JPS5944749B2 - ガス拡散電極 - Google Patents

ガス拡散電極

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JPS5944749B2
JPS5944749B2 JP51013273A JP1327376A JPS5944749B2 JP S5944749 B2 JPS5944749 B2 JP S5944749B2 JP 51013273 A JP51013273 A JP 51013273A JP 1327376 A JP1327376 A JP 1327376A JP S5944749 B2 JPS5944749 B2 JP S5944749B2
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sheet
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晋作 多田
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なかつ改良されたガス拡散電極の構造お
よびそのような構造を形成する方法に関するものである
更に詳細には、良好な撥水性、電子伝導性、機械的強度
およびガス透気性を有する基板と、その上に積層又は塗
布された触媒物質と結合剤の層より成る改善されたガス
拡散電極の構造および製造法に関するものである。ガス
拡散電極は、できるだけ少ない触媒量で高度な性能およ
び寿命特性を有することが必要であり、この目的達成の
ため、反応物質や生成物質をきわめて容易に通過させ、
しかも電解液に対して著しく濡れにくい電子伝導性の基
板と、その上に積層又は塗布された触媒物質と結合剤の
層より成る所謂二重層電極構造体が考えられてきた。
それ故このような構造を有する電極における電極基板は
、反応物質や生成物質の移動や電子の伝導、および三相
界面の安定化に対して重要な役割を果たし、反応物質や
生成物質のすみやかな移動が妨げられた結果生じる濃度
分極や、電子伝導性の低下による抵抗分極、および寿命
特性に対して著しい影響を及ぼし、反応の活性点を形成
する触媒層に劣らず重要な電極構成要素である。従来、
このような機能を有する電極基板として、多孔性グラフ
ァイト板やさらには活性炭やグラファイト粒子をフッ素
樹脂で結合したシート状物が用いられてきた。
多孔性グラファイト板は、それ自体極めて通気性がよく
、又電子伝導性も良好であるが、電池本体を小型化、軽
量化させるために必要とされる電極の薄層化に対しては
、大きな欠点を有する。即ち、このような多孔性グラフ
ァイト板を薄層化すれば、極めて機械的強度の弱いもの
となり、触媒層の圧着や電池内への組みこみなどの操作
に耐えがたく、薄層化加工時の材料の歩留まりも不良で
あり、さらに大面積の部品を作ることは不可能に近い。
又、活性炭やグラファイト粒子などの粒子状導電性材料
をフッ素樹脂で結着したシート状物は、薄層化に対して
ほぼ満足すべき機械的強度を有しているが、電子の伝導
性とガスの透気性が不足することが多い。そのため、フ
ッ素樹脂、粒子状導電性材料以外に適当な造孔剤を含む
シート状物を形成させた後、造孔剤を除去する等の多孔
化処理などが試みられているが、それによる電子伝導性
の低下および機械的強度の低下はさけられない。更に上
記の欠点を解決するため、繊維状構造体を有するシート
状構造物、例えば撥水処理した炭素繊維不織布や織物あ
るいは炭素繊維とポリ−4−フツ化エチレン繊維の混抄
紙を電極基板として用いることが試みられている。これ
らのシート状構造物は、電子伝導性、ガス透気性および
機械的強度において優れた特性を示すものであるが、本
来繊維と繊維の粗いからみ合いから成るので、空隙の寸
法にムラがあり、そのため撥水性粒子の均一分散が達成
されているとは言い難い。本発明の目的は、これらの問
題を解決し、良好な電子伝導性、ガス透気性と充分な撥
水性を有し、かつ機械的な強度においても優れた、薄層
化が容易で、かつ大型化と量産化に適した電極基板を提
