JPS595082B2

JPS595082B2 - 単板仕組装置

Info

Publication number: JPS595082B2
Application number: JP54164078A
Authority: JP
Inventors: 正五黒木
Original assignee: Kitagawa Seiki KK
Current assignee: Kitagawa Seiki KK
Priority date: 1979-12-19
Filing date: 1979-12-19
Publication date: 1984-02-02
Also published as: JPS5686705A

Description

【発明の詳細な説明】開示技術は家具調度用単板のスタッカーに送給する前段
の縦横辺規制重合のため挾持送りロールとエアフロート
とを用いた技術に属するものである。

而して、この発明は縦辺を規制された単板を挾持ロール
により移送し、エアフロート機構により横辺を規制して
スタッカー装置に送給する様にした単板仕組装置に関す
るものであり、特に、横送りを自由送りにして縦辺を規
制し、次ぎの縦送りは整列した縦辺を崩すことなく縦送
りロールとピンチロールを該ピンチロールの押圧装置に
より行い、横辺規制はパネルよりのエアジェツトによる
縦送りベルトへの押圧を介しての自由送りでストッパー
まで行う様にした仕組装置に係るものである。

周知の如く、家具、調度用品製造に供する単板は種々の
工程をたどるが、そのうち、スタッカーに供給されるプ
ロセスの単板は仕組工程に於てその縦辺、横辺を整然と
揃えることが極めて重要であり、後段の各工程に与える
影響が極めて大きい。

これに対し縦来一般にはスタッカーに対し人手作業によ
り仕組を行っていたが著るしく能率が悪い不利点がある
上に精度が悪い欠点があった。

又、単板ごとの仕組装置もあったが合板仕組に於ては各
単板を更に次の段階で相互に規制しなげればならず、工
数が多く、更に再整合しな（てはならず、逆に規制が難
しい難点があった。

この発明の目的は上記従来技術に基づく単板規制の問題
点に鑑み、不揃単板を送給し、横送り、縦送りを二行程
させて縦辺、横辺を揃えてスタッカーに確実に送給する
ことが出来る優れた単板仕組装置を提供せんとするもの
である。

上記目的に沿うこの発明の構成は送給された少くとも一
枚の単板は自由状態で横送りされて縦辺規制ストッパー
に当接して縦辺を規制されて揃えられ、次いで縦送りロ
ーラに背圧されピンチローラとの挟圧とにより縦方向に
圧送され、縦方向自由状態でエアジェツトによるフロー
ト状態で縦送りベルトにより横辺規制ストッパーまで送
給され横辺を規制され、而して完全に縦横辺を規制され
た状態でスタッカーに送り込まれる様にしたことを要旨
とするものである。

次にこの発明の１実施例を図面の簡単な説明すれば以下
の通りである。

１はこの発明の要旨を成す単板仕組装置であり、表板、
裏板の２枚重合仕組に用いるものである。

そして、フレーム２の下部にはフローティングエアブロ
−装置３がモータ４に付設されて装備されており、又、
該フレーム２の中部には後方から前方にかけて横送り機
構部５、縦送り機構部６が配設され、上部にはモータ７
を有する減速伝動部８が設けられている。

而して、各機構部を詳示すると、上記フレーム２の中部
に図示しないベアリングに軸支され上記減速伝動部８か
らのプーリ伝動によって同期して所定方向に回転する複
数の上段横送りロール９゜９・・・と下段横送りロール
９．９・・・か前後に位相をずらして配設されている
。

そして、該各横送りロール９，９・・・、９．．９・
・・の最先端の先にはストッパー１０．１０か立設
されて図示しない単板の縦辺規制ストッパーを構成して
いる。

而して、該６上下段の横送りローラ９，９・・・。

９．９・・・の設定位置上部にはそれらと直角に交叉
して複数の上下段の縦送りロール１１，１１・・・、１
１、．１１・・・が上記フレーム２のベアリング１
２，１２・・・に回転可能に枢支され、前記伝動部
８から伝動されるプーリ１３，１３・・・により同
期して同一方向に回転可能にされている。

又、第１，３図に示す様に上記上下段の横送りロール９
，９・・・、９．９・・・の間であって各縦送りロー
ル１１，１１・・・、１１．１１・・・に対向さ
れるゴム製ピンチロール１４，１４・・・、１４′ν１
４・・・かエアシリンダー１５，１５・・・、１５゜
１５・・・にリンク１６，１６・・・、１６、１
６’・・・及び板バネ１７，１７・・・ｔ１７．１７
・・・を介して該縦送りロール１１，１１・・・、１
１，１１・・・の下部に弾接及び離反可能にされており
、離反状態では図示する如く横送りロール９，９・・・
。

