JPS595071B2 - 可視ア−ク溶接の倣い方法 - Google Patents

可視ア−ク溶接の倣い方法

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JPS595071B2
JPS595071B2 JP3139577A JP3139577A JPS595071B2 JP S595071 B2 JPS595071 B2 JP S595071B2 JP 3139577 A JP3139577 A JP 3139577A JP 3139577 A JP3139577 A JP 3139577A JP S595071 B2 JPS595071 B2 JP S595071B2
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welding
groove
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arc
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JP3139577A
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敬一郎 平社
達由 石橋
則幸 木村
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/12Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
    • B23K9/127Means for tracking lines during arc welding or cutting

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、可視アークによる自動溶接において、その溶
接線への倣いを光学的に行う倣い制御方法に関するもの
である。
5 自動溶接において、その溶接部の品質は、溶接トー
チが溶接ねらい位置に正確に指向しているか否かによつ
て大きく左右され、ねらい位置不良によつて、溶込み不
良、ビードの偏向、スラグ巻込みなど、種々の欠陥が発
生する。
10この事はI型開先で溶接する厚板の狭開先溶接で特
に著しく、倣い不良による欠陥が多々発生する。
このため、従来溶接トーチを溶接線に追従させる倣い方
法として機械的方法、光学的方法、電磁15気的方法な
どが種々提案されているが、アーク発生位置で、開先部
を検出し倣い制御する方法は、ほとんどなく、溶接トー
チと検出位置は溶接線方向に離れておりしかも、被溶接
材表面での検出しかできないのでその精度は悪く、又厚
板の溶接に20は被溶接材表面での検出では使用できな
い事が多い。
そこで近年、溶接時に発生するアーク光を利用して、溶
接線を検出する手段が提案されている。
例えば特公昭51−1738のように投影器の投25影
面に光電素子群を設け、受光した溶接時のアーク光量を
演算して、光量の偏りにより倣い制御する手段が提案さ
れている。しかしながらアーク光は、かなり不安定なも
ので、フィルターを最適に選んでも溶接電極を境に30
した両側の光量と溶接電極位置との相関関係は一定しな
い。
例えば溶接電極が一方の開先壁に偏つていても、アーク
ブローのはねかえり、電極の傾き、陰極点・陽極点の移
動により溶接電極を境にして右側が明るいこともあれば
、左側が明るいこ35ともある。さらに、特殊な溶接方
法として2本の溶接ワイヤをあるピッチでよじつてMI
G溶接する場合があるが、そのアークはよじつたピツチ
に従い回転し電極位置とそれを境にした左右の光量を関
連づけることは不可能である。
そのうえ、送給される溶接電極を矯正ローラで修正する
にしてもある程度の曲りは避けられずその曲り具合は時
間的に変動する。
よつて溶接前に光電素子群の中心線と溶接電極とを合致
させていても、溶接中に両者の相対位置がずれてしまい
、たとえ光電素子群の中心線と開先中心線とが一致して
