JPS5948799B2 - ZnSeの結晶処理法 - Google Patents
ZnSeの結晶処理法Info
- Publication number
- JPS5948799B2 JPS5948799B2 JP57124802A JP12480282A JPS5948799B2 JP S5948799 B2 JPS5948799 B2 JP S5948799B2 JP 57124802 A JP57124802 A JP 57124802A JP 12480282 A JP12480282 A JP 12480282A JP S5948799 B2 JPS5948799 B2 JP S5948799B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystal
- etching
- solution
- znse
- treatment method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B33/00—After-treatment of single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B29/00—Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
- C30B29/10—Inorganic compounds or compositions
- C30B29/46—Sulfur-, selenium- or tellurium-containing compounds
- C30B29/48—AIIBVI compounds wherein A is Zn, Cd or Hg, and B is S, Se or Te
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は■−■化合物の結晶処理法に関し、特にZnS
eのエッチングに関する。
eのエッチングに関する。
■一■化合物は、■−V化合物よりも禁制帯巾−第この
ような状況のもとで本願発明者は、既に■−■化合物の
新規の成長法として、構成元素のうち蒸気圧の高い元素
を溶媒とし、蒸気圧の低い元素の蒸気圧下で結晶成長す
る溶液成長法を特開昭*が広くかつすべての結晶が直接
遷移型であるので効率の良い可視発光ダイオードの実現
に適した結晶である。
ような状況のもとで本願発明者は、既に■−■化合物の
新規の成長法として、構成元素のうち蒸気圧の高い元素
を溶媒とし、蒸気圧の低い元素の蒸気圧下で結晶成長す
る溶液成長法を特開昭*が広くかつすべての結晶が直接
遷移型であるので効率の良い可視発光ダイオードの実現
に適した結晶である。
このうち特に、ZnSeは、■−V化合物では実現でき
ない青色領域に禁制帯巾(室温で2.67eV)を有し
ているので各所で最も広く研究されている結晶の一つで
ある。しかしながら、この結晶は通常電気伝導形がn形
しかできずp形結晶が得られないためにp−n接合を実
現するための研究に重点がおかれ、結晶処理法、電極形
成法などの周辺技術の開発が遅滞していることは否めな
い。■−■化合物においても■−V化合物と同様に、不
純物を添加することによりp−n接合を実現することが
好ましいが、不純物を添加しても自己補償効果が生じて
しまうために、不純物の影響という観点が無視されてき
た。第1表に示すように、本来は、IA及びIB族の元
素が■族元素と置換し、更には5B族の元素が■族と置
換してp形に、又、3B族の元素が■族元素と置換し、
更には、7B族が■族元素と置換してn形結晶を実現す
るのである。表 57−183400号で提案しており、結晶の化学量論
的組成からの偏差を制御することにより、低抵抗のp形
及びn形ZnSe結晶の成長に成功している。
ない青色領域に禁制帯巾(室温で2.67eV)を有し
ているので各所で最も広く研究されている結晶の一つで
ある。しかしながら、この結晶は通常電気伝導形がn形
しかできずp形結晶が得られないためにp−n接合を実
現するための研究に重点がおかれ、結晶処理法、電極形
成法などの周辺技術の開発が遅滞していることは否めな
い。■−■化合物においても■−V化合物と同様に、不
純物を添加することによりp−n接合を実現することが
好ましいが、不純物を添加しても自己補償効果が生じて
しまうために、不純物の影響という観点が無視されてき
た。第1表に示すように、本来は、IA及びIB族の元
素が■族元素と置換し、更には5B族の元素が■族と置
換してp形に、又、3B族の元素が■族元素と置換し、
更には、7B族が■族元素と置換してn形結晶を実現す
るのである。表 57−183400号で提案しており、結晶の化学量論
的組成からの偏差を制御することにより、低抵抗のp形
及びn形ZnSe結晶の成長に成功している。
従つて完全性の高い■−■化合物半導体装置実現のため
の第1の障壁を突破したと云える。そこで次にクローズ
アツプされる問題点としては、高純度の結晶を成長する
ために結晶の汚染を出来るだけ減少させるなどの周辺技
術の整備である。
の第1の障壁を突破したと云える。そこで次にクローズ
