JPS5951416B2 - 合成樹脂製チユ−ブ容器成形用金型装置 - Google Patents

合成樹脂製チユ−ブ容器成形用金型装置

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Publication number
JPS5951416B2
JPS5951416B2 JP12262876A JP12262876A JPS5951416B2 JP S5951416 B2 JPS5951416 B2 JP S5951416B2 JP 12262876 A JP12262876 A JP 12262876A JP 12262876 A JP12262876 A JP 12262876A JP S5951416 B2 JPS5951416 B2 JP S5951416B2
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JP
Japan
Prior art keywords
molding
synthetic resin
head
molding space
molten resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP12262876A
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English (en)
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JPS5347456A (en
Inventor
貞男 鈴木
信雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP12262876A priority Critical patent/JPS5951416B2/ja
Publication of JPS5347456A publication Critical patent/JPS5347456A/ja
Publication of JPS5951416B2 publication Critical patent/JPS5951416B2/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合成樹脂製チューブ容器成形用金型装置に関
するもので、さらに評言すれば、チューブ容器を構成す
る頭部と胴部とを強力に密着結合したチューブ容器を成
形することを目的としたものである。
合成樹脂製チューブ容器は、すでにパイプ状に成形され
た胴部D(第1図参照)の上端部dに、この胴部Dを成
形している合成樹脂製材料に対して高い密着性をもつ合
成樹脂材料である溶融樹脂によつて頭部Tを射出方式ま
たはサツチヤー方式によつて成形されていた。
この合成樹脂製チューブ容器において、胴部Dと頭部T
との結合は、胴部Dの上端部dを成形金型の一部として
成形される頭部Tを形成する合成樹脂材料のもつ胴部D
に対する密着力だけによつて達成保持されている。
この上記した成形方式によつてチューブ容器を成形する
従来のチューブ容器成形用金型装置(以下、第2図参照
)は、キャビティにとコアーCとの間にほぼ足幅の頭部
T成形用の成形空間Sを形成するだけであつたので、成
形空間S内に圧入される溶融樹脂は、その流線が乱れる
ことなくまた流速が大きく変化することなく成形空間S
内全域ほぼ一定した流動状態で充填され、頭部Tを成形
する。
このため、成形された頭部Tと胴部Dとは密着するには
するが、この頭部Tと胴部Dとの密着は、頭部T成形用
の溶融樹脂のもつ熱だけによる溶着であるため、頭部T
との溶着のために溶ける胴部D上端部dの溶ける部分は
、頭部Tに接触するほとんど深みのない表面部分に限定
されていた。
このため、頭部Tと胴部Dとはその接触した面間全域で
溶着しているとはいえ、その結合強度は決して充分なも
のではなかつた。
また、周知の如<、金型内に射出された溶融樹脂は、金
型の成形型面に接触するが方より早期に冷却固化し、溶
融樹脂は順次成形空間の中央部を通つて深部に侵入して
ゆく形態で射出されるものであるから、成形空間S内に
射出されて上端部dに接触した溶融樹脂部分は、接触す
る上端部dの表面部分を充分に溶融するまで高温状態を
保持することはできず、むしろ反対に上端部dによつて
熱をうばわれて他のキャビティにまたはコアーCに接触
した溶融樹脂部分と同様に早期に冷却固化してしまい上
端部dを充分に溶融することは全く不可能であつた。
このように、従来の合成樹脂製チューブ容器は、胴筒と
頭部との結合が必ずしも充分ではなく、このためチユー
ブ容器がある程度大型となつたりまたは内容物の粘度が
ある程度高かつたりすると内容物の押出操作時に頭部と
胴筒との結合が破れてしまう事故が発生していた。
本発明は、上記従米例における欠点を完全に解消すべく
創案されたもので、胴筒Dの上端部dが位置する附近の
成形空間S部分の溶融樹脂の通路としての幅を他の成形
空間S部分の幅よりも充分に小さくして構成したもので
、以下本発明の一実施例を図面に従つて説明する。
本発明による金型装置は、すでにパイプ状に成形された
胴筒Dを挿入組付けした状態でキヤビテイKとコア−C
とを所定位置関係に組付けて型締めした際に、キヤビテ
イKとコア−Cとの間に形成された成形空間S内に位置
した胴筒Dの上端部dの位置する成形空間S部分または
上端部dの位置する附近の成形空間S部分の溶融樹脂の
通路としての幅t(成形空間Sの半径方向への幅)の値
を成形空間Sの他の部分の幅よりも充分に小さくなるよ
う構成したものである。
(以下、第3図ないし第5図および参考写真参照)図示
実施例の場合、キヤビテイKは第2図に図示した従来例
のものと全く同一であるが、このキヤビテイKに対して
コア−Cはその肩部を、第2図図示の従来例の如く、キ
ヤビテイKの成形型面に沿つて角取りすることなく、そ
のまま延長して角部を形成し、この延長設された角部に
よつてこの角部の位置する成形空間S部分の幅tは他の
成形空間S部分の幅よりも充分に小さい値となつている
