JPS5948093B2 - 化粧用塗布具及びその製造方法 - Google Patents
化粧用塗布具及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS5948093B2 JPS5948093B2 JP13710182A JP13710182A JPS5948093B2 JP S5948093 B2 JPS5948093 B2 JP S5948093B2 JP 13710182 A JP13710182 A JP 13710182A JP 13710182 A JP13710182 A JP 13710182A JP S5948093 B2 JPS5948093 B2 JP S5948093B2
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- JP
- Japan
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- water
- foam
- soluble
- cosmetic
- porous foam
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は多孔質発泡体を主体とした化粧用塗布具とその
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
近年レジャー指向の生活傾向に伴い、戸外(旅行等)で
化粧する機会が増加しているが、化粧を行う場合は、当
然に化粧料および化粧用塗布具が必要であるが、その他
にも汚れや化粧落しのための種々の用具が必要である。
化粧する機会が増加しているが、化粧を行う場合は、当
然に化粧料および化粧用塗布具が必要であるが、その他
にも汚れや化粧落しのための種々の用具が必要である。
例えば、化粧落しを行うには、クレンジングクリーム、
クレンジング刷子、ティシュペーパー等と用意するもの
が多く、また、戸外で手や顔を洗う場合には、石鹸とタ
オル等、汚れを落すものと拭き取るものとを用意するこ
とが必要である。
クレンジング刷子、ティシュペーパー等と用意するもの
が多く、また、戸外で手や顔を洗う場合には、石鹸とタ
オル等、汚れを落すものと拭き取るものとを用意するこ
とが必要である。
前述したような種々の化粧用具を準備し、持ち運びする
ということは、これらの化粧用具が高張るため、非常に
不便である。
ということは、これらの化粧用具が高張るため、非常に
不便である。
本発明は上述した背景に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とする点は、携帯に便利で且つ戸外で簡便に使用
できる化粧用塗布具を提供することである。
の目的とする点は、携帯に便利で且つ戸外で簡便に使用
できる化粧用塗布具を提供することである。
加えて、本発明はこのような塗布具を簡単に製造できる
方法を提供することを目的とする。
方法を提供することを目的とする。
前記の目的を解決するために、本発明の塗布具として、
多孔質発泡体を形成する骨格表面に水溶性糊剤からなる
水溶性皮膜が設けられており、該水溶性皮膜には界面活
性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料のうちの少なくと
も1種が添加されている化粧用塗布具という特定発明が
提供される。
多孔質発泡体を形成する骨格表面に水溶性糊剤からなる
水溶性皮膜が設けられており、該水溶性皮膜には界面活
性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料のうちの少なくと
も1種が添加されている化粧用塗布具という特定発明が
提供される。
また、本発明の第2発明として、多孔質発泡体を形成す
る骨格表面に水溶性糊剤からなる水溶性皮膜が設けられ
ており、前記多孔質発泡体が圧縮状態であり、前記水溶
性皮膜により前記多孔質発泡体が圧縮状態に固定されて
いる化粧用塗布具が提供される。
る骨格表面に水溶性糊剤からなる水溶性皮膜が設けられ
ており、前記多孔質発泡体が圧縮状態であり、前記水溶
性皮膜により前記多孔質発泡体が圧縮状態に固定されて
いる化粧用塗布具が提供される。
更に、本発明の塗布具の製造方法の発明として、界面活
