JPS5947468A - タフテツドカ−ペツト用難燃性一次基布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は難燃性を有するタフテッドカーペット用−吹拭
布に関するものである。

タフテッドカーペットはポリプロピレンテープ織物等の
一次基布にノ（イルヤーンを刺〕ｍし房状（パイル）と
なし、いわゆるノくイル地をつくり、このパイル地の裏
面をラテックスで固定し、且つジュート等の二次基布で
裏貼りするか、あるいは、ゴノ＼、ウレタン等の発１（
ｕ体で丸貼りすることにより形成される。ところでカー
ペ・ソトの難燃化は建築物の防炎−Ｌ必要なこと、であ
（〕、昭和５３年の消防法施行令の一部改ｉＥにより、
「じゅうたん」等の床材が新らたに防炎物Ａｉ−？ｌに
指定され、１９カ炎性実現のだめの技術がノくイ／Ｌ・
−■−ン、ラテックスについて種々検討さＪｌ、′ｌ　
ｌ力Ｉノ。

されている。

カーペットの防炎性はパイル−Ｖ−ンの４ＩｉＩｉ１４
、パイル密度等のパイルの構造に関係するので、一般的
な防炎性付与の方法としては、離燃性繊維をパイルヤー
ンに混紡したり、ノくイル密度を大きくしたりするなど
パイル１ｊ７７造全適正化することが行われる。更には
必要に応じ、ラテックスに水酸化アルミニウム等σ〕帷
燃剤を混合−４−る方法が併用されているが、まだ不十
分であり又コストも高くつくという欠点が有る。

本発明者等はパイルヤーンを支持し、ラテックスとパイ
ルの中間に構造上位置する一次基布の難燃化虻着目し種
り検討した結果、−吹拭布素材の難燃化、及び／または
一次基布仕上剤の難燃化が火炎の拡散防止に有効である
ことを見い出し本発明妬到達した。

との難燃性基布の使用によるカーペットへの防炎性付与
の方法は上述のパイルヤーンの難燃化、ラテックスの難
燃化の方法如比べ防炎性に優れ、かつ経済的であること
が判明した。

−吹拭布素材、即ちポリプロピレンチーブの難燃化はテ
ープ製造時にポリプロピレン樹脂と難燃剤を溶融混合す
ることにより実現する。

使用しうる難燃剤としてはハロゲン化合物系りん化合物
系及び無機系のものがあるが、テープの物性を低下させ
ることが少ない小量添加で難燃効果をよく示すハロゲン
化合物系難燃剤がよい。更に好ましくは、■毒性、臭気
が少なく■ポリプロピレンとの溶融混合時に熱分解し難
く、■ポリプロピレンとの相溶性を６し均一に分散しブ
リードせず、■ポリプロピレンチーブ。

の物性（強度、加熱収縮抵抗性など）に悪匿脅を及ぼさ
ない臭素化合物系難燃剤である。そ久）具体例としてｌ
（Ｉ、ビス＜　２．：％−ジブロモフロビルエーテル）
−ナトラブ１Ｊモヒ゛スフエノールＡ１ヘキサブロモン
クロドデカン、テｌ−”ｔフ゛ロモビスフェノールＡ１
ヘキサブロモベンゼンを挙げることができる。

前記ハロゲン化合物系（又は臭素化合物系）難燃剤の効
果をより発現させるため相剰効ＩＰ、のある三酸化アン
チモンを混合使用するとよい。

難燃剤の配合阻は、ポリプロピレンとの金言１量に対し
０．５〜１５車量チ桿ＩＩ（が適当である。

、　　これより少ないとカーペットのＱｉｌｉ　ｊ燃イ
ヒ１１７）々ｊｊ　４１４’：力；不充分となり、多い
とテープの物性にπ１゛ツタし＠トい悪影響を及ぼすお
それがある。なお、こび）西１１合量は、通常ＪＩＳＬ
ＩＯ！：１１　　ｒ−紳維製“σ）燃失（１占性試験方
法」に規定するＤ法（４九釦炎１０１廖友）−１＋１定
し、接炎回敬３回以」−を裁準とし、テープ（１）厚み
、パイルヤーンの種類、パイル構造に応じて有効かつ経
済的な量とする。ハロゲン化合物系（又は臭素化合物系
）難燃剤は０．５〜１０重ｔチとすることができる。こ
れに三酸化アンチモンを併用する場合には、その１／２
〜１／６程度が好ましい。

他の一つの一次基布を難燃化する方法は、−次基布の仕
上剤を難燃化する方法である。仕上剤はタフティング時
のタフティングニードルのテープ織物（−次基布）の貫
通抵抗を下げるために塗布されるものである。この仕上
剤として難燃性の油状ハロゲン化合物、例えば塩素化パ
ラフィンを使用するとよい。そのテープ織物に塗布する
一層は、該織物重量に対して１〜１０重量％好ましくは
２〜５重量％とするのがよい。

