JPS6031922B2 - アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法 - Google Patents

アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法

Info

Publication number
JPS6031922B2
JPS6031922B2 JP12618776A JP12618776A JPS6031922B2 JP S6031922 B2 JPS6031922 B2 JP S6031922B2 JP 12618776 A JP12618776 A JP 12618776A JP 12618776 A JP12618776 A JP 12618776A JP S6031922 B2 JPS6031922 B2 JP S6031922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
parts
acrylonitrile
water
acrylonitrile polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12618776A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5352731A (en
Inventor
慎一 姉川
寿夫 岩佐
昭夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP12618776A priority Critical patent/JPS6031922B2/ja
Publication of JPS5352731A publication Critical patent/JPS5352731A/ja
Publication of JPS6031922B2 publication Critical patent/JPS6031922B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は界面活性剤と水を加えた湿潤アクリロニトリル
を高温、高圧下で事実上溶融させ、これを級糸ノズルを
通して、高圧気体雰囲気中に押出すことを特徴とするア
クリロニトリル系重合体の溶融紙糸方法に関する。
アクリロニトリルホモ重合体の融点は、一定の値が公認
されておらず、研究者によって或いは30ぴ0とも云わ
れ、また33ぴ0とも云われているが、実際溶融を目的
として該重合体を加熱するときは、加熱温度が融点に達
する以前に熱分解するのが普通であった。
このためアクリロニトリル系重合体の鉄糸には、いわゆ
る溶融鮫糸法は採用することができず、有機溶媒、例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキ
シド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、
もしくは無機溶媒、例えばロダン塩水溶液、塩化亜鉛水
溶液、硝酸等に該重合体を一旦溶解せしめ、しかる後に
級糸ノズルを通して押出し、溶媒を除去して糸条とする
いわゆる湿式紙糸法及び乾式紡糸法が採用されていた。
この溶剤を用いるアクリル系繊維の製造では、高価な溶
媒の除去、回収や、溶媒の流出、蒸発、飛散に伴なう環
境保全等に多大の労力、資本を必要とする。
この問題を解決する方法として、特公昭48一4繁り計
号公報、フランス国特許第2216372号等でアクリ
ロニトリル系重合体の新しい級糸方法が紹介されている
。この方法は、従来の緑式級糸用アクリロニトリル系共
重合体に適量の水を加え、該重合体分解温度以下の温度
、その温度における水の蒸気圧じ久上の圧力下で該重合
体を事実上溶解させ、しかる後にノズルを遺して、水の
急激な蒸発による押出生成物の発泡を押えるに十分な圧
力下に神出す方法である。
この方法によれば、得られるアクリル繊維の物性は、従
来の湿式法で製造した糸に極めて近い特色を有するが、
該重合体溶融粘度がナイロン6、ナイロン60ポリエチ
レンテレフタレート、ボリプロピレン等に比べて非常に
高く、これがために押出(紡糸)技術に多大の困難を生
じていた。
本発明者らは上記アクリロニトリル系重合体、水系の溶
融紙糸法に付随する欠点を改良する目的で幅広い研究を
進めた結果、水湿潤アクリロニトリル系重合体に少量の
界面活性剤を加えることにより溶融粘度を下げ、界面活
性剤を加えない場合には押出不可能であった小口径/ズ
ルからの押出紡糸が可能になることを見出し、本発明を
