JPS5951375B2 - 打抜型の製作方法 - Google Patents

打抜型の製作方法

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Publication number
JPS5951375B2
JPS5951375B2 JP15255877A JP15255877A JPS5951375B2 JP S5951375 B2 JPS5951375 B2 JP S5951375B2 JP 15255877 A JP15255877 A JP 15255877A JP 15255877 A JP15255877 A JP 15255877A JP S5951375 B2 JPS5951375 B2 JP S5951375B2
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JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
hole
punching
punching hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP15255877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5484675A (en
Inventor
之仁 細野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS5484675A publication Critical patent/JPS5484675A/ja
Publication of JPS5951375B2 publication Critical patent/JPS5951375B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はダイスの型抜孔の仕上げを簡単且つ高精度に行
ない得る打抜型の製作方法に関する。
従来、ダイスの型抜孔をポンチに合致させるべく仕上げ
る場合、その方法としては、やすりやハンドグラインダ
ーを使用する手加工による方法、機械研摩による方法、
あるいは放電加工による方法等がある。しかしながら一
般に手加工による方法等では、高度な熟練と多大な時間
を要し、また後者二つの方法では、やはり多大な時間を
要するとともに研摩機、放電加工機等の設備が必要であ
り、総じて製作費が高くなる欠点がある。特に複雑な打
抜形状の型を製作する場合、ポンチと精巧に嵌入する関
係にあるダイスの型抜孔の内面を高精度に仕上げること
は上記何れの方法にあつても一層の悪条件を伴ない甚だ
製作性に劣るなど実用上大きな支障となつていた。
本発明は上記不具合な事情を解消すべくなされたもので
、その目的は簡単且つ短時間でダイスの型抜孔の仕上げ
を行ない得ることはもとより、特に打抜形状に制約を受
けることなく高精度な仕上げが期待でき、また、特別な
設備を必要とせず、型製作費の大幅な低廉化を図り得る
打抜型の製作方法を提供するにある。
以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。
1はポンチで、これは従来と同様の方法で製作されるも
ので、例えば合金工具鋼(SKS−3、SKD−11等
)により所定形状に形成され、この後焼入れされて製作
されている。
2は例えばプレハードン鋼により製作したダイスで、こ
れの型抜孔3はその内周面に幅0.2〜0.5mm、高
さ6〜15重囲の仕上げ代Aを残すように例えばフライ
ス加工により荒仕上げ状態に形成する。
尚、4は逃げ孔である。而して、ポンチ1及びダイス2
を例えばl00ton出力のプレス機の昇降ベース5及
び固定ベース6にセットする。そして、高粘度の加工油
をポンチ1及び型抜孔3に塗布した上で、昇降ベース5
を10重囲/min以下の速度にて降下させ、ポンチ1
を型抜孔3に圧入する。すると、ポンチ1により型抜孔
3の仕上げ代Aがシェービングされ、以て型抜孔3が仕
上げられる。この後、斯くして製作されたダイス2及び
ポンチ1により板金の打抜加工を行なう。次に本発明方
法を実施するに当つて、実験計測した種々のデータを述
べる。
(イ)打抜形状における角部は第3図及び第4図に示す
ように設定するのが好ましい。
即ちポンチ1及び型抜孔3の角部Rは、むしれ防止のた
めに第3図に示すように半径1重囲以上の丸みをもたせ
る。また丸みを付けない場合には第4図に示すように1
20゜以上の角度θをもたせる。さらにポンチ1の最少
幅寸法は強度上5mm以上にする。(ロ)高粘度の加工
油を供しつつシエーピングを行なうことで、シエーピン
グ抵抗が小となり型抜孔3内面における軸方向(降下方
向)へのむしれをなくし得、この結果、該型抜孔3内面
の表面粗さを極めて微小ならしめ得て仕上げ精度の向上
を図り得る。
(ハ)シエーピングに要する押圧力は単位長さ当り15
0kg/Mm程度であり、例えば100t0n出力のプ
レス機では、型抜孔3の内周囲の長さ即ち切刃全長が2
000mmまでのダイス2をシエーピングできる。
(ニ)シエーピングを10mm/Min以下の速度にて
行,なうことにより、型抜孔3内面に対するポンチ1の
鍜圧をむら無く行ない得てその内面の仕上げ精度を高め
得、この場合、その速度が10m/Minのとき表面粗
さは3S〜6S(JIS規格)となり、従つてその速度
を遅くする程仕上げ精二度を一層高め得る。
さらに、10m/Min以下という極めて遅い速度であ
