JPS5949784B2 - 磁気制御同性磁極誘導発電機 - Google Patents

磁気制御同性磁極誘導発電機

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JPS5949784B2
JPS5949784B2 JP10800675A JP10800675A JPS5949784B2 JP S5949784 B2 JPS5949784 B2 JP S5949784B2 JP 10800675 A JP10800675 A JP 10800675A JP 10800675 A JP10800675 A JP 10800675A JP S5949784 B2 JPS5949784 B2 JP S5949784B2
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えな吉 早坂
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気制御同性磁極誘導発電機に係り、固定磁性
体と回転子磁極との対向が終る退去時に回転子からの磁
束と逆方向の磁束を磁路に発生させて磁束変化のエネル
ギ差を犬にとり、発電効率を向上せしめ得る発電機を提
供することを目的とする。
先ず、本願発明の要点を略記する。
(イ)第1図において、磁性体24中にフェライト系永
久磁石25を移動させた場合、フェライト系永久磁石は
一般に反磁気の影響を受けにくいので、磁束変化の増分
26及び減分27の双方の電磁誘導を達成する。
(ロ)磁束と捲線との鎖交によって発電作動がなされる
ので、発電波形は回転角のグレード変化とはならない。
(ハ)一般にはN極とS極と交互に作動するのに封し、
本願発明では同性磁極を用いて作動の速度及び電気角を
夫々倍にする。
に)2方向性作動とするため、同性磁極とする。
(ホ)励磁力の変)化により磁束密度の増減を得るため
、ヒステリシス特性の第1象限内の変化即ちマイナール
ープ内のBr変化とし、逆励磁による制御で大きなりr
作動とする。
以上の要点を総括した実施例を図面と共に以下に説明す
る。
第2図Aは本発明になる磁気制御同性磁極誘導発電機の
第1実施例(横動形発電機)の一部面断側面図、同図B
乃至りは夫々同図Ac7′)B−B線、C−C線及びD
−D線に沿った面断正面図を示す。
各図中、7は非磁性体よりなる駆動軸で、磁性体よりな
る回転子磁性体(以下回転子コアという)8に固着され
ている。
回転子コア8は中央に円筒状の大径コア部8aと左右端
部に円筒状の小径コア部8b、8Cとよりなる。
9a、9bは回転子磁石で、同図B及び゛第3図より明
らかな如く、回転子コア8の大径コア部8aの外周面上
に機械角90° (電気角で360°)の範囲に亘る円
弧を有し、互いに対向して固着されている。
回転モ磁石9a、9bは、その内周部即ち回転子コア8
に固着されている側が′q極に、外周部がN極に夫々着
磁されている。
10a、10bは磁性体よりなる磁極で、第3図より明
らかな如く、回転子磁石9a、bの円周面に対応した円
周を有する羽部11a、llb、IIC,lid及び゛
それと機械角90゛離間して設けられた切欠部12a、
12bよりなり、回転子コア8の小径コア8b、8Cの
両端に固着されている。
13a、13bは磁性体よりなる鍔部で、夫々磁極10
a、10b、に固着されており、磁極10a、10bの
切欠部12a、12bに対応する鍔部13a、13b上
に突出部14a、14b、14C,14dか互いに機械
角180°離間して回転子コア9a、9bと反対側に突
設されている。
突出部14a、14bは肩部11a、llbの中央より
90°離間して設けられており、同様に突出部14C,
14dは肩部11C,lidの中央より90°離間して
設けられている。
15a〜15dはコアで、夫々機械角90°の円弧をも
って非磁性体よりなるケース34の内周面に固着されて
いる。
各コア15a〜15dは第4図に示す如く、相互の間隔
gをもってコア15aと15Cとが対向し、コア15b
と15dとが対向して、しかもコア15a及び15Cと
コア15b及び15dとが駆動軸7の軸方向上互い違い