供することにある。
更にはかかる電極基板と一体化された触媒層より成る高
性能かつ優れた寿命特性を有するガス拡散電極を提供す
ることにある。このような目的は、微細炭素繊維を少な
くとも20重量%含む炭素材料、例えばグラフアイト、
活性炭やアセチレンブラツク、およびこれらの混合物を
フツ素樹脂で結着せしめたシート状物を電極基板とする
ガス拡散電極において達成される。ここで炭素繊維とは
、レーヨン繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維などの高
分子繊維を焼成して、繊維の形状を保持させて炭化した
ものや、融解したピツチ状物を溶融紡糸し、酸化処理、
焼成などの工程を経て製造された炭素繊維が含まれる。
微細炭素繊維は、上記の炭素繊維をボールミル、ミキサ
ーやリフアイナ一、その他のヵッテイングッールによっ
て切断したもので、特に好ましくは特公昭57−292
19(特願昭49−33455)によつて微細化したも
のであつて、一般に繊維の長さについてはかなり大きな
分布を有しているが、断面積や直径の大きさの分布はそ
れに比べると極めて小さく、グラフアイト、活性炭やア
セチレンプラツクのような粒子状炭素材料とは明確に区
別されうる。本発明において著しい効果を生み出させる
ためには、上に述べた微細炭素繊維の一般的な形状特性
以外に、繊維長L、直径Dとすると、L/Dが10以上
で100以下であることが望ましい。L/D〉100の
炭素繊維が多量に含まれる場合は、炭素繊維どうしのか
らみあいによつて炭素繊維凝集体を形成し、以下に述べ
る本発明の製造法を著しく困難にするばかりでなく、炭
素繊維を含む炭素材料とフツ素樹脂の均一な分散が達成
されえない。
またL/D〈10の場合は、微細炭素繊維の形状が粒子
状に近づき、本発明の目的を達成することは困難になる
。また本発明に用いられる微細炭素繊維の直径について
は一般にL/Dに対する制限ほどきびしい規制はなく、
電極の用途や他成分との組合せ方に応じて種々の値のも
のが用いられるが、この値があまりに大きすぎると均一
性や補強効果の点、また薄膜状シートが得難くなるなど
不都合な問題が生じやすい。
一般にDの値としては30μ以下、とくに好ましくは1
5μ以下の範囲にあるのがよい〜 以下に、新規なかつ改良されたガス拡散電極構造体の製
造法について述べる。
ポリ−4フツ化エチレンや4フツ化エチレンと6フツ化
プロピレンとの共重合物、ポリ−3フツ化−1塩化エチ
レンのようなフツ素樹脂は、適当な助剤とともにシュア
一を与えると、極めて簡単に繊維化を起こすことはよく
知られている。10〈L/Dく100の微細炭素繊維を
少なくとも20重量%を含む、グラフアイト、活性炭や
アセチレンブラツク、あるいはこれらの混合物から成る
炭素材料に対して、5〜50重量%のフッ素樹脂を、流
動バラフィン、グリセリン、イソプロピルアルコール、
ポリエチレングリコール等を含む助剤を添加して、シュ
ア一をかけながら混練することによつて軟体塊状物とし
、圧延工程を経て厚みが0.1〜0.3W!ILのシー
ト状物を形成させる。
かかる混練工程はボールミルやすねりロール、簡単には
乳鉢などを用いて容易に達成され、また圧延工程は、カ
レンダーロール等の二個もしくは一個の回転胴を有する
装置によつて可能であり、実験室的には、タン棒のよう
なロールでシート状物を容易に形成させることができる
。しかる後このシート状物から、適当な有機溶剤、例え
ば四塩化炭素、塩化メチレン、アセトンやアルコール類
もしくは水等で助剤を抽出する。抽出後、乾燥させたり
、必要ならば熱処理によつて、フツ素樹脂を焼結させる
ことが好ましい。特に、フツ素樹脂が焼結しうる温度、
あるいはその温度以下で揮発したり、分解する助剤を用
いれば、上に述べた助剤除去工程と熱処理工程を兼ねる
ことができる。このようにして製造された微細炭素繊維
を少なくとも20重量%を含む炭素材料とフツ素樹脂が
均一かつ複雑に分散したシート状物の上に、電極触媒と
結着剤から成る触媒層を付着させてガス拡散電極とする
