JPS5946509B2 - 1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類およびその製造法 - Google Patents
1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類およびその製造法Info
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- JPS5946509B2 JPS5946509B2 JP51131658A JP13165876A JPS5946509B2 JP S5946509 B2 JPS5946509 B2 JP S5946509B2 JP 51131658 A JP51131658 A JP 51131658A JP 13165876 A JP13165876 A JP 13165876A JP S5946509 B2 JPS5946509 B2 JP S5946509B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、優れた制がん活性を有する1一置換シクロヘ
キシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類に関する
もので、詳しくは、一般式(1)(式中、Rは低級アル
キル基、アルコキシ基またはアルコキシカルボニル基を
表わし、nは1または2である。
キシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類に関する
もので、詳しくは、一般式(1)(式中、Rは低級アル
キル基、アルコキシ基またはアルコキシカルボニル基を
表わし、nは1または2である。
)で表わされる1一置換シクロヘキシルカルバモイル−
5−フルオロウラシル類およびその製造法に関するもの
である。
5−フルオロウラシル類およびその製造法に関するもの
である。
本発明の化合物は、本発明者等によつて見出された制が
ん活性化合物である1−アルキルカルバモイル−5−フ
ルオロウラシル、1−フエニルカルバモイル一5−フル
オロウラシルなどに関する知見に基づいて、さらに研究
を進めた結果、案内された優れた制がん活性を有する化
合物である。
ん活性化合物である1−アルキルカルバモイル−5−フ
ルオロウラシル、1−フエニルカルバモイル一5−フル
オロウラシルなどに関する知見に基づいて、さらに研究
を進めた結果、案内された優れた制がん活性を有する化
合物である。
本発明の化合物は、5−フルオロウラシルと一般式()
Rn (式中、Rおよびnは、一般式(1)において定義した
とおりである。
Rn (式中、Rおよびnは、一般式(1)において定義した
とおりである。
)で表わされる置換シクロヘキシルイソシアナートとを
反応させることによつて製造することができる。
反応させることによつて製造することができる。
また、1−クロルカルボニル−5−フルオロウラシルと
一般式(II)(式中、Rおよびnは、一般式(1)に
おいて定義したとおりである。
一般式(II)(式中、Rおよびnは、一般式(1)に
おいて定義したとおりである。
)で表わされる置換シクロヘキシルアミンとを反応させ
ることによつて製造することもできる。
ることによつて製造することもできる。
5−フルオロウラシルと一般式()で表わされる置換シ
クロヘキシルイソシアナートとの反応は、通常、有機溶
媒に5−フルオロウラシルを溶解または懸濁させ、これ
に置換シクロヘキシルイソシアナートを加えることによ
つて行なうことができる。
クロヘキシルイソシアナートとの反応は、通常、有機溶
媒に5−フルオロウラシルを溶解または懸濁させ、これ
に置換シクロヘキシルイソシアナートを加えることによ
つて行なうことができる。
本反応で用いる置換シクロヘキシルイソシアナートとし
ては、例えば、メチルシクロヘキシルイソシアナート、
エチルシクロヘキシルイソシアナート、n−プロピルシ
クロヘキシルイソシアナート、i−プロピルシクロヘキ
シルイソシアナート、n−ブチルシクロヘキシルイソシ