性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料のうちの少なくと
も1種が添加された水溶性糊剤を含む溶液を多孔質発泡
体に塗布含浸させる工程と、前記工程で得られた発泡体
を乾燥処理する工程とからなる化粧用塗布具の製造方法
からなる第3発明が提供される。
性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料のうちの少なくと
も1種が添加された水溶性糊剤を含む溶液を多孔質発泡
体に塗布含浸させる工程と、前記工程で得られた発泡体
を乾燥処理する工程とからなる化粧用塗布具の製造方法
からなる第3発明が提供される。
また、本発明の塗布具の製造方法の発明として、水溶性
糊剤を含む溶液を多孔質発泡体に塗布含浸させる工程と
、前記工程で得られた発泡体を圧縮しつつ完全乾燥して
前記発泡体を圧縮状態に固定する工程とからなる化粧用
塗布具の製造方法が提供される。
糊剤を含む溶液を多孔質発泡体に塗布含浸させる工程と
、前記工程で得られた発泡体を圧縮しつつ完全乾燥して
前記発泡体を圧縮状態に固定する工程とからなる化粧用
塗布具の製造方法が提供される。
本発明では、水溶性糊剤に界面活性剤、香料、殺菌消毒
剤、粉末化粧料のうちの少なくとも1種類を添加してい
るので、塗布または拭き取り機能に加えて、洗浄機能、
芳香機能、殺菌機能、化粧機能の少なくとも一つを、塗
布具は保有している。
剤、粉末化粧料のうちの少なくとも1種類を添加してい
るので、塗布または拭き取り機能に加えて、洗浄機能、
芳香機能、殺菌機能、化粧機能の少なくとも一つを、塗
布具は保有している。
使用時には水を作用させるだけで極めて効果的に上記機
能を発現させることができる。
能を発現させることができる。
更に、前記特殊機能による目的処理を終えた後は、塗布
具を水洗いして絞れば、化粧料の塗布または拭き取り用
の通常の塗布具として使える。
具を水洗いして絞れば、化粧料の塗布または拭き取り用
の通常の塗布具として使える。
本発明の水溶性皮膜に界面活性剤が含まれる場合には、
水に作用させると洗浄効果のよい塗布具(チー7)が得
られる。
水に作用させると洗浄効果のよい塗布具(チー7)が得
られる。
本発明の水溶性皮膜に香料、殺菌消毒剤が含まれる場合
には、水に作用させると殺菌消毒効果に加え、使用後に
、香料成分が肌に残り爽かな使い心地のよい塗布具(チ
ー7)が得られる。
には、水に作用させると殺菌消毒効果に加え、使用後に
、香料成分が肌に残り爽かな使い心地のよい塗布具(チ
ー7)が得られる。
本発明の水溶性皮膜に粉末化粧料が含まれる場合には、
簡便な化粧用チーフが得られ、このチー7に水に作用さ
せると粉末化粧料が水白粉となり、発泡体を塗布具とし
て簡便に化粧を行うことができる。
簡便な化粧用チーフが得られ、このチー7に水に作用さ
せると粉末化粧料が水白粉となり、発泡体を塗布具とし
て簡便に化粧を行うことができる。
また、本発明では、水溶性皮膜を多孔質発泡体シートの
圧縮固定材として用いているので、使用前の発泡シート
を圧縮状態に維持して、嵩高い発泡シートを極めて薄く
でき、携帯に便利なチー7が得られる。
圧縮固定材として用いているので、使用前の発泡シート
を圧縮状態に維持して、嵩高い発泡シートを極めて薄く
でき、携帯に便利なチー7が得られる。
そして、使用時に、水を作用させることにより、水溶性
皮膜が水に溶解するために、水溶性皮膜による圧縮固定
が解かれて圧縮状態から元の(圧縮しない状態の)発泡
シートに戻るので柔軟なチー7が得られる。
皮膜が水に溶解するために、水溶性皮膜による圧縮固定
が解かれて圧縮状態から元の(圧縮しない状態の)発泡
シートに戻るので柔軟なチー7が得られる。
本発明において素材として多孔質発泡シートを選定した
のは、柔軟な素材であることから塗布機能、拭き取り機
能が極めて良好であり、且つ水溶性皮膜により一時的に
圧縮状態に固定できるためである。
のは、柔軟な素材であることから塗布機能、拭き取り機
能が極めて良好であり、且つ水溶性皮膜により一時的に
圧縮状態に固定できるためである。
すなわち、水溶性皮膜がなくなるまで圧縮状態に保て、
使用時まで嵩張らないようにできる。
使用時まで嵩張らないようにできる。
以下、図面に示した実施例に基づいて本発明の詳細な説
明する。
明する。
第1図は多孔質発泡体に水溶性糊剤を含む溶液を含浸さ