いても溶接電極が開先中心線に一致しないことがあり、
所望の倣い制御を行えない。また、アーク光によつて照
らされる開先部の映像を、デイジイタルコンピユータ一
によつて処理し、開先形状を検出する方法もあるが前記
と同様の理由により、その検出形状は不安定であり、特
に前記2本のワイヤをあるピツチでよじつてMIG溶接
するような画像の急激に変化する溶接方法では検出不可
能である。
又画像の全点のサンプリングにかなりの時間を要し、し
かも複雑・高価なものとなる。この発明は上述の種々の
欠点を排除し、簡単でしかも極めて正確に開先ねらい位
置に一定基準線或いは溶接電極を倣わしめ、良品質の溶
接を行なえる可視アーク溶接の倣い方法を提供すること
を目的とするものである。
以下にこの発明の一実施例を図面とともに説明する。
第1図において、1は互いに溶接される被溶接物(一方
のそを示す。)で本例では開先2はI開先に形成してい
る。3は開先2に沿つて進行する台車(図示せず)に載
置された溶接トーチ、4は溶接電極で、この溶接電極4
は公知のものと同様に所定量ずつ溶接電極指向方向、即
ちたとえば垂直方向に送給され、被溶接物1上に溶接5
を形成しつつたとえば矢印イ方向に進行する。
6は溶接点監視用のテレビカメラでたとえば溶接ヘツド
3に一体的に装着され、この溶接ヘツド3とともに進行
する。
本例ではテレビカメラ6は前方斜上から溶接部を撮像し
ているが、後方など随意の位置から撮像してもよい。テ
レビカメラ6はその走査線が溶接電極4の送給方向(垂
直方向)、すなわち溶接電極の指向方向にほぼ一致する
ように配設されてあり、かつテレビカメラ3の1つのフ
イールドの撮像画面中に、少なくとも溶接電極4先端、
アーク部、アークが作用している近傍の開先2の両壁が
撮像されるように、カメラ6の向きを配置している。
その結果、このテレビカメラ6で撮像した溶接部のテレ
ビモニタ上の再生画像は第2図に示すように溶接電極4
、開先2の両側2a,2b、溶接アーク部7がそれぞれ
表示される。なおモニタ上の走査線(図示せず)も第2
図の図上でほぼ上下方向に走つている。第2図のモニタ
画像で判るように、溶接アーク7はテレビカメラ6の撮
像角度等の影響で、下方(Iで示す)まで垂延している
が、このI点より一定距離上方の特定水平線Nの線上で
は、アーク7は両側の開先壁2a,2bに制限され、画
像上に暗明の急変部分が生じている。
それ故、この発明ではテレビ画像の映像信号からこの暗
、明の変化位置を抽出して、開先位置を検出する。第3
図は上述の検出を行なう回路図である。
第3図において、6は上述のテレビカメラで、レンズ面
には溶接アークの撮像に適したフイルタ(図示せず)を
装着しているとともに、撮像光の明暗に対して絞りを自
動的に変化するEEレンズシステムを装備してなる。1
0はモニタ受像機である。
テレビカメラ6の映像信号はバツフアアンプ11を介し
て直流分再生回路、即ちクランパ12に送られ、ここで
映像信号のうちの直流分再生された信号を2値化回路、
即ちスライサ13に供給して2値化し、2値化映像検出
ゲート回路14および映像検出位置発生回路15に出力
する。映像検出位置発生回路15は後述のごとく、アー
ク部分7を通り画面を水平に横切る映像検出線Nを発生
するもので、この映像検出線N上での映像信号から、開
先壁2a,2bを示す位置情報を発生する。又バツフア
・アンプ11より同期分離回路16aを介してタイミン
グ・パルス発生回路16bより、タイミング・パルスを
クランパ12あるいは左右の開先位置を記憶する位置記
憶回路18,18′,19などに出力し所要の同期を取
る。20は第2図の画像上、たとえば溶接電極4の中心
線を通る基準線Mを設定するための溶接トーチ位置設定
回路でこの溶接トーチ位置設定回路20で設定した信号
を溶接トーチ位置記憶回路19に送り、記憶する。
一方、スライサ13からの映像信号の2値化信号と溶接
トーチ位置記憶回路19からの信号は映像検出位置発生
回路15に送られ、映像検出線Nを発生する。この映像
検出線信号は検出線N上の映像信号を抽出するための2