アナート、ジメチルシクロヘキシルイソシアナート、メ
トキシシクロヘキシルイソシアナート、ジメトキシシク
ロヘキシルイソシアナート、エトキシカルボニルシクロ
ヘキシルイソシアナートなどを挙げることができる。ま
た、本反応で使用する反応溶媒としては、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ピリジン、ピコリン類、ルチジン類などが適当であ
る。反応温度は室温ないし100℃くらいでよく、反応
時間は1時間ないし24時間で充分である。反応終了後
、反応液から溶媒および過剰の置換シクロヘキシルイソ
シアナートを留去し、残留物を溶媒で抽出し、溶媒を留
去して、目的化合物を得る。必要ならば、再結晶などの
方法で精製することによつて純粋な目的化合物を得るこ
とができる。1−クロルカルボニル−5−フルオロウラ
シルと一般式(助で表わされる置換シクロヘキシルアミ
ンとの反応も、前述のような溶媒中で行なうことができ
る。
ては、例えば、メチルシクロヘキシルイソシアナート、
エチルシクロヘキシルイソシアナート、n−プロピルシ
クロヘキシルイソシアナート、i−プロピルシクロヘキ
シルイソシアナート、n−ブチルシクロヘキシルイソシ
アナート、ジメチルシクロヘキシルイソシアナート、メ
トキシシクロヘキシルイソシアナート、ジメトキシシク
ロヘキシルイソシアナート、エトキシカルボニルシクロ
ヘキシルイソシアナートなどを挙げることができる。ま
た、本反応で使用する反応溶媒としては、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ピリジン、ピコリン類、ルチジン類などが適当であ
る。反応温度は室温ないし100℃くらいでよく、反応
時間は1時間ないし24時間で充分である。反応終了後
、反応液から溶媒および過剰の置換シクロヘキシルイソ
シアナートを留去し、残留物を溶媒で抽出し、溶媒を留
去して、目的化合物を得る。必要ならば、再結晶などの
方法で精製することによつて純粋な目的化合物を得るこ
とができる。1−クロルカルボニル−5−フルオロウラ
シルと一般式(助で表わされる置換シクロヘキシルアミ
ンとの反応も、前述のような溶媒中で行なうことができ
る。
1−クロルカルボニル−5−フルオロウラシルは、溶媒
中で5−フルオロウラシルにホスゲンを反応させること
によつて合成することができる。
中で5−フルオロウラシルにホスゲンを反応させること
によつて合成することができる。
本反応で用いられる置換シクロヘキシルアミン類として
は、メチルシクロヘキシルアミン、エチルシクロヘキシ
ルアミン、n−プロピルシクロヘキシルアミン、i−プ
ロピルシクロヘキシルアミン、n−ブチルシクロヘキシ
ルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、メトキシシ
クロヘキシルアミン、ジメトキシシクロヘキシルアミン
、工トキシカルボニルシクロヘキシルアミンなどがあげ
られる。これら置換基の位置は、2位から6位のいずれ
でもよい。また、いずれも立体異性体の存在が知られて
いる。一般に置換アニリン類の接触水素化によりシス一
置換シクロヘキシルアミン類がえられ、置換シクロヘキ
サノンオキシムをナトリウムで還元することによりトラ
ンス一置換シクロヘキシルアミン類が得られる。このよ
うにして合成した置換シクロヘキシルアミン類は、それ
以上立体異性体を分離精製することなく、減圧蒸留して
そのまま反応に用いる。本反応を簡便に行なうには、5
−フルオロウラシルを溶媒に溶かし、低温で脱酸剤の存
在下に少過剰のホスゲンを加える。
は、メチルシクロヘキシルアミン、エチルシクロヘキシ
ルアミン、n−プロピルシクロヘキシルアミン、i−プ
ロピルシクロヘキシルアミン、n−ブチルシクロヘキシ
ルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、メトキシシ
クロヘキシルアミン、ジメトキシシクロヘキシルアミン
、工トキシカルボニルシクロヘキシルアミンなどがあげ
