JPS5949183A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPS5949183A
JPS5949183A JP15840682A JP15840682A JPS5949183A JP S5949183 A JPS5949183 A JP S5949183A JP 15840682 A JP15840682 A JP 15840682A JP 15840682 A JP15840682 A JP 15840682A JP S5949183 A JPS5949183 A JP S5949183A
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JP
Japan
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element according
heat
heating
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JP15840682A
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松井 雅男
寛 内藤
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Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は面状発熱体すなわち通電することによね発熱す
る新しい面状成型物に関する。
面状発熱体は例えば嘔気毛布、電熱カーペット、電熱床
材、衣類、履物などの電気加熱その他保温や加熱を要す
るものに使用されるっこれらに用いられる発熱体の多く
はニクロム線で代表されるような金属、金属合金等の細
線(抵抗線)である。金属細線は曲げ易いという長所を
有するが、絶縁、保温及びリード線との接続等において
不便で使い難く、故障を生じ易いという欠点がある。す
なわち、保温状態た斑があると温度斑を生じオーバーヒ
ートしたり〜絶縁物となじみが悪く絶縁物が破損し易く
、又接続部分においても発熱するので接続部が酸化され
たりゆるみを生じ故障を生じ易い。
本発明の目的は上記欠点の改善された故障しにく\使−
易く、しかも安全面でもすぐれた面状発熱体を提供する
にある。本発明の他の目的゛は以下の記載から明らかに
な石であろう。
本発明の面状発熱体は、導電性充填材を分散した熱可塑
性ポリマー及び/又は耐熱性ポリマーからなり、且つ長
さ方向に連続し並行する少々くとも4本の導線を埋設し
た発熱層を有することを特徴とするものである。
第1図〜第6図は本発明実施の具体例金示す発熱体の横
断面図であり、斜線部(2)が発熱層であシ、(1)は
埋設された導線であり、(6)は外側のl/!5縁層で
ある。メは導線間隔である。
第1図は、発熱ノー(2)と4本の導線(1)のみから
なり、絶縁j−を持たない例である。−1絶縁体中で使
用するときはこのま\でもよく、必要に応じて絶縁体で
被覆して使用してもよい。第2図は4本の導線(1)を
埋設した発熱層(2)の外側を絶縁層(6)で被覆した
例であり使用し易い便利な型である。
第3図は4本の導線(1)の位置(間隔)を(成型時に
)正1.<保つ布帛状の保持体(4)を有し、2つの発
熱層(2)が保持体(4)及び導#tl(1)を上下か
ら挾持し、そ力らの外側を絶R層(3)力;取囲んでい
る例である。保持体(4)の栃質は通常の繊維でもよい
が、軟化点200℃以上、特に250℃以上の耐熱性有
機繊維及びガラス繊維その他の無機の絶縁性繊維が好適
である。
本発明の発熱体は熱可塑性及び/又は111熱性ポリマ
ー中に導電性充填材が混合・分散ざitた導電性ポリマ
ーからなる。発熱層の4電性は目的・用途によって適宜
選べばよいが、例えば常温での体積抵抗率(以下比抵抗
と記す)107Ω・(至)以下、特に106〜10  
