JPS5946895B2 - 底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型 - Google Patents

底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型

Info

Publication number
JPS5946895B2
JPS5946895B2 JP15946678A JP15946678A JPS5946895B2 JP S5946895 B2 JPS5946895 B2 JP S5946895B2 JP 15946678 A JP15946678 A JP 15946678A JP 15946678 A JP15946678 A JP 15946678A JP S5946895 B2 JPS5946895 B2 JP S5946895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
bubbles
air
glass container
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15946678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5585428A (en
Inventor
和俊 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
Priority to JP15946678A priority Critical patent/JPS5946895B2/ja
Publication of JPS5585428A publication Critical patent/JPS5585428A/ja
Publication of JPS5946895B2 publication Critical patent/JPS5946895B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び
そのために使用される金型に関する。
第1図に示されるような、底部に気泡の入ったガラスコ
ツプは従来から人工成形法により製造されており、透明
なガラス体の内部にある気泡の表面で光線が反射屈折し
て独特の意匠効果を表わすため、すぐれたデザインとし
て評価されている。
しかし、人工成形品の常としてその価格は高く、一般家
庭に広く普及するには至っていない。
本発明者はこのような気泡の入ったガラスコツプを自動
成形機によって製造する技術を開発せんとして、先ず人
工成形法の工程を知ろうと試みたが、この種のコツプの
成形技術は人工メーカー及び成形職人がノウハウとして
秘密にしており、また一般に公開された文献も見当らぬ
ため正確な知識を得ることができなかった。
そこでガラスコツプの自動成形機を利用して研究を重ね
た結果、ついに一定形状の気泡を底部に有するガラスコ
ツプを自動成形機により大量生産する技術を確立したの
でここに本発明として提案する次第である。
従って、本発明の目的は、底部に気泡の入ったガラスコ
ツプの如きガラス容器を自動成形機により製造する方法
及びそのための装置を提供することであり、この目的を
達成するためになされた第1の発明の要旨とするところ
は、ガラス容器の底部を成形する金型に設けたピンによ
り、パリソンあるいはブロー成形直後のガラス容器の底
面にくぼみを形成し、このくぼみに空気を吹込んで粗形
状の気泡を形成し、その後ガラス容器を金型から取り出
して前記粗形状の気泡を最終形状の気泡に形成するため
の空気の吹込みを行うことを特徴とする底部に気泡の入
ったガラス容器の製造方法に存する。
また、第2の発明は第1の発明を実施するために使用さ
れる金型に関するものであり、その要旨とするところは
、ガラス容器の底部を成形する金型の内部に、金型表面
から上方に突出しうるピンを小孔内をスライドするよう
上下動可能に設けるとともに、前記小孔内に加圧空気を
吹込むための流路を接続した点に存する。
以下にこれらの発明を実施例により更に詳細に説明する
先ず第2図に示される金型1とプランジャ2、口型3、
プランジャリング4とによって肉厚の底部を有するパリ
ソン5を成形する。
この工程は当業者間では周知であるから詳細な説明は省
略する。
パリソン5が成形された後、金型1は下降し、プランジ
ャ2及びプランジャリング4は上昇してパリソン5はそ
の口部を口型3に杷持されて吊される。
このとき口型3が回転を開始するので、パリソン5はそ
の軸線のまわりに自転する。
パリソン5はこの状態で自重により次第に垂れ下り、第
3図の状態になったとき分割式の金型6がパリソン5を
包み込むように閉じてくる。
これと同時にガラス容器の底部を成形する金型7が上昇
してきてこれらの金型は第4図のように組み合わさる。
次に口型3の上面にブローヘッド8が密着して矢印のよ
うに空気を吹込み、パリソン5を金型6及び7の内部形
状に沿ってふくらませる。
この間パリソン5は自転を続けるのでその表面は仕上型
6の内面と擦れあいながら成形が行なわれいわゆる廻し
吠き成形が行なわれる。
しかし場合によってはパリソン5の回転を止めてブロー
成形することもあり、本発明はいずれの場合にも適用で
きる。
本発明において使用される、ガラス容器の底部を成形す
る金型7は従来のものとは異なり、その内部に上下動可
能なピン10を有し、このピンの上端は金型7の表面か
ら上方に突出しうるよう構成されている。
本実施例においてはピン10の上下動はピストン9によ
り行なわれ、ピン10は金型7の上面中央に開口する小
孔11内をスライドする。
第4図のようにパリソン5がブロー成形された後、この
ピン10の先端が小孔11から上方に突出して成形直後
の高温状態にあるガラスコツプ12の底面に小さいくぼ
みを形成する。
ピン10と小孔11との間にはガラスが流入することは
できないが、空気の流通は可能な程度のすきまがあり、
