JPS5951018A - 圧縮減容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばポリシート、塩ビシート、酢ビシー
ト、ウェス、紙等の復元性を有する雑固形廃棄物あるい
は、羊毛、わた等の復元性を有する固体製品を圧縮梱包
するのに好適な圧縮減容装置に関する。

復元性を有する雑固形廃棄物（以下固形物という）の処
理には、従来より、圧縮減容装置が広く用いられている
。この圧縮減容装置は、一般に、固形物を圧縮し、その
容積を減少させて、輸送効率を高めるとともに、埋立地
等の廃棄空間の利用率を高めることのできるものである
。

しかしながら、従来、特に原子力発電所内に発生ずる復
元性のある低レベル放射性固形物（例えば、ポリシート
、塩ビシート、酢ビシート、ウェス、及び紙等）は、比
較的低圧縮力で圧縮され、結束しないまま処理されてい
たため、圧縮後、上記固形物にスプリングバックが生じ
てしまい減容効果が小さかった。また、針金等の金属の
結束紐等を用いて固形物を結束しても、十分に固形物を
圧縮した状態で結束することができなかったりして、結
局は、その減容効果を向上することができなかった。し
たがって、圧縮減容装置による上記固形物の輸送効率と
空間利用率を高めることができないという問題があった
。

この発明は、高圧縮力で復元性を有する固形物を圧縮し
、圧縮した状態で結束紐を上記固形物に結束する構成と
することにより、上記従来の問題をなくしたもので、固
形物の減容効果が大きく、輸送効率ならびに空間利用率
を向上することができる上、羊毛、綿等の圧縮梱包にも
利用することのできる圧縮減容装置を提供することを目
的とする。

以下、この発明を図面を参照して説明する。

第１図ないし第１０図はこの発明に係る圧縮減容装置の
一実施例を示すもので、図中１は、圧縮シリンダである
。この圧縮シリンダ１の一側端部には排出口１ａが、他
側側部には取入口１ｂがそれぞれ形成されており、上記
取入口１ｂには、図示せぬ駆動装置によって作動する蓋
体２が着脱自在に取り付けられ、取入口１ｂを開閉する
ようになっている。また、上記排出口１ａには、−側に
遮断部３ａを他側に吐出孔３ｂを有するスライドゲート
３が、摺動自在に設けられ、駆動シリンダ４により、排
出口１ａを開閉できるようになっている。さらにまた、
上記排出口１ａには、後述の固形物１６を収納するドラ
ム缶等の収納容器５が、排出口ｆａｔ−Ｍうようにして
トグルクランプ等を利用した接続具６により装着自在に
取り付けられている。

ところで、上記圧縮シリンダ１には、抑圧ピストン１０
が、図示せぬ駆動装置しより、軸方向に移動自在に設け
られるとともに、上記圧縮シリンダ１の排出口１ａと取
入口１ｂとの間における取入口１ｂ側近ｒηの互いに対
向する位置には、それぞれ一対の貫通孔１１が圧縮シリ
ンダ１内に開口して設けられている。また、上記押圧ピ
ストン１０には、−り記一対のＰ１通孔１１にそれぞれ
対応する位置に連通孔１３が設けられるとともに、その
連通孔１３に沿って該連通孔１３と押圧ピストン１０の
固形物１６に接する面とを連絡する連通溝１２を有して
いる。貫通孔１１の近くには、ポリプロピレン合成樹脂
等によって作られた結束紐１４の供給部１５が設けられ
ている。なお、この貫通孔１１の圧縮シリンダ１に対す
る周方向の位置は、結束機１７や結束紐１４の供給部１
５等が開閉する蓋体２と当らない様に設けなければなら
ないが、図においては説明を簡明にするために上下左右
方向に設けである。上記貫通孔１１には、復元性を有す
る固形物１６の圧縮シリンダ１への投入前に」１記貫通
孔１１の間に張設された上記結束紐１４を、固形物１６
に結束する結束機１７が付設されている。この結束機１
７は、上記押圧ピストン１０による上記固形物１６の圧
縮操作時に、固形物１６の移動に伴って圧縮シリンダ１
内に引き込まれた上記結束紐１４の両端１４ａすなわち
貫通孔１１上の結束紐１４を、上記貫通孔１１から押圧
ピストン１０の連通孔１３に挿入して相互に溶着するよ
うになっている。なお上記結束機１７は、駆動装置１８
により作動するようになっている。

また、上記圧縮シリンダ１の内壁面ＩＣには、第３図に
示すように、固形物１６の圧縮移動時に圧縮シリンダ１
内に引き込まれる結束紐１４を案内する案内溝２０が設
けられるとともに、この案内溝２０に連通して複数の円
周溝２１が形成されている。さらにまた、上記内壁面１
ｃのそれぞれの案内溝２０の間には、案内溝２０と平行
に平行溝２２が形成されている。