値化映像検出ゲート回路14に人力される。21は検出
線N上の映像信号の明暗が急変するか否かを検出するこ
とにより、開先壁2a,2bとアーク7部分の境界を識
別する連続判定回路で、この回路21は2値化映像検出
ゲート回路14からの2値化信号を入力として受けて、
該入力から後述の作用により、開先2の左端および右端
を示す信号を左端検出回路22および右端検出回路22
′に送出する。
23はモニタ画面上で左側の開先端が存在すると予想さ
れる初期位置を予じめ設定する左端設定回路、237は
右側の開先端を上記と同様に設定する右端設定回路で、
それぞれの回路23,23′の設定信号は左端位置記憶
回路18、右端位置記憶回路18′を介して左端検出ゲ
ート発生回路25、右端検出ゲート発生回路2yに送ら
れる。
一方検出ゲート幅設定回路24の出力信号も左端、右端
検出ゲート発生回路25,25′に送り、この25,2
5′の出力信号をそれぞれ左端検出回路22、右端検出
回路22′に送る。上記左端検出回路22、右端検出回
路2?で得られた信号、即ち開先位置データは開先の左
端位置および右端位置をそれぞれを平均する左端位置平
均回路26、および右端位置平均回路26′に送り、さ
らに検出良否判定回路27にも送る。
検出良否判定回路27は後述のごとく検出された開先壁
2a,2、bの位置が第2図のH−J,K−Lの各区間
内に入つているか否かを検出判定するもので、検出され
た開先壁の位置が上記範囲内にあれば検出良の信号を発
し、左端位置平均回路26、右端位置平均回路26′、
計数回路28に送り、各々の回路26,26′,28を
作動させる。29は左端位置平均回路26、右端位置平
均回路26′の各データから開先壁2a,2b間の中心
位置を演算する開先幅中心位置演算回路でこの中心位置
は、溶接トーチ位置記憶回路19の出力信号とともに偏
位演算回路30に送り、溶接トーチあるいは溶接電極4
の開先中心位置からの偏位を演算し、偏位データAと計
数回路28からの読み取り指令パルスCを第4図に示す
溶接ヘツドスライドユニツトに出力する。
第4図は溶接ヘツドスライドユニツトを示し、40は第
3図における溶接電極の偏位演算回路30から送られる
データを計数するアツプダウンカウンタでその出力はゲ
ート41を介して禁止ゲート42に送られる。
43はパルス発振回路、44はトーチ移動用パルスモー
タ、45はパルスモータ44の位置制御用のパルスモー
タ駆動部である。
次に本発明の溶接方法につき、上述の各部の作動ととも
に詳細に説明する。なお被溶接物の開先形状はI型開先
であるとする。もちろん他の開先形状でもよい。。いま
、テレビカメラ6で溶接のアーク部開先部を含めて映像
すると、第2図に示すごとき映像が得られる。
この場合モニタ10の画面上では走査線は上下方向に走
査されている。なお実際の画面は開先の上端面2c等は
1点さ線のごとく斜め方向に表示されるが簡単化のため
に図上では水平線状にして表示している。テレビカメラ
6で得られた映像信号はバツフアアンプ11でインピー
ダノス変換されクランパ12で直流分再生される。
この直流分再生は、入力映像の平均階調の大小により映
像信号の直流レベルが変動するためその変動を防止する
ためのもので、いわばここで映像の黒レベルを一定値に
固定するためのものである。クランパ12で直流分再生
された映像信号はスライサ13により適当なレベルでス
ライスされ2値化信号に変換される。
第5図においてSはクランパ12の出力映像の波形を示
し破線SOは2値化するためのスライス電位を示し、T
はスライサ13によりクランパ出力Sを2値化した信号
を示す。
一方、テレビ画面上において、溶接トーチあるいは溶接
電極4の中心線に一致した位置(第2図M)をあらかじ
め溶接トーチ位置設定回路20で手動設定しておき、そ
の位置がテレビ画面上の走査線で端から何番目であるか
を、溶接トーチ位置記憶回路19で記憶しておく。
映像検出位置発生回路15ではクランパ13で2値化さ
れた映像信号から、溶接トーチ位置記憶回路19で記憶