完成するに至った。すなわち本発明は、溶融粘度の低い
可紙性の秀れたアクリロニトリル系重合体の溶融織糸技
術を提供することを目的とするものである。
本発明は、少なくとも7の重量%以上のアクリロニトリ
ルを含有するアクリロニトリル系重合体10碇都1こ対
し、10〜100部の水と0.1〜5部のアルキルスル
ホン酸塩、アルキルベンゼソスルホン酸塩、高級アミン
ハロゲン酸塩の中から選ばれる界面活性剤を加えた混合
物を温度13ぴOL久上230午0以下で溶融させ、し
かる後にノズルを通して高圧気体雰囲気中に押出すこと
を特徴とするアクリロニトリル系重合体の溶融紙糸方法
である。
さらに詳しくは、アクリロニトリル系重合体10の部‘
こ水10〜10礎部、好ましくは20〜5$部と前記の
界面活性剤0.1〜5部、好ましくは0.5〜3部加え
、温度130〜230qoに保つた押出機中で溶融せし
めた該重合体温合物を小口蓬ノズルを通して水の急激な
蒸発による該重合体の発泡を押えるに十分な圧力下に押
出し、その後湯浴中、高温蒸気中、熱板上等で8〜IM
音延伸することにより高強度且つ染色性の極めて良い従
来の緑式紡糸法によるアクリル繊維と類似のアクリル繊
維を得る方法である。
本発明に使用される界面活性剤は、適当な親水基と親油
基を持つ両親煤怪物質であり、次の中から選ばれるもの
でアルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、高級アミンハロゲン酸塩である。
これら界面活性剤をアクリロニトリル系重合体10礎都
‘こ対し0.1〜5部、好ましくは0.5〜3部加える
添加する界面活性剤量が0.1部より少ない場合には該
混合物溶融見かけ粘度は測定誤差内で加えない場合と何
ら変化が認められず、また5部より多い場合には該混合
物溶融見かけ粘度は加えない場合よりも高くなり、且つ
押出級糸後界面活性剤の除去、回収の必要が生じる。本
発明に使用される水の量はアクリロニトリル重合体10
$部‘こ対し10〜10の郡、好ましくは20〜50部
である。加える水の量が1$邦以下の場合はアクリロニ
トリル系重合体を完全に溶融させることができず、した
がって押出を実現するに極めて大きな力を必要とする。
また10唯都を超える場合は得られる糸断面に無数の気
泡が肉眼で観察され、延伸倍率の低下が見られる。本発
明を実施する際の押出温度は界面活性剤を含有する水湿
潤アクリロニトリル系重合体が事実上溶融する温度以上
、該重合体が著しく分解しない温度以下である。
具体的には130午0以上230℃以下であり、この温
度範囲は該重合体組成、平均分子量、分子量分布、加え
る水量、界面活性剤、及びその他の添加物量等で若干変
化する。本発明に使用される押出側雰囲気の組成、圧力
は押出生成物の発泡を押える組成、圧力ならば良く具体
的にはゲージ圧4k9/水以上の室温空気、窒素、水蒸
気−空気混合気、酸素炭酸ガスゲージ圧1.3k9/嫌
以上の水蒸気等が使用され、必要に応じてアクリロニト
リル系重合体溶剤の蒸気を混合することもできる。
本発明に使用されるアクリル系重合体は単量体として7
の重量%(以下特記しない限り、%は重量%を示す。
)以上、好ましくは80%以上のアクリロニトリルと3
0%以下、好ましくは20%以下の共単量体からなる。
共単量体の種類はアクリロニトリルと共重合可能なビニ
ル化合物であれば何れも適用可能である。
例えばエチレン、プロピレン、ノルマルブテン、イソプ
テン、ノルマルヘキセン等のQーオレフィン、アクリル
酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、及びそれ
らのメチルェステル、エチルェステル、プロピルェステ
ル等のビニルカルボン酸類、塩化ビニル、臭化ビニル、
フツ化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル化
合物、アリルアルコール、アクリルアミド、メタクリル
アミド、酢酸ピニル、スチレン、Qーメチルスチレン、
メタクリロニトリル、メチルビニルクトン、2−ビニル
ピリジン、4ーピニルピリジン、ビニルピロリドン、ビ
ニルスルホン酸塩、スチレンスルホン酸塩、メタリルス
ルホン酸塩等である。本発明においては、押出前の該混
合溶融物中に糸性質改良、もしくは溶融押出を更に容易
にさせる目的で粒子径がノズルづまりを起さない程度の
ァクリロニトリル系重合体、水双方又は一方に混合し得
る物質を少量(回収の必要を生じない量)を加えること
も可能である。
これらの添加物としては二酸化チタン、タルク、ゼオラ
