JPS5950355B2 - 電動ミシンの安全保護装置 - Google Patents

電動ミシンの安全保護装置

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JPS5950355B2
JPS5950355B2 JP10488777A JP10488777A JPS5950355B2 JP S5950355 B2 JPS5950355 B2 JP S5950355B2 JP 10488777 A JP10488777 A JP 10488777A JP 10488777 A JP10488777 A JP 10488777A JP S5950355 B2 JPS5950355 B2 JP S5950355B2
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sewing machine
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signal
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正 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工業ミシン等のように自動化された電動ミシン
の安全保護装置に関するものである。
まずこの種の電動ミシンの従来技術を第1図、第2図に
もとづき説明する。
電動ミシンには、第1図に示すように、モータMOの動
力をクラッチ摩擦板CMとクラッチ板CBを介してミシ
ンSMに伝達する装置や、直流モータから直接動力をミ
シンに伝達するものがあるが、ミシンを制御するうえで
基本的には同じであるので、ここでは電磁クラッチを用
いた例で説明する。
第1図において、ミシンSMを駆動する場合はクラッチ
コイルCLに電流を通すことにより、電磁力でクラッチ
板CBをクラッチ摩擦板CMに押付けてモータMOの動
力をプーリPL2、ベルトVV、プーリPL、を介して
ミシンSMに伝達する。
また、ミシンSMを停止させる場合には、ブレーキコイ
ルBRに電流を流し、クラッチ板CBをブレーキ摩擦板
BMに押付けてミシンSMを停止させるものである。
ところで、最近、この種ミシンの発達にともない、複雑
な制御が行なわれるようになっている。
その一例として、自動糸切り付、上下停針制御のものを
第2図により説明をする。
電動ミシン、特に工業用ミシンにおいては、ミシンへの
指令は、図の足踏ペタルFPで与えられる。
この足踏ペタルFPは、前に踏込むと指令前踏スイッチ
LSWがオンとなってHレベルとなり、逆に踏込むと指
令道路スイッチTSWがオンとなつてHレベルとなるも
のであり、また、足踏ペタルFPを踏まない中立の場合
は、上記のスイッチLSW、TSWともにオフでLレベ
ルにあるものである。
このほかに、ミシン針の上下位置を検出する上位置検出
器UD、下位置検出器DDがあり、各々上位置、下位置
でLレベルの信号を出すものである。
更に、ミシンの速度を検出する指速発電機T・Gがあり
、このT−Gからミシン速度を得て速度を一定に保つの
が速度制御回路SPCである。
この速度制御回路SPCの出力は、クラッチコイルのC
Lを駆動する信号と、ブレーキコイルBRを駆動する信
号とに分かれており、この両信号は、シーケンス制御部
によって作られた速度制御有効信号5−DRIVE(以
後、S −DRIVE信号トイう。
)によって有効にされる。
したがって、5−DRIVE信号がオンの場合のみ速度
制御が有効となって、ミシンが定速運転されるものであ
る。
上記シーケンス部分の動作を、次に説明する。
先ず、足踏ペタルFPを前踏して指令前踏スイッチLS
WをオンとしHレベルにすると、オア回路OR2の出力
がHレベルとなって5−DRIVE信号を出し、アンド
回路AND3.AND4の1人力をHレベルとするので
、速度制御回路SPCの出力に応じ、クラッチコイルC
L及びブレーキコイルBRが励磁されてミシンは定速運
転を続ける。
次に、足踏ペタルFPを中立にすると、指令前踏スイッ
チLSWがレベルLとなり、オア回路OR2の入力が切
れてS −DRIVE信号がなくなる。
この場合、下位置検出器DDの下位置信号がHレベルの
場合は、アンド回路AND2がHレベルとなって、オア
回路OR2の入力3に入力を与え、5−DRIVE信号
を出してミシンを回転させるが、下位置がくると、上述
