JPS5947546A - 三気筒内燃機関 - Google Patents

三気筒内燃機関

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JPS5947546A
JPS5947546A JP15646982A JP15646982A JPS5947546A JP S5947546 A JPS5947546 A JP S5947546A JP 15646982 A JP15646982 A JP 15646982A JP 15646982 A JP15646982 A JP 15646982A JP S5947546 A JPS5947546 A JP S5947546A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−次慣性力による振動を取除くようにした三
気筒内燃機関に関する。
従来、三気筒内燃機関において一次慣性力による振動を
取除くようにしたものとしては、三本のクランクピンを
クランク角上120町間隔をおいて配置したものが知ら
れているが、それはクランクピンの位相ずれのために、
クランク軸に不釣合い偶力が発生する欠点がある。
本発明は、そのような不釣合い偶力を発生させることな
く、−次慣性力による振動を取除くようにした、簡単有
効な三気筒内燃機関を提供することを目的とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、第1図においてオートバイの車体フレームFに本発明
の三気筒内燃機関Eが搭載され、この機関Eのクランク
軸1及びこれに駆動される3f、3rと平行に配置され
、出力軸20はチェン伝動装置4を介して後輪IV r
を駆動する。
第2図及び第3図に示すように、三気筒内燃機関Eは2
サイクル型に構成されておりそのクランク軸1の三本の
クランクピン51.5□ 、53が同軸線上に整列させ
てあり、その左右側外側位置のクランクピン5,95□
を第1及び第2クランクピン、中央位置のクランクピン
53を第3クランクピンという。
クランク軸1の左端部には発電機6が、また右端部には
駆動歯車7がそれぞれ数句けられ、駆動歯車7は変速機
の入力軸2乙上に設けたクラッチ9の被動歯車8と噛合
する。
クランク軸1は四個のベアリング10.10・・を介し
てクランクケース11に支承される。四個のペアリン、
グ10.10・・は三本のクランクピン5+  +52
  e53をそれぞれ挟むように配置され、これらベア
リングを支持する隔壁によってクランクケース11の内
部は第1.第2.第3クランクピン51,5□ 、53
をそれぞれ収容する第1゜第2.第3クランク室12+
  、122 .123に区画される。
第1.第2.第3クランクピン51.52,53には第
1.第2.第3ピストン13+  、132  。
133が第1.第2.第3コンロッド14..1421
43及び第1.第2.第3ピストンピン15.。
152.153を介して第1.第2.第3ピストン13
+  、132 .133がそれぞれ連接され、これら
ピストン131.132 .133が摺合する第11第
2.第3シリンダブロツク161 。
16□ 、163がクランクケース11に固着される。
その際、第1及び第2シリンダブロック16.。
16□は車両の前方を向くように、また第3シリンダブ
ロック16.は上方を向くようにそれぞれ配置され、か
くして第1及び第2シリンダブロック16..162と
第3シリンダブロツク163とは90°のバンク角を以
てl/字形に配置される。
第1.第2.第3シリンダブロック16.。
162.163の先端部外周には、第1.第2゜第3シ
リンダヘッド17..172 .173が螺着され、さ
らにこれらシリンダヘッド1T1 。
、   172”、 173の周囲に水ジャケット18
1 。
182.183を形成する第1.第2.第3へソドカバ
ー191.192.193が装着沓れろ。
第1.第2.第3シリンダヘッドI7..17.。
1γ3には第1.第2舘31点火栓20+、20□、2
03が螺着され、これら点火栓20i  、202、.
2D3は、第1.及び第2シリンダヘッド17..17
2内の燃焼室21..212で同時爆発を生起させるよ
うに1.またこれらの爆発時期と第3シリンダヘッド1
73内の燃焼室213での爆発時期との間にクランク角
で90°の位相差を与えるように、図示しない点火制御
装置により制御される。
第1及び第2ピストン13..132系の往復質量は互
いに等しくされ、且つこれらの往復質量itために、第
1及び第2ピストンピン151 。
152が中空に形成される一方、第3ピストンピン15
3がそれらより大径且つ中実に形成され、また第3コン
ロツド143の小端部143aは第1及び第2コンロッ
ド14..142の小端部14+ a、14□aよりも
大径に形成される。
クランク軸1は三本のクランクピン51+52+53を
それぞれ支持する各一対の第1.第2.第3クランクウ
エブ22+  、22+’;22□ 1222’;22
3.223を有し、これらにクランク軸1の回転中心を
挟んで第1.第2.第3クランクピン5+  、52 
 、s3と正反対側に配置される各一対の第1.第2.
第3バランスウエイト23□123.’:232 .2
32’;233 .233が連設され、これらバランス
ウェイトは、これらの回転時の遠心力の総和が第1及び
第2ピストン131.132系の一次慣性力と第3ピス
トン133系の一次慣性力とに七トθを略釣合い、且つ
質量分布が左右対称的になるように形成される。
尚、−次慣性力の大きさはそのピストン系の往復質量と
その加速度との積によって表わされる。
さらに、第1.第2.第3バランスウエイト23+  
、 231’; 232 .232’; 233  、