にずれて配置されている。
コア15a〜15dの長さは回転子磁石9a、9bの端
部に対向する位置より磁極10a、10bの外端に対向
する位置まで延在する長さとされている。
補助磁極を構成している16a〜16dは磁性体よりな
る腕部で、夫々コア15a〜15dの円弧の中央より長
手方向にL字形状に突設されており、その内側に夫々磁
性体よりなる突出部17a〜17dが固着されている。
同様に、補助磁極を構成する181〜18dは磁性体よ
りなる腕部で、夫々コア15a〜15dの円弧の中央よ
り長手方向にL字形状に突設されており、夫々小永久磁
石19a〜19dが固着されている。
なお、該磁石19a〜19dはそのS極側が腕部18a
〜18dに当接するように固着されている。
同様に、補助磁極を構成する202〜20dはコ字形状
の磁性体よりなる腕部で、夫々該磁石191〜19dに
固着されており、その内側に夫々磁性体よりなる突出部
218〜21dか1着されている。
これら腕部16a〜16d、18a−18d、20a〜
20d及び磁石19a〜19dは各々ケース34の内周
面に固着されている。
また、突出部17a〜17d及び突出部21a〜21d
は鍔部12a、12M)突出部14a〜14dに適宜離
間して設けられており、その対向長さは互いに等しく設
定されている。
22a及び22bはソレノイド発電捲線ホルダで、回転
子磁石9a、9bと磁極10a、10bとの間において
、コア15a〜15dの内周面に固着されている。
23a、23bはソレノイド発電捲線(以下、捲線とい
う)で、ソレノイド発電捲線ホルダ22a、22bの内
周面に小径コア部8b、8Cに当接しないよう巻回固着
されている。
次に本発明の動作を第2図A−D及び第5図A、 B
と共に説明する。
第5図A、 Bの状態において、回転子磁石9aθのN
極よりの磁束はコア15a、磁極10bの扉部11C1
小径コア部8C及び大径コア部8aを介して回転子磁石
9aのS極に達し、磁路32を形成する。
同様にして、回転子磁石9bのN極よりの磁束はコア1
5C1磁極10bの肩部11rd、小径コア部8C及び
大径コア部8aを介して回転子磁石9bのS極に達し、
磁路33を形成する。
この時、磁路32,33における磁束は捲線23bと鎖
交する。
ここで、駆動軸7の回転により回転子磁石91a、9b
が矢印方向に回転すると、回転子磁石9aはコア15a
より退去してコア15bに進入し、同時に回転子磁石9
bはコア15Cより退去してコア15dに進入して第2
図A、 Bに示す位置に変位する。
このため、回転子磁石9aのN極よりの磁束はコア15
b、磁極10aの肩部11a、小径コア部8b及び大径
コア部8aを介して回転子磁石9aのS極に達し、磁路
(図示せず)を形成する。
同様にして、回転子磁石91〕のN極よりの磁束はコア
15d、磁極10aの肩部11b、小径コア部8b及び
大径コア部8aを介して回転子磁石9bLニア)S極に
達し、磁路(図示せず)を形成する。
この時、上記磁路(図示せず)における磁束は捲線23
aと鎖交する。
このようにして回転子磁石9a、9bが第5図’A、B
に示す位置から第2図A、 Bに示す位置まで機械角
90°回転する際、回転子磁石9a、9bよりの磁束が
コア15b、15dに進入する時に捲線23aと鎖交す
る磁束によって矩形波起電力が発生されると同時に、回
転子磁石9a、9bよ1りの磁束がコア15a、15C
より退去する時に捲線23bと鎖交する磁束によって矩
形波起電力が発生される。
従って、上記進入工程及び退去工程における両作用によ
り機械角180°にて1サイクル分の矩形波起電力を発
生する。
また、逆起電力の発生がロータに与える影響が小さいた
め、上記進入及び退去工程における2方向作用の磁気変
化分を共に発電に利用して極めて利用率の高い発電と、
上記進入及び退去の運動は反力により速度を加減する時
定数を与えることがないことで駆動回転を極めて安定に
行なう。
ここで、回転子磁石9、回転子コア8、磁極10a、1
0b、コア15a〜15d等の磁性体における磁界につ
いて第6図及び第7図と共に説明する。