のように下位置検出器DDからの信号がLレベルとなっ
て、アンド回路AND2及び゛オア回路OR2の出力を
Lレベルとして5−DRIVE信号をなくすものである
これと同時に、ノア回路N0R2の出力がHレベルとな
って、モノステーブルマルチバイブレータ(モノマルチ
)MMに信号を与え、Q出力を一定時間、Hレベルとし
てブレーキコイルBRを励磁してブレーキをかけ、ミシ
ンを下位置で停止させるものである。
更に、足踏ペタルFPを通路して指令道路スイッチTS
WをHレベルにすると、フリップフロップFF1.FF
2がともにセットされ、Q出力がHレベルとなるので、
自動糸切りコイルTRIMが励磁され自動糸切り機構が
動作する。
これと同時に、上位置検出器UDからの信号はHレベル
で゛あり、アンド回路AND1の出力がHレベルで、オ
ア回路OR2の入力1がHレベルとなるので5−DRI
VE信号が出てミシンは回転する。
そして、上位置を検出すると、上位置検出器UDからの
信号がLレベルとなるので、フリップフロラフ下F2が
リセットされ、自動糸切り機構がオフとなり、5−DR
IVE信号がなくなってミシンの駆動を停止する、これ
と同時に、ノア回路N0R1及びオア回路OR,が動作
して、モノマルチMMがオンとなり、一定時間、ブレー
キコイルBRおよびワイパーの糸払いコイルWPをオン
として、糸払いをした後ミシンを上位置で停止させるも
のである。
しかしながら、上述の如きミシンにおいては、針を取扱
うことや、不特定多数の作業者が操作するので、その安
全性に対しては十分な対策が必要である。
これらの点につき、上記ミシンにおいて、ミシン針の上
位置検出器UD、下位置検出器DDの取付はミシン本体
であり、他の回路までリード線で配線しなければならず
、このリード線が短絡或いは断線した場合を考えると、
上記上、下位置検出器UD、DDの出力信号が同時に発
生することになり、ミシンの針が下位置にあるにもかか
わらず自動糸切り機構や、糸払い機構が動作し、針折れ
を起こしたり、下位置以外で糸切りが動作してミシンを
損傷したりして極めて危険であった。
さらに、雑音などにより、上位置信号と下位置信号が同
時に入ったと誤った判断をする場合もあり、このときも
前述と同様に不必要なときに自動糸切り機構や糸払い機
構が動作して極めて危険である。
本発明の目的はこれらの従来装置における諸欠点を防止
解消し、ミシン針の上位置検出器、下位置検出器の故障
や配線の短絡などにより、ミシンが誤動作して危険にな
るのを防止し、安全なミシン制御を行なうことができる
電動ミシンの安全保護装置を提供することにある。
本発明の特徴は、モータによりミシンを駆動する機構、
ブレーキによりミシンを停止する機構、自動的に糸切り
を行なう自動糸切り機構、糸切り機構によって切られた
糸を払う糸払い機構および針の上、下位置を検出する上
、下位置検出器を備え、これらの各機構を検出器からの
電気信号および操作信号に基づいて制御するものにおい
て、本来同時に起り得ないところのミシン針の上位置を
検出する上位置検出器の信号と、下位置を検出する下位
置検出器の信号とが同時に発生したことを検出して異常
状態を検知しミシンの駆動機構、自動糸切り機構、糸払
い機構の動作を無効にするようにした電動ミシンの安全
保護装置にある。
次に本発明の一実施例を第1図をも参照して第3図によ
り説明する。
なお第3図において第2図と同一符号のものはこれと等
動物である。
ここで改めて第1図に示すものにつき詳細に説明すると
、SMはミシン本体で、クラッチ板CBに直結されたプ
ーリPL2からベルト■vを介してプーリPL、を通し
て駆動されるものであり、また、ミシンSMにはミシン
針NDの上下位置を検出する位置検出装置PDとミシン
の速度を検出する指速発電機T−Gが連結されている。
またクラッチ板CBの両側には、ブレーキ摩擦板BMと
モータMOに直結したクラッチ摩擦板CMが配置され、
クラッチコイルCLに電流を通電することにより、クラ
ッチ板CBをクラッチ摩擦板CMに押付けてモータMO
の動力をミシンSMに伝達し、これを駆動する。
更に、ブレーキコイルBRを励磁することによりクラッ
チ板CBをブレーキ摩擦板BMに押付けてミシンSMを
停止する。
なお図中TAはミシンのテーフ゛ルで゛ある。
しかして、第3図に示すものは本発明の一実施例に係る
制御回路部である。
図において、UD、DDはそれぞれミシン針NDの上位
置検出器、下位置検出器で、上位置、下位置がくるとL