一般に使用される仕上剤は、水溶性の非イオン界面活性
剤の高級アルコール・エチレンオキサイド付加物であり
、易燃性の物質である。従って、−次基布の素材たるテ
ープを難燃化−したとき、仕上剤の易燃性がその効果を
相殺する場合があるから、染色工程等仕上剤を洗い落と
す工程を経ないカーペットの場合、ＩＪｌｉ燃件の仕上
剤を用いるのが望ましい。

発明者らは、この仕上剤の難燃化の効果について史に検
討を進め、熱分解性の消火剤を仕」−剤に混合すること
により一次基布全構成するテープ自体を難燃化すること
なく、カーペットの防炎性を向上させ得ることを見い出
した。

ここで言う熱分解性の消火剤としては一次基布が通常の
タフティング・カーペット”Ａ　造二Ｊ−程で受ける最
高温度（１３０〜１５０℃）では分解せず、３００〜６
００℃で分解し、不燃性−）ｆスを発生する物質が好ま
しく、主なものとして次のえ、のが挙げられる。スルフ
アミノ酸グアーニシン、リン酸メラミン、リン酸グアニ
ジン、リン酸グアニル尿素、リン酸尿素、ポリリン酔ア
ミド１ポリリン酸アンモニウム、リン酸アンモニウム。

熱分解性消火剤の仕上剤への混合［Ｉは）くイルの種類
構造にもよるが、テープ織物のｆｌＩｉｉｉに苅して２
〜３０重量％、好ましくけ２〜１０市景チである。

このとき、仕上剤は消火剤の保持体の作用と同時に、タ
フティングニードルに対する基布の貫通抵抗を下げる作
用も行なう。

一次基布素材を難燃化する方法、難燃性仕上剤を用いる
方法、及び仕上剤に熱分解性消火剤を混合する方法のい
づれもそれぞれ単独でもカーペットの防炎性向上に有効
であるが、−次系布素材を難燃化する方法に後二者のい
ずれかを組合わせることは、より一層効果的である。

次に図面について説明すると第１図は本発明に係るポリ
プロピレンチーブヤーンで織製した織物からなるタフテ
ッドカーペット用−次基布の一例の平面図であり、１．
２はそれぞれ縦糸及び横糸を示す。第２図は本発明に係
るポリプロピレンテープヤーンの織物に難燃性仕上げ剤
又は仕上剤に熱分解性消火剤を混合したものを塗布して
なる一次基布の縦断面図であり、１．２は縦・横糸、３
は仕りげ剤層（熱分解性消火剤を混合した場合を含む）
ケ示ず。’、Ｑ％　：３．４図はこれら一次基布を使用
して製造したタフテッドカーペットの典形的な２つの例
の縦断面図であり、４は一次剤布、５にＬパイルヤーン
・６はラテックス、７は二次基布、８は発泡体を示す。

以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらに限られるものではない。

実施１′列ｌ、比較例 ポリプロピレン樹脂に、ｉ訃に比でビス（？　、　：３
−ジブロモプロピルエーテル）−テトラゾ［ｊモビスフ
ェノールＡ　２．　％　、三酸化アンチモン１％を混合
し、溶融押出法により、２３０１？：で製１？、ｊし、
７倍に延沖し、１０００デニールのチーブヤーンとした
。このテープヲ用い１４Ｘ１４木／インチの組織で製織
し、１１ｔられた織物を・１１８Ｌ　１０９１により燃
焼性を測定したところ・接炎回数は５回でＪＩｓＬ　１
０９１に定める区分２（接炎回数３以上）の範囲中のも
のと判定７＼れだ。この織物を一次基布とし、アクリル
８５％、ナイロン１５％のパイルヤーンで１　／　］、
　ｏゲ−ジのパイル地（７５０ｆ／ｙｘ”）ｆつくり、
難燃剤を含まないラテックスで裏貼りしだカーペットを
作った。その比較例として難燃剤を含まない一次基布に
難燃性線維を混紡したパイルヤーンでパイル地をつくり
、水酸化アルミニウムをラテックス１ＯｏＷｌ′−間部
に対し３５重晴晴：を含んだラテックスで裏貼りしたカ
ーペットを作った。

この両者の防炎性能を消防法施行規則４条３−３（合格
判定、残炎時間２０秒以下、炭化長さ１０ｃｎｔ以下）
Ｋより試験した。その結果を下表に示す。この表よシ本
発明のカーペットは従来のものよりも防炎性能がすぐれ
ていることが明らかである。

