JPS5945762B2 - アクリロニトリル系重合体の紡糸方法 - Google Patents

アクリロニトリル系重合体の紡糸方法

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JPS5945762B2
JPS5945762B2 JP12618676A JP12618676A JPS5945762B2 JP S5945762 B2 JPS5945762 B2 JP S5945762B2 JP 12618676 A JP12618676 A JP 12618676A JP 12618676 A JP12618676 A JP 12618676A JP S5945762 B2 JPS5945762 B2 JP S5945762B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアクリロニトリル系重合体の紡糸方法に関する
少なくとも70重量%(以下特記しない限り、%は重量
百分率を示す。
)以上のアクリロニトリルを含むアクリロニトリル系重
合体は130℃以上、分解温度以下の温度で水と弱い結
合をつくり、事実上溶融することは特開昭48−498
39号、同49−71216号各公報、フランス国特許
第2.216.・372号明細書等で公知である。
この性質を利用した紡糸技術は、従来の有機溶剤、例え
ば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド等、無機溶剤、例えば、硝酸、塩化
亜鉛水溶液、ロダン塩水溶液等、を使用したア・クリロ
ニトリル系重合体紡糸方法に比べて、(1)溶剤の回収
が不必要である、(2)溶剤流出、蒸発による公害、作
業環境悪化の心配がない、等の特長を有しており、省エ
ネルギー、省資源、環境保護等昨今の社会的要請と一致
することから、当業界で注目されている。
アクリロニ) IJル系重合体、水混合物の事実上の溶
融は該重合体に含まれるアクリロニトリル量、共単量体
の量及び性質、加える水の量により変化するが、アクリ
ロニトリル含量70%以上のアクリロニ) IJル共重
合体を使用する場合130℃以下では実現されない。
したがって該重合体、水混合物の溶融紡糸は大気圧下に
おける水の沸点即ち100°Cよりもはるかに高い温度
で実施される。
かような温度でアクリロニ) IJル系重合体、水混合
物を事実上溶融した状態で紡糸ノズルを通して大気圧下
に押出すと、該重合体の二) IJル基と弱く結合して
いた水分子が急激に水蒸気となり、押出生成物を著しく
発泡せしめ、強度のないひも状物ができる。
フランス国特許第2,216,372号明細書によれば
、上記の如き紡糸ノズル出直後の急激な水の蒸発を防ぐ
目的で紡糸ノズル直下に紡筒をとりつけ、紡筒内圧力を
大気圧以上、押出温度における水の蒸気圧以下に保ち、
また紡筒内温度も、押出温度より低いが該重合体、水混
合物が事実上溶融する温度よりも20℃以上は低くない
温度に保ち、押出生成物を一旦その中へ通し、しかる後
に動部底の細孔を通して25〜250倍のドラフトを加
えなから押出生成物を大気中に取出す方法を考案してい
る。
この方法によれば、発泡のない、且つ細い糸の製造が可
能である。
しかし細孔から押出生成物(糸)を取り出す時紡筒内の
高温、高圧気体が同時に噴出することを阻止できず、動
部内圧力を一定に保つためには噴出すると同量の高温気
体の動部への輸送が必要となり、また、動部底の細孔か
ら噴出した気体を完全に回収することが事実上不可能な
ことから、熱的損失が大きく、工業的段階に移すことが
できなかった。
本発明者等は、従来技術の上記欠陥を解決すべく種々研
究した結果、動部底細孔から噴出する物質を紡糸糸と水
もしくはアクリロニトリル系重合体の非溶媒である液体
にすることにより、動部底噴出物の回収を容易にし、且
つ熱的損失を小さくすることに成功し、アクリロニトリ
ル系重合体を水で紡糸する技術を工業的製造段階に近づ
けたのである。
すなわち本発明は、少なくとも70重量%のアクリロニ
トリルを含有するアクリロニトリル系重合体100部に
対し水を10〜100部加えた湿潤アクリロニトリル系
重合体を、130〜220℃で溶融し、しかる後130
〜220℃に加熱した紡糸ノズルを通して動部内の紡糸
ノズル側が気相、大気中への糸取り出し口側か液相から
なり、気相及び液相の圧力がゲージ圧で1kg/i以上
、紡止ノズル温度における水の蒸気圧以下である紡糸粗
紡筒内に押出し、ドラフトを加えながら大気中へ糸を取
出すことを特徴とするアクリロニトリル系重合体の紡糸
方法である。
以下本発明の構成、作用効果、実施の態様を詳述する。
図面は本発明方法の実施態様を例示する紡糸装置の説明
図である。
紡糸ノズル6の直下に上部が気相11、下部が液相12