レベルの出力を出すもので゛ある。
またLSW、TSWは、第2図と同様にともに足踏ペタ
ルFPに連動した指令前踏および道路スイッチで、足踏
ペタルFPを前踏すると上記スイッチLSWがオンとな
ってHレベルの出力を出し、道路すると上記TSWがオ
ンとなり、Hレベルの出力を出し、更に足踏ペタルFP
を踏まない中立の状態では、上記両スイッチはともにオ
フとなりLレベルである。
T−Gは指速発電機で、速度を一定にする速度制御回路
SPCの入カイに接続されるものである。
この速度制御回路SPCの出力は2本あって、それはク
ラッチコイルCLの信号ハと、ブレーキコイルBRの信
号口である。
そして、上記信号ハの出力はアンド回路AND40入力
2に接続され信号口の出力はアンド回路AND30入力
2に接続されている。
上記上位置検出器UDの出力はインバータ回路INv1
を通してフリップフロップFF2のリセット端子Rと、
アンド回路AND1の入力1およびオア回路0R50入
力2に接続されている。
下位置検出器DDの出力はアンド回路AND2の入力1
とオア回路OR5の入力1に接続されている。
指令前踏スイッチLSWはフリップフロップFF1のリ
セット端子Rと、ノア回路N0R2の入力2と、オア回
路OR2の入力2および゛インバータ回路■N■2を通
してアンド回路AND2の人力2とそれぞれ接続されて
いる。
指令道路スイッチTSWはフリップフロップFF1.F
F2のセット端子Sに接続されている。
そしてこのフリップフロップ ンド回路AND7の入力1に接続され、このアンド回路
AND7の入力2は、アンド回路AND6。
AND8の入力2と、インバータ回路1Nv3の入力と
共にオア回路OR5の出力に接続されており、更にイン
バータ回路INv3の出力はオア回路OR40入力2に
接続されている。
また上記アンド回路AND7の出力は、抵抗R5を介し
てトランジスタT1のベースに接続され、このトランジ
スタT1のコレクタは自動糸切りコイルTRIMを介し
て電源Vに接続されている。
フリップフロップ AND1の入力2に、出力可はノア回路NOR1の入力
2にそれぞれ接続されている。
アンド回路AND1の出力はノア回路NOR1の入力1
に接続され、このノア回路NOR1の出力はオア回路O
R1の入力1とアンド回路AND8の入力1に接続され
ている。
またオア回路OR2の出力はアンド回路AND6の入力
1に接続され、このアンド回路AND6の出力はアンド
回路AND3とAND4の入力1に接続されている。
ノア回路N0R2の出力はオア回路OR1の入力2に接
続され、このオア回路OR□の出力はオア回路OR4の
入力1に接続されている。
オア回路OR4の出力はモノマルチMMの入力Bに接続
され、このモノマルチMMの出力Qはアンド回路AND
5の入力2とオア回路OR3の入力1に接続され、さら
にオア回路OR3の入力2はアンド回路AND3の出力
に接続されている。
アンド回路AND5の入力1はアンド回路AND3の出
力に接続され、このアンド回路AND5の出力は抵抗R
8を介してトランジスタT4のベースに、またオア回路
OR3の出力は抵抗R6を通してトランジスタT2のベ
ースに、更にアンド回路AND4の出力は抵抗R7を介
してトランジスタT3のベースにそれぞれ接続されてい
る。
そして上記トランジスタT4.T3およびT2の各々の
コレクタはそれぞれ、糸払いコイルWP、ブレーキコイ
ルBRおよびクラッチコイルCLを通して電源■に接続
されている。
以上の様な構成において、いま、指令前踏スイッチLS
Wをオンするとオア回路OR2の出力がHレベルとなり
、このとき、下位置検出器DDと上位置検出器UDの信
号が同時に出なければ、オア回路OR5の出力はHレベ
ルなので゛、アンド回路AND6の出力で゛ある5−D
RIVE信号がHレベルとなり、速度制御回路SPCの
出力口、ハが有効となり、クラッチコイルCLおよびブ
レーキコイルBRが速度制御回路SPCの出力で制御さ
れ、ミシン速度を一定に保ち、ミシンSMは駆動し続け
る。
このとき、もし下位置検出器DDが故障でLレベルにな
ったままの状態であると、ミシンSMが回転して、上位
置検出器UDが上位置を検出してその信号がLレベルに
なったときオア回路OR5の出力はLレベルになるので
゛、アンド回路AND6゜AND7およびAND8の出
力がともにLレベルとなって、アンド回路AND4.A
ND5の出力もLレベルとするので訃うンジスタT1.