Ω・σ程度が好ユNである。導線間隔が小さいものほど
比抵抗が太き目のものが好適であり、例えば導線間隔1
0〜100弱のものに対しては、比抵抗106〜10Ω
・j程度が好適である。発熱体1m2当9の発熱量(消
焚砒力)は、例えばυ、1〜1υ、000W 、 /l
@ V(、’ 1〜1.000 W KM i、(11
が好適なことが多く、電源電圧、比抵抗、発熱層の厚み
導線間隔等を調整し、盛装な発熱量を得ることが出来る
導線の抵抗奮無視すれば、発熱層の単位長さく例えば1
m)当pの消費電力はその学位長さ当りの導線間抵抗を
Bとし、電源電圧をV七したとき、v2/Rと計算され
る。例えは比抵抗100Ω・(至)、導=itiの厚み
1vtrrb、導線間隔(実効)10(至)、長さ1m
当りの導線間抵抗100Ω、′市原100■のとき、消
費′電力なま1m当り100w、1.ン当jjlllK
W、!−計刀、される。
第4図は本発明の発熱体を電源に接続して使用する方法
の1例を示す縦…i面図である。6木の導線(1)と電
源とを結合するリード線は露出された導線の末端(5)
 + (6) において、例えtよハンダ付、ロウ付け
、ネジ止め等で接続さり、る。導線(1)は実質的に発
熱しないからハンダ付は容易であ名。
また多様な接続、例えば意図的に不均一に接続し不均一
加熱することも出来る。図から明らかなように本発明発
熱体は、’)  ”腺との接続を極めて容易、確実且つ
多様に行ない得る(特長■)0導線(1)及び発熱層(
2)の反対側の露出部は適宜接着剤等を塗布して絶縁し
てもよく、電源に接続して両端から電力を供給してもよ
い。また、第4図から明らかのように本発明の発熱体は
自由圧切断して使用し得る。すなわち単位面積当りの消
費電力は(電源電圧が一定の場合)一定であり、例えは
部屋の大きさや形に合わせて任意に切断しても均一な床
暖房が可能となる。
上記自由に切断可能という利点は、多数の導線を平行゛
して埋設したことに由来する。例えば導線が両端に2本
のみの場合、第4図のような複雑な形や三角形、台形−
などにりJ断プると場所によね発熱層を住じるが、本発
明の発熱体ではかなり複雑な形に切断しても発熱の均一
性を保つことが出来る(特製■)。
上記の多様な切断が可能であるためには、導線間隔が小
さいほどよいが、他方コスト上昇を伴うので、実用上は
導線間隔5 r!ah程度以上が好ましく、1〜:lQ
Qm、特に2〜50鋼程度が最もよく使われる。例えは
スリッパの底に取付けたり、ポットを保温ず乙ような小
型のもflならば導線間隔は5〜3Oxtttb程ルー
のものが用いられ、るが、床暖房等の人血清のも6)−
CkJ、’間隔が1aを越えるもの% If!fに5〜
60cm程度のものが最も実用的である。均一加熱の見
地からは、間隔は一定のものが好ましい。
導線(1)は4本星−ヒであれば任意である。導線は単
線でもよくφ数の線を束ねだi、のや撚ったものでもよ
い。断面は円形でもよく非円形でもよく、リボン状、テ
ープ状、三角状−足状その11!1任意である。拐質は
電線に用いられる材料、例えば銅、アルミニウノ’ 、
鉄% ’JH、ニッケル、クロム、コバルト、亜鉛、錫
など及びそilらの合金やメッキしたものなどを用いる
ことか出来るが、通常銅又はアルミニウノ・を主成分と
するものが実用的である、導線(1)は電力を発熱層(
導電層)姥供給するものであるから、電気抵抗の低いも
のが好オしい。電気抵抗が高りと電圧低下を生じ電源か
ら遠い部分の発熱量が減少し、不均一になるからである
。導線の1m当、りの抵抗は、使用目的により具なるが
例えば1ooΩ以下、特に1oΩ以下、最も多くの場合
10以下が好適である。消費電力の大きいものほど、導
線の抵抗を小さくすることが好ましい。また面状発熱体
は柔軟性を要求さり、ることか多いために、+!(11
線を束ねたり撚ったものや薄いフーープ状のものか好ま