233  には第1.第2.第3クランクピン51.5
.、 .53系の回転質量と等しい質量が、クランク軸
H窄1ランスのために付加される。
各シリン(゛ブロック16s  (162,163につ
いても同様)には、同列のクランク室12.に連通ずる
吸気ポート24と、そのクランク室121を同列の燃焼
室211に連通させる左右一対の掃気ボー)25.25
と、上記燃焼室21.を排気管26または27(第1図
参照)に連通させる排気ポート28とが設けられ、各吸
気ポート24には混合気の逆流を阻止するリード弁29
が装着される。各吸気ポート24は、第1及び第2シリ
ンダブロック16..162と第3シリンダブロツク1
63との間に形成されたV字状空間30に開口するよう
に設けられ、そして各吸気ポート24に装着される気化
器31とそのエアクリーナ32とが上記空間30に配設
される。
而して、機関Eの運転時には、第1シリンダブロツク1
61側について言えば、ピストン13゜の上昇行程でク
ランク室12.が減圧されるので、気1ヒ器31で生成
された混合気が吸気ポート24及びリード弁29を通し
てクランク室12.に吸入され、ピストン13.の下降
行程でクランク室121は加圧されるので、ここで加圧
された混合気は掃気ポー)25.25を通して燃焼室2
1゜へ充填され、そしてピストン131の上昇行程で圧
縮された後、点火栓201の放電により着火され燃焼(
爆発)してピストン13.に下降力を付与し、このピス
トン13.の下降途中から排気ポート28が開き、それ
から燃焼室21゜の排ガスが排出される。第2及び第3
シリンダブロツク16、.163側でも同様の作用が行
われる。
この間、バランスウェイト23..23.’;232 
.232’;233 .233群が第1及び第2シリン
ダブロック161.162の中心線を含む水平面上に来
たとき、それらの遠心力は第1及び第2ピストン13.
.132系の総合−次慣性力と釣合い1、また上記バラ
ンスウェイト群が第3シリンダブロック163の中心線
を含む垂直面上に来たとき、それらの遠心力は第3ピス
トン131系の一次慣性力と釣合う。
また、左右両側位置の第1及び第2ピストン13、.1
32系の一次慣性力の合力はクランク軸1の中央部に作
用し、また中央位置の第3ピストン133系の一次慣性
力も同じくクランク軸1の中央部に作用し、その作用点
は常に不動であり、一方、バランスウェイト23..2
3.’;232 。
232’;233 .233の質量分布は左右対称的で
あるから、これらによる遠心力も上記作用点に集中し、
その結果クランク軸1には偶力は発生しない。
第1.第2.第3シリンダブロック16..162゜1
63においてピストン13+  、 132  、13
3の行程容積及び燃焼室21..212 .213の圧
縮比がそれぞれ等しくしである場合、クランクると、燃
焼室21゜、212.213での混合気の爆発力に差違
を来たして好ましくない。ところが、前述のように第1
及び第2ピストン131 。
13□系の総合往復質量と第3ピストン133系の往復
質量とを等しくするために、第3ピストン133系のピ
ストンピン153及びコンロッド小端部143aを他の
系のものより大径に形成すると、その分だけ第3クラン
ク室123は有効容積が他のクランク室12..12□
より小さくなるため、第3クランク室123あ圧縮比は
他のクランク室12..122のそれより大きくなる。
このようなりランク室間の圧縮比の差を是正するために
、第3クランク室123の横幅(軸方向長さ)を他のク
ランク室12..12□の各横幅より長(すると共に、
第3バランスウエイト233゜233の総、合厚さを他
のバランスウェイ)23.。
23+’;232 .232’の各総合厚さより厚くす
ることにより、第3クランク室123と第3バランスウ
エイ)233 .233 との間隙容積を他のクランク
室12..123と他のバランスウェイト23+  、
231’; 232 .23’2’との各間隙容積より
大きくすることは有効である。このようにすると、各ク
ランク室とバランスウェイトとの半径方向間隙は一定で
よいから加工上有利である。
またこの場合、機関Eの横幅を可及的短くするために、
第1及び第2クランクウエブ221 。
22、’;22□ 、222’において各内側ウェブ2
2、’、22□′を各外側ウェブ221.222より肉
薄にすることは有効である。即ちこのようにすると、内
側ウェブ22./ 、 222/を薄くした分だけ第1
.第2シリンダブロック161.162間の距離を短め
ることかできる。
さらにこの場合、薄肉の内側ウェブ22.’、222’
とクランクピン5..52とをそれぞれ一体に形成し、
これらクランクピン5..52の先端部を厚肉の外側ウ
ェブ22+ 、222の結合孔33.。
332に圧入結合すれば、それらの圧入深さが充分に得
られるので、クランクピンの結合強度の高い組立式クラ
ンク軸1を得る上で有効である。
尚、本発明は4サイクル型三気筒内燃機関にも適用する
ことができ、その場合は第1及び第2シリンダブロック
16..16□間で爆発時期をクランク角上3j30°
ずらせる方がよい。
以上のように本発明によれば、クランク軸に第1及び第
2クランクピンとこれらの中間位置を占める第3クラン
クピンとを同軸線上に整列して設け、前記第1及び第2
クランクピンに第1及び第2ピストンを、また第3クラ
ンクピンに第3ピストンをそれぞれ連接し、前記第1及
び第2ピストンを収容す委第1及び第2シリンダブロツ
クと、前記第3ピストンを収容する第3シリンダブロツ
クとを90°のパンi角に開いてV字状に配置し、前記
第1及び第2ピストン系の総合往復質量と前記第3ピス
トン系の往復質量とを略等1シくすると共に、前記第1