９．９・・・レベル下に刀）くれる様にされており、
縦送りロール１１，１１と挾持送りロール機構を成
している。

上記下段縦送りロール１１の最前部のものに上下方向
略一致して上プーリ１８とそれに対向するテンションプ
ーリ１８及び該ロール１１に下段するテンションプ
ーリ１８“がフレーム２に可回転に軸装され同じく前記
伝動部８から回転可能にされ、各々上記上下段の縦送り
ロール１１゜１１・・・、１１．１１・・・の下レ
ベルにテンションブー！Ｊ１８、ｉｓ“の上レベル
を略一致させる様にしている。

一方、第１，２図に示す様にフレーム２先端上部に付設
したブラケット１９に下延したアーム２０にはそれを支
点として上下動するゲートリンク２１が該フレーム２に
設けたエアシリンダー２２にリンク２３．２４を介して
設けられ、図示しない単板の前部両端に係合する横辺規
制ストッパー２５を一体的に付設している。

又、該横辺規制ストッパー２５に設定距離後設されてフ
レーム２に装備したブラケット２６に設けたプーリ２１
と前記プーリ１Ｂとの間には縦送り用上ベルト２８が張
設されている。

そして、フレーム２に植設したビン２９に軸支した調整
カム３０から立設したバー３１には該上ベルト２８の下
側に対設され後端に給風口３２を設けたエアフロート機
構としてのボックス状パネル３３がその上面に図示しな
い多数のエアジェツトを穿設されると共に前記フローテ
ィングエアプロー装置３にダクト３４を介して接続され
て装備され、その先端ガイド３５は上記横辺規制ストッ
パー２５に達している。

又、上記ビン２９に対向して設けられたビン２９に軸
支した調整カム３０に立設したバー３１には該横辺
ストッパー２５に達する先端ガイド３５′を上段する支
持ブラケット３６が固設されており、該ブラケット３６
にはボックス状パネル３３かカンチレバ一式に設けら
れ、その先端には給風口３２を設けられており、又、
パネル３３の上面には前記フローティングエアプロー
装置３にダクト３４を介して接続される図示しないエ
アジェツトが多数穿設されている。

そして、上段ボックス状パネル３３の前端にはプーリ３
１が設けられており、前記最前部下段縦送りロール１１
との間に縦送り属の下ベルト２８か張設されている
。

尚、３８．３８は上下ベルト２８．２８のロー
ラ一式ウェイトローラーであり、前記パネル３３．３３
に基部を枢支されている。

上記構成に於て、表板と裏板とでユニット合板を成す単
板仕組に於て、まず表板は第４図Ａ側から横送りロール
９上に所定に送り込まれ、可及的に同時に裏板を第５図
Ｂ側から横送りロール９′上に所定に送り込まれる様に
される。

従って、各、表板、裏板は横送りロール９，９・・・、
９．９・・・上を矢印の様にそれらの回転により送り
込まれた状態で自由状態で送られていく。

そして、その先端が縦辺規制ストッパー１０゜１０に
当接して姿勢が縦辺を該縦辺規制ストッパー１０，１０
に規制され整えられると、図示しない該縦辺規制スト
ッパーの前後端の２つのマイクロスイッチのアンド回路
制御により上下段のエアシリンダー１５，１５・・・、
１５．１５・・・が作動し、リンク１６，１６・・
・、１６．１６’・・・を介してピンチロール１４，１
４・・・、１４。

１４・・・をして各横送りロール９，９・・・、９
。

９′・・・の間から上昇させ、横送りロール９，９・・
・。

９．９・・・にスリップされ、縦辺規制ストッパー１
０．１０に停止されている表板及び裏板を下方から
軽く持ち上げて前進方向に回転する上下段の縦送りロー
ル１１，１１・・・、１１．１１’・・・に下接させる
と共に挾持させる様にする。

従って、該下接挾持と共に該縦送りロール１１゜１１・
・・、１１．１１・・・の前進回転により表板、裏
板は縦辺を整えられた状態で図上右方向へ機械的に移送
されることになる。

そのため横送りから縦送りは極めてスムース処姿勢変更
なく行われることになる。

尚、上記プロセスに於てピンチロール１４゜１４・・・
、１４．１４・・・は板バネ１７，１７・・・。

１７．１７・・・により弾接状態が維持され、従っ
て、縦送りはスムースにスリップなしに行われる。

而して、上段縦送りロール１１，１１・・・、下段縦送
りロール１１．１１・・・を送給された各表板、裏
板はその前端がプーリ１８とテンションプーリ１８の
間、及び１８“の間に挟着されてバトンタッチされ前送
されると上下段のボックス状パネル３３．３３の上
面の多数のエアジェツトから給風口３２、３２を介
して噴出するエアプローにより浮遊され、下方からベル
）２８．２８’の下面に背圧押接されることになり、該
押接による摩擦を介して該ベルト２８，２８の回動に
随伴して自由状態で縦搬送されていくことになる。