第6図は硅素鋼(3%)の磁化特性(空隙なし)曲線図
を示す。
曲線■は動磁化曲線、曲線II及びIIIは減磁化曲線
及び逆方向磁化曲線を示す。
第7図は第6図の第1、第2象限の拡大図である。
第7図より明らかな如く立上りは磁界0、350eに於
て磁束密度13.5Kgaussと高いが、磁界を零に
戻した時の磁束密度は12.7Kgaussと殆ど低下
しないでいわゆる残留磁気となる。
以後逆方向起磁力が掛り第2象限に移って磁界0.30
eで残留磁気零となり曲線IIIを巡環する。
以上の如き特性はN、 S、磁極式の場合には何ら支障
ない。
しかしながら、同性磁極式の場合においては、第7図に
示す如く、進入工程の際の磁束密度Bmに比較して退去
工程の際の磁束密度Brが高過ぎ、第2象限の作動角線
Nに至った際にもなお磁束密度Br’を保持するため、
次の着磁点はBr’点が始発点となり、磁束の変化量は
退去工程でBm−M−Br、進入工程でBm−M−B白
こて囲まれた領域のエネルギとなり、磁束変化の働きが
極めて悪化する。
また、磁路に小空隙がある場合においても磁化特性曲線
は高々第7図の曲線II’となるにすぎないため、磁束
の総変化量はBm−M−Br′にて囲まれた領域におけ
るエネルギとなるに過ぎないので磁束変化の働きが極め
て悪化する。
更に磁路に空隙がない場合や、進入工程と退去工程とが
連動する場合の磁束の総変化量はBm−M−Brにて囲
まれた領域におけるエネルギとなり、更に磁束変化の働
きが悪化する。
曲線IIがBr点に達し、磁路の空隙が大になり透磁率
が減少すると磁束密度は作動角線Nと曲線IIとの交点
Br’になるが、これは空隙を飛越すだけのエネルギを
有する磁化力(クーロンの法則による距離の2乗の関数
)が殆どないからである。
この場合の空隙内の磁束密度はBr’になる。
そこで、若し空隙を更に大に設定すると、磁化特性曲線
は曲線II”を描いて磁束密度はBr” (見かけ上の
残留磁気点)になる。
これら残留磁気は磁化された分子の残留によって生じる
ので、磁気抵抗を高くし殆ど磁化力とならないように、
残留磁気をBr”の如く極力低くするには磁性体に逆励
磁を与えることで達成できる。
そこで、本実施例は、回転子磁石9がコア15a〜15
dのいずれかより退去し終る瞬間にそのノコアに逆磁界
を与えることにより残留磁気を極力低下せしめるもので
あり、以下第2図A、 B及び第5図A、 Bと共に説
明する。
第5図A、 Bの状態において、回転子磁石9a、9b
よりの磁束は上記の如く夫々磁路32゜33を通過して
捲線23bと鎖交する。
次に、回転子磁石9a、9bが矢印方向に回転すると、
上記の如く回転子磁石9aはコア15aより退去してコ
ア15bに進入し、同時に回転子磁石9bはコア15C
より退去してコア15dに進入する。
この際、回転子磁石9a及び9bが夫々コア15a及び
15Cより退去し終る瞬間即ち回転子磁石9a及び9b
が夫々コア15b及び15dに進入し終る瞬間に、磁極
10aに固着されている鍔部13a上の突出部14b、
14aは夫々コア15a、15cに固定された突出部2
1a、2ICに僅少の空隙を介して対向する。
これと同時に、磁極10bに固着されている鍔部13b
上の突出部14C,14dは夫々コア15a、15Cに
固定された突出部17a、17Cに僅少の空隙を介して
対向する。
このため、磁石19aのN極よりの磁束は腕部20a、
突出部21a、突出部14b、鍔部13a、小径コア8
b、大径コア部8a、小径コア部8C1鍔部13b、突
出部14C1突出部17a、腕部16a及びコア15a
を介して磁石19aのS極に達し、磁路57を形成する
同様にして、磁石19CのN極よりの磁束は腕部20C
1突出部21C1突出部14a、鍔部13a、小径コア
部8b、大径コア部8a、小径コア部8C1鍔部13b
、突出部14d、突出部17C1腕部16C及びコア1
5Cを介して磁石19CのS極に達し、磁路58を形成
する。
この際、磁路35.36における磁束は捲線23bを第
5図Aに示す方向と逆方向に鎖交し、コア15a、15
Cより回転子磁石9a、9bが退去する瞬間にコア15
a、15C1磁極10b等を逆励磁する。