られる。これら置換基の位置は、2位から6位のいずれ
でもよい。また、いずれも立体異性体の存在が知られて
いる。一般に置換アニリン類の接触水素化によりシス一
置換シクロヘキシルアミン類がえられ、置換シクロヘキ
サノンオキシムをナトリウムで還元することによりトラ
ンス一置換シクロヘキシルアミン類が得られる。このよ
うにして合成した置換シクロヘキシルアミン類は、それ
以上立体異性体を分離精製することなく、減圧蒸留して
そのまま反応に用いる。本反応を簡便に行なうには、5
−フルオロウラシルを溶媒に溶かし、低温で脱酸剤の存
在下に少過剰のホスゲンを加える。
添加と反応で0.5〜1時間あれば充分である。生成し
た1−クロルカルボニル−5−フルオロウラシルは単離
することなく、この反応液中に当量の置換シクロヘキシ
ルアミンと脱酸剤を同時に、あるいは順次加える。反応
は室温以下で容易に進行し、これは薄層クロマトグラフ
により、生成物が確認できる。約1〜2時間で80〜9
0%反応が進行する。反応に用いる溶媒としては、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、ピリジン、ピコリン類あるいはルチジン類
など、5−フルオロウラシルを溶解するものが適当であ
る。脱酸剤として、5−フルオロウラシルとホスゲンの
反応では、ジメチルアニリン、トリエチルアミンあるい
はピリジンなどが適当であり、ピリジン、ピコリン類な
ど塩基性溶媒を用いた場合には、加える必要がない。し
かし、次の反応、すなわち1一(N−クロロカルボニル
)−5−フルオロウラシルと置換シクロヘキシルアミン
との反応には、トリエチルアミンのような強い塩基が必
要である。反応液は、例えばトリエチルアミン塩酸塩が
析出しているときは、これをろ過で除き、ろ液を減圧で
濃縮乾固する。この残渣に、水に溶解しない溶.媒、例
えばクロロホルム、ジクロルメタン、酢酸エチルなどを
加え、大部分を溶解し、これを稀塩酸と水で洗浄し、未
反応物などを水層に除去する。溶媒層を乾燥後、活性炭
で脱色し、蒸発乾固し、適当な溶媒から再結晶する。こ
こで得られる代表的な1一置換シクロヘキシルカルバモ
イル−5フルオロウラシル類の融点、N,m,rのデー
タを表−1に示す。本発明の化合物は、いずれも優れた
制がん活性を有するものであり、この活性の指標として
広く採用されている生命延長率を測定した。
た1−クロルカルボニル−5−フルオロウラシルは単離
することなく、この反応液中に当量の置換シクロヘキシ
ルアミンと脱酸剤を同時に、あるいは順次加える。反応
は室温以下で容易に進行し、これは薄層クロマトグラフ
により、生成物が確認できる。約1〜2時間で80〜9
0%反応が進行する。反応に用いる溶媒としては、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、ピリジン、ピコリン類あるいはルチジン類
など、5−フルオロウラシルを溶解するものが適当であ
る。脱酸剤として、5−フルオロウラシルとホスゲンの
反応では、ジメチルアニリン、トリエチルアミンあるい
はピリジンなどが適当であり、ピリジン、ピコリン類な
ど塩基性溶媒を用いた場合には、加える必要がない。し
かし、次の反応、すなわち1一(N−クロロカルボニル
)−5−フルオロウラシルと置換シクロヘキシルアミン
との反応には、トリエチルアミンのような強い塩基が必
要である。反応液は、例えばトリエチルアミン塩酸塩が
析出しているときは、これをろ過で除き、ろ液を減圧で
濃縮乾固する。この残渣に、水に溶解しない溶.媒、例
えばクロロホルム、ジクロルメタン、酢酸エチルなどを
加え、大部分を溶解し、これを稀塩酸と水で洗浄し、未
反応物などを水層に除去する。溶媒層を乾燥後、活性炭
で脱色し、蒸発乾固し、適当な溶媒から再結晶する。こ
こで得られる代表的な1一置換シクロヘキシルカルバモ
イル−5フルオロウラシル類の融点、N,m,rのデー
タを表−1に示す。本発明の化合物は、いずれも優れた
制がん活性を有するものであり、この活性の指標として
広く採用されている生命延長率を測定した。
実験例.