しい。第3図は細線乞束ねた導線の例である。
導電層と導線の接触部分は、接触状態を安定に保ち接触
抵抗イc小さくするよう・、i7意が必映である。本靴
明のうG熱体!″i導線の数が4いため、接触面積が大
きく電流密度が小さい。すなわち俵触部がオーバーヒー
トする危険が少なく安全である(t1寺長■)。
発熱層に用いる導電性充填材とし−〔は金属短繊維、金
属微粒子、カーボン繊維、カーボンブラックなどがあげ
られ仝空、柔軟性及び伝熱性の点で金属繊維が最も好ま
しい。金属繊維としては直径(D) 0.1〜30−0
1im 、特に1〜2ooμm程度、長さくL) 10
μm〜5閣程度、特に01〜3賜程度、L/D = 1
0以上のものが好ましい。
金属繊維の横断面は円形でも非円形でもよい。
非円形の方が接触抵抗が低く導電性が優れ従って少量の
混合率でよいなど好ましいことが多い。
長さは長い方が導電性、柔軟性の点から好ましいが、成
型性の点で5鵡以下、特に5鵡以下が好ましく、2鵡以
下が最も好ましい。金属粒子も伝熱性に優れ好ましく、
形は球形、針状、フレーク(細片)状、不定形などのも
のがあるが、直径、長さ、厚み等は夫々異なる。例えば
球状のものでは直径0.5m程度以下、特に0.5rt
m以下が好寸しく、多くの場合0.1 wrb −0,
1μm程度のものが用いられる。針状では直径0.1 
ms以下、特に50 pm以下、L/Dは3〜10oの
ものがよく用いられる。フレーク状では厚み0.1〜1
00μm1 長さ及び巾0.05〜3路程度のものが好
ましく用いられる。金属繊維及び金属微粒子を形成する
金属としては、(同、亜鉛、錫、鉄、アルミニウム、銀
、ニッケル及びそれらを成分とする合金例えば黄銅、真
グーエウ、ステンレス鋼、ジュラルミンなどがあげられ
る。勿論上記以外にも導電性に優れ、化学的に安定で毒
性等がなく、繊維状又は微粒子状に成型可能なものであ
れば本発明に使用し得る。混合率は形状、大きさ、混合
法などによって異なるが、繊維状、フレーク状、針状の
充填材では、体積混合率5〜50%、特に5〜30%、
最も多くの場合5〜20%で適切な比抵抗及び成型性が
得られることが多い。粒状の充填材では体積混合率5〜
60%、特に10〜40%で好ましし結果が得られるこ
とが多い。
導電性充填材の他の例はカーボンブラックである。カー
ボンブランクとしては導′亀性カーボンブラック゛が好
ましく、例えばパルカンX0−72(米国キャボット社
)、アセチレンブラック、ケッチェンブラック(オラン
ダ、アクゾ社)などがあげられるのが勿論これらに限定
されない。
混合率が大きいほど比抵抗が小さくなるが、成型時の流
動性が低下する傾向がある。通常カーボンブラックの重
量混合率5〜40λ、特ニ15〜35%で適当な比抵抗
及び流動性が得られることが多い。
上記の他、導電性充填材としてはカーボン繊維、半導体
粒子があげられる、カーボン繊維は混合中に折損し易い
欠点があるが、例えば直径10μη2〜150 /、#
I−長さ01〜5路のものを5〜40%(重量)、特に
10〜30%混合することにより適切な比抵抗と流動性
のものが得られることが多い。この他導電性皮膜(金属
コーティング等)を有するガラス繊維も利用可能である
。また酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、硫化銅その
他の無機半導体微粒子及び金属又は半導体の導電性皮膜
を有する酸化チタン、シリカ、酸化亜鉛などの粒子も利
用可能である。
勿論上記各種導電性充填材を2種以上組合せて利用する
ことも効果的であり、例えば金属繊維/カーボンブラッ
ク、針状又はフレーク状金属粒子/カーボンブラック、
金属繊維/金属粒子、カーホン繊維/カーボンブラック
などの組合せがあげられる\。
一般に、導電性充填材の導電効果は繊維状が最も優れ、
次に針状であり、粒状のものは劣る傾向がある。(粒状
のものでも連鎖形成性の良いものは導電性が良い。)従