せて乾燥仕上げしたものの断面図であり、第2図は水溶
性糊剤に各種の添加剤を含む溶液を含浸させて乾燥仕上
げしたものの断面図である。
せて乾燥仕上げしたものの断面図であり、第2図は水溶
性糊剤に各種の添加剤を含む溶液を含浸させて乾燥仕上
げしたものの断面図である。
水溶性糊剤からなる水溶性皮膜12は多孔質発泡体を形
成する骨格11の表面に付着させている。
成する骨格11の表面に付着させている。
そして、前述の各種添加剤13を含む場合には、水溶性
皮膜12中に分散した状態で骨格11の表面に付着させ
ている。
皮膜12中に分散した状態で骨格11の表面に付着させ
ている。
本発明において使用する多孔質発泡体としては、ポリウ
レタン発泡体、ポリ塩化ビニール発泡体、ポリエステル
発泡体、ポリビニルアルコールの発泡体等の合成樹脂の
連続発泡体、またはブタジェンアクリロニトリルゴム(
NBR)、ブタジェンスチレンゴム(SBR)、ニトリ
ルゴム(NR)、シリコンゴム、天然ゴム等の各種発泡
ゴムを用いることができる。
レタン発泡体、ポリ塩化ビニール発泡体、ポリエステル
発泡体、ポリビニルアルコールの発泡体等の合成樹脂の
連続発泡体、またはブタジェンアクリロニトリルゴム(
NBR)、ブタジェンスチレンゴム(SBR)、ニトリ
ルゴム(NR)、シリコンゴム、天然ゴム等の各種発泡
ゴムを用いることができる。
また、多孔質発泡体の骨格11の表面に付着させる水溶
性皮膜(水溶性糊剤)12としては、乾燥時に固型化し
且つ極めて水に溶解し易い成分が良好である。
性皮膜(水溶性糊剤)12としては、乾燥時に固型化し
且つ極めて水に溶解し易い成分が良好である。
例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチロール
、水溶性カルボキシメチルセルロースやメトキシセルロ
ース等のセルロース誘導体、澱粉、アルギン酸ソーダ、
タンパク、ポリアルキレンオキサイド架橋物、ポリアク
リル酸の金属塩、澱粉−アクリルニトリルより生成した
カルボキシルアルカリ塩等の、乾燥時に固型化し且つ極
めて水に溶解し易い成分が良好である。
、水溶性カルボキシメチルセルロースやメトキシセルロ
ース等のセルロース誘導体、澱粉、アルギン酸ソーダ、
タンパク、ポリアルキレンオキサイド架橋物、ポリアク
リル酸の金属塩、澱粉−アクリルニトリルより生成した
カルボキシルアルカリ塩等の、乾燥時に固型化し且つ極
めて水に溶解し易い成分が良好である。
特殊なものとして、PVA−アクリル共重合体等がある
。
。
次に前記水溶性皮膜12に添加される界面活性剤(石鹸
類を含む)としては、使用目的に応じて選定すればよく
、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アニオン
界面活性剤の倒れもが使用可能である。
類を含む)としては、使用目的に応じて選定すればよく
、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アニオン
界面活性剤の倒れもが使用可能である。
水溶性皮膜12に添加する香料についても、天然香料、
合成香料に関係なく、好みの香料を添加することができ
る。
合成香料に関係なく、好みの香料を添加することができ
る。
更に、水溶性皮膜12に添加する殺菌消毒剤としては、
メチルパラベン、エチルパラベン、ベンゼトニウムクロ
ライド、ペンゼルユニウム、クロライド、ヒビテングリ
コネート等が挙げられ、用途に応じて適宜配合すればよ
い。
メチルパラベン、エチルパラベン、ベンゼトニウムクロ
ライド、ペンゼルユニウム、クロライド、ヒビテングリ
コネート等が挙げられ、用途に応じて適宜配合すればよ
い。
本発明シートを水白粉塗布具として用いる場合には、水
溶性皮膜12に添加するものとして、タルク、亜鉛華、
金属脂肪酸、ホウ酸、炭酸カルシウム、色素等からなる
粉末化粧料を添加すればよい。
溶性皮膜12に添加するものとして、タルク、亜鉛華、
金属脂肪酸、ホウ酸、炭酸カルシウム、色素等からなる
粉末化粧料を添加すればよい。
倒れにしても、水溶性皮膜12に対して添加する添加剤
13は、水溶性皮膜12が乾燥時に固型状態で多孔質発
泡体の骨格11の表面に付着することが前提となるため
に、その添加量は使用目的に応じて適宜決定する。
13は、水溶性皮膜12が乾燥時に固型状態で多孔質発
