた径方向に弾性変
形自在なスリーブ36をタイロッド34に嵌合し、前記スリ
ーブ36の径方向に弾性力に対抗する向きの油圧を作用さ
せることにより、前記スリーブ36を弾性変形させてタイ
ロッド34に対してクランプまたはクランプ解除を行なわ
せる。そして、前記クランプ時における油圧による反力
および型締時の型締力による反力(以下、「型締力等の
反力」という)は、中空複動ピストン35内の上、下端部
にそれぞれ設けられたブッシュホルダ38a,38bと中空複
動ピストン35との結合部で受け止めるものである(特開
昭62−62723号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の摩擦クランプ式型締装置は、クランプ油室と
型締油室への圧油を供給する回路が別回路であるため、
両回路のインターロック回路を必要とする等油圧回路が
複雑となる上、クランプ後型締めを行なわなければなら
ならず、スランプおよび型締めに時間がかかるという問
題点があった。
本考案は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、クランプ(以下、「締結」という。)
と型締めとを簡単な一つの流体圧回路によって同時に行
なうことができるとともに、締結および型締めに要する
時間を短縮した成形機における摩擦クランプ式型締装置
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案の摩擦クランプ式型締
装置は、固定盤および該固定盤に突設したタイロッドに
型締装置を介して滑動自在に設けられかつ型開閉手段に
よって移動される可動盤を備え、 前記型締装置が、可動盤に一体的に設けられた内径が固
定盤側から順次段階的に拡大した複数の異径孔を有する
シリンダ内に、外径が前記各異径孔に対応してこれと同
数の固定盤側から順次段階的に拡大した複数の異径部を
有するスリーブを、付勢手段により固定盤側へ付勢した
状態で滑動自在に嵌合して複数の流体圧力室を形成し、
さらに前記スリーブを前記タイロッドに遊嵌して構成さ
れている。
また、スリーブの付勢手段を、スリーブの反固定盤側端
部と押え金具の間に配設された弾性体より構成するとよ
い。
[作用] 各流体圧力室に加圧流体を供給しない状態ではスリーブ
とタイロッドの間には間隙が存在し、スリーブはタイロ
ッドに案内されて軸方向に滑動可能である。この状態
で、型開閉手段により可動型を固定盤方向へ移動させて
型閉じ前の所定位置へ移動させた後、いずれか1つの流
体圧力室に加圧流体を供給すると、スリーブのその流体
圧力室に対面する部分が径方向に収縮して該部分のスリ
ーブ内周面とタイロッド外周面とが当接して、摩擦力に
より締結される。このとき、スリーブには反固定盤方向
へスリーブを移動させる方向に流体圧力が作用するが、
該スリーブは付勢手段により固定盤方向へ付勢されてい
るので、反固定盤方向への移動が抑制され、可動盤が前
記加圧流体の圧力により固定盤方向へ移動される。つい
で、残りの各流体圧力室に圧力流体を供給すると、前記
したようにスリーブはタイロッドに締結されて反固定盤
方向への移動は阻止されているので、スリーブが固定さ
れたまま残りの部分も径方向に収縮してその内周面全体
がタイロッド外周面に当接して、両者はより大きな摩擦
力より締結される。一方残りの流体圧力室に供給された
加圧流体の圧力は、前記最初の一つの流体圧力室の加圧
流体の圧力とともに可動盤を固定盤方向へ移動させる方
向に作用し、可動盤を付勢手段の反固定盤方向への反力
に抗してさらに固定盤方向へ押圧して強力な型締を行な
う。
[実施例] 実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、固定盤3に突設されたタイロッド
4には、可動盤2を型締装置1を介して滑動自在に設
け、該可動盤2を型開閉シリンダ5等の型開閉手段によ
り、固定盤方向または反固定盤方向へ移動させて型閉じ
または型開きを行なう。なお、図中2aは可動盤2に取
付けた可動型を、また3aは固定盤3に取付けた固定型
をそれぞれ示す。
次に、第2図に示す型締装置1の構成について説明す
る。
可動盤2に一体的に設けられたシリンダ12(可動盤と別
体のハウジングとすることもできる)の内周面には、固
定盤側から順次段階的に拡大した4個の異径孔12a,12b,
12c,12dが形成されている。一方スリーブ10は径方向に
弾性変形自在に構成されており、その外周部には、前記
シリンダ12の各異径孔12a,12b,12c,12dに対応してこれ
と同数の外径が固定盤側から順次段階的に拡大した4個
の異径部10a,10b,10c,10dが形成されている。そして、
前記スリーブ10をシリンダ12に滑動自在に嵌合して対応
する各異径孔および異径部毎に固定盤側から順次第1流
体圧力室14a、第2流体圧力室14bおよび第3流体圧力室
14cを形成し、各流体圧力室14a,14b,14cにはそれぞれ加
圧流体供給孔12d,12e,12fが設けられている。また本実
施例において、スリーブ10を固定盤方向へ付勢する手段