って粒状のものは比較的多量に混合する必要があり、流
動性が劣るだけでなく製品の柔軟性が劣る傾向がある。
すなわち製品に優れた柔軟性を与える見地から、繊維状
充填材が最も好ましく、針状及びフレーク状のものがそ
れについで好ましい。本発明の発熱体は導線を多数埋設
しているため、すなわち導線間隔を小さくすることが出
来るために、発熱層の比抵抗はやや太き目とすること≠
玉出来る。すなわち導電性光jfA剤の混合率を低目に
することが出来、その結果、混合及び成形力;容易で、
均−性及び柔軟性に優れた製品が得らiするという大き
な特長を有する(特長■)O更に同じ比抵抗ならば、よ
り薄い発熱層で充分な消費電力となるために、発熱体を
薄く軽く、柔軟になし得るという利点があげられる(特
長■)。
発熱層を形成する熱可塑性ポリマーはポリアミド、ポリ
エステル、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリビニル
系、ポリエーテル、ポリカーボネートその他あらゆる熱
可塑性のものが用いられる。例えばナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン12、ナイロン610、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
ーテル又はポリエステルセグメントを有するポリウレタ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリブタジエン、及びそれらを成
分とする共重合物や混合物などが有用である。また製品
の柔軟性(可撓性)の見地から可塑成分を混合又は共重
合しへものやゴム状弾性を示すものが特に好ましい。例
えば可塑剤を含む塩化ビニル、熱可塑性ポリウレタン(
弾性体)、天然ゴム、各種合成ゴム類−ブロック共重合
弾性体エチレン/酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリ
ル/ブタジェン/スチレン共重体、塩化ビニル/塩化ビ
ニリデン共重合物、ポリエチレンオキシドやポリブチレ
ンオキシドなどのよう−なポリニーテルト芳香族ポリエ
ステルのブロック共重合物(ポリエーテルエステル)、
同じくポリアミドとのブロック共重合物(ポリエーテル
アミド)などがあげられる。勿論安定剤、流動性改善剤
、分散剤、着色剤などを副次的に添加することが出来る
。熱可塑性ポリマーの利点は溶融成型例えば押出成型に
よって容易且つ能率的に成型可能なことであるが、他方
軟化点が低く耐熱性が劣る傾向がある。しかし必要に応
じ、成型後放射線(光を含む)照射等により架橋させ耐
熱性を改善することが可能である。このため放射線照射
により架橋可能なポリマーや、架橋成分(ビニル化合物
など)を含有させることも出来る。
耐熱性ポリマーは本発明の目的(発熱層及び絶縁層用)
に最も好オしい。耐熱性ポリマーとは、軟化点が150
℃以上、特に200℃以上のもの、最も好ましくは25
0℃以上のものをいう。耐熱性ポリマーの代表的なもの
としては、熱硬化性樹脂があり、例えはエボギシ樹脂、
ポリウレタン、−不飽和ポリエステル、フェノール樹脂
、尿素樹脂、メラミン樹脂及びそれらの混合物等があげ
られる。耐熱性ポリマーの別の例としては、ゴム(架橋
を有するもの)、シリコン樹脂、フッ素樹脂、芳香族ポ
リアミド、芋香族ポリエステル、芳香族ポリニーデル、
芳香族ポリサルポン、芳香族ポリサルファイド、ポリイ
ミド、ポリアミドイミド、及びそれらの混合物、共重合
などがあげられる。
上記熱可塑性ポリマー及び/又は面1熱性ポリマーは、
絶縁層用にも好適に用いられる。しかし絶縁層の成分と
しては伝熱性が高いどとが好ましく、熱伝導率を高めし
かも絶縁性を損なわないような充填剤、例えば無機物質
の粒子又は繊維を混合したポリマーがより好オしい。こ
