JPS594535Y2 - 回路しや断器 - Google Patents
回路しや断器Info
- Publication number
- JPS594535Y2 JPS594535Y2 JP497779U JP497779U JPS594535Y2 JP S594535 Y2 JPS594535 Y2 JP S594535Y2 JP 497779 U JP497779 U JP 497779U JP 497779 U JP497779 U JP 497779U JP S594535 Y2 JPS594535 Y2 JP S594535Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable contact
- movable
- contact
- torsion spring
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は可動接触子に対し、平行導体を備え、大電流に
より可動接触子を瞬時に開極するように構成された回路
しゃ断器に関するものである。
より可動接触子を瞬時に開極するように構成された回路
しゃ断器に関するものである。
可動接触子と平行導体との間の電磁反発力により大電流
の流れた際瞬時に開極して限流しゃ断をするしゃ断器の
可動接触子は、列外し装置が列外される前に開極距離が
大きく取れることが限流しゃ断効果を有利にする条件で
ある。
の流れた際瞬時に開極して限流しゃ断をするしゃ断器の
可動接触子は、列外し装置が列外される前に開極距離が
大きく取れることが限流しゃ断効果を有利にする条件で
ある。
列外し装置が列外される前に開極距離を大きく取れると
いうことは、可動子腕に対し、可動接触子の開極方向の
回動自由角か゛大きいということになるが、一般にはワ
イプばねが開極方向の回動を制限して回動自由角を大き
く取れない。
いうことは、可動子腕に対し、可動接触子の開極方向の
回動自由角か゛大きいということになるが、一般にはワ
イプばねが開極方向の回動を制限して回動自由角を大き
く取れない。
それを解決する方法として、従来一般には第1図のよう
に、可動子腕1に引張りばね2aの一端の支点3aを係
合させ引張りばね2aの他端の支点4aを可動接触子5
の一部に係合させ、支点3a、4aの中間位置に、可動
子腕に支持された可動接触子の回動軸6を設けるという
装置が用いられている。
に、可動子腕1に引張りばね2aの一端の支点3aを係
合させ引張りばね2aの他端の支点4aを可動接触子5
の一部に係合させ、支点3a、4aの中間位置に、可動
子腕に支持された可動接触子の回動軸6を設けるという
装置が用いられている。
この装置では可動動子腕に対する可動接触子の回動自由
角を大きく取れるという点で優れ、更に引張りばねの支
点3a、4aおよび可動接触子の回動軸6が直線上に並
ぶ前後で引張りばね2aが可動接触子5に与える回転力
の方向が逆転するというトグル機構となっているため、
電磁反発力により可動接触子5が回動した後、引張りば
ね2aによる回転力の方向が逆転して可動罰虫子を開極
状態に保ち、再点弧、再発弧を防止する点でも非常に優
れているが、可動接触子が固定接触子7に接触した後、
さらにワイプが増大するように可動子腕を固定接触子方
向に回動させると、引張りは゛ね2aの力の方向と引張
りは゛ね2aの可動接触子に設けられた支点と可動接触
子の回動軸6とを結ぶ直線方向の角度が減少し、モーメ
ントが小さくなって接触圧力が減少するため、接触圧力
が不安定になりやすい欠点があり、更に引張りばね2a
の可動接触子の支点4aが、可動接触子の回動軸6より
もアークの発生する接点8の近くにあるため、大電流し
ゃ断時アークの熱による損傷を受は易いという欠点があ
った。
角を大きく取れるという点で優れ、更に引張りばねの支
点3a、4aおよび可動接触子の回動軸6が直線上に並
ぶ前後で引張りばね2aが可動接触子5に与える回転力
の方向が逆転するというトグル機構となっているため、
電磁反発力により可動接触子5が回動した後、引張りば
ね2aによる回転力の方向が逆転して可動罰虫子を開極
状態に保ち、再点弧、再発弧を防止する点でも非常に優
れているが、可動接触子が固定接触子7に接触した後、
さらにワイプが増大するように可動子腕を固定接触子方
向に回動させると、引張りは゛ね2aの力の方向と引張
りは゛ね2aの可動接触子に設けられた支点と可動接触
子の回動軸6とを結ぶ直線方向の角度が減少し、モーメ
ントが小さくなって接触圧力が減少するため、接触圧力
が不安定になりやすい欠点があり、更に引張りばね2a
の可動接触子の支点4aが、可動接触子の回動軸6より
もアークの発生する接点8の近くにあるため、大電流し
ゃ断時アークの熱による損傷を受は易いという欠点があ
った。
それで可動子腕1にトーションばね2bの支持軸3bを
設は可動子腕1に設けられた可動接触子5の回動軸6と
前記トーションばねの支持軸3bの中間位置において、
可動接触子5とトーションばね2bの一端を係合させた
ものである。
設は可動子腕1に設けられた可動接触子5の回動軸6と
前記トーションばねの支持軸3bの中間位置において、
可動接触子5とトーションばね2bの一端を係合させた
ものである。
この方法では、可動接触子5の回動角が小さいときは、
トーションばね2bの一端と可動接触子との保合部4b
をトーションばねの押す力の方向が、保合部4bの回動
方向におよそ一致しているため可動接触子5の回動角度
と接触圧はほぼ比例するが、可動接触子5の回動角が大