なお、上記内壁面１ｃの一部を構成する上記スライドゲ
ート３の遮断部３ａには、上記案内溝２０と平行溝２２
に連通する縦溝２３が形成されている。

上記結束紐１４の供給部１５から貫通孔１１までの間に
おける結束紐１４の供給路には、結束紐１４の送り出し
に抵抗を加える抵抗機構２４が設けられている。この抵
抗機構２４は、エアシリンダを主体として構成されてお
り、結束紐１４を上記エアシリンダではさむことにより
拘束し、結束紐１４の圧縮シリンダ１への送り量を調整
し、送り出された結束紐１４にテンションを与えるよう
になっている。なお、上記供給部１５には結束紐１４が
たるんだ場合、それを巻きもどすスプリング等を利用し
た巻きもどし機構が設けられているが、それを強力にし
たり、又は上記抵抗機構２４を結束紐１４の供給部１５
に直接設けて、供給部１５自身に抵抗を加え、結束紐１
４の圧縮シリンダ１への送り計を調整する構成としても
良い。

また、上記貫通孔１１には、この貫通孔１１をカバーす
る開閉ゲート２５が摺動自在に設けられており、作動装
置シロにより、貫通孔１１を開閉するようになっている
。

なお、第１図において、３０は、スライドゲート３のゲ
ートカバーであり、３１は、開閉ゲート２５のカバーで
ある。そしてこれらのカバー３０．３１は、配管３２に
よってフィルタ３３と排風機３４を有する排気ユニット
３５に連絡されており、上記圧縮シリンダ１内が常時換
気されるようになっている。

次に、上記実施例の圧縮減容装置の作用について第６Ｆ
ｇＩないし第１０図を参照して説明する。

復元性を有する固形物１６を圧縮梱包するには、まず、
貫通孔１１の間に結束紐１４を張設し”：？、ｊ体２を
開いて図示せぬコンベア等により圧縮シリンダ１内に固
形物１６を投入する。この際、作業べへ備として排風機
３４を作動し圧縮シリンダ１内の換気操作を開始する。

またスライドゲート３および開閉ゲート２５は閉トてお
く。

次に、蓋体２を閉じ押圧ピストン１０を作動して固形物
１６を圧縮する。すると、上記結束紐１４は、上記固形
物１６の移動に伴って圧縮シリンダ１内の案内溝２０に
案内されて圧縮シリンダ１内に引き込まれ、供給部１５
から結束紐１４が送り出される。このとき、抵抗機ｔ（
Ｑ　２４を作動させておき、結束紐１４の送り出しに抵
抗を加え、結束紐１４がゆるまないように結束紐１４の
送りＩ且を調整する。

そして、上記固形物１６の圧縮と投入を繰り返し行ない
、圧縮シリンダ１内に固形物１６を充分投入したら、第
８図に示すように、押圧ピストン１０を結束位置すなわ
ち、ｔ″３通孔１１と押圧ピストン１０のＩＴ　′１１
ｉ’＋孔１３とが重なる位置に停市さぜるとともに、開
閉ゲート２５を開き、万いに対向する一対の貫通孔１１
を連絡させる。

ぞして第９図に示すように、結束機１７を上記Ｅ′Ｙ通
孔１１から抑圧ピストン１０の連通孔１３に挿入する。

この際、」ユ記結束機１７は、固形物１６の圧縮操作時
に、固形物１６の移動に伴って圧縮シリンダ１内に引き
込まれた上記結束紐１４の両端１４ａを１．押圧ビス゛
トン１０の連通孔１３に挿入し、この連通孔１３内で結
束紐１４を相互に溶着する。連通孔１３内で固形物１６
に結束された結束紐１４は、連通溝１２を通って固形物
１６に密着する。したがって、固形物１６は、圧縮され
た状態で結束紐１４により結束され、圧縮後、固形物１
６にスプリングバックが生じることはない。なお、上記
結束機１７は、結束紐１４を固形物１６に結束し、結束
紐１４の両端部を溶着すると同時に該部で切断され、次
回結束の漁備として、新しい結束紐１４の端部同志をも
相互に溶着されるようになっており、再び結束紐１４を
［′１通孔１１の間に張設した状態となる。