ィト、珪藻±、酸化マグネシウム、石膏、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム等、有機高分子、例えばポリピニ
ルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリアクリル
酸、デンプン、カルボキシメチルセルロース等、アクリ
ロニトリル系重合体の溶媒または可塑剤、例えばジメチ
ルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(D
MA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、エチレン
カーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカー
ボネート、無水コハク酸、無水マレィン酸、ジメチルス
ルホン、テトラメチレンスルホン、プロピオラクトン、
プチロラクトン、ジホルミルピベラジン、ジアセチルピ
ベラジン、ホルミルピロリジン、アセチルピロリジン、
アセチルピベリジン、ホルミルモルフオリン、アセチル
モルフオリン、グリセリン、6ーヒドロオキシプロピオ
ニトリル、サクシノニトリル、マロノニトリル、アジポ
ニトリル等、アクリロニトリル系重合体用熱安定剤、雛
燃剤、漂白剤、発泡剤、ピグメント、染料等である。
本発明方法を実施するに当っては、例えば第1図に例示
するようなプランジャー押出機を用いて、溶融押出紡糸
を行なう。
この押出機はシリンダー1の外周をジャケット2で覆い
、注入パイプ3から熱媒体を注入し、出口パイプ4から
熱媒体を抜くことにより130〜23000の範囲の一
定の温度に保つ。シリンダー内に挿入されたアクリロニ
トリル系重合体−水−界面活性剤混合物試料15は、プ
ランジャー綾5により一定の圧力で押下げられ、ノズル
ホールダー6で保持されたスベーサー14、ブレーカー
プレート13、紡糸ノズル7を通して耐圧チューブ8内
へ押出され、糸条12が得られる。耐圧チューブ8には
圧気配管9、バルブ10、圧力計11が取付けられてお
り、窒素、空気、水蒸気等任意の気体が任意の圧力で送
り込めるようになっている。上記例において、耐圧チュ
ーブ内に押出された糸状物は該チューブの底部に一時溜
められるが、後でこのチューブ内の圧を下げ、該糸状物
を取出し、沸騰水中で延伸を施し、その他常法による後
処理を行なって糸条とする。
本発明においては、溶融押出装置として前記の如きプラ
ンジャ‐押出機も使用できるが、スクリュー押出機、ギ
ャポンブを使用した押出機等も使用でき、熱媒体による
外部加熱、電熱器による外部加熱も採用される。また、
バッチ方式及び連続方式のいずれも採用可能である。本
発明におけるァクリロニトリル系重合体−水溶融物の見
かけ粘度測定には島津高化式フローナスタ−301型を
使用し、押出に使用した圧力P、ノズル半径R、ノズル
長さL、及びその時の該溶融物流出速度Qより、ポアズ
ィュ(poiseuille)の式り=中R4P/繁り (汀:円周率) を用いて計算した。
参考例 1 この参考例は本発明の界面活性剤がアクリロニトリル系
重合体と水との混合物を溶融した時、その溶融物の見か
け粘度を低くする作用のあることを示すものである。
アクリロニトリル91.5%、メチルアクリレート8%
、メタリルスルホン酸ナトリウム0.5%、35℃ D
MFO.20夕/d‘における比粘度刀sp=0.20
のアクリロニトリル系重合体100部に水12部、15
部、21部、26部、28部、35部加えた湿潤アクリ
ロニトリル系重合体の見かけ粘度(水のみで溶融した場
合)、同じくラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム1
.$部、水14部、17部、25部、32部を加えた湿
潤アクリロニトリル系重合体の見かけ粘度(本発明の界
面活性剤を加えて溶融した場合)、同じくラウリルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム3.7部、水25.5部を加
えた湿潤アクリ。
ニトリル系重合体の見かけ粘度、及び同じくラウリルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム6.礎部、水23.5部加
えた湿潤アクリロニトリル系重合体の見かけ粘度を測定
した。測定温度は170qC、圧力は2.45×l07
d叩e/地、ノズル直径1.0帆、ノズル長さ2.仇舷
であった。その結果をまとめて第1表に示す。第1表 ※PAN:ァクリロニトリル系重合体 第1表の結果から、アクリロニトリル系重合体の見かけ
粘度は、水の量が増加するに従って低下するが(No.