した位置を通る1本の走査線分の映像信号を抜き出して
第2図に示すアーク7の先端部1点を、映像が明から暗
に急変する位置から検出する。そしてこのI点から一・
定値だけ土方の映像検出位置を通り、上記M線に対し、
いいかえると溶接電極の指向方向と直角に画面を横切る
映像検出線Nを発生させる。この映像検出線Nはテレビ
画面を見ながら、アーク7の横幅が被溶接物の開先壁2
a,2bでほぼ直線状に制限される位置のうちのいずれ
かの点に選ぶものである。この映像検出線Nはアーク7
がたとえば溶接線の傾斜等何らかの原因で画面上で上下
に移動しても自動的に追従することになる。
なお、I点からN線までの長さは適当に設定できるもの
である。もちろんアークの位置が安定な場合は自動追従
させる必要はなく、検出線Nを手動にて画面内の特定の
位置に固定させてもかまわない。クランバ12で2値化
された信号T(第5図)と映像検出位置発生回路15で
発生された検出線信号S′(第5図)とは2値化映像検
出ゲート回路14に印加され、ここで両者の論理積を取
り2値化映像検出信号′Ff(第5図)を得る。
信号丁は映像検出線N上にアークが存在しており、映像
が明るい状態の場合のみ正極性のパルスとなる。即ち、
いま画面上、上下方向に走る走査線が左から右へ順次走
査されているとすると、走査線が左側の開先壁2aに対
応する位置に達するまでは、アークがないため映像は暗
く検出線N上の映像信号は暗状態であり、信号Tは発生
しない。そして走査線が2aを過ぎてアーク部7に入る
と、映像一が明かるくなつて検出線N土での映像信号に
は明部が生じ信号Tが生ずる。同様にして、走査線が右
側の開先壁2bを通過したのちは映像は再び暗となり、
検出線N上での映像信号も暗状態となり信号Tは無くな
る。2値化映像検出ゲート回路14で得られた信号T′
は連続判定回路21に入力される。
この連続判定回路21は信号T′をトリガ−パルスとす
る時定数が一走査線より少しだけ大きいモノステーブル
・マルチバイブレータを含むもので再トリカーの可△能
なものであり該マルチバイブレータの出力U(第5図)
の立ち上りおよび立ち丁りの縁を検出し第5図のVの如
きパルスを発生ざせる。上記したで示されるパルスは第
2図の検出線N上の開先2の左端と右端の位置に相当す
る。 4一方あらかじめアーク7の左端と右
端が検出されるであろうと思われる画面上の場所に、左
端設定回路23、右端設定回路23′で左端および右端
の検出線BOを手動設定しておき、その位置を左ノ端位
置記憶回路18、右端位置記憶回路15でそれぞれ記憶
しておく。
手動設定された位置を第2図にDおよびEで示す。検出
ゲート幅設定回路24では、適当な幅を発生させこの幅
値を左端検出ゲート発生回路25および右端検出ゲート
発生回路25′に送り、左端記憶回路18および右端記
憶回路18′での左、右両端位置を示す値に加算又は減
算し、左端側については検出線Pの両側の位置H,J右
端側については検出線0の両側のK,Lの位置を得る。
この位置H,JのデータからHで立ち上りJで立ち下る
パルスWを左端検出ゲート発生回路25から出力し同様
に位置K,LのデータによりパルスYを右端検出ゲート
回路25から出力する。左端検出回路22では連続判定
回路21で得られたパルス信号Vと左端検出ゲート回路
25で得られた信号W(第5図)との論理積を取る。
もし信号Wの1のレベルの間にパルスVの1のレベル(
パルス)が存在した時は、Xの如きパルスが検出良否判
定回路27に出力されるとともにパルスX、即ち左側の
開先が何本目の走査線上に表われたかを検出して、その
値を左端位置平均回路26に出力する。右端検出回路2
Zも同様に、連続判定回路21で得られた信号Vと左端
検出回路25′で得られた信号Yとの論理積を取りYの
1のレベルの間にパルスVの1のレベルが存在した時は
Zの如きパルスを検出良否判定回路27に出力するとと
もにそのパルスZの位置を右端位置平均回路26′に出
力する。
ここで信号WやYと開先位置を示す信号Vとの論理積を
取るのはアーク7の左端および右端を単に区別するだけ