T3および丁。
は共に動作しないからクラッチコイルCL、自動糸切り
コイルTRIMおよび糸払いコイルWPは動作しない。
また、インバータ回路IN■3の出力がHレベルどなり
、オア回路OR4の出力もHレベルとなって、モノマル
チMMが一定時間動作してブレーキコイルBRが励磁さ
れ、ミシンSMは停止される。
このようにしてミシンSMは完全に停止するものである
次にミシンSMが回転中に指令前踏スイッチLSWをオ
フすると、速度制御回路SPCを有効にする5−DRI
VE信号が切れが、もし下位置検出器DDからの信号が
ない場合(Hレベルの場合)はアンド回路AND2の出
力がHレベルとなり、オア回路OR2、アンド回路AN
D6の出力をHレベルとして、5−DRIVE信号をH
レベルのオンとしてミシンSMを駆動する。
そして、ミシンSMが回転して下位置がきて下位置検出
器DDの出力がLレベルになると、アンド回路AND2
の出力をLレベルにして5−DRIVE信号をオフにし
、ミシンSMの駆動を止めると同時にノア回路N0R2
の出力をHレベルとし、オア回路OR1,OR4の出力
をHレベルとするので、モノマルチMMが一定時間オン
してブレーキをかけ、ミシンSMを下位置に停止させる
次に、指令道路スイッチTSWをオンすると、フリップ
フロップ り、アンド回路AND7の出力もHレベルとなって、自
動糸切りコイルTRIMを励磁すると同時に、フリップ
フロップ なるので゛アンド回路AND1、オア回路OR2および
゛アンド回路AND6がHレベルとなり、S−DRIV
E信号がHレベルとなって、速度制御回路SPCの出力
が有効となり、ミシンSMは回転する。
そして、上記ミシンSMが半回転すると、上位置にきて
上位置検出器UDの出力がLレベルとなるので゛、アン
ド回路AND1、オア回路OR2および゛アンド回路A
ND6の出力が共にLレベルとなって、S−DRIVE
信号がLレベルとなりミシンSMの駆動は停止されると
同時に、ノア回路NOR1の出力がHレベルで゛オア回
路OR1, OR4の出力もH)レベルとなり、ブレー
キが一定時間動作してミシンを上位置で停止させる。
これと同時に、フリップフロラフ下F2はリセットされ
、その出力QはLレベルとなるので゛、自動糸切りコイ
ルTRIMの励磁はなくなる。
また、アンド回路AND1の出力とフリツブフロツフ下
F1の出力とがLレベルとなるのでノア回路N0R1の
出力がHレベルとなって、アンド回路AND8の出力も
Hレベルとなり、フ゛レーキと同期して糸払いコイルW
Pも励磁され、糸切りで切られた糸を払いのける。
この場合、もし、上位置検出器UDが故障してその出力
がLレベルになったままで゛あった場合を考えると、下
位置検出器DDの信号がLレベルになった瞬間にオア回
路OR5の出力がLレベルとなってアンド回路AND6
.AND7およびAND8の出力をLレベルとし、オア
回路OR4の出力をHレベルとするので、自動糸切りコ
イルTRIM、糸切りコイルWPおよびクラッチコイル
CLは共にその動作が禁止され、ブレーキコイルBRが
一定時間励磁されてミシンSMを安全に停止させるもの
である。
従って針折れなどの危険は全く起らない。上記したとこ
ろは、上位置検出器UD、下位置検出器DDが故障した
場合について説明したものであるが、この他、短絡や雑
音などによる故障においても上記の説明と全く同様であ
る。
以上に述べたように本発明によれば、ミシンSMの針の
上、下位置を検出する上位置検出器UD、下位置検出器
DDが故障したり、短絡や雑音を受けた場合に生じる誤
動作を防止することができ、針折れなどの遊険から作業
者を守ることができるものである。
しかして、第3図の破線に示す部分は、本発明に係る保
護回路PRCに相当するところであるがこの部分を取出
しての他の実施例を第4図において説明する。
なお第4図のA−Jまでの各点は第3図の同符号のとこ
ろと同じ配線を示すものである。
すなわち第3図に示す実施例においては、上位置検出器
UD、下位置検出器DDの故障が解除された時点で、す