の目的に沿う充填剤の例としては、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化アルミニツム、酸化鉄、シリカなどの金属化合
物及びガラス等の繊維及び微粒子等があげられる。また
金属粒子、金属繊維、カーボンブラック、炭素繊維も、
絶縁性を損なわない範囲、例えば比抵抗1010Ω・1
以上の範囲で混用することが出来る。上記絶縁性の無機
化合物粒子や繊維の場合、混合率は3%以上、特に5〜
60%程度が効果的である。伝熱性改善のだめの無機充
填材としては、材質の熱伝導率がポリマーより高いこと
が必要であり、0.001 caQ/cs−sec (
℃)以上、特に0.002 caQ/cg ・5eC(
℃)が好ましく、0.005  caQ%a−sea 
(℃)以上が最も好ましい。ポリマーの熱伝導度は0゜
0005前後、多くの無機化合物で0.001〜0.0
3程度、金属では01〜1程度である。
本発明の発熱体は、熱可塑性樹脂を用いる場合極めて容
易に溶融成型法によって能率的に製造し得る。例えば発
熱層成分(導電性充填材と熱可塑性ポリマーの混合物)
と、必要に応じて絶縁層成分(例えば融点200℃以上
の熱可塑性ポリマー)を別々に溶融し、導線(例えば銅
線)と共に所定の配置をとらせながら多層押出口金から
押出し、同時に成型することが出来る。
勿論ポリマーは導電(発熱)用、絶縁用の2種に限らず
、6種以上とすること、絶縁用を省くこと、及び保持体
と共に押出すことも出来る。
絶縁層としては、通常の繊維からなる組織物を用いるこ
とも出来、又ポリマーの絶縁層の外側に編織物をかぶせ
ることも出来る。
熱硬化性樹脂の使用法としては塗布法があげられる。例
えばガラス繊維などの耐熱性(軟化点150℃以上)繊
維の編織物の中に1定間隔(例えば05〜50cs)で
導線を織込み又は編込み、この編織物の片面又は両面に
導電性充填材を含む熱硬化性樹脂の原料(モノマー、グ
レボリマー、溶液など)を塗布、含浸し、必要に応じて
硬化(架橋)させる方法が好適である。
勿論この@織物は熱硬化樹脂の塗布基体及び導線の間隔
を正しく保つ保持体として働き、例えば硬化後必要な太
きさめ面状に切断し、更に必要に応じその表面を保穫層
(絶縁層)で被覆することか出来る。寸だ切断前のシー
ト状物の片面又は両面に保護層(絶縁N)を塗布その他
の方法で付与することも出来る。このような塗布・含浸
法も能率的であり、適切な塗布・含浸技術(コーティン
グ法、授漬法など)により品質のすぐり、た製品が得ら
れる。同様にラミイ、−ト法、すなわちシート又は膜状
の4電層を平行な導線又は導線を含む編織物等に接着(
導電性接着剤又は加熱溶融による)する方法も応用可能
である0 本発明の発熱体は、平面状で、又は曲面状で使用するこ
とも出来る。曲げて使用する時は、柔軟性に優れる本発
明発熱体のq4長が充分に発揮される。更に本発明の応
用の1つとして例えば円筒状のものなど立体的成形物も
製造し得、立体例えば円筒状物の加熱や保温に応用さi
zる。
本発明の発熱体の大きさは任意であるが、通常平面状の
場合、巾21以上、特に51以上のものが用いられ、巾
1Qcs+〜3m位のものが4もよく用いられる(巾2
備以下のものは線状発熱体である)。円筒状の場合など
では周囲2傳以上、特に3(至)以上、最も多くの場合
5傳〜5m程度のものか用いられる。
本発明の発熱体の発熱層は、比抵抗が正の温度係数をも
つもの、すなわち温度上昇と共に比抵抗が増大するもの
とすることが出来る。その結果放熱効果(高温はど放熱
が犬)と合せて温度上昇が抑制され、過熱を防ぐことが
出来極めて安全である。更に適切なポリマーと導電性充
填材との組合せ及び混合状態の選択によって、温度によ
る抵抗の変化が充分大きい場合、例えば10℃の温度上
昇で比抵抗1.1倍以上(変化率10%以上)、特に1
.6倍以上、最も好ましくは1.5倍以上になる場合は
、温度が自動的に平衡し一定となる。例えば発熱層の比
