JPS5824363Y2 - 回路しゃ断器用引外し装置 - Google Patents

回路しゃ断器用引外し装置

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JPS5824363Y2
JPS5824363Y2 JP1977089017U JP8901777U JPS5824363Y2 JP S5824363 Y2 JPS5824363 Y2 JP S5824363Y2 JP 1977089017 U JP1977089017 U JP 1977089017U JP 8901777 U JP8901777 U JP 8901777U JP S5824363 Y2 JPS5824363 Y2 JP S5824363Y2
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JP
Japan
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lever
tripping
latch
circuit breaker
shaft
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JP1977089017U
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JPS5415265U (ja
Inventor
英雄 林
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富士電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回路しゃ断器用引外し装置の改良に関する。
一般に回路しゃ断器が投入された後のしゃ断器の引外し
装置は、通電による電磁力に打勝ってしゃ断器の接点に
接触圧力を与えしゃ断器を閉路状態に保持するとともに
、必要な時は閉路状態は勿論投入過程中といえども機構
部分の摩擦力や粘性力に打勝って速かに開路できるよう
準備されていなければならない。
第1図および第2図は従来の回路しゃ断器用引外し装置
の原理図で何れもしゃ断器の閉路状態を示しである。
これら引外し装置の基本構成は、引外しレバーに働く荷
重に対し、1個または2個の中間レバーとばねを使って
力の平衡をとって、各部の摩擦力の低減を図り、これを
熱動または電磁力などによりレバーを引外すように装備
したラッチによって支えている。
第1図において1は固定接触子、2は可動接触子で基部
を絶縁軸3に枢着し、トグルリンク装置4を介して開閉
機構の軸5を支点とするレバー6に連結しである。
トグルリンク装置4の屈曲軸7と図に示してない操作ハ
ンドルとの間には抗張ばね8が張架しである。
9は中間レバーで引外しばね10により軸11を支点と
して時計方向に回動するよう付勢されているが、一端を
軸11の直上で引外しレバー6の遊動端6aに係合し、
他端は回路の過電流により時計方向に回動するように装
備したラッチ12により支えられている。
回路に過電流が流れるとラッチ12は時計方向に回動し
て中間レバー9との係合を解き、さらにレバー9と引外
しレバー6との保合を解く。
かくして引外しレバー6は反時計方向に回動しトグルリ
ンク装置4が崩れて逆く字形に折れ可動接点2を引上げ
回路をしゃ断する。
しかし、短絡時のように回路に大電流が流れた場合、接
点間に大きな電磁反撥力が発生し、さらに接点が僅か開
いた瞬間にはアークによる内圧上昇なども加わって可動
接触子は大きな力で上方に押上げられ列外しレバー6は
トグルリンク装置4を介して反時計方向に回動しようと
して中間レバー9との係合部6aに大きな接触圧を与え
大摩擦力を生じて列外し不可能になることがある。
この場合、列外しばね10の張力を大きくすれば列外し
直後のレバー9の回動速度は早くなるが、保合部6aが
軸11の直上にあるため列外しレバー6の接触圧による
摩擦力に対する効果は少なく、逆にレバー9とラッチ1
2との接触圧が大きくなる欠点がある。
第2図においては、列外しレバー6の反時計方向の回動
力を2個の第ルバー13および゛第2レバー14で受け
、それぞれの軸16および17を支点とした時計方向の
回動力に変換し、この回動力をそれぞれの復帰ばね18
および19で逓減し、ラッチ12で受けている。
この構成では第ルバー13と第2レバー14のピン15
との間および第2レバー14とラッチ12との接触面が
常時復帰ばワ18および19の張力により小さくしであ
るからこれらの間の摩擦力は小さい。
しかし、第ルバー13には復帰ばね18により反時計方
向の回動力が与えられているため、列外しレバー6と第
ルバー13との係合部の接触圧は大きく摩擦力も大きい
したがって短絡電流のような大電流に対しては第1図に
示す機構と同様に列外し不能になることがある。