。触媒層の付着のさせ方については種々の方法が考えら
れるが、好ましいものとして、触媒を担持した活性炭や
、白金黒などの金属微粒子を含む反応活性物質を、5〜
50重量%のフツ素樹脂やポリオレフイン等の結着剤で
結合した触媒層シートを、前記の電極基板に圧着あるい
は加熱融着させる方法、あるいは上記の触媒を含む反応
活性物質とフツ素樹脂等の結着剤を含む分散液をスプレ
ーガンなどでスプレーしたり、適当なハケでぬるような
やり方で塗布する方法がある。更に合理化された方法と
しては、上記の助剤を含んだままの電極基板と、電極反
応活性物質とフツ素樹脂を助剤とともに混練・圧延した
助剤を含んだまま0触媒層シートを重ね合せ、同時に圧
延・した後、適当な方法で助剤を除去し、必要ならば熱
処理を行つてガス拡散電極を製造する方法がある。
このような方法によつて製造されたガス拡散電極の特徴
は、電極基板と触媒層の同時圧延によるため、電極基板
と触媒層を単独に製造した場合に比べ、電極基板と触媒
層を均一に薄層化させることが可能なことである。微細
炭素繊維を含む炭素材料を前記のごとくフツ素樹脂で結
着せしめたシート状物において、微細炭素繊維はシート
状物の補強剤として働くのみならず、粒子状炭素材料と
相互にそれらと接触して存在し、粒子状炭素材料間を電
気的に接続するとともに、粒子状炭素のまわりに閉じて
存在していた空孔が、お互いに連通させられて、ガスの
透気性をよくする方向に作用する。
したがつて、微細炭素繊維の添加量には下限が存在し、
−通常補強的に用いられる場合に比べてより多量の微細
炭素繊維が必要となる。本発明の効果を生じさせるため
には、10くL/Dく100なる微細炭素繊維を少なく
とも10重量%以上、好ましくは20重量%以上含む炭
素材料を用いることが必要である。又、このような微細
炭素繊維だけからなる炭素材料を用いても、本発明の効
果は充分発揮されるので、敢えて上限を設定する必要は
ないが、微細炭素繊維の価格が通常の炭素材料、例えば
グラフアイトや活性炭、アセチレンブラツクなどに比べ
て高価であることを考えると、微細炭素繊維の添加量を
必要最小限に抑えることが望ましい。以上述べた本発明
の効果を明確にするため、第1表および第表を用いて説
明する。
第1表は、平均繊維長約100μ、直径7μの微細炭素
繊維をグラフアイト粉末とともに、流動バラフインを助
剤としてポリ−4フツ化エチレンフアインパウダ一で、
本発明の方法に従つて混練・圧延後助剤を四塩化炭素に
よつて抽出した厚みが約200μのシートの?性を示し
たものである。第表は、同様な方法によつて製造された
微細炭素繊維と活性炭粉末から成る炭素材料を、ポリ−
4フツ化エチレンフアインノ9ウダ一で結着した厚みが
約200μのシートの特性を示す。ポリ−4フツ化エチ
レンフアインバウダ一の量は15重量%で一定であり、
微細炭素繊維の量をパラメータとし、全炭素材料に対し
てO′から100重量%まで調整した。シート状物の特
性としては、体積抵抗率およびガス透気度の値を測定し
た。第1表および第表から明らかなごとく、微細炭素繊
維の添加は、従来の炭素粉末だけを用いた場合に比べて
、シート状物の電子伝導性およびガス透過性の著しい向
上を同時にもたらし、従来技術では達成されえなかつた
効果を生み出す。
又、ここで用いた微細炭素繊維は補強剤としての役割を
も担つており、機械的強度を著しく向上させることは言
うまでもない。それ故、最終生産品であるガス拡散電極
の薄膜化を可能にするものであり、装置の小型化、軽量
化に寄与すること大である。更に前記したガス拡散電極
の製法は、容易に大型化され、量産化に適した工程にな
りうるものである。又、微細炭素繊維には、炭素繊維製
造工程中にしばしば発生する炭素繊維のくずが利用でき
るので、長繊維よりなる織物や不織布を用いるよりはる
かに低価格でシート状物を製造できるという利点をも有
している。以上述べたガス拡散電極は、水素を含む燃料
と酸素あるいは空気を酸化剤とする燃料電池の燃料極お
よび酸化剤極の電極として用いることができる。