泡体の骨格11の表面に付着することが前提となるため
に、その添加量は使用目的に応じて適宜決定する。
次に、多孔質発泡体に水溶性皮膜(第1図の水溶性皮膜
12または第2図の各種添加剤13を含む水溶性皮膜1
2)を形成する方法について述べる。
12または第2図の各種添加剤13を含む水溶性皮膜1
2)を形成する方法について述べる。
先ず、水溶性皮膜を形成する水溶性糊剤(各種添加剤を
含んでもよい)の水溶液または有機溶剤液中に多孔質発
泡体を浸漬して含浸させるか、または、スプレ一方式に
より前記溶液を多孔質発泡体に塗布して含浸させるか、
または、前記溶液を多孔質発泡体にナイフコーターによ
り含浸塗布する。
含んでもよい)の水溶液または有機溶剤液中に多孔質発
泡体を浸漬して含浸させるか、または、スプレ一方式に
より前記溶液を多孔質発泡体に塗布して含浸させるか、
または、前記溶液を多孔質発泡体にナイフコーターによ
り含浸塗布する。
次にこれらの塗布、含浸させた多孔質素材の材質、多孔
質条件、水溶性糊剤等に応じて、多孔質素材が劣化しな
い温度で処理するよう乾燥条件を適宜選定して、乾燥す
る。
質条件、水溶性糊剤等に応じて、多孔質素材が劣化しな
い温度で処理するよう乾燥条件を適宜選定して、乾燥す
る。
一般的には、60℃〜120℃の温度が望ましい。
更に、本発明の塗布具を携帯に便利なように圧縮状態に
固定することが望ましい。
固定することが望ましい。
圧縮固定化する場合には、多孔質発泡体に水溶性糊剤の
水溶液(水溶性糊剤のみまたは水溶性糊剤に各種添加剤
を添加したもの)を前述のようにスプレ一方式やナイフ
コーターにより含浸させる。
水溶液(水溶性糊剤のみまたは水溶性糊剤に各種添加剤
を添加したもの)を前述のようにスプレ一方式やナイフ
コーターにより含浸させる。
次に、そのまま半乾燥状態まで乾燥してから、強圧加熱
プレス機にて完全乾燥していない半乾燥状態のものを圧
縮状態で加熱し乾燥する。
プレス機にて完全乾燥していない半乾燥状態のものを圧
縮状態で加熱し乾燥する。
あるいは、含浸した水溶性糊剤の液を切ってから、加熱
しながら圧縮して乾燥と圧縮とを同時に行うようにして
もよい。
しながら圧縮して乾燥と圧縮とを同時に行うようにして
もよい。
加熱圧縮には、圧縮加熱板に細孔を設けて、その裏面か
ら熱風を送り込むと、短時間で完全に乾燥して多孔質発
泡体の圧縮固定が確実に行える。
ら熱風を送り込むと、短時間で完全に乾燥して多孔質発
泡体の圧縮固定が確実に行える。
水溶性皮膜による多孔質発泡体の圧縮固定は、多孔質発
泡体の骨格表面に形成されている水溶性皮膜同士が乾燥
固定の段階で互いに接着することから、発泡体をその弾
性に抗して固定するものであると考えられる。
泡体の骨格表面に形成されている水溶性皮膜同士が乾燥
固定の段階で互いに接着することから、発泡体をその弾
性に抗して固定するものであると考えられる。
以上の段階を経て、本発明の化粧用チーフは出来上がる
。
。
次に、本発明の具体的な実施例を以下に幾つか示す。
〔実施例 1〕
○ポリビニルアルコール12係水溶液100部○香
料 1部○界面活性剤
0.5部厚さが5mmの発泡ポリ
ウレタンシートを前記溶液に浸漬した後、液切りを行い
、90℃の温風を吹き出している加熱圧縮板で15分間
乾燥し、厚さが2朋の圧縮された拭き取り用芳香化粧チ
ーフを得た。
料 1部○界面活性剤
0.5部厚さが5mmの発泡ポリ
ウレタンシートを前記溶液に浸漬した後、液切りを行い
、90℃の温風を吹き出している加熱圧縮板で15分間
乾燥し、厚さが2朋の圧縮された拭き取り用芳香化粧チ
ーフを得た。
〔実施例 2〕
○ポリビニルアルコール20%水溶液100部○石鹸(
高級脂肪酸のアルカリ塩) 5部○香 料
0.5部○殺菌剤
0.3部 前記溶液をナイフコーターで厚さが5龍のポリウレタン
発泡シートに塗布、含浸させた後、85℃で加熱乾燥と
同時に加熱圧縮して、厚さが2朋の圧縮された化粧路し
用の化粧チーフを得た。
高級脂肪酸のアルカリ塩) 5部○香 料
0.5部○殺菌剤
0.3部 前記溶液をナイフコーターで厚さが5龍のポリウレタン
発泡シートに塗布、含浸させた後、85℃で加熱乾燥と
同時に加熱圧縮して、厚さが2朋の圧縮された化粧路し
用の化粧チーフを得た。
前記溶液をナイフコーターで厚さが8mmのブタジェン
アクリロニトリルゴム(NBR)発泡体に塗布、含浸さ