従って、これら磁性体に蓄積される残留磁気を上記逆励
磁することによって大幅に低下せしめ得、次にコア15
a、15Cに回転子磁石9a。
9bが進入する際、第7図に示す如く、磁化曲線の始発
点が零近傍になるので、進入工程及び退去工程における
両者間の磁束変化のエネルギ差を極めて大きくとり得て
発電効率を向上せしめ得る。
第8図Aは本発明になる磁気制御同性磁極誘導発電機の
第2実施例(摺動形見電機)の一部縦断側面図、同図B
乃至りは夫々同図AのB−B線、C−C線及びD=D線
に沿った縦断正面図を示す。
各図中、35は非磁性体よりなる駆動軸で、円柱形状の
回転子磁石37に固着されている。
回転子磁石37は両端部が夫々N極及びS極に着磁され
ている。
36a、36bは磁性体よりなる回転子コアで、夫々機
械角で90°(電気角で360°)の範囲に亘り互いに
対向している円弧部39a、391)を有しており、回
転子磁石37の両端部において駆動軸35の外周面上に
固着されている。
38a、38bはL字形状の非磁性体よりなる腕部で、
回転子コア36aの円弧部39a、39bの中央より互
いに直角方向の位置に回転子コア36aに固着されてい
る。
40a、40bは磁性体よりなる突出部で、夫々腕部3
8a、38bに固着されている。
41 a〜41 dは捲線で、夫々コア42a〜42d
に巻回固定されている。
43a〜43d及び44a〜44dはコアで、夫々機械
角90°の円弧をもって非磁性体よりなるケース54の
内周面に固着されており、夫々上記コア428〜42d
の両端部を支持している。
各コア43a〜43d及び44a〜44dは相互に間隔
りをもって配設されており、コア43a〜43dは回転
子コア36aに対向されており、コア443〜44dは
回転子コア36bに対向さ!・tている。
46a〜46dはL字形状の磁性体よりなる腕部で、コ
ア42a〜42d及びコア43a〜43dに固着されて
おり、その先端には夫々磁性体よりなる突出部47a〜
47dか掴着されている。
488〜48dは磁性体よりなる腕部で、夫々コア42
3〜42dの中心より回転方向に適宜延在突出して夫々
コア42a〜42d及びコア44a〜44dに固着され
ている。
491〜49dは小磁石で、その両端部には回転子磁石
37の磁極性と逆方向にN極及びS極が着磁されており
、コア50a〜50d及びコア511a〜51dに固着
支持されている。
コア503〜50dは夫々腕部48a〜48dに固着支
持されており、コア513〜51dは夫々ケース54の
内周面に固着された固定板52に嵌合固定されている。
7 452〜45dは磁性体よりなる腕部で、その脚部
55a〜55dは夫々コア51a〜51dに固着されて
おり、夫々コア51a〜51dより腕部46a 〜46
d(7)突出部47a−47dに対向する位置まで回転
方向に延在されている。
533〜53dは突出部で、腕部45a〜45dの先端
部56a〜56dにおいて突出部471〜47dに対向
する位置に固着されている。
次に、上部構成発電機の動作について、第8図A−D及
び第9図A、 Bと共に説明する。
第9図B、 Bの状態において、回転子磁石37のN極
よりの磁束は回転子コア36aの円弧部39b、コア4
3a、コア42a、コア44a及び回転子コア36bを
介して回転子磁石37のS極に達し、磁路59を形成す
る。
同様にして、回転子磁石37のN極よりの磁束は回転子
コア36aの円弧部39a、コア43C、コア42C、
コア44C及び回転子コア36bを介して回転子磁石3
7のS極に達し、磁路60を形成する。
この時、磁路59,60における磁束は夫々捲線41a
、41cと鎖交する。
ここで、駆動軸35の回転により回転子磁石37と共に
回転子コア36a及び36bが矢印方向に回転すると、
回転子コア36a及び36bは夫々コア43a及び44
aより退去して夫々コア43d及び44dに進入し、同
時に回転子コア36a及び361〕は夫々コア43C及
び44Cより退去して夫々コア43b及び44bに進入
して第8図A、 Bに示す位置に変位する。
このため、回転子磁石37のN極よりの磁束は回転子コ
ア36aの円弧部39b、コア43d、コア42d、コ