本考案は上記従来の欠点を除き、通常の過負荷電流は勿
論短絡電流のような大電流に対しても列外し動作を確実
にするとともに、各部の摩擦係数を低く押えるための特
別加工を不要とすることを目的としている。
上記目的を遠戚するため本考案は、トグルリンク装置に
連結した列外しレバーの遊動端をこれに隣接し回動自在
に軸支された第ルバーの一端に係合させ、この第ルバー
の他端をさらにこれに隣接し回動自在に軸支された第2
レバーの一端に係合させ、この第2レバーの他端である
遊動端をラッチにより支え、これら第ルバーおよび第2
レバーはともに前記列外しレバーと逆方向に回動するよ
うにそれぞればねで付勢され、前記第ルバーと第2レバ
ーとの係合部は前記両軸支部を結ぶ直線の略延長線上に
存在し、かつこの保合部より第ルバーの軸支部側で前記
ばねの1つを第ルバーに作用させ、しかも、この保合部
と第2レバーの軸支部までの長さはこの軸支部と第2レ
バーの遊動端までの長さより短かく構成している。
以下、本考案の実施例を図面を基に詳細に説明する。
第3図において1は固定接触子、2は可動接触子で基部
を絶縁軸3に枢着し、トグルリンク装置4を介して開閉
機構の軸5を支点とする列外しレバー6に連結しである
トグルリンク装置4の屈曲軸7と図に示してない操作ハ
ンドルとの間には抗張ばね8が張架しである。
20は第ルバーで一端はその軸22の直上よりも列外し
レバー6側に片寄った個所で列外しレバー6の遊動端6
aに係合し、他端は第2レバー21の切欠き21 aに
係合している。
この第ルバー20は軸22を支点として時計方向に回動
するようにばね24により付勢されている。
第2レバー21はその軸23と第ルバー20の軸22と
の略延長線上に切欠き21 aを設け、この切欠き21
aで第ルバー20を支えるとともに一端を回路の過電
流により時計方向に回動するよう装備したラッチ12に
より支えられている。
この第2レバー2]はばね25により時計方向に回動す
るよう付勢されている。
回路に過電流が流れるとラッチ12は熱動または電磁力
により時計方向に回動し、第2レバー21の支えを解く
したがって、第2レバー21は時計方向に回動し、同時
に第ルバー20も時計方向に回動して列外しレバー6と
の係合を解く。
かくして列外しレバー6は反時計方向に回動し、トグル
リンク装置4が崩潰して可動接点2が開きしゃ断を行う
回路に短絡などによる大電流が流れた場合、可動接触子
は前記したような大きな力で上方に押上げられ列外しレ
バー6はトグルリンク装置4を介して反時計方向に回動
しようとして第ルバー20との係合部6aに大きな接触
圧を与える。
しかし本考案による列外し機構は従来のものと異なり接
触圧の大小にかかわらず摩擦力は極めて小さい。
以下、この点について説明する。
上記列外し装置において、第ルバー20はばね24によ
り時計方向に回動するよう付勢されているか′、第ルバ
ー20の軸22と第2レバー21との係合部21 aは
軸22とばね24の動作点より長いため梃子の原理によ
り第2レバー21に与える回動力は余り大きくない。
しかも軸23と切欠き21aとの間の長さは軸23とラ
ッチ12との間の長さに比し短いから第ルバー20の回
動力がラッチ12に伝わる接触圧は小さくなる。
したがって、第2レバー21とラッチ12との接触圧は
ばね25による接触圧が主である。
つぎに第2レバー21の切欠き部21 aにおける第ル
バー20との係合関係は、ラッチ12が第2レバー21
の拘束を解いた瞬間、第2レバー21が時計方向に回動
すると第ルバー20も同時に時計方向に回動し、両レバ
ーの接触部が殆んど同じ方向に回動するため、摩擦力は
非常に小さい。
かくして第ルバー20はばね24の回動力により高速で
時計方向に回動する。
また、引外しレバー6と第ルバー20との係合部6aは
第ルバー20の軸22より引外しレバー6側にあるから
この保合部は共に格上前に動き引外し易く、たとえ大電
流により引外しレバー6の反時計方向の回動力が大きく
とも保合部には大きな摩擦力を発生せず引外しは円滑に
行われる。
第3−1図はラッチ12と第2レバー21との保合が解
けてトップ動作した状態を示している。
図においてトリップ動作は各部材が■→■→■→■の順
序で各矢印の方向に回動することによって行なわれる。
次に第3−2図にリセット動作を示す。
図において図示しないハンドル操作によって引外しレバ
ー6を時計方向に回動すると引外しレバーの先端6bは
第ルバー20の突起20 aを押圧するため第1のレバ
ー20は反時計方向に回動してその他端20 bが第2
のレバー21の切欠き22 a部の突起21 bを押圧
する。
従って第2のレバー21も反時計方向に回動しその先端
21 Cがラッチ12を−たん乗り越えるがラッチは図
示しないばねにより時計方向に回転が付勢されているの
で再び係合しOFF状態に復帰する。