アツプされる問題点としては、高純度の結晶を成長する
ために結晶の汚染を出来るだけ減少させるなどの周辺技
術の整備である。
そこで本発明では、ZnSe結晶の表面に酸化膜などの
余分な膜を形成せずに清浄な結晶面を実現させる結晶処
理法を提供する。従来、ZnSe結晶を塩酸、硝酸、弗
酸などの酸性溶液を用いてエツチングすると結晶表面に
酸化膜を形成し赤土色に変色してしまう。
余分な膜を形成せずに清浄な結晶面を実現させる結晶処
理法を提供する。従来、ZnSe結晶を塩酸、硝酸、弗
酸などの酸性溶液を用いてエツチングすると結晶表面に
酸化膜を形成し赤土色に変色してしまう。
このために一般には、主として5〜50重量%のNaO
H溶液を80〜100℃程度に熱してエツチング液とし
て用いられていた。このエツチング液では、エツチング
によつて結晶の色は黄色に保たれ赤変はしないが、結晶
面を鏡面にすることは難しい。更には溶液中に、第1表
で示したp形不純物のNaを高濃度で含んでおり、この
Naは吸着力が強力で水洗で完全に取り去ることが極め
て困難であり、残余したNaが結晶の熱処理工程を経る
と深く拡散してしまい結晶の特性を変化させてしまう欠
点を有している。この欠点を除去し、かつ鏡面の得られ
るエツチング液として臭素(Br)とメタノールの混液
を用いることにより表面に余分な膜が形成されず、デバ
イスに対して問題とならない程度の清浄な面を実現でき
る。
H溶液を80〜100℃程度に熱してエツチング液とし
て用いられていた。このエツチング液では、エツチング
によつて結晶の色は黄色に保たれ赤変はしないが、結晶
面を鏡面にすることは難しい。更には溶液中に、第1表
で示したp形不純物のNaを高濃度で含んでおり、この
Naは吸着力が強力で水洗で完全に取り去ることが極め
て困難であり、残余したNaが結晶の熱処理工程を経る
と深く拡散してしまい結晶の特性を変化させてしまう欠
点を有している。この欠点を除去し、かつ鏡面の得られ
るエツチング液として臭素(Br)とメタノールの混液
を用いることにより表面に余分な膜が形成されず、デバ
イスに対して問題とならない程度の清浄な面を実現でき
る。
本発明における具体的な実施例を以下に説明する。
100%の臭素(Br)をメチルアルコールによつて1
00倍に薄めた液を用いてエツチング時間とエツチング
量との関係を調べたのが第1図である。
00倍に薄めた液を用いてエツチング時間とエツチング
量との関係を調べたのが第1図である。
用いた結晶はZnSeの焼結体で、エツチング時間が3
0分程度まではエツチング量が比例して増加しているが
、それ以降は飽和する傾向が見られる。これは結晶表面
に膜が形成され多少赤味がかつた色に変色したためにエ
ツチング速度が低下したものと思われる。この飽和傾向
の現われる時間は、Brの濃度を増すとともに短時間側
に移行する。エツチング速度は、Br濃度とほぼ比例し
0.01%Br溶液で0.8μm/WtlO.l%Br
溶液で4μm/TWLlO.O5%Brで2.4μm/
―であつた。次にエツチング液により結晶へのオーミツ
ク抵抗に対する影響を調べた。
0分程度まではエツチング量が比例して増加しているが
、それ以降は飽和する傾向が見られる。これは結晶表面
に膜が形成され多少赤味がかつた色に変色したためにエ
ツチング速度が低下したものと思われる。この飽和傾向
の現われる時間は、Brの濃度を増すとともに短時間側
に移行する。エツチング速度は、Br濃度とほぼ比例し
0.01%Br溶液で0.8μm/WtlO.l%Br
溶液で4μm/TWLlO.O5%Brで2.4μm/
―であつた。次にエツチング液により結晶へのオーミツ
ク抵抗に対する影響を調べた。
(111)A面のn形ZnSe単結晶を用いて、各種エ
ツチング液で2分間エツチングした表面に、オーミツク
接触用の0.511φのInをほぼ5m1間隔で2箇所
乗せ、Ar雰囲気中350℃で10分間合金することに
よりオーミツク抵抗に及ぼす効果を調べた。In電極の
2点間のI−V特性を測定することによつて洗浄の効果
を求めた。その結果を第2図に示すが、1は30重量%
で80℃のNaOH液、2,3は、20体積%のBr−
メタノール溶液、4は1体積%のBr−メタノール溶液
を用いたものでそれぞれ洗浄効果が良く現われている。
134は、いづれもエツチング後に超音波洗浄を行なつ
たもので、2はエツチング後、メタノール置換のみで終
了したもので、23の相違点が明確に現われている。
ツチング液で2分間エツチングした表面に、オーミツク
接触用の0.511φのInをほぼ5m1間隔で2箇所
乗せ、Ar雰囲気中350℃で10分間合金することに
よりオーミツク抵抗に及ぼす効果を調べた。In電極の
2点間のI−V特性を測定することによつて洗浄の効果
を求めた。その結果を第2図に示すが、1は30重量%
で80℃のNaOH液、2,3は、20体積%のBr−
メタノール溶液、4は1体積%のBr−メタノール溶液
を用いたものでそれぞれ洗浄効果が良く現われている。
134は、いづれもエツチング後に超音波洗浄を行なつ
たもので、2はエツチング後、メタノール置換のみで終
了したもので、23の相違点が明確に現われている。
即ちこの結果は、両電極間のI−V特性が直線となるの
