JPS5951272B2 - 插入物に対するシ−ト材料の巻回方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はシート材料巻回物の接着方法および装置に関
し、特に、たとえばフィルタ挿入物の周囲にシガレット
用巻紙または紙状物（以後「紙」という語を用いる）を
巻回する場合のように、円筒状挿入物の周囲に前述の材
料を巻回したものを接着固定することを目的としている
。

シガレット内に、ブラスチツクチューフ゛または類似物
内にチャコール（炭）とセルロース繊維の二重または複
合部分を包含する、円筒またはロッド状シガレット用フ
ィルタ挿入物を固定（固着）する機械はこれまで設計さ
れ、利用されている（ドイツ・ハンブルグのハウニ・ウ
エルケ・コルペル・アンド・カンパニー、たとえば゛そ
の１９７６年５月の二重フィルタ機械ツルフイ （Ｍｕ
ｌｆｉ）報告）。

このような装置において、たとえばチャコール部と、セ
ルロース繊維および類似物のプラスチック部からなる二
重フィルタはフィルタ巻紙により巻回されて、連続した
チャコールおよびプラスチック部からなるロッドが形成
され、巻回物は接（粘）着剤の長手方向継目により接着
され、そしてさらに別の接着領域がフィルタ部分に付け
られる。

巻回フィルタロッドは横方向に切断きれて二重フィルタ
が形成され、これはタバコ要素スティックまたはシガレ
ットのロッドへ、たとえば先端付け（ｔｉｐｐｉｎｇ）
材料シートにより連結される。

前述ならびに同様の装置において生じる問題点として、
切断またはスライス時巻回シートから接着材料が付着す
ることが包含され、また特にフィルタの端部がかまれた
り、過度に湿気を帯びた場合に、フィルタ部に対する巻
回シートの接着が不十分になる。

この発明の目的は、前記問題点を取除き、巻回フィルタ
の切断装置に対する接着剤の付着を大きく減少させ、さ
らにフィルタ部に対する巻回物の保持作用を改善した、
前述のような複合または他のフィルタ挿入物を、巻回接
着し切断する新規で改良された方法と装置を提供するこ
とである。

さらに別の目的は、一般的に適用できる他の形態の挿入
物および外被に利用でき、かつこの発明の利点が求めら
れる前述のような新規な巻回・切断技術を提供すること
である。

この発明のさらに別の目的は後述するが、特に特許請求
の範囲に記載しである。

その一形態において、この発明は概略的にシート材料内
に実質的に円筒状の挿入物を巻回する方法を意図してお
リ、すなわち、挿入物を形成し、それを直線に沿って送
り、前記直線方向にシート材料からなるウェブを送り、
前記挿入物を自身の上に長手方向に受容し、前記ウェブ
が前記挿入物を受容する前に、前記ウェブの端縁付近の
長手方向の接着剤線と、長手方向に隔置され、かつ横方
向に延びる連続組の接着剤点またはダッシュとを前記ウ
ェブに付着させ、前記組をなす接着剤点またはダッシュ
の間の長手方向間隔を、前記挿入物に沿う所定の間隔領
域に相当させるように調整し、前記接着剤を設けられた
ウェブを前記挿入物の回りに横方向に巻回し、その際十
分な重なり部分を設けて前記長手方向接着剤線に沿って
固定すると共に、前記連続組の接着剤点またはダッシュ
を前記所定領域において、前記挿入物に対して円周方向
に接着し、前記組の接着剤点またはダッシュの間に間隔
を設けて切断位置が前記接着剤点またはダッシュに接触
しないように同期させて、前記巻回された挿入物を横方
向に切断する工程からなる。

好ましい細部および適用例は後述する。

この発明を図面を参照して以下に詳細に説明する。

図において、予じめ製造されたフィルタロッド１および
２ （チャコールとセルロースまたは類似物のプラスチ
ックチューブからなる）が、部片（Ｉ）、千鳥状（ＩＩ
）、整列状（ＩＩＩ）、所望のフィルタ長（すなわち６
０〜１５０ｍｍ）への切断（ＩＶ）、接触関係１−２へ
のグループ化（Ｖ）の形態で概略的に示されている。