抵抗の温度依存性が40〜200℃、特に50〜180
℃の範囲でかなり著しく変化するものを用いることによ
り、平衡温度40〜200℃、特に50〜180℃のも
のが得られ、種々の用途に適する。このような温度の自
動平衡点は放熱とも関係するので、それをあらかじめ正
確に予測することは困難であるが、実測することは容易
である。またポリマーのガラス転移点近傍(中心温度±
50℃)及びそれ以上の温度領域で比抵抗の変化を生ぜ
しめることが可能である。
前記比抵抗の温度による変化は、ポリマーの軟化点乃至
融点近傍では、一般に顕著に認められるが、ガラス転移
点近傍での変化は、あ−tb顕著ではない。特にカーボ
ンブラックのような極微小な(0,1μm以下)粒子を
多量に混合した比抵抗が比較的低いものでは、この変化
が小さいことが多い。ガラス転移点近傍及びそれ以上の
温度領域での比抵抗の温度変化を顕著にするには、ポリ
マーの結晶化度の低いもの(例えば50%以下、特に3
0%以下)、導電粒子の粒度の比較的大きいもの、片状
、針状又は/及び繊維状の充填材を用い且つ、混合率を
低目として比抵抗を比較的大きく(例えば102Ω・m
以上特に10〜107Ω・G程度)することなどが有効
である0本発明の線状発熱体は、平行な導線の間隔が比
較的小さいから、従って発熱層の比抵抗が比較的大きい
ものを使用可能であり、前記比抵抗の温度変化を大きく
し、過熱を防ぐ場合に有利である(特長■)0 比較的低温の領域、例えは40〜150℃での比抵抗の
温度変化を大きくする別の方法は、低融点の第3成分を
ポリマーに混合又は共重合することである。例えばポリ
ブチレンオキシド、ポリブチレンオキシドなどのポリア
ルキレンエーテル(融点−40〜100℃)、ポリエチ
レンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリブチレ
ンセバケートなどの脂肪族ポリエステル(融点−40〜
100℃)を、ポリアミド°やポリエステルに3〜3u
’As度共重合したり混合したものが有用である。′!
Iたジオクチルフタレート、ジステアリルフタレートな
どのような所謂可塑剤を各種ポリマーに3〜30%程度
混合したものも有用である。
本発明の発熱体は、衣類、履物、防寒具、毛皮、敷物、
椅子その他の家具及び建物、乗物等の暖房用、機械器具
の温度調節用など、前記■〜■の特長を生かして種々の
用途に使用出来る。
以下の実施例で部、%等は特記しない限り、重量比率で
ある。
実施例1 分子量3.000のポリブチレンオキシド(グリコール
)を12%共重合した一分子量19,000のポリエチ
レンテレフタレート(融点260℃、軟化魚釣235℃
)に酸化防止剤(ヒンダードフェノール)0.5%、導
電性カーボンブラックを18%混合した導電性ポリマー
を(+P1とする。CPlの比抵抗は1.2X103Ω
・備である。
分子JM: 19.000のポリブチレンテレフタレー
トにガラス繊維(径10μ×長0.6賜)22%を混合
したもの(融点220℃、軟化点200℃〕をN P 
lとする。
OPIを発熱層とし、NPlを絶縁層きし、直径0.1
8m5の銅線12本を撚ったものを導線として用い、溶
融押出法により第2図に類似する断面の発熱体−Hlを
得た。Hlの発熱層の厚みは0,7ひ、絶縁層の厚みは
3.9 NIL、全体の厚みは2.5駆、巾506−1
導線は間隔5σで10本埋設されている。
Hlの導線を第4図のように100vの交流電源に接続
した。常温空気中での平衡温度(表面)は56℃で、消
費電力は1m2当り170Wであった。
比較のため導線を両端の2木だけC間隔50C〜)とす
ると、OPlでは比抵抗が高く発熱量が少なすぎて(約
20 W / 7112)実用性がない。
また、比抵抗を低下させHlと同じ位の発熱量を得るた
めにはカーボンブラックを23%程度混合しなくてはな
らないが、そうすると混合物の溶融粘度が高くなり溶融