るから、型抜孔3内面の加工硬化性に優れ、ダイス2の
長寿命化も図り得る。(ホ)仕上代Aを0.2〜0.5
mmという極く小寸法に設ノ定したことで、型抜孔3に
対するポンチ1の鍜圧に無理がなく、従つて、型抜孔3
内面を良好に仕上げ得ると共に、ポンチ1の損傷もなく
し得、又、型抜孔3内面の残留応力が小となつて、ひず
みの発生もなく、ポンチ1と型抜孔33とギヤツプを0
.005〜0.01mmに抑え得て高い寸法精度を得る
ことができ、さらには残留応力が小となることで長寿命
化も図り得る。
(へ)ダイス2の切刃先端のむしれ代を0.02mm以
下に押えることができる。
(ト)打抜製品のバリを板厚と対比して示すと次のよう
になる。
即ちこれによればバリ長さは極く小さく、実用上問題は
ない。
(ホ)本発明方法による打抜型の製作に要する時間は、
従来の方法によるそれに比ベ7割程度減少する。
従つて大巾なコストの低廉化を図ることができる。(6
)さらに、従来では特に型抜孔が非円形であつた場合そ
の内面の仕上げに多大の労費を要していたのに対し本発
明方法によればその型抜孔の形状に特に制約を受けるこ
とがなく上記効果を得られることも大きな成果である。
尚、上記実施例では、ダイス2をプレハードン鋼で制作
したが、合金工具鋼(SKS−3、SKDll等)で製
作してもよい。
本発明は以上説明したように、ポンチ及びダイスをプレ
ス機にセツトし、該ポンチによりダイスの型抜孔の仕上
げ面をシエーピングするようにしたから、研摩機及び放
電加工機等の設備を必要とせず、型製作費が安くて大幅
なコストの低廉化を図り得、それに型抜孔の形状にも特
に制約を受けることなく仕上げ精度を高め得、また、手
加工により型製作するものではないから、型製作に熟練
を要さず型製作を簡単に行ない得ると共に、製作時間も
短縮でき、さらに、プレス機にポンチ及びダイスをセツ
トして前述のシエーピングを行なうから、板金打抜加工
を行なう場合、ポンチ及びダイスの心合わせ操作を行な
わずに済み、製品の生産工程に直ちに移行でき、製品の
生産性が向上し、しかも、仕上代を0.2〜0.5mm
としたから、型抜孔に対するポンチの鍜圧に無理を生じ
させず、型抜孔内面の仕上げ精度を高め得ると共に、ひ
ずみの発生もなくし得てダイスの長寿命化を図り得、又
、高粘度の加工油を供しつつ10mm/Min以下とい
う速度にてシエーピングを行なう様にしたから、これに
よつても型抜孔内面の仕上げ精度を高め得、加えて、型
抜孔内面に対する加工硬化性にも優れ、これによつても
ダイスの長寿命化を図り得、総じて簡単な製作方法であ
りながら、高精度で且つ使用寿命の長い型抜孔を製作で
きる等の効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はシニーピング
前の状態を示す図、第2図はシエーピング時の状態を示
す図、第3図は第2図中111−111線沿う断面図、
第4図はポンチ及びダイスの許容された型抜形状を説明
するための第3図相当図である。 図面中、1はポンチ、2はダイス、3は型抜孔、5はプ
レス機の昇降ベース、6はプレス機の固定ベース、Aは
仕上代である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定に製作したポンチと0.2〜0.5mmの仕上
    代を残して形成した型抜孔を有するダイスとをプレス機
    にセットし、前記ポンチを前記ダイスの型抜孔に嵌入し
    てその仕上代を高粘度の加工油を供しつつ10m/mi
    n以下の速度にてシェービングすることにより該型抜孔
    を仕上げるようにしたことを特徴とする打抜型の製作方
    法。
JP15255877A 1977-12-19 1977-12-19 打抜型の製作方法 Expired JPS5951375B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15255877A JPS5951375B2 (ja) 1977-12-19 1977-12-19 打抜型の製作方法

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JP15255877A JPS5951375B2 (ja) 1977-12-19 1977-12-19 打抜型の製作方法

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Publication Number Publication Date
JPS5484675A JPS5484675A (en) 1979-07-05
JPS5951375B2 true JPS5951375B2 (ja) 1984-12-13

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ID=15543090

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CN103624169B (zh) * 2013-12-13 2016-06-15 吉林博仁科技股份有限公司 一种冲压模具生产踏板支架的工艺

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JPS5484675A (en) 1979-07-05

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