JPS5950054B2 - 剥離液組成物 - Google Patents

剥離液組成物

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JPS5950054B2
JPS5950054B2 JP9949276A JP9949276A JPS5950054B2 JP S5950054 B2 JPS5950054 B2 JP S5950054B2 JP 9949276 A JP9949276 A JP 9949276A JP 9949276 A JP9949276 A JP 9949276A JP S5950054 B2 JPS5950054 B2 JP S5950054B2
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JP
Japan
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hydrogen peroxide
composition
acid
stripping
polybutadiene
Prior art date
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Expired
Application number
JP9949276A
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English (en)
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JPS5325102A (en
Inventor
善行 榛田
秀行 花岡
都弘 原田
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な剥離液組成物、すなわち露光によつて硬
化した感光性樹脂膜の剥離剤に関する。
感光性樹脂は、その耐薬品性を利用してフォトレジスト
として、金属加工や集積回路の製造用に使用されており
、その素材は、桂皮酸ビニル系重合体からなるものと、
ゴム系フォトレジストと称されている天然ゴムやポリイ
ソプレンゴムの環化物からなるものがある。これらの素
材は、露光・現像・ベーキング・エッチングの工程の後
、除去しな1ナればならず、このため剥離剤の研究が行
われ、特許出願も多く出されている。
たとえば、桂皮酸ビニル系重合体については、特公昭4
1−2369、−2370、−20252、45−25
24、−12925、46−5961等があり、ゴム系
フォトレジストについては、特公昭柘−18922、特
開昭51−72503、アメリカ特許3582401が
ある。これらはトリクレンのような溶剤を主体とするも
の(特公昭41−2369、−2370、45−129
25、46−5961)とアルキルグリコールやアルキ
ルエーテルを主体とするもの(特公昭43−7695、
45−2524、46−18922)、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸を主体とするもの(特開昭51−7250
3、アメリカ特許358240ハからなつている。また
、集積回路の製造において、基板は通常シリコンより成
つているので、強酸を用いても基板が損われる恐れがな
いため、濃硫酸を用いる方法(特開昭50−10110
7、−138902)も採用されている。しかし、集積
回路の製造においては、蒸着アルミニウムのフォトエッ
チング工程が必ず入つてくるため、濃硫酸系のものは使
用できない。このため、集積回路の製造の際、アルミニ
ウム用の剥離剤と硫酸系剥離剤を使い分けているが、こ
うすることは、工程が繁雑となり、さらに硫酸による事
故のことも考えると、安全でかつ、すべての工程に共通
して使用できる剥離剤が必要となる。しかし、たとえば
上述の桂皮酸ビニル系重合体用の剥離剤はゴム系フォト
レジストには使用できず、またゴム系フォトレジスト用
の剥離剤は桂皮酸ビニル系重合体には適用できないなど
、その用途がかなり限定されている。本発明者らはポリ
ブタジエンまたその環化物を主原料とする感光性組成物
(フォトレジスト)の研究を行なつており、すでにいく
つかの発明を提供してきた(特公昭49−19162、
同50−10725、同”50−11284、伺112
85)。
これらのポリブタジエン系レジストの剥離を前述の特許
発明に記載された組成物で試みたところ、ポリブタジエ
ン系レジストは全く変化を受けていないことが、レジス
ト表面の顕微鏡観察の結果確められた。
ポリブタジエン系レジストの剥離は、熱濃硫酸を用いて
始めて可能であり、しかも、前述のゴム系フオトレジス
トは、熱濃硫酸に溶解して除去されるのに対し、ポリブ
タジエン系レジストでは、微細パターンがくずれず、現
像後のパターンを保つたまま、炭化して剥がれることか
ら、両者の剥離様式は全く異なることが類推された。
従来、イソプレン系重合体は、熱により、主鎖の切断を
伴う劣化、いわゆる軟化型劣化により分子量が低下する
が、ブタジエン系重合体は主鎖間の架橋を伴う劣化、い
わゆる硬化型劣化により分子量が増大し不溶化すること
が知られている。
またイソプレン系重合体は、溶媒の存在するとき、より
一層分子切断が進行する〔P.S.Sarfareet
al) J.Appl.POlymerSci.、 7
、2199(1963)〕。したがつて、ポリイソブレ
ンゴム系レジストの剥離は容易であること、ポリブタジ
エン系レジストの剥離は非常に困難であることが十分に
予想された。われわれは、ドデシルベンゼンスルホン酸
のo−ジクロルベンゼン溶液に過酸化水素水を混ぜたと
ころ系内に水が加わつているので、剥離効果は.更に望
めないものと考えていたが、驚くべきことに、完全に不
溶化していたはずの、ポリブタジエン系レジストが溶解
することを見出し、これをもとに鋭意検討を重ねて本発
明に到達した。
すなわち本発明は、スルホン酸硫酸酸性エステ.ルおよ
びりん酸酸性エステルから選ばれた少なくとも1種と過
酸化水素および有機溶剤を主成分とする剥離液組成物で
