JPS5946994A - 乾燥機用乾燥袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ドラム内に投入しておき１回転ドラムの回
転により転動されて、内部に収容した被乾燥物を乾燥す
る乾燥袋に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来１回転ドラムの回転により、被乾燥物をタンブラ乾
燥する場合、衣類等に摩擦によって帯電し、大きな静電
気が発生する。このため、乾燥後にとり出そうとして、
衣類に手を触れた瞬間に激しい電撃を受けたり、とり出
した後も、静電気によってくっつき合っている衣類を引
き離す場合に不快な電撃を感じることがある。

このような静電気の発生を防止する方法として。

■　界面活性剤（通常洗濯後に使用する柔軟仕」二は剤
）を洗濯後便用する。

■　乾燥後、しばらく時間をおいてから衣類をとり出す
。

などがある。しかじ■の方法は、いちいち洗濯後に柔軟
仕上げ剤を使用するのは手間がかかるし。

柔軟仕」二げをしたくない人もかなりいるため、十分で
あるとは言えない。また■の方法は、静電気発生を根本
的に解決することにはならず、乾燥後すぐとり出せない
ばかりか、しばら〈時間をおくことで、衣類にとれにぐ
いシワをつけてし゛まうことにもなる。

以上要するに、従来においては、タンブラ−乾燥を行な
った場合その際に発生する静電気が問題となる。この静
電気は２回転ドラムと衣類、又は。

衣類どうしの摩擦によって、帯電発生するもので、乾燥
終了時に衣類をとり出す際、この静電気によって人体へ
激しい電撃を受けたり、衣類がケバ立ったり、まわりの
汚れが衣類へ再付着する現象が生じていた。

発明の目的 本発明はタンブラ−運動する回転ドラム内に投入され、
その内部に収容した衣類及び、そのまわりの衣類の帯電
を減少させ、静電気の発生防止を行う除電効果を有する
乾燥袋を提供することを目的とする。

発明の構成 ぞして、上記目的を達成するために本発明は、回転ドラ
ム内に対し、収容および取り出しが自在であるとともに
内部に被乾燥物を挿脱自在であって、かつ、除電効果に
富む繊維利料で構成した乾燥袋を設けたものであり、こ
れにより、被乾燥物における帯電電位を減少させ１人体
への電撃、衣生を防止するものである。

実施例の説明 以下、本発明の詳細な説明する３）第１図は。

乾燥機の縦断面構造を示し、１は本体、２は本体１内部
に回動自在に設けた回転ドラム、３は乾燥用空気を図中
矢印方向に圧送するファン、４はファンベルト、６はフ
ィルター、６はモータ、γは被乾燥物の投入口である。

」エイ構成の乾燥機は、モータ６の回転をファンベルト
４およびドラム回転ベルト４′を介してファン３および
回転ドラム２に伝えるものであり、乾燥時には、モータ
６の回転により２回転ドラム２内で衣類をタンプリング
させると共にファン３の作用により矢印のような空気の
流れを発生させる０８は回転ドラム２内に投入した乾燥
袋で、詳細については後述する。９は乾燥袋８とともに
回転ドラム２内に投入した被乾燥物である◎ここで１回
転ドラム２の前面周壁下部には熱風の吸入口１０が形成
してあり、この吸入口１０近傍にｄ、ヒータＨが配しで
ある。従って、前記ファ／３のトｊ１転作用により、ヒ
ータＨを経由して高温の空気が吸入口１０から回転ドラ
ム２内に入り込み・さらに・フィルター６を通って機外
へ出る。

次に第２図〜第４図にもとづき、乾燥袋８について詳述
する０８ａは装本体で、導電繊維製の布よりなり、有底
筒状をなす。８ｂは被乾燥物の出し入れのための開閉部
で、ひも８Ｃあるいはファスナー等によって開閉できる
０８ｄは装本体８ａを構成する導電性繊維と同じ繊維製
の布よりなり、装本体８ａ内を仕切った仕切部利で、こ
れにより複数の区画部８ｅを形成し、各区画部８ｅ内に
は、被乾燥物を投入する。各区画部８ｅは、その大きさ
を異ならせておき、衣類の大小、衣類の繊維の種類等を
区別し、投入できる構成となっている。