からなる動部1をとりつけ、上部気相11には、紡糸ノ
ズルから押出された生成物の発泡を押えるに十分な圧力
を有し、且つ押出生成物を完全に凝固させることなく、
10〜100倍のドラフトを加えるに十分な温度を有せ
しめる。
より具体的には、動部1の気相11の圧力はゲージ圧で
1kg/cra以上、紡糸ノズル温度における水の蒸気
圧以下である。
一方、その温度は100°Gから溶融したアクリロニト
リル系重合体の押出し温度以下である。
また動部1の下部液相12は水もしくはアクリロニトリ
ル系重合体非溶媒からなり、好ましくは圧力は上記気相
11と同じ範囲であり、温度は70℃以上の温度を有す
る。
動部内液体は動部底細孔2より噴出せしめられ、これを
補うべく、動部横壁に設けられた輸送管3を通して加圧
液体を動部内へ注入せしめる。
アクリロニトリル系重合体、水混合物が事実上溶融する
温度以上、該重合体が熱分解する温度以下(130°C
〜220℃)に加熱された押出用シリンダ−4下部にノ
ズルホールダー5で紡糸ノズル6を固定する。
シリンダー内にアクリロニトリル系重合体−水混合物を
充填し、上からプランジャー棒1で任意の圧力を用いて
押し下げる。
該重合体、水混合物は事実上溶融し、紡糸ノズルを通り
動部内へ押出される。
この場合、紡糸ノズルは130℃以上、220℃以下の
範囲で好ましくはアクリロニトリル系重合体−水混合物
を溶融した温度に加熱しておくのがよい。
このように、紡糸ノズルを加熱しておくと、アクリロニ
トリル系重合体−水混合物の溶融物をより容易に押出す
ことができる。
動部内へ押出された糸状物は上部気相中で10〜100
倍のドラフトがかけられ、発泡することなく結節の下部
液相12へ送り込まれ、動部底細孔2から大気中へ取り
出される。
動部気相の圧力は圧力計8で測定され圧気配管9及び排
気管10からの送風排気で調節される。
本発明に使用される溶融押出装置は、プランジャー押出
機に限らず、スクリュー押出機、ギアポンプを使用した
押出機等が使用され、押出機の加熱方法は、熱媒体によ
る外部加熱、電熱器による外部加熱等が使用される。
本発明に使用される動部内へ液体を注入するための輸送
管の位置は液相液面よす50cm以上深い位置が好まし
い。
これは高圧ポンプで送られた液体が輸送管から動部内へ
出る時液面を波立たせないために必要十分な距離を保っ
ためである。
本発明に用いられる動部向上気相の気体様は、アクリロ
ニトリル系重合体と反応することのない気体ならば何で
も良いが、入手し易すさ、価格の而から空気、窒素、酸
素、水蒸気、及びそれらの混合物が望ましい。
また動部内気相の温度は100℃以上、溶融したアクリ
ロニトリル系重合体の押出温度以下が望ましく、圧力は
ゲージ圧1kg/cff1以上紡糸ノズル温度における
水蒸気圧以下が好ましいが、具体的な値はアクリロニト
リル系重合体に加える水の量、及び動部内気相の気体様
、湿度によって異なる。
動部白下部液相の液体種は液相の温度においてアクリロ
ニトリル系重合体非溶媒である液体ならば何でも使用で
きるが、毒性、価格面から水が好ましく、液相の圧力は
上記気相の圧力と同じ範囲であり、また液相の温度は動
部上部気相の冷却速度を遅くするために70℃以上であ
ることが好ましい。
本発明に使用されるアクリロニトリル系重合体は単量体
として70%以上のアクリロニトリルと30%以下の共
単量体からなり、35℃ジメチルホルムアミド中0.2
0g/dlにおける比粘度が0.12以上0.38以下
である。
単量体としてのアクリロニトリル含量が70%以下では
生成する糸がいわゆるアクリル繊維としての特性を有さ
ない。
比粘度が0.12以下では紡糸生成糸が衣料用に好まし
くなく、0.38以上では溶融粘度が極めて高く本発明
による溶融紡糸方法に適さない。
共単量体の種類はアクリロニトリルと共重合可能なビニ
ル化合物であれば何でもよく、例えばエチレン、プロピ
レン、n−ブテン、1so−7’テン、n−ヘキセン等
のα−オレフィン、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル
酢酸、アクリル酢酸等のビニルカルボン酸及びそれらの
メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル等
種々のアルコールとのエステル、塩化ビニル、臭化ビニ
ル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニ
ル、アリルアルコール、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、メチルビニルケトン、酢酸ビニル、スチレン、α
−メチルスチレンメタクリロニトリル、2−ビニルヒリ