1〜6)、これに界面活性剤を添加した場合には更にそ
の低下がみられ(No.7〜10)、本発明の界面活性
剤が、アクリロニトリル系重合体と水との混合物の見か
け粘度を下げる作用があることが分かる。
即ち、第1表に示すNo.2とNo.7との比較、No
.4とNo.9との比較、No.6とNo.10との比
較から分かるように界面活性剤を添加した場合には、水
の量がいずれの場合にも少ないにもかかわらず重合体の
見かけ粘度は界面活性剤を添加しない時よりも低くなっ
ているのである。
No.11は界面活性剤の添加量を3.7部にした場合
には、No.9との比較で明らかなように水の量がNo
.9よりも多いにもかかわらず、重合体の見かけ粘度は
高くなっており、これは界面活性剤の添加量が多くなる
と、その作用が少なくなることを示しており、またNo
.12は界面活性剤が多くなりすぎると、これを添加し
ない場合と変らなくなることを示している。
実施例 1 参考例1で使用したアクリロニトリル系重合体10の熱
こラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.森部、水
25部を加え(参考例1のNo.9と同じもので、見か
け粘度は参考例1と同様の測定法で2.5×1ぴポィズ
であった。
)径15肌◇のプランジャー押出機を使って直径0.1
5欄0、長さ0.4仇舷1ホールのノズルを有する薮糸
機から、該ノズルを通して温度1780、圧力60k9
′塊で8k9/地に保った室温窒素雰囲気中へ上記混合
物の溶融物を押出した。得られた生成物を沸騰水中で7
.5倍延伸した後ボビンに捲き取り110℃に保った乾
燥器中で1時間熱処理した。太さ32デニール、強度3
7夕/d、伸度11%であった。比較例 1 実施例1においてラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムを加えない以外は同様に実施例1を繰り返した。
この重合体の見かけ粘度は参考例1と同様の方法で測定
して5.5×1ぴであった。重合体はノズルから押出さ
れなかった。更に押出圧を昇げると/ズルとノズルホー
ルダーの間にはさんである厚さ3脚のテフロン製パッキ
ングが破れそこから該重合体の押出が観察されたが、ノ
ズルからの該重合体押出は見られなかった。この例から
分かるようにノズル孔径が0.15側めで長さが0.4
肋の孔からは重合体を押し出すことができず、繊維状物
は得られない。比較例 2 参考例1で使用したアクリロニトリル系重合体io従都
‘こ水30部を加え実施例1同様プランジャー式押出機
を使って直径0.1仇炊ぐ、長さ0.3柵12ホールの
ノズルを有する級糸機から該ノズルを通して温度175
℃、圧力70k9/めで7.5k9/塊に保った室温窒
素雰囲気中へ上記重合体の溶融物を押出した。
得られた生成物を沸騰水中で約7倍延伸した後、ボビン
に捲取り、110℃に保った乾燥器中で1時間熱処理し
た。得られた繊維は太さ18デニール、強度3.3夕/
d、伸度12%であった。該重合体の見かけ粘度は、参
考例1と同様の方法で測定して4.2×1ぴポィズであ
り、上記のように繊維状物を得ることはできるが紙糸中
に糸条がいよいよ切断した。実施例 2 アクリロニトリル80%、メタクリロニトリル10%、
アクリル酸メチル10%、3軍○ DMFO.20夕/
d‘における比粘度刀sp=0.24のアクリロニトリ
ル系重合体100部にラウリルスルホン酸ナトリウム0
.8部、水3$部を加え湿潤アクリロニトリル系重合体
とした。
該重合体を実施例1で使用したプランジャ−押出機で直
径0.2比舷◇、長さ0.4仇舷、12ホールのノズル
を有する紙糸機から該ノズルを通して温度150℃、押
出圧力80k9/仇でゲージ圧2【9/地に保った水蒸
気雰囲気中へ上記重合体混合物の溶融物を押出した。
得られた生成物は沸騰水中で8倍延伸可能だった。該重
合体混合物及び重合体を参考例1と同様の方法で測定し
た見かけ粘度はそれぞれ2.7×1ぴポイズ及び5.1
×1びボイズであった。
実施例 3 アクリロニトリル88%、アクリル酸エチル12%、3
0午O DMFO.20夕/d‘における比粘度りsp
=0.19のアクリロニトリル系重合体10碇部‘こN
ーラウリルオクチルアミン塩酸塩0.1部、水斑部を加
え湿潤アクリロニトリル系重合体とした。
実施例1で使用したプランジャー押出機で直径0.15
肋少、長さ0.4仇帆、12ホールのノズルを有する紡
糸機から、該ノズルを通して温度220oo、圧力40
kg/c求でゲージ圧4kg/のに保った水蒸気−空気
混合気中へ上記重合体混合物の溶融物を押出した。