衣類を投入した後、ひも８Ｃを引張って開閉部８ｂをと
じ、装本体８ｅをその他の被乾燥物９と一緒に投入する
。

次に、上記装本体Ｂ＆および仕切部材ａｄの素拐につい
て説明する。前記素桐としては、前述の通り、導電性繊
維を用いるのであるが、具体的には、すぐれた除電効果
を持つ繊維１例えば、導電性の高いカーボン、或は、金
属などの物質を、一般の繊維に混入させた糸を用い、こ
れを織り込んで装本体８８等を構成している。

第３図は導電性繊維の断面構造をモデル的に示し、１１
は一般的に知られている布の繊維、１２は導電物質であ
る。

通常、２枚の布を密着させて５こすり合わせると、その
摩擦によって布は帯電し、静電気を生じる。その静電気
は、特に化学繊維の場合に大きいことはよく知られてい
る。しかるに、導電性繊維製の布と化学繊維製の布とを
同様に密着させてこすり合わせても、生ずる静電気の量
は極めて少ない。これは導電性繊維の持っ除電効果によ
るものであるが５その原理を説明する。

第３図において説明した導電性繊維を一般の繊維に混ぜ
て布に織った装本体８ａの生地断面を第４図（ａ）に示
し、１３は導電性繊維部、１４は普通の繊維部である。

今、この装本体８＆に０例えば第４図（ｂ）に示す化学
繊維布１６が密着してこすられたとすると。

この２枚の布は帯電する。仮りに繊維部１４が■に帯電
すると、相手方の化学繊維布１６は０に帯電する。とこ
ろが■に帯電した瞬間に導電性繊維部１３が電気的に中
和してしまうため、２枚の布間にほとんど静電気は生じ
ないのである０除電原川１の１つは、このように導電性
繊維の布自身が電気中和現象を持つことである０′！Ｐ
、た２つめには、接触している布が剥離する場合に、帯
電電荷を即放電させてしまう効果（アース効果）を持っ
ていることである【） このため、前述した導電性繊維より成る乾燥袋８自身は
すぐれた除電効果を有し、しかも、各区画部８ｅに小分
けして入れることで、衣類と袋との接触面積が増し、効
果がいっそう高められ、静電気の発生防止を確実に行う
ことができる。なお。

装本体の組織は、織物よりも編物、特に目の粗いネット
の方が乾燥効率から見て望゛ましい。また。

網状の袋にしても、静電気防止の効果は良好である。

発明の効果 実際のタフブラー乾燥で、ごく普通の衣類を乾燥させる
場合、衣類の帯電電位は、１０１Ｎ以上と々り発生する
静電気はか々り大きい。一般に１人体が電撃を感じる最
少帯電電位は約３１（Ｖであるから、激しい電撃を感じ
るわけである。

どころか、静電気が生じやすい化繊物、特にデリケート
な薄い化繊物などを、乾燥袋に入れて乾燥させた場合、
同じ衣類での帯電電位は、約２　ｋＶ以下となり、静電
気がほとんど生じないＣ）つまりタンプリングによって
袋内部及び外部の衣類が袋に接触し、導電繊維の除電効
果により電気的に中和されたためである。このため５人
体に電撃を受けることがないことはもちろん、衣類表面
のケバ立ち、汚れの再付着が防止できる。しかも、乾燥
袋に入れることで、衣類の形くずれやシワの発生を防止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における乾燥袋収容用の回転ド
ラムを備えた乾燥機の縦断面図、第２図り」、その乾燥
袋を示し、同図（２Ｌ）は斜視図、同図（ｂ）は（ａ）
のＹ−Ｙ断面図、第３図は乾燥袋構成用の繊維の概略断
面図、第４図は乾燥袋の作用を説明するためのもので、
同図（ａ）は乾燥袋の概略断面図、同図（ｂ）は化学繊
維布の概略断面図である。 ２・・・・・・回転ドラム、８・・・・・・乾燥袋。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 ＋Ｑ）　　　　　　　　　、。 ｔＡ３図 第４図 （ｂ＋ 一一一一一一一一ブー ５ ５８０

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転動作によって被乾燥物を転勤攪拌する回転ド
   ラム内に対し、収容および取り出しが自在であり、内部
   に被乾燥物を挿脱自在であって。 かつ、除電効果に富む繊維利料で構成した乾燥機用乾燥
   袋。
2. （２）被乾燥物を挿脱自在な内部が、除電効果に富む繊
   維利料製の仕切部材で区画され、各区画部内力に被乾燥
   物を収容可能とした特許請求の範囲第１項記載の乾燥機
   用乾燥袋０