は、スリーブ10の反固定盤側端部と可動盤2に適宜手段
により固着された押え金具13との間にスプリング11等の
弾性体を介在させ、該スプリング11の弾発力により常時
スリーブ10を固定盤方向へ付勢するよう構成されてい
る。さらに、前記スプリング11の弾発力を、いずれか一
つの圧力流体室14a,14bまたは14cに加圧流体を供給した
ときに生じるスリーブ10を反固定盤方向へ移動させる力
よりも大きめに設定しておくと、締結時にスリーブ10が
移動することがない。
次に本実施例の動作について説明する。
型開きした状態から型開閉シリンダ5を作動させて可動
盤2を固定盤3の方向へ移動させて型閉じ前の所定位置
に移動させる。そして、いずれか一つの流体圧力室14a,
14bまたは14cにその供給孔12d,12eまたは12fより加圧流
体を供給することにより、その流体圧力室14a,14bまた
は14cに対面するスリーブ10の部分を径方向に収縮さ
せ、その内周面をタイロッド4の外周面に当接させて、
摩擦力により両者を締結する。このとき、前記一つの流
体圧力室14a,14bまたは14cに供給された加圧流体の圧力
はスリーブ10を反固定盤方向へ移動させる方向に作用す
るが、スリーブ10はスプリング11により固定盤方向へ付
勢されているから反固定盤方向への移動は抑制されて、
前記一つの流体圧力室14a,14bまたは14cの加圧流体の圧
力は可動盤2を固定盤方向へ移動するように作用する。
ついで、残りの流体圧力室全部に加圧流体を供給する
と、スリーブ10は径方向に全体が収縮して、その内周面
とタイロッド4の外周面とが全面的に当接し、より強力
な摩擦力により両者を締結すると同時に、この残りの流
体圧力室に供給された加圧流体の圧力は、前記最初の一
つの流体圧力室の加圧流体の圧力とともに前記スプリン
グの弾発力に抗して可動盤2を固定盤3へ移動させるの
で、さらに強力は力で型締めを行う。
[考案の効果] 本考案は以上のとおり構成されているので、以下に記載
するような効果を奏する。
締結と型締めのための加圧流体を、一つの共通の流体回
路で同時に供給するので、締結および型締めのために必
要とする時間が短縮できるとともに、流体圧回路中にイ
ンターロック回路が作動確認手段を設ける必要がなく、
流体圧回路も簡単なものとなる。
また、付勢手段をスリーブの反固定盤側端部と押え金具
の間に配設した弾性体より構成することにより、スリー
ブの抜け止め防止手段を兼ねることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の摩擦クランプ式型締装置を備えた成形
機の正面図、第2図はその摩擦クランプ式型締装置の主
要部の断面図、第3図は従来の摩擦クランプ式型締装置
を備えた成形機の一部断面図である。 1……型締装置、2……可動盤、 2a……可動型、3……固定盤、 3a……固定型、4……タイロッド、 5……型開閉シリンダ、10……スリーブ、 10a,10b,10c,10d……異径部、 11……スプリング、12……シリンダ、 12a,12b,12c,12d……異径孔、 13……押え金具、14a……第1流体圧力室、 14b……第2流体圧力室、 14c……第3流体圧力室。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定盤(3)および該固定盤(3)に突設したタ
    イロッド(4)に型締装置(1)を介して滑動自在に設けられ
    かつ型開閉手段(5)によって移動される可動盤(2)を備
    え、 前記型締装置(1)が、可動盤(2)に一体的に設けられた内
    径が固定盤側から順次段階的に拡大した複数の異径孔
    (12a,12b,12c,12d)を有するシリンダ(12)内に、外径
    が前記各異径孔(12a,12b,12c,12d)に対応してこれと
    同数の固定盤側から順次段階的に拡大した複数の異径部
    (10a,10b,10c,10d)を有するスリーブ(10)を、付勢手
    段により固定盤側へ付勢した状態で滑動自在に嵌合して
    複数の流体圧力室(14a,14b,14c)を形成し、さらに、
    前記スリーブ(10)を前記タイロッド(4)に遊嵌して構成
    されていることを特徴とする成形機の摩擦クランプ式型
    締装置。
  2. 【請求項2】スリーブ(10)の付勢手段が、スリーブ(10)
    の反固定盤側端部と押え金具(13)の間に配設された弾性
    体(11)よりなる請求項1記載の成形機の摩擦クランプ式
    型締装置。
JP16351888U 1988-12-19 1988-12-19 成形機の摩擦クランプ式型締装置 Expired - Lifetime JPH0614977Y2 (ja)

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JPH0285111U JPH0285111U (ja) 1990-07-03
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