でなく溶接電極の短絡などに起因するアーク光の変動や
、ノイズ等で予想される範囲内から外れた位置を示すデ
ータがアークの端部即ち開先端として検出されることを
禁止するためである。検出良否判定回路2rは左端検出
回路22、右端検出回路2Zの両方からパルスX,Zを
受けると、即ち開先の左端および右端が予想された検出
位置の範囲内H−J,K−Lの間に存在したとき、計数
回路28にパルスを1個だけ送ると同時に、左端位置平
均回路26、右端位置平均回路2σに上記パルスX,Z
の位置を示すデータパルスを送る。
もし左端ならびに右端検出回路22,27のいずれから
もまたは、いずれか一方からパルスが送られない場合は
、検出良否判定回路27からはパルスが出ない〇左端位
置平均回路26では左端検出回路22からの開先位置デ
ータを検出良否判定回路27からパルスが出た場合のみ
該平均回路26の内部のレジスタに加算する。
もちろん検出良否判定回路27からパルスが出ない場合
、即ち所定範囲内に開先位置が検出されなかつた場合は
何もレジスタには加算されない。右端位置平均回路26
′でも同様、右端検出回路22′からの位置データを検
出良否判定回路27からパルスが出た場合のみ内部のレ
ジスタに加算する。
計数回路28では検出良否判定回路27からのパルスを
計数し、適当に設定されたα(例えば20回)に一致し
た場合、一致パルスを左端位置平均回路26、右端位置
平均回路26′に出力する。
左端位置平均回路26、右端位置平均回路26′は一致
パルスを計数回路28から受け取ると、内部の加算レジ
スタの内容をαで除算する。α回平均された位置データ
は開先幅中心位置演算回路29に送ると同時に左端位置
記憶回路18、右端位置記憶回路18′に送られる。左
端ならびに右端位置記憶回路18,18/のデータは手
動セツトされた初期値のかわりにα回平均された検出左
端、右端のデータに置き換る。即ち、次の左端、右端検
出は、このα回平均した左端と右端のデータをもとに、
検出ゲート発生回路28,25で検出ゲートを発生させ
検出する。位置平均回路26,26′はα回出力された
データを出力した後、内部レジスタをゼロにりセツトす
る。また、開先幅中心位置演算回路29では左端位置平
均回路22からの左端の開先壁位置のα回平均データと
、右端位置平均回路22′からの右側の開先壁のα回平
均データとの1/2の位置を演算しこれを開先壁2a,
2bの間の中心位置とする。
この演算された開先の中心位置のデータは偏位演算回路
30に送られ、溶接トーチ位置記憶回路19からの溶接
トーチあるいは溶接電極4の中心位置との差を演算する
。すなわちこの差が溶接トーチあるいは溶接電極の開先
中心位置からのずれ量となり、偏位データAを出力する
。なお偏位データAが出力された直後計数回路28から
読み取り指令パルスCが出力される。なおテレビ・モニ
タ10には左端位置記憶回路18、右端位置記憶回路1
8/、溶接トーチ位置記憶回路19、映像検出位置発生
回路15で得られる位置信号をミキシング・アンプ32
により、テレビ・カメラ6で得られた映像に混合し、映
像出力回路33を介して表示することができる。
即ち、第2図に示すP,Q,M,Nなどの検出線を映像
信号と混合してテレビ・モニタに表示することができる
。さらに、P,Q,Mなどの位置は溶接中補正すること
も可能である。ここでもし、溶接電極中心位置と開先中
心との間にずれがあると、偏位データAおよび読み取り
指令パルスGは第4図に示す溶接ヘツド・スライド・ユ
ニツトに送られアツプ・ダウン・カウンタ40の内容が
ゼロの時に計数回路28からの読み取り指令パルスCが
入るとアツプ・ダウン・カウンタ40に偏位データAを
入力してシフトする。
一方、カウンタ40に偏位データAが入るとパルスモー
タ駆動回路45に発振器43のパルス信号が入り偏位デ
ータAに含まれる正負信号に従つてパルスモータ44を
1駆動する。そして溶接トーチをこのパルスモータ44
により溶接トーチと開先中心位置の偏位がなくなる方向
に変位させて、開先中心位置に修正する。パルスモータ