シン、4−ビニルヒリジン、ビニルピロリドン、ビニル
スルホン酸塩、スチレンスルホン酸塩、メタクリルスル
ホン酸塩等である。
本発明において溶融紡糸前に該重合体、水混合物中に糸
性質改良もしくは溶融粘度を下げる目的で、紡糸温度で
アクリロニトリル系重合体、水双方もしくは一方に混合
し得る物質、もしくは粒子径がノズルづまりを起さない
程度の微粒子状物質を加えることも可能である。
これらの添加物としては、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、エチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボ
ネート、無水コノ・り酸、無水マレイン酸、ジメチルス
ルホン、テトラメチレンスルホン、プロピオラクトン、
ブチロラクトン、シフオルミルピペラジン、ジアセチル
ピペラジン、フォルミルピロリジン、アセチルピロリジ
ン、アセチルピペリジンフォルミルモルフォリン、アセ
チルモルフォリン、グリセリン、β−ヒドロオキシプロ
ピオニトリノへサクシノニトリル、マロノニトリル、ア
ジポニトリル等アクリロニトリル重合体溶剤もしくは可
塑剤、高級脂肪酸アルカリ塩、アルキルスルホン酸塩、
アルキルアリールスルホン酸塩、高級アミンハロケン酸
塩、ホリエチレンクリコールアルキルエーテル、ポリエ
チレンクリコール脂肪酸エステル等界面活性剤、アクリ
ロニトリル重合体熱安定剤、難燃剤、漂白剤、発泡剤、
ピグメント、染料、ポリビニルアルコール、ポリエチレ
ンクリコール、ポリアクリル酸、デンプン、カルボキシ
メチルセルロース等有機高分子1、二酸化チタン、タル
ク、ゼオライト、珪藻土、酸化マグネシウム、石膏、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム等無機酸化物、無機塩
類等である。
本発明に使用されるアクリロニトリル系重合体に加える
水の量は、該重合体、水混合物を事実上溶融させる必要
最小量以上、押出生成物に大きな発泡を生じせしめない
最大量以下である。
具体的にはアクIJ ロニトリル系重合体100部に対
し水10〜100部、好ましくは20〜50部である。
加える水の量が10部より少ないの場合には該アク1,
1 ロニトリル系重合体を分解温度以下で事実上溶融さ
せることができない。
また加える水の量が100部より多い場合は10倍以下
のドラフトしかかからず細いしなやかな糸がつくれない
該アクリロニトリル系重合体に含まれるアクリロニトリ
ル量、共単量体量及びその性質により、加える水の最適
量が異なることは勿論である。
本発明に使用される押出温度はアクリロニトリル系重合
体、水混合物が事実上溶融する温度以上、即ち130℃
以上、アクリロニトリル系重合体が著しく熱分解しない
温度、即ち220℃以下である。
アクリロニトリル系重合体、水混合物が事実上溶融する
最低温度は、該重合体組成及び共単量体の性質、平均分
子量、分子量分布、加える水量、水以外に加える物質の
性質及び量、紡糸時に加える押出圧の大きさ等により変
化するが、本発明実施に当っては、高化式フローテスタ
ー(高滓製作所、高化式フローテスター301型)で流
動開始温度を測定しその値を事実上溶融する温度とした
実施例 1 アクリロニトリル91.5%、アクリル酸メチル8%、
メタリルスルホン酸ナトリウム0.5%、35℃ジメチ
ルホルムアミド0.20g/dlにおける比粘度η8p
=0.20のアクリロニトリル系重合体100部に水3
7部を加え直径29mmの円筒状ペレットに圧縮成型し
た。
このペレット状成型物を175℃に保った直径30mm
のプランジャー型押出機に入れ、直径0.30mm、長
さ0.60mm36ホールの紡糸ノズル(175℃に加
熱)から80kg/iの圧力で押出した。
ノズル直下に長さ4mの結節を取付け、上部約1mには
132℃ゲージ圧2.0 kg/fflの水蒸気を充満
し、下部3mには熱水を入れた。
動部底から1mの位置に水注入用輸送管を設置し、動部
内水面高さが常に一定に保たれるよう高圧ポンプで80
℃の熱水を注入した。
押出された糸には動部内で約40倍のドラフトを加え、
動部底の直径5朋の細孔から160m/劃の速度で取出
した。
この糸を110℃グリセリン浴中で1.8倍延伸するこ
とにより、太さ9デニール、引張り強度3、:l/d、
伸度22%、見かけ密度1.07g/〜の光沢のある糸
を得た。
実施例 2 アクリロニトリル88%、アクリル酸メチル12%、3
5℃ジメチルホルムアミド0.2(Bi’/d7におけ
る比粘度η8p=0.19のアクリロニトリル系重合体
100部に水35部を加え、直径29龍の円筒状ペレッ
トに圧縮成型したっこのペレット状成型物を170℃に
保った実施例1で使用したプランジャー型押出機に入れ