せた後、80℃で30分間加熱乾燥し化粧用おしろい塗
布具を得た。
アクリロニトリルゴム(NBR)発泡体に塗布、含浸さ
せた後、80℃で30分間加熱乾燥し化粧用おしろい塗
布具を得た。
本発明によれば、一つの化粧具で簡単に複数の機能を果
させることができ、極めて有効である。
させることができ、極めて有効である。
これらの機能を発揮する成分は糊剤に添加されて、塗布
具に付着しているため、使用前には簡単に脱落しない。
具に付着しているため、使用前には簡単に脱落しない。
すなわち、本発明の発泡体表面に形成される水溶性皮膜
は、他の添加剤の保持機能を有している。
は、他の添加剤の保持機能を有している。
従って、界面活性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料等
の少なくとも1種を添加することにより、種々の特性を
有する水溶性皮膜を発泡体表面に形成することができ、
使用時に水を作用させるだけで、界面活性剤、香料、殺
菌消毒剤、粉末化粧料等の機能を発現させることができ
る。
の少なくとも1種を添加することにより、種々の特性を
有する水溶性皮膜を発泡体表面に形成することができ、
使用時に水を作用させるだけで、界面活性剤、香料、殺
菌消毒剤、粉末化粧料等の機能を発現させることができ
る。
また、この塗布具は、使用目的を終えた後に、水洗を行
えば通常の塗布または拭き機能を有するチーフとなり、
何度も繰り返し使用することができる。
えば通常の塗布または拭き機能を有するチーフとなり、
何度も繰り返し使用することができる。
本発明によれば、圧縮状態の発泡体の骨格表面に水溶性
皮膜を形成することで、水溶性皮膜により発泡体を圧縮
状態に固定し、水溶性皮膜により発泡体の復元弾性を一
時的に阻止している。
皮膜を形成することで、水溶性皮膜により発泡体を圧縮
状態に固定し、水溶性皮膜により発泡体の復元弾性を一
時的に阻止している。
これにより、使用時点まで発泡体を圧縮された嵩張らな
い状態としておくことができる。
い状態としておくことができる。
従って、携帯に便利な化粧用塗布具が得られる。
本発明の化粧用塗布具は使用時に水を作用することによ
り、水溶性皮膜が水に溶解し、発泡体は水溶性皮膜から
解放されて、発泡体本来の柔軟性と風合とが再現される
。
り、水溶性皮膜が水に溶解し、発泡体は水溶性皮膜から
解放されて、発泡体本来の柔軟性と風合とが再現される
。
従って、本発明の化粧用塗布具は、通常の塗布または拭
い具として簡便に使用することができる。
い具として簡便に使用することができる。
第1図は多孔質発泡体に水溶性糊剤を含む溶液を含浸さ
せて乾燥仕上げしたものの断面図、第2図は水溶性糊剤
に各種の添加剤を含む溶液を含浸させて乾燥仕上げした
ものの断面図である。 11・・・・・・多孔質発泡体の骨格、12・・・・・
・水溶性皮膜、13・・・・・・添加剤。
せて乾燥仕上げしたものの断面図、第2図は水溶性糊剤
に各種の添加剤を含む溶液を含浸させて乾燥仕上げした
ものの断面図である。 11・・・・・・多孔質発泡体の骨格、12・・・・・
・水溶性皮膜、13・・・・・・添加剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多孔質発泡体を形成する骨格表面に水溶性糊剤から
なる水溶性皮膜が設けられており、該水溶性皮膜には界
面活性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料のうちの少な
くとも1種が添加されていることを特徴とする化粧用塗
布具。 2 多孔質発泡体を形成する骨格表面に水溶性糊剤から
なる水溶性皮膜が設けられており、前記多孔質発泡体が
圧縮状態であり、前記水溶性皮膜により前記多孔質発泡
体が圧縮状態に固定されていることを特徴とする化粧用
塗布具。 3 前記水溶性皮膜に界面活性剤、香料、殺菌消毒剤、
粉末化粧料のうちの少なくとも1種が添加されている特
許請求の範囲第2項に記載の化粧用塗布具。 4 界面活性剤、香料、殺菌消毒剤、粉末化粧料のうち
の少なくとも1種が添加された水溶性糊剤を含む溶液を
多孔質発泡体に塗布含浸させる工程と、前記工程で得ら
れた発泡体を乾燥処理する工程とからなることを特徴と
する化粧用塗布具の製造方法。 5 水溶性糊剤を含む溶液を多孔質発泡体に塗布含浸さ