44の1パルスに対する動作距離と入力偏位データ信号
Aの1b1tの絶対値が異なる為、発信器43の信号を
分周回路46を通してカウンタ40の記憶値を低減して
いき、カウンタ40の値がOになると発振器43の信号
がパルスモーター駆動部45に入るのを禁止ゲート42
で禁止してパルスモータ44を停止させ、所定の修正を
終了する。以下、本実施例の方法で行つた溶接実験結果
について述べる。
溶接方法は非常に光強度変動の大きい2本のワイヤ(2
mmφ)をより合せた電極によるMIG溶接で実験した
被溶接材は10071t1×1000mm1で型狭開先
とし、溶接装置走行レールと溶接線とは平行でなく開先
間隔は12〜1811と変化させた。
溶接電流は600A1溶接電圧は32Vであつた。結果
は溶接ワイヤの矯正不良箇所を除いも全層にわたつて完
全に開先の中心位置を倣い、十分満足すべき倣い性能を
発揮した。
なお、第3図のプロツク図に示す溶接トーチ位置設定回
路20の設定位置を溶接トーチ中心位置でなく、その中
心から、ある適当量かたよらせて設定することにより、
広い開先幅の場合振り分け溶接することが可能であり、
その場合も十分良好な倣い性能を発揮した。
ただしこれは溶接トーチ位置設定を溶接トーチ中心位置
に合せ、第3図に示す開先幅中心位置演算回路29の演
算係数を1/2でなく、適当な係数、例えば1/3,2
/3というふうに変えても可能である。第6図は溶接電
極中心位置を映像信号から得て、この電極位置と開先中
心位置との間の偏位にもとずいて電極位置を修正する実
施例を示す。
なお、この実施例において前述の実施例と均等な部分は
同一符合を付している。第6図において、50は電極位
置初期値設定回路、51は電極位置記憶回路、52は電
極検出ゲート発生回路、53は電極の右端および左端検
出回路、54は電極中心位置演算回路、55は電極位置
検出ゲート幅設定回路である。
次に動作について説明する。
この実施例においても走査線は画像上縦方向、即ち溶接
電極4の指向方向に向いもいるとする。まず第6図に示
す映像処理ユニツトについて説明する。
テレビ・カメラ6で得られた映像信号はバツフアーアン
プ11でインピーダンス変換され、クランパ12で直流
分再生される。
この直流分再生は入力映像の平均階調の大小により映像
信号の直流レベルが変動するためその変動を防止するた
めのもので、いわばここで映像の黒レベルを一定値に固
定するためのものである。クランパ12で直流分再生さ
れた映像信号はスライサ13により適当なレベルでスラ
イスされ2値化信号に変換される。一方、溶接電極4の
初期値を与えるべくテレビ画面内において、溶接電極の
中心線に一致した位置(第7図M)をあらかじめ電極位
置初期設定回路50で手動設定しておき、その位置がテ
レビの走査線で何本目であるかを電極位置記憶回路51
で記憶しておく。映像検出位置発生回路15ではクラン
パ13で2値化された映像信号から電極位置記憶回路5
1で記憶した位置の1走査線分の映像信号を抜き出し第
7図に示すアークの先端部1点、および電極4の先端部
1′点を検出する。このI点,I′点は映像信号が明か
ら暗或いはその逆に転する点を検出すればよい。そして
映像検出位置発生回路15はこのアークの先端部1点、
電極の先端部1′点から一定値上方の映像検出位置に第
7図に示す映像検出線N,N/を発生させる。
すなわち、この映像検出線N,N′はアークが何らかの
原因で土下に移動しても自動的に追従することになる。
なおI点からN線までの長さおよび2点からN/線まで
の長さは適当に設定できるものである。もちろんアーク
の位置が安定な場合は自動追従させる必要はなく、映像
検出線N,N′を手動にて画面内の特定の位置に固定さ
せてもかまわない。クランパ13で2値化された信号と
映像検出位置発生回路15で発生された検出線信号とは
2値化映像検出ゲート回路14で論理積を取り2値化映
像検出信号を得る。
この2値化映像検出信号は映像検出線NあるいはN牛に
アーク光が存在している場合のみ正極性のパルスとなる