尚、上記プロセスに於てエアジェツト圧によるバッファ
効果はバー３１．３１’、ウェイトローラー３８．３８
により設定通りに行われる。

この様にして縦搬送された表板、裏板はその先端がガイ
ド３５、３５にガイドされてその先端横辺の両側部
が横辺規制ストッパー２５に当接して横辺が規制され、
前記縦辺既規制と併せて上下表裏の同時重合仕組が完了
する。

その時、該横辺規制ストッパー２５の（即ち左右２個設
けられている２個の間の）所定位置では図示しないスタ
ッカーの繰込みロールが規制完了の表裏板を噛み込んだ
状態となるため、そのタイミングでリミットスイッチ或
は、光電管の作用によりエアシリンダー２２が作動し、
リンク２３゜２４を介して横辺規制ストッパー２５ごと
ゲートリンク２１をアーム２０下端を中心に上方旋回さ
せ、その結果、該横辺規制ストッパー２５は開き上記ス
タッカーの繰込みロールにより縦横辺を規制整合された
表板、裏板は図示しないスタッカーに送給されて積層さ
れる。

そして、該繰込みロールの繰込みロールの繰込み終了タ
イミングに同期してエアシリンダー２２が復帰し、他の
エアシリンダー１５，１５・・・。

１５．１５・・・も復位し、横辺規制ストッパー２
５は閉ざされ、ピンチローラ１４，１４．・・・１４’
、１４・・・は復位しリセット状態になり１サイク
ルを終え以下上記プロセスを反復する。

上記実施例は表板と裏板の２枚単板仕組の態様であるが
、表板、裏板、芯板の３重合板の仕組にも適用可能なも
のである。

そして、この発明の実施例は上記の態様に限られるもの
でないことは勿論であり、他の種々の実施例も可能であ
ることは勿論である。

そして、単板１枚仕組態様にも適用可能であることも勿
論である。

上記の様にこの発明によればスタッカーに前設された単
板規制装置に於て、基本的に複数の横送りロールを縦辺
規制ストッパーに対設して設けたことにより送給単板は
各々自由姿勢状態でまた非拘束状態で横送りされ、縦辺
を規制されて整えられる効果があり、加えて、該横送り
ロールの上部に設けた縦送りロールと該横送りロールの
間でその上レベルより下位に設けると共に押圧装置に付
設されたピンチロールを配設することにより上記横送り
され縦辺を規制された単板は直ちに上位し。

て縦送りローラとピンチロールにより挾持された状態で
縦辺規制姿勢を維持して縦送りされ、何ら姿勢変換なく
、従って、一度整えられた縦辺が擾乱を受けることなく
スムースに移送される優れた効果がある。

又、ピンチロールを設けたことにより、単板を単板送り
ロールとの間でスムーズ、且つ、スリップすることなく
縦送りすることが出来る優れた効果がある。

従って、横送りされた後その縦辺が整えられた単板を縦
送りに切換えて搬送するに際し、該縦縦辺が整えられた
ま工の状態で縦送りに確実に持ち換えることが出来るた
め姿勢が乱れず、製品精度を向上させ作業能率も良い優
れた効果がある。

加えて構造簡単なため故障も少なく製造費、保守点検を
低減出来る利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の１実施例を示すものであり、第１図は
１実施例の全体概略説明図、第２図はその前部拡大説明
図、第３図はその中央部の拡大説明図、第４図は上段搬
送平面説明図、第５図は下段搬送説明図である。１・・・単板仕組装置、１１，１１．１４。１４・・・挾持送りロール機構、３３．３３・・
・エアフロート機構、１０，１０・・・縦辺規制ス
トッパー、９，９・・・横送りロール、１１．１１
・・・縦送りロール、２５・・・横辺規制ストッパー
、２８゜２８・・・縦送リヘルト、２・・・フレーム
、１４゜１４・・・ピンチロール、３３．３３・
・・ハネル。

Claims

【特許請求の範囲】

１スタッカー装置に前置された単板仕組装置が挾持送
りロール機構とその後段のエアフロート機構を備え上記
挾持送り機構が縦辺規制ストッパーに並行な複数の横送
りロールの上部に設けられた複数の縦送りロールを有す
る一方前記エアフロート機構が該縦送りロールに後設す
る縦送りベルトと該縦送りベルトに下役されたエアジッ
トを設けたパネルとフレームの最前端に設けた開閉可能
な横辺規制ストッパーを有している単板仕組装置におい
て、前記挾持送り機構の横送りロール間に上記縦送りロ
ールに当接する押圧装置に装備されたピンチロールが下
役されていることを特徴とする単板仕組装置。