ある。
本発明の剥離液組成物において、スルホン酸を用いた場
合には混合液を加熱すると茶褐色不透明.な液が黄色透
明な液に変化することより、スルホン酸と過酸化水素の
間で反応が起つているものと考えられ、それが剥離剤と
して有効に作用しているものと思われる。
本発明において、スルホン酸としてはアルキル.アリー
ルスルホン酸、アルキルスルホン酸、アミド結合スルホ
ン酸、エステル結合スルホン酸などが使用できるが、ド
デシルベンゼンスルホン酸、ステアリルベンゼンスルホ
ン酸などのアルキルベンゼンスルホン酸が好ましい。
硫酸酸性エステル・とは、−0S03Hを有するもので
あり、高級アルコールの硫酸エステル、エステル結合硫
酸エステルなどが挙げられる。またりん酸酸性エステル
とは、一般式PO(0R)。
0HまたはPO(0R) (0H)。
で表わされるものであり、特に一般式(式中R’はアル
キル基またはアルキルアリール基、Aは水素またはR’
、nはエチレンオキサイドの付加モル数)で表わされる
、ポリオキシエチレンアルキル(アリール)エーテルの
ホスフエートが好ましい。
有機溶剤としては、未硬化樹脂に対する良溶剤が最適で
、O−ジクロルベンゼン、α−クロルナフタレン、テト
ラクロルエチレン等のハロゲン化炭化水素や、キシレン
、イソプロピルベンゼン等の芳香族炭化水素が用いられ
る。本発明の剥離液組成物を硬化した感光性樹脂膜の剥
離剤として使用する場合には、過酸化水素は上記酸性物
質と有機溶剤の合計に対して、1〜10重量%の範囲で
用いるのが好ましい。
また酸性物質と有機溶剤の割合は50:50〜10:9
0、好ましくは40:60〜25:75(重量比)が適
当である。そしてこの剥離液を用いて剥離を行うには、
剥離液を40〜90℃程度に加熱し、その中に剥離すべ
き樹脂膜の付いたウエハを浸漬すればよい。本発明にな
る剥離液組成物は、ポリブタジエン系のレジストの剥離
のみでなく、ポリイソプレン系のレジストの剥離も可能
であることが判明し、本発明からなる組成物は、従来の
ものより勝れたものであることがわかる。さらに、桂皮
酸ビニル系重合体も場合によつては剥離するとが可能で
ある。以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1 シス一1・ 4 −ポリブタジエン環化物(環化率65
%、 〔η〕=0.45)と、光架橋剤として、2・6
−ビス(A’−アジドベンザル)シクロヘキサノンを3
重量%、安定剤として、2・6−ジ一t−ブチル−p−
クレゾールとフエニル一α−ナフチルアミン各1重量%
よりなる感光性組成物を調製した。
この感光性組成物をシリコン・ウエハ上へ塗布し、微細
パターンを焼付け、現像後200℃で30分間熱処理し
て硬化させた。この微細パターンの焼付けられたウエハ
を、O−ジクロルベンゼン50g1ドデシルベンゼンス
ルホン酸30gの混合液に、市販の過酸化水素水(濃度
38%)20gを加え60℃に30分加熱して変成した
組成物中に浸し、60℃に加熱したところ5分後にはレ
ジストは全く残渣を生じることなく、完全に溶解除去さ
れていた。
参考例 1〜6 特許公報で得られる情報をもとに、他のフオトレジスト
の剥離に使われる剥離剤を用いて、実施例1で作製した
ものと同じ微細パターンの焼付けられているシリコン・
ウエハを処理した。
結果を次表に示す。実施例 2 剥離液組成物を、ステアリルベンゼンスルホン酸40g
、0−ジクロルベンゼン30g、テトラクロルエチレン
30g、市販の過酸化水素水20gとした以外は、実施
例1と全く同様にして検討したところ、60℃、5分後
にはレジストは完全除去されていた。
実施例 3 市販のフオトレジスト (東京応化工業(株)製0MR
−83)を用い現像後の熱処理を150℃、30分とし
た以外は、実施例1と全く同様に処理したところ、60
℃、5分後にはレジストは完全に除去されていた。
参考例 7 実施例1に用いたフオトレジストと実施例3で用いた市
販のフオトレジストを、熱濃硫酸で処理した。
参考例 8 剥離液組成物を、非イオン界面活性剤として、ポリオキ
シエチレンアルキルフエニルエーテル40g..0−ジ
クロルベンゼン30g1テトラタロルエチレン30g、
過酸化水素水15gとした以外は、実施例1と全く同様
にして検討した。
実施例 4 剥離液組成物として第一工業製薬(株)製プライサーフ
A−212E(ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテルのりん酸エステル)30g、過酸化水素水20g
、O−ジクロルベンゼン50gの混合液を用いた以外は
、実施例3と同様にして、処理したところ、60℃、5
分後には、レジストは完全に剥離されていた。
過酸化水素の添加されていない系では、全く剥離するこ
とはできなかつた。実施例 5市販の桂皮酸ビニル系フ
オトレジスト (東京応化工業(株)製0SR)を用い
て、アルミ上でパターンを作製し、150℃で30分間
熱処理して硬化させたものを使用した以外は、実施例1
と全く同様に処理したところ、60℃、10分後には完
全に剥離された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スルホン酸、硫酸酸性エステルおよびりん酸酸性エ
    ステルから選ばれた少なくとも1種と過酸化水素および
    有機溶剤を主成分とする剥離液組成物。
JP9949276A 1976-08-20 1976-08-20 剥離液組成物 Expired JPS5950054B2 (ja)

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US05/824,652 US4169068A (en) 1976-08-20 1977-08-15 Stripping liquor composition for removing photoresists comprising hydrogen peroxide

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