このコア−Cにおける肩部の角部は、胴筒Dがキヤビテ
イKとコア−Cとに組付けられた際に、胴筒Dの上端部
dに対向位置するように位置設定されている。
本発明は、上記の如く、組付けられた銅筒Dの上端部d
が位置する成形空間S部分の間隔tが他の成形空間Sの
間隔よりも小さい値となつているので、成形空間S内に
射出された頭部T成形用の溶融樹脂は、間隔tの小さく
なつた上端部dの位置する成形空間S部分で急激にその
流速を早めると同時にその流線を乱して、上端部dにぶ
つかりながら流動してゆくことになる。
それゆえ、上端部dに対しては、溶融樹脂の流動が続く
かぎり、すなわちコア−Cの角度よりも下流となつた成
形空間S内に溶融樹脂が充填されるまで、高温の新しい
溶融樹脂がぷ゛つかることになり、また流路面積が小さ
くなつていることによつて溶融樹脂の流速が大きくなつ
て、このため溶融樹脂の粘着抵抗によつて発熱が促され
る等して上端部dは加熱された状態となる。
この加熱によつて上端部dの溶融樹脂に接触する部分、
特に成形空間S内に突出した上端角部は、溶融樹脂によ
つて溶かされて溶融樹脂と一体となつて流動する(第5
図および参考写真参照)程度まで加熱溶融される。
このように、上端部dが位置する成形空間Sの間隔tが
他の成形空間S部分の間隔よりも小さくなつて上端部d
に対する溶融樹脂の熱作用が増強されているので、上端
部dは充分に溶融された状態となり、これによつて頭部
Tと胴筒Dとの溶着は極めて強力なものとなる。
この本発明装置によつて成形されたチユーブ容器におけ
る頭部Tと胴筒Dとの溶着を明確に表わしているが頭部
Tと胴筒Dとの接着部分を縦断して拡大した参考写真で
、この参考写真において上方が頭部Tそして下方が胴筒
Dである。
この参考写真から明らかなように、角部を頭部T内に突
き出した上端部dは、この突き出した角部の樹脂が溶か
され、この溶かされた上端部d部分の樹脂が頭部Tを成
形する樹脂と一体となつて流れていることがはつきりと
表わされている。
所で、図示実施例の場合、上端部dが位置する成形空間
S部分附近の間隔tを小さな値とする手段としてコア−
Cの肩部を角取りせずに角状のままとしたものを示した
が、この上端部d附近の成形空間Sの間隔tを小さくす
る手段としては他の7種々の手段が考えられ、図示実施
例のものに限定されるわけではない。ただし、この上端
部d附近の成形空間Sの間隔tを小さくする手段を施す
際に注意を要することは、流動する溶融樹脂が効果的に
上端部dに接触θして上端部dに対して効率の良い熱作
用を与えるよう考慮しなければならないということであ
る。
それゆえ、成形空間S内での溶融樹脂の流動形態を考え
ると、キヤビテイK側に施すことは極めて不利となるこ
とが多く、よつてほぼコア−C側ノに施すのが有利とな
ることが理解される。
以上の説明から明らかな如く、本発明は合成樹脂製チユ
ーブ容器における頭部Tと胴筒Dとを確実に強力に溶着
することができるので大型のチユーブ容器の成形が何能
であると共に粘度の高い内容物の収納も可能となり、さ
らに成形操作自体は従来と何ら変る所がないので簡単に
実施することができる等合成樹脂製チユーブ容器の成形
用金型装置として多くの優れた作用効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の合成樹脂製チユーブ容器の要部破断正面
図である。 第2図は従来の合成樹脂製チユーブ容器成形用金型装置
の胴筒を組付けた状態における縦断面図である。第3図
は本発明による金型装置の一実施例を示す胴筒を組付け
た状態における縦断面図である。第4図は第3図に示し
た本発明金型装置により成形されたチユーブ容器の要部
破断正面図である。第5図は第4図に示したチユーブ容
器の要部縦断拡大図である。符号の説明、D;胴筒、d
;上端部、T;頭部、K;キヤビテイ、C;コア一、S
;成形空間、t;間隔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 すでにパイプ状に成形された胴筒DとキャビティK
    とコアーCとを組合せて形成される頭部T成形用の成形
    空間S内に胴部Dに対して高い密着性をもつ溶融合成樹
    脂材料を圧入して頭部Tを成形する合成樹脂製チューブ
    容器の成形用金型装置であつて、胴部Dの上端部dが位
    置する附近となつた成形空間S部分の通路としての幅f
    を他の成形空間Sの部分の幅よりも小さくした合成樹脂
    製チューブ容器成形用金型装置。
JP12262876A 1976-10-13 1976-10-13 合成樹脂製チユ−ブ容器成形用金型装置 Expired JPS5951416B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12262876A JPS5951416B2 (ja) 1976-10-13 1976-10-13 合成樹脂製チユ−ブ容器成形用金型装置

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Publication Number Publication Date
JPS5347456A JPS5347456A (en) 1978-04-27
JPS5951416B2 true JPS5951416B2 (ja) 1984-12-13

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ID=14840662

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JP12262876A Expired JPS5951416B2 (ja) 1976-10-13 1976-10-13 合成樹脂製チユ−ブ容器成形用金型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6345711Y2 (ja) * 1984-07-11 1988-11-28

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