ぐ回路が正常に復帰していたが、第4図に示す実施例で
は、上位置検出器UDおよび下位置検出器DDが共に信
号を発生するとノア回路NOR3の出力がHレベルとな
り、フリップフロップ つので・アンド回路AND6,AND7およびAND8
の出力はLレベルのままとなり、この状態を保持し、自
動糸切り、糸払いおよびクラッチの各コイルの励磁は禁
止されると同時に、フリップフロラフ下F3の出力Qが
Hレベルを保つので1ランジスタT5がオンとなり、警
報装置BELLをオンにして知らせるようにしたもので
ある。
この復帰はリセットスイッチRESETを押すかあるい
はRESET信号をフリップフロップFF3のリセット
端子Rに加えることによって行なわれる。
従って、第4図の実施例では、作業者の安全の確保と共
に、異常であることを作業者などに知らiせることかで
きる。
また、故障が不意に回復しても、突然ミシンが駆動され
て危険になることも防止できるものである。
更に第5図、第6図に示すものは他の実施例であり、第
5図に示すものは制御回路にマイクロコンピュータMC
(以下単にマイコンMCという)を用いたもので、図
において(第3図、第4図と同一符号のものはこれと等
動物であるからその詳細な説明は一部省略する。
)マイコンMCの中は、中央処理部、データメモリRA
MおよびプログラムメモリROMなどによって構成され
ているもので、マルチチップでも1チツプでも同様に使
用することができる。
入力は、第3図に示すものと同様に、指令スイッチに係
る指令前踏スイッチLSW、指令道路スイッチTSWお
よび上・下位置検出器UD,DDによるものがある。
出力も、第3図と同様で゛、速度制御回路SPCの出力
口,ハを有効にするS−DRIVE信号、一定時間ブレ
ーキ信号S−BRAKE、自動糸切り信号S−TRIM
、糸払い信号S−WPおよび警報装置を駆動するS−B
ELL信号である。
また第6図はマイコンMCの動作を説明するフローチャ
ートである。
まず、上位置検出器UD、下位置検出器DDが正常な場
合について説明すると、スタートしてLSWREADで
土SWを入力として取込み、次にLSWをチェックして
、もしLSWがオンならばDRIVE信号を出力させ、
速度制御信号を有効にしてミシンを駆動する。
今度はLSWがオフになるのをチェックするためLSW
を取込んでチェックする。
LSWがオフになれば、DOWN,UPREADで下位
置信号を取込んでチェックし、下位置が来るまでチェッ
クしつづける。
このとき同時に上位置をチェックし、上位置信号がなく
しかも下位置信号が発生すると、DRIVE信号をオフ
にして、ミシンの駆動を止めると同時にBRAKEをオ
ンにする。
BRAKEの励磁時間があらかじめ定められた値になる
と、BRAKEがオフして、始めの状態にもどり、LS
Wをチェックする。
LSWがオフで丁SWがオン子ると、LSW=ONがN
Oを通り、TSWREADでTSWを取込んでTSW=
ONがYESとなるので同様にDRIVE信号を出し、
ミシンを駆動し、DOWN、UPREADで下位置をチ
ェックする。
下位置にあればDOWN=ONがYESとなり、かつ、
上位置をチェックして上位置信号がないことを確認して
自動糸切り信号TRIMをオンし、再びDOWN、 U
P READで上位置をチェックする。
そしてミシンが半回転して上位置になるとUP=ONが
YESとなり、下位置がないことをチェックして自動糸
切り信号TRIMがオンし、ブレーキ信号BRAKE、
糸払い信号WPがオンする。
このまま、設定時間がすぎると、ブレーキ信号BRAK
E、糸払い信号WPがオフとなり、ミシンは始めの状態
に戻り、再び土SWをチェックする。
今、仮りに、下位置検出器DDが故障で信号が出たまま
の状態にあったとすると、下位置検出器DDの信号が出
て、DOWN=ONがYESとなって、次にDOWN、
UP READでUPを取込み、UP=ONでYESと
なるので、DRIVE、 TRIM。
WPの各信号をオフし、ブレーキ信号BRAKE、警報
信号BELLをオンして一定時間後にブレーキ信号BR
AKEをオフする。