次に第5図に示されるように流路13を通って加圧空気
が吹き込まれると、このすきまを通って前記のくぼみに
空気が吹き込まれ粗形状の気泡14が形成される。
この空気の吹き込みはヒソ10を下降させた後に行なっ
ても良く、この場合には流路13の先端を小孔11の上
端近くに接続すればピン10と小孔11との間にすきま
を設ける必要はなくなる。
以上に説明したのはブロー成形が完了し、パリソンが最
終形状に成形された後に気泡の形成が行なわれる場合で
あるが、気泡を形成するタイミングはかなりの自由度を
有し、ブロー成形が行なわれる前に気泡を形成すること
もできる。
この場合にはパリソンの底部に気泡が形成された後にブ
ロー成形が行なわれることとなる。
更に、第5図に示されるように金型の内部で粗形状の気
泡14を形成した後、ガラス容器12を金型から取り出
し、第6図のように空気を更に吹付けて気泡を大きく成
長させ最終形状の気泡を形成することとなる。
第6図に示したのは自動成形機から成形されたガラス容
器をコンベア上へ取り出すティクアウト装置の一部であ
り、コツプを載せるプレート15に空気の噴出口16を
設け、ここから圧力を制御された空気をコツプを底面に
吹付けて気泡を生長させるものである。
空気の力によってコツプが浮上り転倒することを防止す
るためカバー17が設けられている。
このように、ガラス容器を金型から取り出した後にその
底面に空気を吹付ける場合には、この空気はくぼみもし
くは気泡を押し拡げる作用とともにその周囲のガラスを
冷却する作用をするので、ガラスの表面張力及びガラス
の自重による流動の結果中ずる気泡の形状のくずれを防
止でき、比較的大きくかつ美しい形状の気泡が得られる
なお、ガラス容器を金型から取り出した後におけるガラ
ス容器の底面への空気の吹付けは第6図に示されるティ
クアウト装置上に限られるものではなく、コンベア上で
行なうこともできる。
この場合にはコンベアをメツシュコンベアとなし、この
メツシュの間から冷却風を吹き出すように構成すれば良
い。
図面に示した実施例はガラスコツプの製造についてのも
のであるが、本発明はガラスコツプ以外の、肉厚の底内
を有するガラスピン、ジョツキ、鉢等にも応用すること
ができる。
本発明の効果を要約すると下記のとおりである。
■ 本願第1の発明によればガラス容器の底部を成形す
る金型に設けたピンにより、パリソンあるいはブロー成
形直後のガラス容器の底面にくぼみを形成呟このくぼみ
に空気を吹込んで気泡を形成するので、ガラス容器の底
部の一定位置に気泡を形成することができる。
■ このくぼみへの空気の吹込みが金型を通じて行なわ
れるときは、動成形機の金型内部で気泡が形成されるの
で、従来の金型を本願第2の発明の金型に変更するたけ
で、底部に気泡の入ったガラス容器を容易に形成するこ
とができる。
■ くぼみもしくは気泡への空気の吹込みが、ガラス容
器が金型から取り出された後に行なわれるときは、この
空気は気泡の拡大と周囲のガラスの冷却とを同時に行な
うので、気泡に内圧がかかった状態のままガラスが冷却
固化することとなり、比較的大きく美しい気泡を容易に
形成することができる。
■本願第2の発明の金型は、その内部に金型表面から上
方に突出しうるピンを上下動可能に設けたので、パリソ
ンあるいは成形直後のガラス容器の底面の一定位置に確
実にくぼみを形成することができ、従来人工成形法でし
か製造できなかった底部に気泡の入ったガラス容器を、
自動成形機で安価に大量生産することを可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は底部に気泡の入ったガラス容器の中央縦断面図
、第2図〜第6図は成形工程を示す中央縦断面図である
。 5・・・・・・パリソン、6・・・・・・金型、7・・
・・・・底部を成形する金型、10・・・・・・ピン、
12・・・・・・ガラス容器、14・・・・・・気泡。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス容器の底部を成形する金型に設けたピンによ
    り、パリソンあるいはブロー成形直後のガラス容器の底
    面にくぼみを形成し、このくぼみに空気を吹込んで粗形
    状の気泡を形成し、その後ガラス容器を金型から取り出
    して前記粗形状の気泡を最終形状の気泡に形成するため
    の空気の吹込みを行うことを特徴とする底部に気泡の入
    ったガラス容器の製造方法。 2 粗形状の気泡を形成するための空気の吹込みが金型
    を通じて行われることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法。 3 ガラス容器の底部を成形する金型の内部に、金型表
    面から上方に突出しうるピンを小孔内をスライドするよ
    う上下動可能に設けるとともに、前記小孔内に加圧空気
    を吹込むための流路を接続したことを特徴とする底部に
    気泡の入ったガラス容器製造用の金型。
JP15946678A 1978-12-20 1978-12-20 底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型 Expired JPS5946895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15946678A JPS5946895B2 (ja) 1978-12-20 1978-12-20 底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15946678A JPS5946895B2 (ja) 1978-12-20 1978-12-20 底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5585428A JPS5585428A (en) 1980-06-27
JPS5946895B2 true JPS5946895B2 (ja) 1984-11-15