得られた生成物を沸騰水中で7倍延伸することにより、
24デニール、引張り強度3.2汐′dの糸を得た。該
重合体混合物を参考例1と同様の方法で測定した見かけ
粘度は2.9×1ぴボイズであった。
また、該重合体を見かけ粘度は、同様に測定して8.7
×1びポイズであった。実施例 4 参考例1に使用したアクリロニトリル系重合体10礎部
1こラウリルベンゼンスルホン酸3部、水20部、ジメ
チルホルムアミド5部を加え、実施例1で使用したプラ
ンジャー押出機で直径0.15側0、長さ0.40柳、
12ホールのノズルを有する紡糸機から、該ノズルを通
して温度135℃、押出圧力60k9/めでゲージ圧l
k9/地の窒素雰囲気中に上記重合体混合物の溶融物を
押出した。
得られた生成物は沸騰水中で6倍延伸可能であり、糸中
に発泡は認められなかった。該重合体濠合物及び重合体
の見かけ粘度は、参考例1と同機の方法で測定してそれ
ぞれ1.8×1びボイズ及び8.1×1ぴボイズであっ
た。
実施例 5 参考例1に使用したアクリロニトリル系重合体10疎織
こラウリルスルホン酸3部、水50部、二酸化チタン0
.5部を加え湿潤アクリロニトリル系重合体とした。
該重合体を実施例1で使用したプランジャー押出機で直
径0.2仇舷?、長さ0.4仇豚、1ホールのノズルを
有する肋糸機から核/ズルを通して温度185℃、押出
圧力50k9/めでゲージ圧3k9′地に保った水蒸気
雰囲気中へ上記重合体混合物の溶融物を押出した。得ら
れた生成物は沸騰水中で8倍延伸可能な白い光沢のない
糸であった。該重合体混合物及び重合体の見かけ粘度は
参考例1と同様の方法で測定してそれぞれ1.6×1ぴ
ポイズ及び3.5×1ぴポィズであった。
【図面の簡単な説明】
図面は溶融押出紙糸機(プランジャー押出機)を用いて
本発明方法による薮糸を行なう態様を示す説明図である
。 図中の符号次のとおり。1:シリンダー、2:ジャケッ
ト、3:熱媒体注入パイプ、4:出口パイプ、5:プラ
ンジャー棒、6:ノズルホールダー、7:抜糸ノズル、
8:耐圧チューブ、9:圧気配管、10:バルブ、11
:圧力計、12:糸条、13:ブレーカープレート、1
4:スベーサー、15:アクリロニトリル系重合体−水
−界面活性剤混合試料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも70重量%以上のアクリロニトリルを含
    有するアクリロニトリル系重合体100部に対し、10
    〜100部の水と0.1〜5部のアルキルスルホン酸塩
    、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アミンハロゲン
    酸塩の中から選ばれる界面活剤を加えた混合物を温度1
    30℃以上230℃以下で溶融させ、しかる後にノズル
    を通して高圧気体中に押し出すことを特徴とするアクリ
    ロニトリル系重合体の溶融紡糸方法。 2 高圧気体雰囲気の構成気体として、空気、窒素、酸
    素、炭酸ガス、水蒸気またはそれらの混合気体を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアクリ
    ロニトリル系重合体の溶融紡糸方法。
JP12618776A 1976-10-22 1976-10-22 アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法 Expired JPS6031922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12618776A JPS6031922B2 (ja) 1976-10-22 1976-10-22 アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12618776A JPS6031922B2 (ja) 1976-10-22 1976-10-22 アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5352731A JPS5352731A (en) 1978-05-13
JPS6031922B2 true JPS6031922B2 (ja) 1985-07-25

Family

