JPS594540Y2 - 扁平電池 - Google Patents
扁平電池Info
- Publication number
- JPS594540Y2 JPS594540Y2 JP14500678U JP14500678U JPS594540Y2 JP S594540 Y2 JPS594540 Y2 JP S594540Y2 JP 14500678 U JP14500678 U JP 14500678U JP 14500678 U JP14500678 U JP 14500678U JP S594540 Y2 JPS594540 Y2 JP S594540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- cathode
- zinc
- flat battery
- electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は扁平電池における陰極のとくに端子取出部の改
良に関するものである。
良に関するものである。
最近の電子機器の小形化、薄形化に対応し、それらの電
源として厚さ１．０ｍｍあるいはそれ以下の扁平電池が
開発された。
源として厚さ１．０ｍｍあるいはそれ以下の扁平電池が
開発された。
第１図は本考案者らが先に提案した扁平電池の断面図で
あって、図中、１，２は扁平な発電要素を包み込む外被
でそれぞれ薄いポリプロピレンフィルムからなり、一部
には端子取出用窓３，４があけられている。
あって、図中、１，２は扁平な発電要素を包み込む外被
でそれぞれ薄いポリプロピレンフィルムからなり、一部
には端子取出用窓３，４があけられている。
５は厚さ０．１ｍｍ以下の例えば亜鉛からなる陰極板、
６はセパレータ、７は二酸化マンガンを主体とした陽極
合剤で、ステンレス鋼薄板からなる集電体８の上に薄く
塗着されている。
６はセパレータ、７は二酸化マンガンを主体とした陽極
合剤で、ステンレス鋼薄板からなる集電体８の上に薄く
塗着されている。
前記セパレータ６、陽極合剤７は電解液を保持している
。
。
９は外被１，２の周縁シール部である。この扁平電池の
使用形態は、端子取出用窓３，４に臨む陰極亜鉛及び集
電体を電子機器側の接触端子でそれぞれセパレータ側に
加圧することで放電する。
使用形態は、端子取出用窓３，４に臨む陰極亜鉛及び集
電体を電子機器側の接触端子でそれぞれセパレータ側に
加圧することで放電する。
しかしこの機器側の接触端子により受ける加圧は窓３．
４に臨む陰極亜鉛の一部と、集電体に塗着された陽極合
剤の一部に偏って作用するため、圧力が最も強く作用す
る窓と対応した部分の陰極亜鉛が最初に消耗し、ピンホ
ールや薄肉化して部分的に生じた亀裂等から電解液が外
部へ漏出して使用機器を損傷させるという問題があった
。
４に臨む陰極亜鉛の一部と、集電体に塗着された陽極合
剤の一部に偏って作用するため、圧力が最も強く作用す
る窓と対応した部分の陰極亜鉛が最初に消耗し、ピンホ
ールや薄肉化して部分的に生じた亀裂等から電解液が外
部へ漏出して使用機器を損傷させるという問題があった
。
これを解決するために第２図の如く陰極亜鉛５の窓３に
臨む外面に、耐蝕性のニッケル薄板１０等を配して実質
端子部分が消耗することのないようにすることが提案さ
れた。
臨む外面に、耐蝕性のニッケル薄板１０等を配して実質
端子部分が消耗することのないようにすることが提案さ
れた。
しかしこの構造でも陰極亜鉛の窓３に対応した加圧力を
受ける部分は消耗が早く、亜鉛の消耗に伴ってニッケル
薄板１０も電解液と接するようになり、残存亜鉛との間
で局部電池を形成してガス発生を起こし、電池の膨張等
好ましくない状態が生じる問題があった。
受ける部分は消耗が早く、亜鉛の消耗に伴ってニッケル
薄板１０も電解液と接するようになり、残存亜鉛との間
で局部電池を形成してガス発生を起こし、電池の膨張等
好ましくない状態が生じる問題があった。
本考案はそのような問題を解決した膨張や漏液の殆んど
発生しない扁平電池を提供するものである。
発生しない扁平電池を提供するものである。
以下その実施例を第３図により説明する。
第３図において、陰極亜鉛５の外被に形成した端子取出
用窓３に臨む部分には、亜鉛の外面側に窓３よりも大き
な面積を有し実質的な陰極端子をなすニッケル等の耐蝕
性金属薄板１０が形成されている。
用窓３に臨む部分には、亜鉛の外面側に窓３よりも大き
な面積を有し実質的な陰極端子をなすニッケル等の耐蝕
性金属薄板１０が形成されている。
又亜鉛の窓３と位置的に対応した内側面には窓の面積よ
りも大きな電解液遮蔽用のマスク層１１が形成されてい
る。
りも大きな電解液遮蔽用のマスク層１１が形成されてい
る。
マスク層１１は、セパレータ６に接してもこれが覆って
いる亜鉛面に電解液を全く供給することのない電解液不
浸透性あるいはセパレータに比べて電解液の浸透がはる
かに少ない物質、例えばエポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂
等を塗着するとよい。
いる亜鉛面に電解液を全く供給することのない電解液不
浸透性あるいはセパレータに比べて電解液の浸透がはる
かに少ない物質、例えばエポキシ樹脂、酢酸ビニル樹脂
等を塗着するとよい。
この他、ポリエチレンやポリプロピレン等の薄いフィル
ムを熱溶着したり、セパレータよりも高繊維密度で厚さ
的に薄い紙を接着剤で貼付けてもよい。
ムを熱溶着したり、セパレータよりも高繊維密度で厚さ
的に薄い紙を接着剤で貼付けてもよい。