固形物１６の結束が完了したならば、結束機１７は抑圧
ピストン１０の連通孔１３から離れ結束前の位置に戻り
、開閉ゲート２５が作動装置２６により動いて貫通孔１
１を閉じる。その後、スライドゲート３を駆動シリンダ
４により作動させて圧縮シリンダ１の排出口１ａを開口
し２、接続具６により排出口１ａに接続された収納容器
５に、抑圧ピストン１０を動かして固形ｑｆＩＪ１６を
収納する。その後、抑圧ピストン１０は次の圧縮梱包操
作を行なう為、第６図に示す位置にもどるが、連通孔１
３で新しい結束紐１４の端部同志を相互に溶着された結
束ｍ１４は、連通溝１２を通って押圧ピストン１０から
離れると共に、結束した固形物１６を収納容器５に収納
する際によぶんに送り出された結束紐１４を供給部１５
が巻きもどすので、貫通孔１１の間に張設された状態に
なる０上記実施例において、結束紐１４は、案内溝２０
の中を案内されて、固形物１６の移動とともに、圧縮シ
リンダ１内に引き込まれるため、固形物１６と結束紐１
４との摩擦力が減少される。さらに、固形物１６の圧縮
操作時に、圧縮シリンダ１内に引き込まれる結束紐１４
に、抵抗機構２４により抵抗が加えられるため、結束紐
１４が圧縮シリンダ１内でたるむことがない。したがっ
て、１回固形物１６を圧縮し、新規固形物１６を圧縮シ
リンダ１内に投入して再度圧縮１しても、新規固形物１
６とともに必要以上結束紐１４が圧縮シリンダ１内に送
り込まれることはなく、固形物１６の結束が弛緩するこ
とがない。

また、上記実施例によれば、特に雑固体廃棄物に限らず
羊毛や綿等の復元性のある固形製品の梱　４．。

包にも利用することができる。

以上説明したように、この発明は、圧縮シリンダに抑圧
ピストンを軸方向に移動自在に設け、上記圧縮シリンダ
の排出口と取入口の間における取入口側近傍の互いに対
向する位置に貫通孔を圧縮シリンダ内に開口して設け、
また上記抑圧ピストンに連通溝を有し、上記一対の貫通
孔とそれぞれ連絡する連通孔を設ける一方、上記抑圧ピ
ストンによる固形物の圧縮操作時に、固形物の移動に伴
って圧縮シリンダ内に引き込まれた結束紐の両端を、上
記ｆｆＳ通孔から抑圧ピストンの連通孔に挿入して相互
に溶着する結束機を貫通孔に付設するようにしたので、
復元性を有する固形物を高圧縮力で圧縮し、圧縮した状
態で上記固形物を結束紐により結束できる。そのため、
固形物の圧縮後、固形物にスプリングバックが生じるこ
とはない。したがって固形物の減容効果が大きく、その
輸送効率や空間利用率を著しく向上できる等の優れた効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１０図は、この発明の一実施例を示すも
ので、第１図は正面断面図、第２図は押圧ピストンの平
面図、第３図は圧縮シリンダの内壁面を示す平面図、第
４図は第１図■−Ｆ／線に沿う矢視断面図、第５図はス
ライドゲートの平面図、第６図は固形物を投入した状態
を示す断面図、第７図と第８図は抑圧ピストンによって
固形物を圧縮した状態を示す断面図、第９図は圧縮した
固形物を結束機によって結束した状態を示す断面図、第
１０図は結束紐によって結束した固形物を収納容）（Ｋ
に収納する状態を示す断面図である。 １　、、、、、圧縮シリンダ、ｌ　ａ、、、、、排出口
、１　ｂ、、、、。 取入ＩＬ１ｃ・・・・・　内壁面、１ｏ・・・・・抑圧
ピストン、１１・・・・・　員）「す孔、１２・・・・
・連通溝、１３・曲連通孔、１４・・・・・結束紐、１
４ａ・・・・・両側、１５・・・・・供給部、１６・・
・・・固形物、１７・・・・・結束機、２゜・・・・・
′ｒ山内溝２４・・・・・抵抗機構。 １４２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）−側端部に排出口を、他側側部に取入口をそれぞ
   れ備えた圧縮シリンダに押圧ピストンが軸方向に移動自
   在に設けられるとともに、上記圧縮シリンダの排出口と
   取入口の間における取入口側近傍の互いに対向する位置
   に貫通孔が圧縮シリンダ内に開口して設けられ、また上
   記押圧ピストンには、連通溝を有し上記一対の貫通孔と
   それぞれ連絡する連通孔が設けられる一方、上記貫通孔
   には）復元性を有する固形物の圧縮シリンダへの投入前
   に」１記貫通孔の間に張設されかつ上記押圧ピストンに
   よる上記固形物の圧縮操作時に、固形物の移動に伴って
   圧縮シリンダ内にす１き込まれた結束紐の両端を上記貫
   通孔から抑圧ピストンの連通孔に挿入されて相互に溶着
   する結束機が付設されてなることを特徴とする圧縮減容
   装置。 （２）圧縮シリンダの内壁面には固形物の圧縮移動時に
   圧縮シリンダ内に引き込まれる結束紐を案内する案内溝
   が設けられてなることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の圧縮減容装置。 （８）結束紐の供給部には結束紐の送出しに抵抗を加え
   る抵抗’ｆＡ　ｔＮＩが設けられてなることを特徴とす
   る特ｉｔ’ｌ’　Ｈｆ４求の範囲第１項又は第２項記載
   の圧縮減容装置。