、直径0.30關φ、長さ0.60mm36ホールの紡
糸ノズル(170℃に加熱)から60に9/critの
圧力で押出した。
ノズル直下の動節の状態は実施例1と同様とした。
押出された糸に、動部内で約35倍のドラフトを施し、
動部底の直径5朋の細孔から140m/―の速度で取出
した。
この糸を110℃グリセリン浴中で約2倍延伸すること
により、太さ10デニール、引張り強度2.9g/d、
伸度36%の光沢ある半透明の糸を得た。
実施例 3 アクリロニトリル70%、アクリル酸メチル12%、メ
タアクリロニトリル18%、ジメチルホルムアミドo、
20g/dlにおける比粘度η8p=0.24のアクリ
ロニトリル系重合体100部に水23部、エチレンカー
ボネート5部を加え、直径29朋の円筒状ペレットに圧
縮成型した。
このペレット状成型物を215℃に保った実施例1で使
用したプランジャー型押出機に入れ、直径0.35朋、
長さ0.70間36ホールの紡糸ノズル(215℃に加
熱)から45kg/cIIlの圧力で押出した。
ノズル直下に実施例1で使用した結節を取りつけ、気相
の状態を140°Cゲージ圧3kg/CI!の水蒸気を
含む窒素圧とした。
押出された糸に動部内で約80倍のドラフトを施し、動
部底の直径5朋の細孔から220 m/winの速度で
取出した。
糸の太さは10デニール、引張り強度2.4g/d、伸
度24%の淡黄色半透明糸を得た。
実施例 4 実施例2で使用したアクリロニトリル系重合体100部
に水47部、重合度500、鹸化度89%のポリビニル
アルコール2.5部を加え、直径29龍の円筒状ペレッ
トに圧縮成型した。
このペレット状成型物を150℃に保った実施例1で使
用したプランジャー型押出機に入れ、直径0.30mm
φ、長さ0.60mm36ホールの紡糸ノズル(150
℃に加熱)から80kg/fflの圧力で押出した。
ノズル直下に実施例1で使用した結節を取りつけ、気相
の状態を119℃、ゲージ圧1kg/cyyiの水蒸気
圧とした。
押出された糸に動部内で約15倍のドラフトを施し、動
部底の直径7朋の細孔から50m\馴の速度で取出した
この糸をエチレンカーボネートを5%含む沸騰水中で5
倍延伸することにより、7デニール、強度2.2g/d
、伸度26%の糸を得た。
実施例 5 実施例1で使用したアクリロニトリル系重合体100部
に水18部、エチレンカーボネート4部、二酸化チタン
0.2部を加え、直径29關φの円筒状ベレットに圧縮
成型した。
このペレット状成型物を180°Cに保った実施例1で
使用したプランジャー型押出機に入れ、直径0.30m
mφ、長さ0.60mm、 36ホールの紡糸ノズル(
180℃に加熱)から45kp/fflの圧力で押出し
た。
ノズル直下に実施例1で使用した動部を取りつけ気相の
状態を110℃ゲージ圧2kg/crttの水蒸気を含
む窒素圧とした。
押出された糸に動部内で約20倍のドラフトを加え、動
部底の直径7朋の細孔から60 m /minの速度で
該糸を取出した。
この糸を沸騰水中で約2倍延伸し、太さ15デニール、
強度3.:l/dの鈍い光沢を有す糸を得た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の実施態様を例示する紡糸装置の説明
図である。 図中の符号次の通り。1・・・・・・動部、2・・・・
・・動部底細孔、3・・・・・・輸送管、4・・・・・
・押出用シリンダー、5・・・・・ノズルホルダー、6
・・・・・・紡糸ノズル、1・・・・・・プランジャー
棒、8・・・・・・圧力計、9・・・・・・圧気配管、
10・・・・・・排気管、11・・・・・・気相、12
・・・・・・液相。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも70重量%のアクリロニトリルを含有す
    るアクリロニトリル系重合体100部に対し、水を10
    〜100部加えた湿潤アクリロニトリル系重合体を13
    0〜220℃で溶融し、しかる後130〜220°Cに
    加熱した紡糸ノズルを通して紡筒内の紡糸ノズル側が気
    相、大気中への糸取り出し口側か液相からなり、気相及
    び液相の圧力がゲージ圧でi kg /cyrt以上、
    紡糸ノズル温度における水の蒸気圧以下である紡糸用紡
    筒内に押出し、ドラフトを加えながら大気中へ糸を取り
    出すことを特徴とするアクリロニトリル系重合体の紡糸
    方法。
JP12618676A 1976-10-22 1976-10-22 アクリロニトリル系重合体の紡糸方法 Expired JPS5945762B2 (ja)

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