生命延長率測定方法
1群6匹のBDF系マウスにリンパ性白血病腫瘍細胞L
−1210を1×105個腹腔内に移植し、24時間後
より所定量の検体の0.5(:fl)CMC懸濁液を1
日1回ずつ5日間腹腔内注射(1p)あるいは経口投与
(P.O)をおこない下記式により生命延長率を求めた
。
−1210を1×105個腹腔内に移植し、24時間後
より所定量の検体の0.5(:fl)CMC懸濁液を1
日1回ずつ5日間腹腔内注射(1p)あるいは経口投与
(P.O)をおこない下記式により生命延長率を求めた
。
T−C
生命延長率(1LS%)=?×100
C
T:処置群の死亡に至る日数
C:コントロール群の死亡に至る日数
その結果、上記いずれの化合物もI.p.,p.Oとも
に1LSが30巧/Kfの投与量で20〜30%,10
077?/K9の投与量で30〜60%の活性をもつこ
とがわかつた。
に1LSが30巧/Kfの投与量で20〜30%,10
077?/K9の投与量で30〜60%の活性をもつこ
とがわかつた。
本発明の化合物の製造法を具体的に説明するために、以
下に実施例を示す。
下に実施例を示す。
実施例 1
(化合物番号3の合成)
5−フルオロウラシル6.59をピリジン200dに溶
かし、5−7℃に氷冷した。
かし、5−7℃に氷冷した。
これに室温(25℃)でトリクロルメチルクロロホーメ
イト4.6m1を活性炭に接触させて発生させたホスゲ
ンをドライアイス−メタノールで冷却液化して滴下した
。反応液中に黄色結晶が生成したところへ4−メチルシ
クロヘキシルアミン5.66f!をトリエチルアミン2
5TfL1に溶かした液を5−10℃で滴下して加え、
室温で2時間反応した。反応終了後、トリエチルアミン
塩酸塩を淵過して除去した。ろ液よりピリジンを留去し
て残留物を得た。この残留物にクロロホルム250m1
と水250m1を加えて氷冷下、6N一塩酸でPH3.
5とした。クロロホルム層を分離し、水層をクロロホル
ム150dで2回抽出後、合わせて芒硝で乾燥した。ク
ロロホルムを留去して残渣11.99を得た。この残渣
を工タノールでスラツジしたのちメタノールに溶かし熱
時活性炭処理を行ない再結晶して目的物1−〔N−(4
−メチルシクロヘキシル)カルバモイル〕−5−フルオ
ロウラシル9.8yを得た。このものの融点は128−
129℃であり、5−フルオロウラシルに対する目的化
合物の収率は72.8%であつた。実施例 2 (化合物番号7の合成) 5−フルオロウラシル6.59をピリジン200m1に
溶かし、5−7℃に氷冷した。
イト4.6m1を活性炭に接触させて発生させたホスゲ
ンをドライアイス−メタノールで冷却液化して滴下した
。反応液中に黄色結晶が生成したところへ4−メチルシ
クロヘキシルアミン5.66f!をトリエチルアミン2
5TfL1に溶かした液を5−10℃で滴下して加え、
室温で2時間反応した。反応終了後、トリエチルアミン
塩酸塩を淵過して除去した。ろ液よりピリジンを留去し
て残留物を得た。この残留物にクロロホルム250m1
と水250m1を加えて氷冷下、6N一塩酸でPH3.
5とした。クロロホルム層を分離し、水層をクロロホル
ム150dで2回抽出後、合わせて芒硝で乾燥した。ク
ロロホルムを留去して残渣11.99を得た。この残渣
を工タノールでスラツジしたのちメタノールに溶かし熱
時活性炭処理を行ない再結晶して目的物1−〔N−(4
−メチルシクロヘキシル)カルバモイル〕−5−フルオ
ロウラシル9.8yを得た。このものの融点は128−
129℃であり、5−フルオロウラシルに対する目的化
合物の収率は72.8%であつた。実施例 2 (化合物番号7の合成) 5−フルオロウラシル6.59をピリジン200m1に
溶かし、5−7℃に氷冷した。
これに室温(28・c)でトリクロルメチルクロロホー
メイト4.6m1を活性炭に接触させて発生させたホス
ゲンをドライアイス−メタノールで冷却液化して滴下し
た。次に2,5−ジメチルシクロヘキシルアミン6.3
6f!をトリエチルアミン25aに溶かした液を5−1
0℃で滴下して加え、室温で2時間反応した。反応終了
後、反応液を実施例1におけると同様に処理して、1−
〔N−2,5−ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル
〕−5−フルオロウラシル8.69を得た。このものの
融点は154−155℃であり、5−フルオロウラシル
に対する目的化合物の収率は60.7%であつた。実施
例 3(化合物番号10の合成) 5−フルオロウラシル6,59をピリジン200m1に
溶かし、5−7℃に氷冷した。
メイト4.6m1を活性炭に接触させて発生させたホス
ゲンをドライアイス−メタノールで冷却液化して滴下し
た。次に2,5−ジメチルシクロヘキシルアミン6.3
6f!をトリエチルアミン25aに溶かした液を5−1
0℃で滴下して加え、室温で2時間反応した。反応終了
後、反応液を実施例1におけると同様に処理して、1−
〔N−2,5−ジメチルシクロヘキシル)カルバモイル
〕−5−フルオロウラシル8.69を得た。このものの
融点は154−155℃であり、5−フルオロウラシル
に対する目的化合物の収率は60.7%であつた。実施
例 3(化合物番号10の合成) 5−フルオロウラシル6,59をピリジン200m1に
溶かし、5−7℃に氷冷した。
これに室温(30℃)でトリクロルメチルクロロホーメ
イト4.67n1を活性炭に接触させて発生させたホス
ゲンをドライアイス−メタノールで液化して滴下した。
次に4−エトキシカルボニルシクロヘキシルアミン8.