グループ１−２は回転（ＶＩ）され、直線状（Ｖ）に長
手方向に巻紙または同様のシー１〜ウエブ３上へ送られ
、このことはたとえば前記ハウニーウエルケ報告または
他のものに記載されている。

この発明の主目的はこの通常の方法における、ウェブ３
の巻回の改良である。

シート材料のウェブ３は供給ロールＲから引張られて、
接着剤塗布区画Ｓ（垂直に示されている）へ送られ、こ
こで連続するホットメルトまたは同様の接着剤塗布器４
および４′が、下記のように調整された接着剤模様（マ
ーキング）を付着する。

ノズル４は計量ポンプ６からチューブ５を介してホット
メルト接着剤を受容し、前記ポンプ６はさらにチューブ
５′を介して上部横ノズル列４′へも接着剤を送るよう
になっており、この構造はたとえば米国特許第３５９５
２０４号、第３２９４０６０号、第３３２３５１０号お
よび第３１７４６８９号明細書に記載されている形態の
ものである。

ノズル４はウェブ３の端縁付近に接着剤の連続する長手
方向線またはストリップ３′を形成し、横ノズル列４′
は計量された脈動状のホットメルトを供給されて、前記
特許明細書および特に米国特許第３５９５２０４号明細
書に記載されているように、対応する横列をなす接着剤
点３″を週期的に形成する。

好ましくは前記点は厳密に限定された点として、複数の
ブレードのバンパー要素７を利用して、ウェブを左側か
ら週期的にかたよらせて、各ノズル４′において計量さ
れた接着剤の小滴をウェブへ接触させ、ふき取ることに
より付着され、これは１９７４年１２月３０日付米国特
許出願第５３７０６４号明細書（液体塗布方法および装
置） （米国特許第４０２０１９４号参照）に記載され
ている。

こうして巻紙または類似物３のシートウェブ材料がノズ
ル・ステーション４′を通過して引張られると、連続す
る横線状の点３″は調整状態で長手方向に間隔を有し、
これは後述のようにフィルタの周囲にウェブ材料が巻回
固定される、フィルタ部片１および２の領域または位置
に相当するように調整される。

同期はバンパー７に関連し、かつ７″を介してシャフト
８から駆動される駆動ボックス７′と、スプロケット６
″により同様にシャフト８に連結される計量調整駆動装
置６′により行なわれる。

直線状のフィルタ挿入物１−２は■１において、接着剤
線３′と隔置された横点３″を有する状態で、ウェブ３
により形成ダイ９へ移送され、前記ダイ９はウェブシー
ト材料３を横に巻回し、重なり部を形成して接着剤線３
′に沿って閉鎖部と接着剤シールを形成し、隔置された
横線状の点３″はフィルタの所定領域に円周方向に固定
される。

この発明において、横切断刃Ｃ１がたとえばプーリ駆動
装置１７−７”により前記工程と同期調整されて、横点
３″の間の領域でフィルタ挿入物を横方向に切断するよ
うになっており、それにより線３′の切断において切断
刃Ｃ１が接着材料と接触することが制限され、さらに切
断刃に接着剤が付着することが避けられる。

得られた多数の二重フィルタロッドはさらにＶｌｌｌに
おいて切断され、これは同様に同期された切断装置（図
示しない）により、フィルタを点３″の間で切断するこ
とが好ましい。

この点において、包まれた対の隣接二重フイルタＦは、
中心に示されるプラスチック部分２と、端部のチャコー
ルフィルタ部分１とが設けられる。

これはタバコスティック１１に接触され、先付け（ティ
ッピング）または他の包み体１２により固定され、前記
包み体１２は接着剤１２′を設けた内面を有するが、中
央線１２″は接着剤は設けられていす、これらはたとえ
ば前記ハウニーウエルケ機および報告により実施される
。