このように外被の窓に対応した陰極亜鉛５の反応面の一
部をマスクしてこの部分を電解液より遮蔽するか、ある
いは浸透する電解液の量をわずかにすることで、電子機
器の接触端子により加圧され本来放電反応が最も起き易
い部分の亜鉛を残存させれば、扁平電池としての端子部
からの漏液や、陰極端子をなす耐蝕性金属薄板１０が電
解液と接し亜鉛との間に局部電池を形成するということ
もない。
部をマスクしてこの部分を電解液より遮蔽するか、ある
いは浸透する電解液の量をわずかにすることで、電子機
器の接触端子により加圧され本来放電反応が最も起き易
い部分の亜鉛を残存させれば、扁平電池としての端子部
からの漏液や、陰極端子をなす耐蝕性金属薄板１０が電
解液と接し亜鉛との間に局部電池を形成するということ
もない。
なお、窓に対応した陰極亜鉛の反応面をマスク層で覆っ
て電解液から遮蔽すると陰極の放電反応に関与する面積
は減少するが、この種の電池の主用途が電子卓上計算器
のＬＳＩ作動のようにμＡあるいはｍＡ程度の軽負荷間
欠放電にあるので陰極の放電実質面積のわずかな減少は
問題とならない 従って、本考案では電池性能を低下させることなく、外
被の端子取出用窓に臨む部分の陰極板に、窓よりも大き
な面積を有して陰極端子をなす耐蝕性金属薄板を設け、
窓と対応した陰極板の反応内側面には窓と同等あるいは
それよりも大きな面積をもった電解液遮蔽用のマスク層
を設けたので、端子取出部の陰極板の消耗を防止して、
この部分からの電解液の漏出をなくすとともに、耐蝕性
金属薄板からなる陰極端子を用いた場合でも、これと陰
極板との間に生じる局部電池に起因したガス発生をなく
して電池の膨れを防止するという利点がある。
て電解液から遮蔽すると陰極の放電反応に関与する面積
は減少するが、この種の電池の主用途が電子卓上計算器
のＬＳＩ作動のようにμＡあるいはｍＡ程度の軽負荷間
欠放電にあるので陰極の放電実質面積のわずかな減少は
問題とならない 従って、本考案では電池性能を低下させることなく、外
被の端子取出用窓に臨む部分の陰極板に、窓よりも大き
な面積を有して陰極端子をなす耐蝕性金属薄板を設け、
窓と対応した陰極板の反応内側面には窓と同等あるいは
それよりも大きな面積をもった電解液遮蔽用のマスク層
を設けたので、端子取出部の陰極板の消耗を防止して、
この部分からの電解液の漏出をなくすとともに、耐蝕性
金属薄板からなる陰極端子を用いた場合でも、これと陰
極板との間に生じる局部電池に起因したガス発生をなく
して電池の膨れを防止するという利点がある。
第１図、第２図はこれまでの扁平電池の一部断面図、第
３図は本考案の実施例における扁平形電池の一部断面図
である。 １．２・・・・・・外被、３，４・・・・・・端子取出
用窓、５・・・・・・陰極亜鉛、６・・・・・・セパレ
ータ、７・・・・・・陽極合剤、１０・・・・・・耐蝕
性金属薄板、１１・・・・・・マスク層。
３図は本考案の実施例における扁平形電池の一部断面図
である。 １．２・・・・・・外被、３，４・・・・・・端子取出
用窓、５・・・・・・陰極亜鉛、６・・・・・・セパレ
ータ、７・・・・・・陽極合剤、１０・・・・・・耐蝕
性金属薄板、１１・・・・・・マスク層。
Claims (2)
- （１）陰極板の外被に設けた端子取出用窓に臨む部分に
、前記窓よりも大きな面積を有しかつ陰極端子をなす耐
蝕性金属薄板を設け、前記窓と対応した陰極板の反応内
側面には、前記窓と同等あるいはそれよりも大きな面積
をもった電解液遮蔽用のマスク層を設けたことを特徴と
する扁平電池。 - （２）マスク層が、液不浸透性の樹脂塗膜あるいはフィ
ルムからなる実用新案登録請求の範囲第１項記載の扁平
電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14500678U JPS594540Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | 扁平電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14500678U JPS594540Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | 扁平電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5560662U JPS5560662U (ja) | 1980-04-24 |
| JPS594540Y2 true JPS594540Y2 (ja) | 1984-02-09 |
Family
ID=29124151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14500678U Expired JPS594540Y2 (ja) | 1978-10-20 | 1978-10-20 | 扁平電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS594540Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-20 JP JP14500678U patent/JPS594540Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5560662U (ja) | 1980-04-24 |
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