569をトリエチルアミン25m1に溶かした液を5−
10℃で滴下して加え、室温で2時間反応した。反応終
了後、反応液を実施例1におけると同様に処理して1−
〔N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシル)カル
バモイル〕−5−フルオロウラシル6.39を得た。こ
のものの融点は131−132℃であり、5−フルオロ
ウラシルに対する目的化合物の収率は38.5%であつ
た。実施例 4(化合物4の合成) 5−フルオロウラシル6.5gをピリジン200m1に
溶かし5−7℃に氷冷した。
イト4.67n1を活性炭に接触させて発生させたホス
ゲンをドライアイス−メタノールで液化して滴下した。
次に4−エトキシカルボニルシクロヘキシルアミン8.
569をトリエチルアミン25m1に溶かした液を5−
10℃で滴下して加え、室温で2時間反応した。反応終
了後、反応液を実施例1におけると同様に処理して1−
〔N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシル)カル
バモイル〕−5−フルオロウラシル6.39を得た。こ
のものの融点は131−132℃であり、5−フルオロ
ウラシルに対する目的化合物の収率は38.5%であつ
た。実施例 4(化合物4の合成) 5−フルオロウラシル6.5gをピリジン200m1に
溶かし5−7℃に氷冷した。
これにトリクロルメチルクロロホルメート4.5m1よ
り発生させたホスゲンを、実施例1におけると同様にし
て加えた。次にシス一4−メチルシクロヘキシルアミン
5.65f!をトリエチルアミン25m1に溶かした液
を5−10℃で滴下して加え、後室温で2時間反応した
。反応終了後、反応液を実施例1におけると同様に処理
した後、エタノールで再結晶して1−〔N−(4−メチ
ルシクロヘキシル)カルバモイル〕−5−フルオロウラ
シル7.2gを得た。このものの融点は270−275
℃(分解)であり、5−フルオロウラシルに対する収率
は53.5%であつた。実施例 5 (化合物1の合成) 5−フルオロウラシル6.59をピリジン200m1に
溶かし、これに2−メチルシクロヘキシルイソシアナー
ト10.5gを加え、加温し100℃で2時間反応した
。
り発生させたホスゲンを、実施例1におけると同様にし
て加えた。次にシス一4−メチルシクロヘキシルアミン
5.65f!をトリエチルアミン25m1に溶かした液
を5−10℃で滴下して加え、後室温で2時間反応した
。反応終了後、反応液を実施例1におけると同様に処理
した後、エタノールで再結晶して1−〔N−(4−メチ
ルシクロヘキシル)カルバモイル〕−5−フルオロウラ
シル7.2gを得た。このものの融点は270−275
℃(分解)であり、5−フルオロウラシルに対する収率
は53.5%であつた。実施例 5 (化合物1の合成) 5−フルオロウラシル6.59をピリジン200m1に
溶かし、これに2−メチルシクロヘキシルイソシアナー
ト10.5gを加え、加温し100℃で2時間反応した
。
室温で一液放置したのち、溶媒と過剰のイソシアナート
を減圧蒸留で除去して残留物をえた。この残留物を実施
例1と同様に処理して1−〔N−(2−メチルシクロヘ
キシル)カルバモイル〕−5−フルオロウラシル10.