きくなると、トーションばねの保合部4bを押す方向が
保合部4bの回動方向と大きく異なってくるため、可動
接触子の回転力が弱くなり、ついには逆転する。
トーションばね2bの一端と可動接触子との保合部4b
をトーションばねの押す力の方向が、保合部4bの回動
方向におよそ一致しているため可動接触子5の回動角度
と接触圧はほぼ比例するが、可動接触子5の回動角が大
きくなると、トーションばねの保合部4bを押す方向が
保合部4bの回動方向と大きく異なってくるため、可動
接触子の回転力が弱くなり、ついには逆転する。
したがってこの方法では、接触圧力が安定し、しかもば
ね2bが可動子腕1の中に納まるためアークの熱による
ダメージも受けにくい点で改良されている。
ね2bが可動子腕1の中に納まるためアークの熱による
ダメージも受けにくい点で改良されている。
しかし、このような構成のものでは、ばねによる可動接
触子の回転力の方向が逆転するためには、可動接触子の
回転角が大きく必要であり、大型の回路しゃ断器では、
可動接触子の回転角が小さいために実用的でないという
欠点があった。
触子の回転力の方向が逆転するためには、可動接触子の
回転角が大きく必要であり、大型の回路しゃ断器では、
可動接触子の回転角が小さいために実用的でないという
欠点があった。
そこで、本考案では、接触子に接触圧力を出す可動接触
子のワイプする回動角領域では接触圧力を安定して供給
するような回転力を可動接触子に与え、短絡時の大電流
による電磁反発力によって大きく回動するときには速や
かに回転力の方向が逆転するという特性を回転角の小さ
い場合でも持ち得る可動接触部を提供することを目的と
する。
子のワイプする回動角領域では接触圧力を安定して供給
するような回転力を可動接触子に与え、短絡時の大電流
による電磁反発力によって大きく回動するときには速や
かに回転力の方向が逆転するという特性を回転角の小さ
い場合でも持ち得る可動接触部を提供することを目的と
する。
本考案を図を用いて説明する。
第3図は本考案による回路しゃ断器の接触部の一例を示
すもので投入した状態である。
すもので投入した状態である。
第4図はその平面図である。固定側接触部の導体7と可
動接触子5とは、投入時電流が逆向きに流れるように対
向している。
動接触子5とは、投入時電流が逆向きに流れるように対
向している。
可動接触子6は可動子腕1に軸6により回動自在に支持
されている。
されている。
トーションばね2Cは可動子腕1に固定された軸3Cに
より支持され、一端は可動子腕1に固着したシャフトに
係合し、他端は可動接触子5の一部に設けられた突起4
Cに係合している。
より支持され、一端は可動子腕1に固着したシャフトに
係合し、他端は可動接触子5の一部に設けられた突起4
Cに係合している。
可動接触子の突起4Cに係合している側のトーションは
゛ね2Cの一端はその湾曲部9よりへの字に曲げてあり
、可動子腕1が図示されない回路しゃ断器の機構の引き
はずされない状態で1定されているとき、可動接触子5
が開極し、充分開極距離をとれたときトーションばねの
一端のへの字に曲がった湾曲部9と可動接触子の突起4
Cが係合するようにしである。
゛ね2Cの一端はその湾曲部9よりへの字に曲げてあり
、可動子腕1が図示されない回路しゃ断器の機構の引き
はずされない状態で1定されているとき、可動接触子5
が開極し、充分開極距離をとれたときトーションばねの
一端のへの字に曲がった湾曲部9と可動接触子の突起4
Cが係合するようにしである。
本考案によれば、第3図のように投入した状態ではばね
2Cが突起4Cに与える力Fbの方向と、突起4Cの回
動方向とがほぼ一致しているため接触子5の回動力Fa
は、ばねにより与えられる力Fbとほぼ一致し、ばねの
力は接触圧力に有効に働く。
2Cが突起4Cに与える力Fbの方向と、突起4Cの回
動方向とがほぼ一致しているため接触子5の回動力Fa
は、ばねにより与えられる力Fbとほぼ一致し、ばねの
力は接触圧力に有効に働く。
しかも、可動接触子5が若干開離方向に回動すると、ば
ねの力Fbは若干増加するが、その方向と突起4Cの回
動方向との角度eも若干症がるため、接触子5の回動力
Faはあまり変化しない。
ねの力Fbは若干増加するが、その方向と突起4Cの回
動方向との角度eも若干症がるため、接触子5の回動力
Faはあまり変化しない。
FaFb cosθで与えられる。
開極距離が充分に開いた状態である第5図では、突起4
Cとばね2Cの係合部はばねのへの字に曲がった湾曲部
9で係合しているため、ばねの力Fbの方向は大きく変
化して突起4Cの回動方向に対し90°以上開いて接触
子の回動力Faの方向が逆転し、可動接触子はばねの力
で開くことになる。
Cとばね2Cの係合部はばねのへの字に曲がった湾曲部
9で係合しているため、ばねの力Fbの方向は大きく変
化して突起4Cの回動方向に対し90°以上開いて接触
子の回動力Faの方向が逆転し、可動接触子はばねの力
で開くことになる。
それに比較し、第6図のように従来のものでは、ばねの
接触子との係合部は真直なため、同じ開極距離間いても
可動接触子5はばねの力で閉じる方向に働いている。
接触子との係合部は真直なため、同じ開極距離間いても
可動接触子5はばねの力で閉じる方向に働いている。
以上のように、本考案によれば従来の同様の方式による
ものよりも、トーションばね2Cによる力が接触子5に
与える駆動方向の逆転の時期を早めることができるため
、回路しゃ断器の機構が列外される前に、電流による電