つまりリセット動作は図において各部材が■→■(→■
)→■→■の順序で各矢印の方向に回動することによっ
て行なわれる。
その後図示しないハンドル操作により回路しゃ断器を投
入すれば第3図に示す状態(ON)になる。
第4図は本考案の一実施例を示したもので(第3図に対
応する部分には同一符号を付しである)、ラッチ12は
バイメタルにより時延引外しを、電磁力により瞬時用外
しを行うため時計方向に回動するように構成しである。
また、ばね24および25はねじりコイルばねを各レバ
ーの軸に装着しであるが、引外し動作は第3図の原理図
に示すものと全く同じで゛ある。
本考案によればレバーとばねとの組合せおよびレバーの
回動軸と係合部との係置決めにより各保合部の接触圧を
低減するとともに、保合部の回動方向を配慮するなど摩
擦係数に関係なく、各係合部の摩擦力を極力低減するこ
とにより、引外しレバーの動作が確実になった。
また、各保合部は摩擦係数にとられれることがないので
、これを低減するための特殊加工を省き安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の引外し装置の原理図、第3
図は本発明による引外し装置の原理図、第3−1図は第
3図に示す引外し装置のトリップ状態の原理図、第3−
2図は第3図に示す引外し装置のリセット状態の原理図
、第4図は本発明による引外し装置を備えた回路しゃ断
器の側面図である。 1・・・・・・固定接触子、2・・・・・・可動接触子
、4・・・・・・トグルリンク装置、6・・・・・・引
外しレバー、12・・・・・・ラッチ、20・・・・・
・第ルバー、21・・・・・・第2レバー、21a・・
・・・・切欠き、22・・・・・・第ルバーの軸(支点
)、23・・・・・・第2レバーの軸(支点)、24.
25・・・・・・ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の接触子、この接触子を開閉するためのトグルリン
    ク装置、このトグルリンク装置に作動的に連結した引外
    しレバーおよび過電流によりこの引外しレバーを自動的
    に釈放して前記トグルリンク装置の崩潰を起こさせるた
    めのラッチを備えた回路しゃ断器において、前記引外し
    レバーの遊動端をこれに隣設し回動自在に軸支された第
    ルバーの一端に係合させ、この第ルバーの他端をさらに
    これに隣設し回動自在に軸支された第2レバーの一端に
    係合させ、この第2レバーの他端である遊動端を前記ラ
    ッチにより支え、これら第ルバーおよび第2レバーはと
    もに前記引外しレバーと逆方向に回動するようにそれぞ
    ればねで付勢され、前記第ルバーと第2レバーとの保合
    部は前記両軸支部を結ぶ直線の略延長線上に存在し、か
    つこの保合部より第ルバーの軸支部側で前記ばねの1つ
    を第ルバーに作用させ、しかも、この保合部と第2レバ
    ーの軸支部までの長さはこの軸支部と第2レバーの遊動
    端までの長さより短かく構成したことを特徴とする回路
    しゃ断器用引外し装置。
JP1977089017U 1977-07-05 1977-07-05 回路しゃ断器用引外し装置 Expired JPS5824363Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5415265U JPS5415265U (ja) 1979-01-31
JPS5824363Y2 true JPS5824363Y2 (ja) 1983-05-25

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ID=29016038

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742289Y2 (ja) * 1976-08-11 1982-09-17
JPS6332623Y2 (ja) * 1980-11-12 1988-08-31
JPS62259517A (ja) * 1985-10-26 1987-11-11 岩崎 博夫 観賞用瓶入り着色リンゴ栽培用容器を用いて観賞用瓶入り着色リンゴを栽培する方法
JPS6441252U (ja) * 1987-09-07 1989-03-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4529934Y1 (ja) * 1967-04-28 1970-11-17

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JPS4529934Y1 (ja) * 1967-04-28 1970-11-17

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