ア44d及び回転子コア36bを介して回転子磁石37
のS極に達し、磁路(図示せず)を形成する。
同様にして、回転子磁石37のN極よりの磁束は回転子
コア36aの円弧部39a、コア43b、コア42b、
コア44b及び回転子コア36bを介して回転子磁石3
7のS極に達し、磁路(図示せず)を形成する。
この時、上記磁路(図示せず)における磁束は捲線41
d、41bと夫々鎖交する。
このようにして、回転子磁石37が第9図A。
Bに示す位置から第8図A、 Bに示す位置まで機械
角90°回転する際、回転子磁石37よりの磁束がコア
43d、43b、44d、44bに進入する時の捲線4
1d及び41bを鎖交する磁束によって矩形波起電力が
発生されると同時に、回転子磁石37よりの磁束がコア
43a、43C,44a、44cより退去する時の捲線
41a及び41Cと鎖交する磁束によって矩形波起電力
を発生する。
従って、上記第1実施例と同様、進入及び退去の作用に
より機械角180°にて1サイクル分の矩形波起電力を
発生し得る。
ここで、上記第1実施例と同様、進入工程及び退去工程
におけるエネルギ差を大きくとるための手段について、
以下第8図A、 B及び第9図A。
Bと共に説明する。
第9図A、 Bの状態において、回転子磁石37よりの
磁束は上記の如く磁路59,60を通過して捲線41a
、41Cと鎖交する。
次に、回転子磁石37が矢印方向に回転すると、上記の
如く回転子コア36aはコア43a、43Cより退去し
てコア43d、43bに進入し、同時に回転子コア36
bはコア44a、44Cより退去してコア44d、44
bに進入する。
この際、回転子コア36a及び36bが夫々コア43a
、43C及びコア44a、44Cより退去し終る瞬間即
ち回転子コア36a及び36bが夫々コア43d、43
b及びコア44d、44bに進入し終る瞬間に、回転子
コア36aに固着されている腕部38a上の突出部40
aは腕部45aに固着されている突出部53aと腕部4
6aに固着されている突出部47aとの間に僅少の空隙
を介して対向する。
これと同時に、回転子コア36aに固着されている腕部
38b上の突出部40bは腕部45Cに固着されている
突出部53Cと腕部46Cに固着されている突出部47
Cとの間に僅少の空隙を介して対向する。
このため、磁石49aのN極よりの磁束はコア50a、
腕部48a、コア42a、腕部46a、突出部47a、
突出部40a、突出部53a腕部45a、脚部55a及
びコア51aを介して磁石49aのS極に達し、磁路6
1を形成する。
同様にして、磁石49CのN極よりの磁束はコア50C
1腕部48C、コア42C1腕部46C1突出部47C
1突出部40b、突出部53C1腕部45C1脚部55
C及びコア51Cを介して磁石49CのS極に達し、磁
路62を形成する。
このi際、磁路61,62における磁束は第9図Aに示
す方向と逆方向に夫々鎖交し、コア43a、43C14
4a、44Cより回転子コア36a、36bが退去する
瞬間にコア43a、43C,44a、44c、コア42
a、42Cを逆励磁する。
従って、これらの磁性体に蓄積される残留磁気を上記逆
励磁することによって大幅に低下せしめ得、次にコア4
3 a、 43 C,44a 、 44cに回転子コア
36a、36bが進入する際、第7図に示す如く、磁化
曲線の始発点が零近傍になるので、第1実施例と同様、
進入工程及び退去工程における両者間の磁束変化のエネ
ルギ差を極めて大きくとり得る。
上記の如く、本発明になる磁気制御同性磁極誘導発電機
は、特定の電気角180°に設定された磁極を1円周上
に同角で順次等間隔に配置された磁性体からなる固定子
と、磁性体と同角で間飛び設置されたフエライ1〜系永
久磁石を1円周上において同極性に位置せしめた磁極を
有する回転子と、回転子の回転により磁束密度を増減す
る部分の磁性体に磁束と鎖交する如く巻回されたソレノ
イド発電捲線と、固定子及び回転子に夫々設けられ回転
子の回転により固定子の磁性体と回転子の磁極との対向
が終る退去時に一瞬間接面する補助磁極と、この補助磁
極が互いに接面した時回転子の永久磁石による磁束とは