及び第2ピストン系の一次慣性力と第3ピストン系の一
次慣性力とに七セ氾略釣合うバランスウェイトを前記ク
ランク軸に設けたので、共通のバランスウェイトを以て
第1及び第2ピストン系の一次慣性力と第3ピストン系
の一次慣性力とにそれぞれ釣合せることができ、−次慣
性力によるエンジンの振動を除去することができる。
また、全ピストン系の一次慣性力の合力の作用点は常に
クランク軸の中央部の一点にあって変動することはない
から、前記バランスウェイトの遠心力を上記一点に集中
させることによりクランク軸に不釣合い偶力が発生する
ことを防止することができ、不釣合い偶力によるエンジ
ンの振動をも回避することができ、しかも従来の三気筒
内燃機関に比べ格別構造が複砕になることもない。
尚、本発明において第1及び第2ピストン系の往復質量
W、十W2と第3ピストン系の往復質量W、とを略等し
くするということをよ、振動防止」二許容される範囲で
F、 十F2とlr、とが互いに近接している場合を含
むもので、具体的にはW、がW、−1−F2の75〜1
10係の範囲に収まれば実際上差支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に基づく三気筒内燃機関を搭
載したオートバイの側面図、第9図は上記機関の要部縦
断平面ノ、第3図は第2図の口T −■線断面図である
。 E・・・三気筒内燃機関、 1・・・クランク軸、51〜53・・・第1〜第3クラ
ンクビン1.11・・・クランクケース、121〜12
3・・・第1〜第3クランク室、131〜133・・・
第1〜第3ピストン、14.−143・・・第1〜第3
コイ ンロンド、151〜153・・・第1〜第3ピストンピ
ン、161〜163・・・第1〜第3シリンダブロツク
、22+  、221’;222 .22□′;22′
3 。 223・・・第1.第2.第3クランクウエブ、23+
 、 231’;232 、232’; 233,23
3・・・第■、第2.第3バランスウェイト 特許出願人 本田技研工業株式会社 28 昭和57年12 月27El 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和57年 特  願第1j6469号2、発明の名称 三気筒内燃機関 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称  (532)本田技研工業株式会社4、代  
 理   人  〒105 5、補正命令の日付 昭和57年11月12日(発送日:昭和57年11月3
0日)283−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クランク軸に第1及び第2クランクピン、とこれらの中
    間位置を占める第3クランクピンとを同軸線上に整列し
    て設け、前記第1及び第2クランクピンに第1及び第2
    ピストンを、また第3クランクピンに第3ピストンをそ
    れぞれ連接し、前記第1及び第2ピストンを収容する第
    1及び第2シリンダブロツクと、前記第3ピストンを収
    容する第3ブロツクとを90°のバンク角に開いてV字
    状に配置し、前記第1及び第2ピストン系の総合往復質
    量と前記第3ピストン系の往復質量とを略等し釣合うバ
    ランスウェイトを前記クランク軸に設けてなる、三気筒
    内燃機関。
JP15646982A 1982-09-08 1982-09-08 三気筒内燃機関 Granted JPS5947546A (ja)

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JP15646982A JPS5947546A (ja) 1982-09-08 1982-09-08 三気筒内燃機関

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JP18383982A Division JPS5947516A (ja) 1982-10-20 1982-10-20 2サイクル型三気筒内燃機関
JP18383882A Division JPS5947515A (ja) 1982-10-20 1982-10-20 三気筒内燃機関
JP19042482A Division JPS5946324A (ja) 1982-10-29 1982-10-29 自動二輪車用v型内燃機関
JP19042382A Division JPS5946325A (ja) 1982-10-29 1982-10-29 三気筒内燃機関
JP57194239A Division JPS5946359A (ja) 1982-11-05 1982-11-05 自動二輪車用v型2サイクル内燃機関

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JPH0222201B2 JPH0222201B2 (ja) 1990-05-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108577U (ja) * 1984-12-22 1986-07-09

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108577U (ja) * 1984-12-22 1986-07-09
JPH0324948Y2 (ja) * 1984-12-22 1991-05-30

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JPH0222201B2 (ja) 1990-05-17

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