ID=14928838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12618776A Expired JPS6031922B2 (ja) 1976-10-22 1976-10-22 アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031922B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108323175B (zh) * 2016-11-14 2021-10-01 关西电子株式会社 树脂纤维的制造方法、用于该方法的喷嘴头及制造装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155334U (ja) * 1978-04-20 1979-10-29
US4220616A (en) * 1978-08-30 1980-09-02 American Cyanamid Company Melt-spinning acrylonitrile polymer fiber using spinnerette of high orifice density
DE2963480D1 (en) * 1978-08-30 1982-09-30 American Cyanamid Co Process for melt spinning acrylonitrile polymer fibres
US4461739A (en) * 1983-01-13 1984-07-24 American Cyanamid Company Continuous liquid phase process for melt spinning acrylonitrile polymer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108323175B (zh) * 2016-11-14 2021-10-01 关西电子株式会社 树脂纤维的制造方法、用于该方法的喷嘴头及制造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5352731A (en) 1978-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1052064A (en) Extrusion of polyacrylonitrile into pressurized zone with water into filaments
JP7307873B2 (ja) 高性能な繊維および該繊維の製造に用いられる紡糸原液
JP4935690B2 (ja) 炭素繊維前駆体繊維の製造方法
US4238442A (en) Process for melt spinning acrylonitrile polymer hydrates
JPS6031922B2 (ja) アクリロニトリル系重合体の溶融紡糸方法
US3932577A (en) Method for making void-free acrylic fibers
KR950005429B1 (ko) 무방사 내열성 아크릴 단섬유
TW202028552A (zh) 碳纖維前驅體纖維及碳纖維的製造方法
JPH10168753A (ja) ポリビニルアルコール系繊維及びその製造方法
JP2542355B2 (ja) ポリ塩化ビニルに基づく紡糸用原液およびその製造方法
JP2006188792A (ja) 紡浴装置およびアクリル繊維束
JPS6018332B2 (ja) アクリル系中空繊維の製造法
JP4480858B2 (ja) 軽量複合アクリル繊維及びその製造方法
JPS5945762B2 (ja) アクリロニトリル系重合体の紡糸方法
KR880001033B1 (ko) 고물성(高物性) 아크릴섬유 및 그 제조법
US3402234A (en) Novel coagulation process
JPS62184112A (ja) 高強力・高弾性率ポリエチレン繊維の製造方法
JP2022531343A (ja) 低多分散性ポリアクリロニトリルから炭素繊維を調製するためのプロセス
JP2002294518A (ja) 炭素繊維前駆体アクリロニトリル系糸条及びその製造方法
KR950002818B1 (ko) 건식방사를 이용한 폴리아크릴로니트릴섬유의 제조방법
JP2865736B2 (ja) 高強度ポリビニルアルコール繊維の製造法
JPH0157165B2 (ja)
JP2002161430A (ja) 水溶性ポリビニルアルコール系繊維の製造方法
JPH07292520A (ja) アクリル系繊維の製造方法
JPS61102412A (ja) 高強力ポリエチレン用紡糸原糸の製造法