。それ故、映像検出線N任において、溶接電極4の両端
で、アーク部7から溶接電極に移る位置で映像は明から
暗になるから、映像信号上の明暗レベルの変化から前述
の開先壁2a,2bの検出と同様の方法で溶接電極4の
両端を検出できる。
2値化映像検出ゲート回路14で得られた信号は連続判
定回路21に入力される。
連続判定回路21は2値化映像検出ゲート回路14の出
力信号をトリガ−パルスとする時定数が一走査線より少
しだけ大きい単安定モノステーブル・マルチパイプレー
ダーで再トリカーの可能なものであり、その出力の立ち
上りおよび立ち下りの縁を検出し、映像検出上線N(第
7図)の開先の左端と右端の位置に相当する2ケのパル
スおよび上記と同様にして映像検出線N牛の電極4の左
側と右側の位置に相当する2ケのパルスを得る。一方、
あらかじめ開先の左端と右端が検出されるであろうと思
われる場所に、初期値を与えるために開先位置初期設定
回路23,23′で開先の左端と右端の検出線を手動設
定しておき、その位置を開先位置記憶回路18,18′
でそれぞれ記憶しておく。
手動設定された位置を第7図DおよびEとする。開先位
置検出ゲート幅設定回路26では適当な幅を発生させこ
の幅値を開先位置検出ゲート発生回路25,25に送り
開先位置記憶回路18,18′の値に加算又は減算し、
左端についてはH,J(第7図)右端についてはK,L
(第7図)の位置を得る。
このH,JからHで立ち上りJで立ち下るパルスおよび
K,LからKで立ち上りJで立下るパルスをゲート発生
回路25,25′から出力する。開先左端、右端検出回
路22,2Zでは連続判定回路21で得られた信号とゲ
ート発生回路25,25′で得られた信号との論理積を
取る。
もし第7図のH,Jの間にパルスが存在した時はその位
置を開先2の左端2aとして検出する。
同様に第7図K,Lの間にパルスが存在した時はその位
置を開先2の右端2bとして検出する。上記のごとくゲ
ート発生回路25,25′の出力と連続判定回路21の
出力との論理積をとる理由は第3図の実施例におけると
同様である。上記のごとくして、開先2の右端、左端と
もに検出されたときのみ、開先中心演算回路29で開先
壁2a,2bの間の中心位置を演算する。
それと同時にその中心位置信号を開先位置記憶回路18
に送り、初期値を入れかえる。同様にして、映像検出線
N/F.での溶接電極4の両端位置を電極左端、右端検
出回路53から検出するとともに、電極位置検出ゲート
幅発生回路55で設定された範囲内に上記電極左端位置
および右端位置があることを確認して、その電極の両端
位置データを電極中心演算回路54に送り、溶接電極4
の中心位置を演算する。そして、電極中心位置演算回路
54からの電極中心位置データおよび開先中心演算回路
29の開先中心データとを偏位演算回路30に送り、こ
の偏位演算回路30は開先中心と溶接電極中心との間の
偏位量を演算し、その偏位データBを読み取り指令パル
スててもに出力する。
この偏位データBは第4図の溶接ヘツドスライドユニツ
トのアツプダウンカウンタ40に送られ、前述の実施例
で説明したのと同様の作動で、溶接電極4は開先の中心
に一致するように修正される。なお、上述の実施例にお
いては映像検出線をN,N′の2ケ所で発生させて、開
先位置と電極位置とをそれぞれ別位置で検出したが、電
極先端部により定まる特定の1本の検出線N任のみで開
先位置と電極位置とを検出してもよい。
以上詳述したようにこの発明によればテレビカメラの撮
像信号から、アーク発生部分での被溶接物の開先中心を
求めて、この開先中心に一定基準線或いは溶接電極を倣
わるようにサーボ制御するので、極めて正確に開先状態
に倣わしめることができ、高品質の溶接を行なうことが
できるとともに、電極先端直下の最もアーク輝度の安定
な位置で映像信号を解析し、暗部から明部へとシヤープ
に変化する開先壁そのものを検出しているので、電極中
心を境にしたアーク全体の光量が変化しても、その検出
位置は安定である。
しかも、電極先端位置下の開先中心位置をもとに倣い動