次にRESET信号を取込んで、RESET信号が来る
まで、この状態を保つものである。
従って上、下位置検出器の故障や短絡、あるいは雑音に
対してミシンの誤動作による針折れなどの危険を防止し
て安全に動作することは第3図、第4図の場合と同様で
ある。
更に第7図のものは第6図に示す破線の RESET部分の変形例で、第6図のものにおいてはR
ESET信号が入るまで異常状態を保持していたのに対
し、第7図のものにおいては上、下位置検出器の故障が
治された時点で、すぐ復帰する態様のものを例示したも
のである。
なお以上は第1図に示した電磁クラッチ式のミ1シンに
ついて述べたが、ミシンと直流電動機を連続し直流電動
機を速度制御する形のミシンにおいてもクラッチ信号を
直流機の制御信号として使用すれば全く同様の動作をす
るものであり、同様な効果が得られる。
以上述べたように本発明によれば、本来起り得ない上、
下位置検出器からの信号が同時にあったときはミシンの
駆動機構や糸切り機構を無効にすると共に、ブレーキ機
構を瞬時に作動させ、一定時間だけブレーキ機構を作動
させるように構成し;たので、上、下位置検出器の故障
、短絡あるいは雑音などに対して針折れや誤動作などの
危険を防止でき、装置のみならず人間に対しても安全な
ミシン制御を可能にするものであって、安全確保、確実
な運転の保証など工業上篩するところは極めて大である
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁クラッチ式ミシンの概略構成図、第2図は
従来装置の制御回路図、第3図は本発明の一実施例を示
す制御回路図、第4図は他の実施;例の制御回路図、第
5図は本発明のさらに他の実施例のマイクロコンピュー
タを用いた例示図、第6図はそのフローチャート、第7
図は他の実施例における要部のフローチャートである。 MO・・・・・・モータ、SM・・・・・・ミシン、C
L・・・・・・クラ′ツチコイル、BR・・・・・・ブ
レーキコイル、UD・・・・・・上位置検出器、DD・
・・・・・下位置検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータによりミシンを駆動する機構、ブレーキによ
    りミシンを停止する機構、自動的に糸切りを行なう自動
    糸切り機構、上記ミシンの針が上位置にあることを検出
    する上位置検出機構および針が下位置にあることを検出
    する下位置検出機構を備えた装置において、装置の機構
    上本来起り得ないところの上記上位置検出機構と下位置
    検出機構の各信号が同時に発生した場合は、前記ミシン
    の駆動機構、自動糸切り機構の動作を無効にし、同時に
    ミシンを停止させる機構を作動してミシンを瞬時に停止
    させ、後一定時間だけその停止状態を保持するように構
    成したことを特徴とする電動ミシンの安全保護装置。 2、特許請求の範囲第1項記載において、異常状態検知
    時に各機構の動作を無効にしミシンを停止させる機構の
    動作復帰はリセット信号により行なうようにしたことを
    特徴とする電動ミシンの安全保護装置。 3 特許請求の範囲第1項記載において、ミシンの異常
    状態を検知してミシンの駆動機構の動作を無効し、ミシ
    ンを停止する機構が異常状態を報知する警報装置を備え
    ていることを特徴とする電動ミシンの安全保護装置。
JP10488777A 1977-07-13 1977-09-02 電動ミシンの安全保護装置 Expired JPS5950355B2 (ja)

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US05/921,952 US4233919A (en) 1977-07-13 1978-07-05 Sewing machine protection apparatus
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