1yを得た。融点は138〜140℃で5−フルオロウ
ラシルに対する収率は75%であつた。実施例 6〜1
1 以後実施例1と同様に反応して目的化合物を次のとおり
えた。
を減圧蒸留で除去して残留物をえた。この残留物を実施
例1と同様に処理して1−〔N−(2−メチルシクロヘ
キシル)カルバモイル〕−5−フルオロウラシル10.
1yを得た。融点は138〜140℃で5−フルオロウ
ラシルに対する収率は75%であつた。実施例 6〜1
1 以後実施例1と同様に反応して目的化合物を次のとおり
えた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基、アルコキシ基またはアル
コキシカルボニル基を表わし、nは1または2である。 )で表わされる1−置換シクロヘキシルカルバモイル−
5−フルオロウラシル。 2 1−〔N−(2−メチルシクロヘキシル)カルバモ
イル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の範囲第
1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−
フルオロウラシル。 3 1−〔N−(3−メチルシクロヘキシル)カルバモ
イル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の範囲第
1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−
フルオロウラシル。 4 1−〔N−(4−メチルシクロヘキシル)カルバモ
イル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の範囲第
1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−
フルオロウラシル。 5 1−〔N−(2,3−ジメチルシクロヘキシル)カ
ルバモイル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の
範囲第1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル
−5−フルオロウラシル。 6 1−〔N−(2,4−ジメチルシクロヘキシル)カ
ルバモイル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の
範囲第1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル
−5−フルオロウラシル。 7 1−〔N−(2,5−ジメチルシクロヘキシル)カ
ルバモイル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の
範囲第1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル
−5−フルオロウラシル。 8 1−〔N−(3,4−ジメチルシクロヘキシル)カ
ルバモイル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の
範囲第1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル
−5−フルオロウラシル。 9 1−〔N−(4−メトキシシクロヘキシル)カルバ
モイル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の範囲
第1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5
−フルオロウラシル。 10 1−〔N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキ
シル)カルバモイル〕−5−フルオロウラシルである特
許請求の範囲第1項記載の1−置換シクロヘキシルカル
バモイル−5−フルオロウラシル。 11 1−〔N−(4−n−ブチルシクロヘキシル)カ
ルバモイル〕−5−フルオロウラシルである特許請求の
範囲第1項記載の1−置換シクロヘキシルカルバモイル
−5−フルオロウラシル。 12 5−フルオロウラシルと一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基、アルコキシ基またはアル
コキシカルボニル基を表わし、nは1または2である。 )で表わされる置換シクロヘキシルイソシアナートとを
反応させることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表
等があります▼ (式中、Rおよびnは、前式において定義したとおりで
ある。 )で表わされる1−置換シクロヘキシルカルバモイル−
5−フルオロウラシルの製造法。 13 1−クロルカルボニル−5−フルオロウラシルと
一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基、アルコキシ基またはアル
コキシカルボニル基を表わし、nは1または2である。 )で表わされる置換シクロヘキシルアミンとを反応させ
ることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表等があり
ます▼ (式中、Rおよびnは、前式において定義したとおりで
ある。 )で表わされる1−置換シクロヘキシルカルバモイル−
5−フルオロウラシルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51131658A JPS5946509B2 (ja) | 1976-11-04 | 1976-11-04 | 1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51131658A JPS5946509B2 (ja) | 1976-11-04 | 1976-11-04 | 1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5356678A JPS5356678A (en) | 1978-05-23 |
JPS5946509B2 true JPS5946509B2 (ja) | 1984-11-13 |
Family
ID=15063189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51131658A Expired JPS5946509B2 (ja) | 1976-11-04 | 1976-11-04 | 1−置換シクロヘキシルカルバモイル−5−フルオロウラシル類およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946509B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2539412B1 (fr) * | 1983-01-13 | 1986-02-21 | Shoichiro Ozaki | Derives du 5-fluoruracile et leurs utilisations therapeutiques en tant qu'agents carcinostatiques |
DE3301107A1 (de) * | 1983-01-14 | 1984-07-19 | Ozaki, Shoichiro, Ehime | Neue 1-(n-substituierte carbamoyl)-5-fluorouracil-derivate und krebshemmende mittel, in denen sie als aktive bestandteile enthalten sind |
-
1976
- 1976-11-04 JP JP51131658A patent/JPS5946509B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5356678A (en) | 1978-05-23 |
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