磁反発力で可動接触子が開いた後、電流値の減少と対向
する導体の間隔が大きくなるため、電磁反発力が弱くな
っても開極距離を維持することが容易になる。
ものよりも、トーションばね2Cによる力が接触子5に
与える駆動方向の逆転の時期を早めることができるため
、回路しゃ断器の機構が列外される前に、電流による電
磁反発力で可動接触子が開いた後、電流値の減少と対向
する導体の間隔が大きくなるため、電磁反発力が弱くな
っても開極距離を維持することが容易になる。
したがって比較的小さな電流でもしゃ断することが容易
になり、しかも再点弧、再発弧の機会も減少する。
になり、しかも再点弧、再発弧の機会も減少する。
更に他の効果として大型の回路しゃ断器では必要とする
開極距離に比べ可動接触子の長さが長くなるため、しゃ
断時の接触子の回動角が小さくなる。
開極距離に比べ可動接触子の長さが長くなるため、しゃ
断時の接触子の回動角が小さくなる。
たとえば、第6図のように従来の方式によるものでは、
開極距離は図示程度で充分だとしてもばねの力による回
動力Faはまだ逆転していないために、Faの方向を逆
転するためには更に回動角を大きくする必要があるが、
そうすると、しゃ断器の形状が大きくなるという欠点が
ある。
開極距離は図示程度で充分だとしてもばねの力による回
動力Faはまだ逆転していないために、Faの方向を逆
転するためには更に回動角を大きくする必要があるが、
そうすると、しゃ断器の形状が大きくなるという欠点が
ある。
しかし第5図のような、本考案によれば同じ開極距離で
も既に力Faの方向が逆転しているため、これで開極距
離が充分にとれていれば、これ以上可動接触子を回動す
る必要がないため、従来の方式のものより小型にしても
同様の性能を得ることができるという利点がある。
も既に力Faの方向が逆転しているため、これで開極距
離が充分にとれていれば、これ以上可動接触子を回動す
る必要がないため、従来の方式のものより小型にしても
同様の性能を得ることができるという利点がある。
第1図及び第2図は従来の接触部の側面図、第3図は本
考案による一実施例の側面図、第4図は平面図、第5図
は側面図、第6図は従来の接触部側面図である。 1・・・・・・可動子腕、2a・・・・・・引張りばね
、2b、2C2d・・・・・・トーションばね、4 b
、4 C・・・・・・係合部、5・・・・・・可動接
触子、6・・・・・・回動軸、9・・・・・・湾曲部。
考案による一実施例の側面図、第4図は平面図、第5図
は側面図、第6図は従来の接触部側面図である。 1・・・・・・可動子腕、2a・・・・・・引張りばね
、2b、2C2d・・・・・・トーションばね、4 b
、4 C・・・・・・係合部、5・・・・・・可動接
触子、6・・・・・・回動軸、9・・・・・・湾曲部。
Claims (1)
- 可動接触子に対し、平行導体を備え、大電流により前記
可動接触子と前記平行導体の間に電磁反発力を生ぜしめ
て瞬時に開極することを可能とした回路しゃ断器におい
て、可動子腕にトーションばねの軸を設け、前記トーシ
ョンばねの軸とは別に可動子腕に支持された可動接触子
の回動軸を設は前記トーションばねの一端の支点を可動
子腕に係合させ、他端の支点をトーションばねの軸と可
動接触子の回動軸との中間位置において可動接触子と係
合させ、可動接触子が可動子腕に対し、固定接触子より
開離方向に回動した後に可動接触子に係合する前記トー
ションばねの一端を、彎曲させたことを特徴とする回路
しゃ断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP497779U JPS594535Y2 (ja) | 1979-01-22 | 1979-01-22 | 回路しや断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP497779U JPS594535Y2 (ja) | 1979-01-22 | 1979-01-22 | 回路しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55106953U JPS55106953U (ja) | 1980-07-26 |
JPS594535Y2 true JPS594535Y2 (ja) | 1984-02-09 |
Family
ID=28810420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP497779U Expired JPS594535Y2 (ja) | 1979-01-22 | 1979-01-22 | 回路しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594535Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5986635U (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-12 | 三菱電機株式会社 | 回路しや断器の開閉装置 |
-
1979
- 1979-01-22 JP JP497779U patent/JPS594535Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55106953U (ja) | 1980-07-26 |
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