ＭＤ：織物の経糸方向　　ＴＤ：織物の緯糸方向実施例
２ 難燃剤を含まないポリプロピレン・テープヤーン４３０
　Ｉ）を経糸に、同じく難燃剤を含まないポリプロピレ
ン・テープヤーン８．５０　Ｊ）をｔｌｐ糸に用い、２
４Ｘ１３木／インヂの組織でテープヤーン織物を製織し
た。この織物ケ・ｌｌ５Ｌ１０９１で燃焼性をｉｌｌ定
したところ、接炎回数は１回であった。この織物に」４
晴比で３％の）該素化パラフィン（塩素化率４５チ）を
塗布し、接炎回数３〜４回に改善することができた。

実施例３ 実施例２と回しテープヤーン織物をポリエチレン・グリ
コール２屯畦φ、スルファミン内；“グアニジン６重隈
チを含む水溶２イＱに侵消しマングルで紋った後、１３
０℃で乾燥し、−■記物Ｉｒｑ：　２乾燥Ｍｊ聞で７重
Ｍ−チ保有する織物とした。この熱分解性消火剤を保有
する織′１！４の接炎回数は３回であった。

【図面の簡単な説明】

第１図はポリプロピレンテープヤーン織物の１例の部分
の平面図、第２図はポリプロピレンチーブヤーン織物に
仕上剤又は熱分解性消火剤を仕上剤に混合したもの′ｆ
：塗布したボップロピレンチーブヤーン織物の縦断面図
、第３・４図はテープヤーン織物を一次基布として製造
したタフテッドカーペットの典形的な２つの例の縦断面
図である。 これらの図において数字は次のものを表わす。 １．２：テープヤーン、３：仕上剤層、４ニ一次基布、
５：パイル、６：ラテツクス１７：二次基布、８：発泡
体。 以上 特許出願人　　チ　ッ　ソ　株　式　会社間　上　　　
日本ポリプロバッキング株式会社オ　１　面　　　　　
　　　才２　圓 才　、３　循 才　４　開

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）難燃剤を０．５〜１５重ｔチ含有するポリプロピ
   レンのテープヤーンで織製した織物からなるタフテッド
   カーペット用−次系布。 （２）　　前記難燃剤がハロゲン化合物系難燃剤である
   ことを特徴とする第（１）項記載の基布。 （３）前記難燃剤が０．５〜１０重量％のハロゲン化合
   物系難燃剤と、重量にして前記ハロゲン化合物系難燃剤
   の１／２〜１／６の三酸化アンチモンとを含むごとを特
   徴とする第（１１項記載の基布。 （４）前記ハロゲン化合物系難燃剤が臭素化合物系難燃
   剤であることを特徴とする第（２）項又は第（３）項記
   載の基布。 （５）　　ポリプロピレンチーブヤーンで織製した織物
   からなり、該織物重量に対して１〜１０重ｔ％好ましく
   は２〜５重漿チの難燃性油状ハロゲン化合物を塗布して
   なるタフテッドカーペット用−次系布。 （６）　　前記ポリプロピレンテープヤーンが難燃剤を
   ０．５〜１５重量％含有することを特徴とする第（５）
   項記載の基布。 （７）　　前記難燃剤がハロゲン化合物系難燃剤である
   ことを特徴とする第（６）項記載の基布。 （８）前記難燃剤が、０．５〜］、　Ｏ＠敞％のハロゲ
   ン化合物系難燃剤とＭＬＲにして該ハロゲン化合物系難
   燃剤の１／２〜１／６の三酸化アンチモンとを含むこと
   を特徴とする第（６）項記載の基布。 （９）　　前記ハロゲン化合物系！！１６燃剤が臭素化
   合物系難燃剤であることを特徴とする第（７）項又は第
   （８）項記載の基布。 （１０）ポリプロピレンテープヤーンで織製した織物か
   らなり、該織物重役に対して２〜３０＋ｉチ好ましくは
   ２〜１０耳（縫チの熱分解性消火剤を仕上剤に混合した
   ものを塗布してなるタフテッドカーペット用−次系布。 （１１）前記熱分解性消化剤が３００〜６００℃で分解
   して不燃性ガスを発生する物質であることを特徴とする
   第（１０）項記載の基布。 （１２）前記ポリプロピレンチーブヤーンが難燃剤を０
   ．５〜１５重量％含有することを特徴とする第（１０）
   項記載の基布。 （１３）前記難燃剤がハロゲン化合物系難燃剤であるこ
   とを特徴とする第（１２）項記載の基布。 （１４）前記難燃剤が、０．５〜］Ｏ重量％のノ）ロゲ
   ン化合物系誰燃剤と重量にして該７１０ゲン化合物系雑
   燃剤の１　／　２〜１／６の三酸化アンチモンとを含む
   ことを特徴とする第（１２）項記載の基布つ （１６）前記ハロゲン化合物系難燃剤が臭素化合物系難
   燃剤であることを特徴とする第（１３）項又は第（１４
   ）項記載の基布。