Family

ID=15694373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15946678A Expired JPS5946895B2 (ja) 1978-12-20 1978-12-20 底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5946895B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10640409B2 (en) * 2016-12-28 2020-05-05 Koa Glass Co., Ltd. Method of manufacturing glass container

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6200125B1 (ja) * 2016-12-28 2017-09-20 興亜硝子株式会社 ガラス容器の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10640409B2 (en) * 2016-12-28 2020-05-05 Koa Glass Co., Ltd. Method of manufacturing glass container

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5585428A (en) 1980-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3468648A (en) Method and apparatus for forming hollow glass articles
JPH1076566A (ja) プリフォームにおけるネック部の内ねじ成形方法
JP3677690B2 (ja) 照明用グローブ等の中空成形品の延伸ブロー成形方法
JP2003011213A (ja) 側部ゲート付き射出成形用金型を真空助成と共に用いる成形システム及び方法及びそれを用いて得られる射出吹込み成形された物品
KR960010218A (ko) 대형 용기의 연신취입성형방법
US3305892A (en) Method and apparatus for making a blown plastic article
US4101618A (en) Injection blow molding method for hollow article having openings at both ends
JPS5946895B2 (ja) 底部に気泡の入ったガラス容器の製造方法及び金型
US10745311B2 (en) Method of fabricating a glass container, and a corresponding installation for performing the method
ATE11667T1 (de) Vorrichtung zur herstellung von hohlglasartikeln.
CN212288480U (zh) 大型透明塑料储物罐注塑成型模具
JP4558603B2 (ja) ガラス容器の製造装置及びガラス容器の製造方法
US2224488A (en) Glass brick and method of and apparatus for making the same
US2205382A (en) Method of making hollow glassware
US2419763A (en) Method of molding glass articles
JPS592818A (ja) 延伸吹込成形方法
CN218906158U (zh) 异形药剂瓶注吹模模具
JP6777960B1 (ja) 射出成形型とプリフォーム成形方法、及び中空体の製造方法
JPH09267387A (ja) キャリアテープの製造方法
CN113729387B (zh) 一种内外浮雕化妆品、其制备方法及模具
JPS62246830A (ja) 中空ガラス容器の成形方法
JPS63295446A (ja) 硝子瓶の製造方法
SU1692957A1 (ru) Формовой комплект дл изготовлени полых стеклоизделий
CN115782130A (zh) 异形药剂瓶成型工艺
WO1999042411A1 (en) Method and mould for manufacturing glass containers provided with an undercut