作させているので精度が高い溶接が行なえる。また本発
明は溶接電極指向方向と、テレビカメラの走査線が略一
致する方向に配置して溶接アーク部及びその開先部を撮
像するようにしたので、各走査線の映像信号を単に2値
化処理するだけでよく映像信号の処理が簡易化できると
ともに、テレビカメラ又はモニタテレビ上の走査線の位
置と開先位置、電極位置とが対応し、また走査線の本数
と開先間隔や検出すべき偏差が対応するので演算処理が
簡易化できる。
さらに溶接アーク部分と開先部分の映像情報は電極直下
のアーク先端部から電極側方向にあり、アークが安定し
ていてかつ走査線と直交する特定の検出線上での信号か
ら得ているので、上述のごとくアーク光強度の変動によ
る影響がなく、また溶接電極が曲一つていても正確に電
極位置が検出され、この面からも開先中心への倣いを正
確化でき、溶接を高品質化し得る。
また特定の検出線上のみの映像信号を処理すればよいか
ら、信号処理系を簡単化し、高速処理し得る等種々の利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の配置を示す図、第2図は第
1図の実施例における映像の→0を示す図、第3図は本
発明の一実施例の映像信号の処理部のプロツク回路図、
第4図は本発明の一実施例の溶接ヘツドスライドユニツ
トの一例を示すプロツク図、第5図は第3図の回路の要
部の波形図、第6図は本発明の他の実施例を示すプロツ
ク回路図、第7図は第6図の実施例における映像の一例
を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被溶接物と相対的に移動する基台に設けられた溶接
    ヘッドと一体的にテレビカメラを設け、そのテレビカメ
    ラを溶接電極の指向方向とテレビカメラの走査線が略一
    致する方向に配置し、テレビカメラにより可視アーク溶
    接のアークおよびその近倣を適宜な方向より撮像し、走
    査フィールド上のアーク先端部から一定値だけ電極側に
    位置し、かつアーク部を含み走査線と略直交する特定な
    映像検出線上での映像信号から開先壁を検出して、その
    開先壁を演算することにより得られた開先壁間の中心位
    置と予め画像上に設定した基準線とを一致させるように
    溶接ヘッドを駆動することを特徴とする可視アーク溶接
    の倣い方法。
JP3139577A 1977-03-18 1977-03-18 可視ア−ク溶接の倣い方法 Expired JPS595071B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188574A (ja) * 1982-04-30 1983-11-04 Hitachi Zosen Corp 溶接ア−ク長検出装置
JPS5973183A (ja) * 1982-10-18 1984-04-25 Hitachi Zosen Corp 溶接線倣い制御方法
JPS5973182A (ja) * 1982-10-18 1984-04-25 Hitachi Zosen Corp 溶接線倣い制御方法
JPS5973181A (ja) * 1982-10-18 1984-04-25 Hitachi Zosen Corp 溶接線倣い制御方法
JPS5994583A (ja) * 1982-11-22 1984-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 溶接位置制御方法
JPS5994584A (ja) * 1982-11-22 1984-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ア−ク溶接条件制御方法
JPS59232670A (ja) * 1983-06-16 1984-12-27 Hitachi Zosen Corp 開先倣い制御方法

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