この発明において、この通常の工程に続いて、切断装置
Ｃ２により同期された横方向切断がさらに行なわれ、こ
れはシャフト８から駆動装置１０−１０′により同期さ
れ、それにより非接着剤線１２“に沿って点３″の間で
切断が行なわれて、前と同様に切断刃に接着剤が接触す
るのが一つの線３′だけに制限される。

こうして二重フィルタを有する対称なシガレットは３″
において、フィルタ挿入物１と２の所望領域だけに非常
に粘着力のある接着剤を、円周全体または一部に設けら
れ、切断刃の接着剤による汚染は最少にされる。

さらに所望により点３″はダッシュ状に延ばすこと、あ
るいは一本のダッシュにすることができる。

線３′に対する適当なホットメルト接着剤には、セント
、ポール、ミネソタのＨ，Ｂ、フーラーにより５１３４
Ｂ型として販売される共重合付加物を有するポリエチレ
ンをベースとしたもの、あるいはシカコ゛、イリノイの
スイット社より６２５型として販売される同様のものが
含まれる。

点またはダッシュ３″からなるホットメルト接着剤は特
別のプラスチック２または他の特性のフィルタ部片に適
応される。

そのための適当な感圧材料には、共重合付加物を有する
クリトンまたは合成ゴムをベースとした、Ｈ，Ｂ、フー
ラーのＨＭ１０９７型、あるいはアートモア、ペンシル
バニアのポーラ−・ペトロリウム社の１４７７型、およ
びカリフォルニアのユニオン・オイル社の３２１型が包
含される。

点３″はたとえば直径が１７６４〜１／１５ｉｎ、にさ
れ、５ｍｍの長手方向間隔を有する。

図示のバンパーによる調整に代えて、前記米国特許第３
１７４６８９号、他の明細書に記載される回転塗布装置
のような、他の調整塗布（付着）装置を利用することが
できる。

この技術は、円筒状または他の挿入物か包まれなければ
ならず、かつこの発明の特徴が望まれるような、シガレ
ット用フィルタ以外に適用することができ、またこの発
明の特許請求の範囲内においてさらに修正を行なうこと
もで゛きることは明らかで゛あろう。