は、結晶とInとの間に余分なものが存在せずに抵抗体
として働くためであり1%Br−メタノール溶液が最適
であることが明らかである。電圧と電流の関係が直線性
を示すBrの体積%としては、10%以下が好ましく稀
薄すぎるとエツチング速度が激減するので0.1(L程
度までが好ましく、出来れば0.5〜5%程度が望まし
い。又エツチング終了後の処理として重要なことは、超
音波洗浄を行なうことで、特にBr−メタノール溶液中
でのエツチング終了後は、メタノールで充分に置換し溶
液中のBr色が消失するまで繰返すことが肝要である。
は、結晶とInとの間に余分なものが存在せずに抵抗体
として働くためであり1%Br−メタノール溶液が最適
であることが明らかである。電圧と電流の関係が直線性
を示すBrの体積%としては、10%以下が好ましく稀
薄すぎるとエツチング速度が激減するので0.1(L程
度までが好ましく、出来れば0.5〜5%程度が望まし
い。又エツチング終了後の処理として重要なことは、超
音波洗浄を行なうことで、特にBr−メタノール溶液中
でのエツチング終了後は、メタノールで充分に置換し溶
液中のBr色が消失するまで繰返すことが肝要である。
次に結晶をトリクロールエチレン中に浸漬し、超音波洗
浄を5〜10分間行ない、トリクロールエチレンを交換
して3〜4回繰返すことが肝要で、この効果はメタノー
ル中で行なうよりも再現性が高い。この方法は(111
)面以外の面方位のエツチングにも適用でき、ZnSe
の洗浄法としては最適であり高純度のZnSe半導体装
置を製造するうえで欠くことのできないもので工業的価
値は極めて高いものである。
浄を5〜10分間行ない、トリクロールエチレンを交換
して3〜4回繰返すことが肝要で、この効果はメタノー
ル中で行なうよりも再現性が高い。この方法は(111
)面以外の面方位のエツチングにも適用でき、ZnSe
の洗浄法としては最適であり高純度のZnSe半導体装
置を製造するうえで欠くことのできないもので工業的価
値は極めて高いものである。
第1図は1体積%のBr−メタノール溶液を用いた、Z
nSe結晶のエツチング時間とエツチング量の関係、第
2図は各種エツチング液によるZnSe結晶表面清浄度
の効果をI−V特性より調べたものである。 1・・・・・・30重量%のNaOH水溶液、2,3・
・・・・・20体積%Br−メタノール溶液、4・・・
・・・1体積%Br−メタノール溶液。
nSe結晶のエツチング時間とエツチング量の関係、第
2図は各種エツチング液によるZnSe結晶表面清浄度
の効果をI−V特性より調べたものである。 1・・・・・・30重量%のNaOH水溶液、2,3・
・・・・・20体積%Br−メタノール溶液、4・・・
・・・1体積%Br−メタノール溶液。
Claims (1)
- 1 ZnSe結晶を臭素−メタノール溶液でエッチング
後、トリクロールエチレン中で超音波洗浄することによ
り清浄な結晶面を得ることを特徴とする結晶処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57124802A JPS5948799B2 (ja) | 1982-07-17 | 1982-07-17 | ZnSeの結晶処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57124802A JPS5948799B2 (ja) | 1982-07-17 | 1982-07-17 | ZnSeの結晶処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5918200A JPS5918200A (ja) | 1984-01-30 |
JPS5948799B2 true JPS5948799B2 (ja) | 1984-11-28 |
Family
ID=14894482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57124802A Expired JPS5948799B2 (ja) | 1982-07-17 | 1982-07-17 | ZnSeの結晶処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948799B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW349132B (en) * | 1996-08-30 | 1999-01-01 | Sumitomo Electric Industries | Surface cleaning method of II-VI Group compound semiconductor crystal |
-
1982
- 1982-07-17 JP JP57124802A patent/JPS5948799B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5918200A (ja) | 1984-01-30 |
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