せる工程と、前記工程で得られた発泡体を圧縮しつつ完
全乾燥して前記発泡体を圧縮状態に固定する工程とから
なることを特徴とする化粧用塗布具の製造方法。 6 前記水溶性糊剤に界面活性剤、香料、殺菌消毒剤、
粉末化粧料のうちの少なくとも1種が添加されている特
許請求の範囲第5項に記載の化粧用塗布具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13710182A JPS5948093B2 (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 化粧用塗布具及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13710182A JPS5948093B2 (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 化粧用塗布具及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5928909A JPS5928909A (ja) | 1984-02-15 |
JPS5948093B2 true JPS5948093B2 (ja) | 1984-11-24 |
Family
ID=15190878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13710182A Expired JPS5948093B2 (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 化粧用塗布具及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948093B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01314507A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-12-19 | Kanebo Ltd | 化粧用パフ材 |
USRE38398E1 (en) | 1996-02-14 | 2004-01-27 | L'oreal S.A. | Case for a cosmetic care product with a flexible bottom |
FR2744602B1 (fr) * | 1996-02-14 | 1998-03-06 | Oreal | Boitier notamment de maquillage et/ou de soin a fond souple |
US7186045B2 (en) | 2000-02-16 | 2007-03-06 | L'oreal S.A. | Device and method for applying a cosmetic product |
FR2804846B1 (fr) * | 2000-02-16 | 2002-08-09 | Oreal | Dispositif de conditionnement et d'application comportant une structure poreuse incorporant un agent biocide |
US7874756B2 (en) | 2006-06-07 | 2011-01-25 | Beiersdorf Ag | Kit for the application of a fluid preparation |
EP2823727B1 (en) * | 2012-03-06 | 2017-06-07 | Taiki Corp., Ltd. | Cosmetics applicator |
JP6351941B2 (ja) * | 2013-08-29 | 2018-07-04 | 株式会社イノアック技術研究所 | 化粧用パフ及びその製造方法 |
-
1982
- 1982-08-06 JP JP13710182A patent/JPS5948093B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5928909A (ja) | 1984-02-15 |
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