逆方向の磁束を磁路に発生させる逆励磁用の小永久磁石
とを設けたため、進入工程及び退去工程における作用に
より機械角180°にて1サイクル分の矩形波起電力を
発生せしめ得、また、逆起電力の発生がロータに与える
影響が小さいため、進入及び退去工程における2方向作
用の磁束変化分を共に発電に利用して極めて利用率の高
い発電と進入及び退去の運動は反力により速度を加減す
る時定数を与えることがないことで駆動回転を極めて安
定に行ない得、更に、回転子磁性体がコアより退去する
際にそのコアに逆励磁をかけるため磁性体に蓄積される
残留磁気を逆励磁によって低下せしめ得、このため、進
入工程及び退去工程における磁束変化のエネルギ差を極
めて大きくとり得、その結果発電効率を向上せしめ得る
等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明発電機の発電原理を説明するための図、
第2図A乃至りは本発明発電機の第1実施例の一部縦断
側面図及び一部縦断正面図、第3図は第2図A乃至りに
示す回転子磁石及び磁極等の斜視図、第4図は第2図A
、 Dに示すコアの斜視図、第5図A、 Bは本発明発
電機の第1実施例の一部縦断側面図及び一部縦断正面図
、第6図及び第7図は本発明発電機の磁性体の磁化曲線
を説明するための図、第8図A乃至りは本発明発電機の
第2実施例の一部縦断側面図及び一部縦断正面図、第9
図A、 Bは本発明発電機の第2実施例の一部縦断側面
図及び一部縦断正面図である。 7.35・・・・・・駆動軸、8,36a、36b・・
・・・・回転子コア、8a・・・・・・大径コア部、8
b、8C・・・・・・小径コア部、9a、 9b、
37・・・・・・回転子磁石、10a、10b・・・
・・・磁極、11a〜11d・・・・・・扉部、12a
、12b・・・・・・切欠部、13a、13b・・・・
・・鍔部、14a〜14d、17a〜17d、21a〜
21d、40a、40b、47a〜47 d、 53
a〜53 d・・・・−・突出部、15a〜15d、
42a〜42d、43a〜43d、44a〜44d、5
0a〜50d、51a〜51d・・・・・・コア、16
a〜16d、18a〜18d、20a〜20d、38a
、38b、45a〜45d、46a〜46d、48a〜
18d・・・・・・腕部、19a〜19d、25,49
a〜49d・・・・・・磁石、22a、22b・・・・
・・ソレノイド発電捲線ホルダ、23a、23b、
41a〜41d・・・・・・ソレノイド発電捲線、24
・・・・・・鉄心、26・・・・・・作動磁化力、27
・・・・・・反起磁力、28・・・・・・発電コイル、
32,33.57,58,59〜62・・・・・・磁路
、34,54・・・・・・ケース、39a、39b・・
・・・・円弧部、52・・・・・・固定板、55a〜5
5d・・・・・・脚部、56a〜56d・・・・・・先
端部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 特定の電気角180°に設定された磁極を1円周上
    に同角で順次等間隔に配置された磁性体から成る固定子
    と、該磁性体と同角で間飛び設置さtシたフェライト系
    永久磁石を1円周」−において同極性に位置せしめた磁
    極を有する回転子と、該回転子の回転により磁束密度を
    増減する部分の磁性体に該磁束と鎖交する如く巻回され
    たソレノイド発電捲線と、該固定子及び該回転子に夫々
    設けられ該回転子の回転により該固定子の磁性体と該回
    転子の磁極との月″向が終る退去時に一瞬間接面する補
    助磁極と、該補助磁極が互いに接面した時該回転子の永
    久磁石による磁束とは逆方向の磁束を磁路に発生させる
    逆励磁用の小永久磁石とを設けでなることを特徴とする
    磁気制御同性磁極誘導発電機。
JP10800675A 1975-09-08 1975-09-08 磁気制御同性磁極誘導発電機 Expired JPS5949784B2 (ja)

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