【図面の簡単な説明】

図はシガレット用フィルタへこの発明の技術を適用した
状態を示す工程図である。 １．２・・・・・・挿入物、３・・・・・・ウェブ、３
′・・・・・・長手方向接着剤線、４・・・・・・長手
方向接着剤線塗布装置、３″・・・・・・接着剤点また
はダッシュ、７・・・・・・接着剤点またはダッシュ塗
布装置、９・・・・・・横方向巻回装置、Ｃ２・・・・
・・切断装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 挿入物を形成し、それを直線に沿って送り、前記直
   線方向にシート材料からなるウェブを送り、前記挿入物
   をウェブ上に長手方向に受容し、前記ウェブが前記挿入
   物を受容する前に、前記ウェブの端縁付近の長手方向の
   接着剤線と、長手方向に隔置され、かつ横方向に延びる
   連続組の接着剤点またはダッシュとを前記ウェブに付着
   させ、前記組をなす接着剤点またはダッシュの間の長手
   方向間隔を、前記挿入物に沿う所定の間隔領域に相当さ
   せるように調整し、前記接着剤を設けられたウェブを前
   記挿入物の回りに横方向に巻回し、その際十分な重なり
   部分を設けて前記長手方向接着剤線に沿って固定すると
   共に、前記連続組の接着剤点またはダッシュを前記所定
   領域において、前記挿入物に対して円周方向に接着し、
   前記組の接着剤点またはダッシュの間に間隔を設けて切
   断位置が前記接着剤点またはダッシュに接触しないよう
   に同期させて、前記巻回された挿入物を横方向に切断す
   る工程からなる、実質的に円筒状の挿入物に対するシー
   ト材料の巻回方法。 ２ 前記挿入物をシガレット用フィルタとし、かつ前記
   切断により一対の隣接する巻回フィルタを形成し、さら
   に前記長手方向接着剤線により前記巻回物を封緘すると
   共に、前記組の接着剤点またはダッシュによりフィルタ
   の前記所定領域において横方向に固定するようにした、
   特許請求の範囲第１項に記載の巻回方法。 ３ タバコ要素を前記対をなす隣接巻回フィルタの各側
   部に接触させ、先端付けされたシート材料を前記フィル
   タに巻回接着すると共に、その際接着剤が設けられず、
   かつ前記連続組の接着剤点またはダッシュの間に配置さ
   れた横方向直線部分を設け、ついで各接触するタバコ要
   素を有する前記先端付けされ、かつ巻回された隣接フィ
   ルタを前記横方向直線部分に沿って切断して、一対のフ
   ィルタ付シガレットを形成すると共に、切断刃が前記長
   手方向接着剤線以外で接着剤に接触しないようにした、
   特許請求の範囲第１または２項に記載の巻回方法。 ４ 前記隣接フィルタが中央部分とその各側部の別の部
   分とからなり、また前記複数組の接着剤点またはダッシ
   ュを前記中央部分に設けて、その中央部分の切断の際前
   記ウェブ状シート材料を、切断位置の両側部分で１定し
   た状態に維持するようにした、特許請求の範囲第３項に
   記載の巻回方法。 ５ 前記中央部分が繊維充填プラスチックチューブから
   なり、前記側の部分がチャコールフィルタ部分からなる
   特許請求の範囲第４項に記載の巻回方法。 ６ 前記長手方向の接着剤線が共重合付加物を有するホ
   ットメルト・ポリエチレンをベースにしたものからなり
   、また前記組の接着剤点またはダッシュが感圧性ホット
   メルト接着剤からなる、特許請求の範囲第５項に記載の
   巻回方法。 ７ 前記塗布および調整工程が、前記ウェブを一側面か
   ら週期的に動揺させて同期して発生される接着剤の小球
   体へ向けてそらせ、前記ウェブの他側面に前記組の隔置
   された接着剤点またはダッシュを形成することからなる
   、特許請求の範囲第２項に記載の巻回方法。 ８ 挿入物を巻回シート材料のウェブ上へ長手方向に送
   る送り装置、前記ウェブの端縁付近に長手方向の接着剤
   線を塗布する塗布装置、前記ウェブに沿って長手方向に
   間隔を有し、かつ横方向に延びる連続組の接着剤点また
   はダッシュを周期的に塗布する塗布装置、前記組の接着
   剤点またはダッシュの長手方向間隔を、前記挿入物に沿
   う所定間隔領域に対応させる調整装置、接着剤を塗布さ
   れた前記ウェブを前記挿入物の周囲に十分な重なり部分
   を設けて横方向に巻回して、前記長手方向接着剤線に沿
   って固定させると共に、前記所定領域において前記連続
   組の接着剤点またはダッシュを、前記挿入物の円周方向
   に接着させる横方向巻回装置、および切断刃が前記組の
   接着剤点またはダッシュに接触するのを避けるため、前
   記接着剤点またはダッシュの間に切断装置位置させるよ
   うに同期させて、前記巻回挿入物を横方向に切断する切
   断装置からなる巻回装置。 ９ 前記挿入物がタバコ用フィルタであり、前記ウェブ
   材料がフィルタ巻回材料である特許請求の範囲第８項に
   記載の巻回装置。 １０ 前記塗布および調整装置が、前記ウェブの一側に
   配置されて前記ウェブをその他側に配置されたノズル装
   置へ向けてそらせるバンパ装置からなり、また前記間隔
   を有する組の接着剤点またはダッシュを形成するため前
   記バンパ装置の作動と同期して、接着剤の小球体を前記
   ノズルへ供給する供給装置をさらに設けた、特許請求の
   範囲第９項に記載の巻回装置。