成型が困難で、しかも得られる発熱体がもろく破損し易
い。また、同じく導線間隔50−でHlと同じ発熱量を
得るために発熱層の厚みを厚くする方法では、発熱層の
厚みを約88にしなくてはならず、柔軟性が失なわれし
かも重すぎて実用性がなり。
実施例2 20番手双糸の綿糸子)織物の経糸に101間隔で直径
0.1語の銅線25木を俤ったものを織込んだものを基
布とし、その両面に熱硬化性エポキシ樹脂で、直径00
6躊長さ2.5路のアルミニウム短繊維18%、導電性
カーボンブラック16%を混合したものを厚み0.5 
Mで塗布し、110℃で6時間硬化させた後、更にガラ
ス繊維(径20μm×長5rtrpb)20%を含むエ
ポキシ樹脂を絶縁層として表面に7fみ0.3 amで
塗布し同様に硬化処理して発熱体H2をイυた。)H2
の巾は1.25 m 、導線は12本平行に織込まれて
いる。H2の導線の長さ1m当りの線間抵抗は290Ω
、100Vの電源に第4図のように接続したときの1d
当りの消費電力(約50℃)は約270Wであった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明発熱体の横断面図の例であり、
第4図は本発明発熱体の電源への接続法の例を示す模式
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  導電性充填材を分散した熱可塑性ポリマー及
    び/又は耐熱性ポリマーからなり、且つ長さ方向に連続
    し並行する少なくとも4本の導線を埋設した発熱層を有
    する面状発熱体。 (2)  導線が細線状又はリボン状で、間隔が10間
    を越える特許請求の範囲第1項記載の発熱体。 (6)  発熱層が厚み3B以下のシート状である特許
    請求の範囲第1項記載の発熱体。 (4)  発熱層の外側に絶縁層を治する特許請求の範
    囲第1項記載の発熱体。 (5)  導線間隔を保持体を介して保持する特許請求
    の範囲第1項記載の発熱体。 (6)  導電性充填材が金属、金属化合物又は炭素か
    らなる繊維、細片、又は/及び微粒子の1種又は2種以
    上の混合物である特許請求の範囲第1項記載の発熱体。 (7)  熱可塑性ポリマーがポリアミド、ポリエステ
    ル、ポリウレタン、ポリオレフ・イン及びビニル系ポリ
    マーである特許請求の範囲第1項記載の発熱体。 (8)  耐熱性ポリマーが、エポギシ樹脂、ポリウレ
    タン、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、尿素樹脂
    、メラミン樹脂の群から選はれた熱硬化性樹脂の1種又
    は2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載の
    発熱体。 (9)  耐熱性ポリマーが、ゴム、シリコン樹脂、フ
    ッ素樹脂、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミド
    イミド、芳香族ポリニスデル、芳香族ポリエーテル、芳
    香族ポリサルホン、芳香族ポリサルファイドの群から選
    ばれた1種又は2種以上の混合物である特許請求の範囲
    第1項記載の発熱体。 (10)熱h1塑性又は耐熱性樹脂がゴム状弾性を有す
    るものである特許請求の範囲第1項記載の発熱体。 (11)発熱層の常温での体積抵抗率が10 Ω・C以
    下である特許請求の範囲第1項記載の発熱体。 (12)発熱層の常温での体積抵抗率が10〜100Ω
    ec*であり、40〜200℃において、体積抵抗率の
    温度変化が10℃当り10%以上である領域を有する特
    許請求の範囲第1項記載の発熱体。
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