さらには、空気一亜鉛電池や液体燃料を使用する電池の
空気極や酸化剤極として用いることも可能である。次に
本発明の実施例を示す。
実施例 1 平均繊維長約150μ、直径7μの微細炭素繊維45部
、グラフアイト粉末45部、ポリ−4フツ化エチレンフ
アインパウダ一10部を約400部の流動パラフインを
用いて混練することによつて軟体塊状物を得る。
この軟体塊状物を手製のロールでもつて圧延し、厚みが
約200μのシート状物に成型し、四塩化炭素で流動パ
ラフインを抽出した後、100℃で乾燥することによつ
て電極基板を作製した。これとは別途に、10%の白金
を担持させた活性炭90部とポリ−4フツ化エチレンフ
アインパウダ一10部を用いて、全く同様の製法によつ
て約150μの厚みを有する触媒層シートを作製する。
これらのシートを、100メツシユのSUS製の金網の
上に、触媒層/電極基板/SUSの金網の順に載置し2
5kg/Cdの圧力で圧着する。このようにして作製し
た電極をAとする。比較実施例として、グラフアイト9
0部とポリ−4フツ化エチレンフアインパウダ一10部
より成る厚みが約200μの電極基板と、電極Aと同様
の触媒層および100メツシユのSUSの金網を、触媒
層/電極基板/SUSの金網の順に積層した電極をBと
する。更に厚みが300μの上記と同様の組成を有する
触媒層と100メツシユのSUSの金網だけからなる電
極をCとする。これらの電極の白金の目付量は、AとB
は0.8η/Cd.Cは1.6η/Cdである。これら
A、B、Cの電極の85%リン酸溶液、125℃におけ
る水素極、酸素極および空気極の単板試験より求めた分
極特性を第表に示す。分極特性は水素極については過電
圧0.1Vのときの電流密度で、酸素極と空気極につい
ては過電圧0.2のときの電流密度で表わした。第表よ
り明らかなごとく、水素極、酸素極および空気極とも微
細炭素繊維を含む炭素材料から成る電極Aは、粒子状炭
素材料だけから成る電極Bや、2倍の白金量を有するが
電極基板のない電極Cに比べて、良好な性能を示す。
参考例 1 平均繊維長約2mm、直径7μの炭素繊維45部、グラ
ファイト粉末45部、ポリ−4フツ化エチレンフアイン
パウダ一10部を約400部の流動パラフインを用いて
、実施例1と同様に混練する。
その際、このような長い炭素繊維は、お互いにからみ合
つて凝集体を形成しているので、実施例1に比して入念
に混練を行なわなければならない。炭素繊維が比較的均
一に分散したところで、次にごの分散体を実施例1と同
様のロールでもつて圧延するが、大きな空孔や亀裂のは
いつた不均一なシート状物しか生成しないので、折りた
たんで圧延する操作を繰り返えす。しかしシート状物中
に認められた大きな空孔や亀裂をなくすことができず、
もろいシートしか得られなかつた。実施例 2 平均繊維長約100μ、直径7μの微細炭素繊維42.
5部、グラフアイト粉末21.25部、粉末状活性炭2
1.25部、ポリ−4フツ化エチレンフアインパウダ一
15部を約400部の流動パラフインを用いることによ
つて混練し、実施例1と同様に圧延することによつて厚
み約200μの均一なシート状物を得る。
これとはYll紬に5%の白金を担持させた活性炭90
部とポリ−4フツ化エチレンフアインパウダ一10部を
400部の流動パラフインを用いて、上記と全く同様の
製法によつて厚み約150μのシート状物を成型する。
次に、これら2枚のシート状物を重ね合わせた後、再度
圧延することによつて、厚み約300μの二重層シート
を成型し、四塩化炭素で流動パラフインを抽出した後、
100℃で乾燥、320ラCで焼結をおこないガス拡散
電極とする。白金触媒の目付量は約0.31119/C
FFfであつた。このようにして作製した電極をDとす
る。比較実施例として、電極Dと全く同様の製法によつ
てグラフアイト粉末42,5部、活性炭粉末42.5部
、ポリ−4フツ化エチレンフアインバウダ一15部より
成る電極基板と電極Dと全く同一の組成を有する触媒層
を積層した電極をEとし、又平均繊維長約50μ、直径
7μの微細炭素繊維42.5部、グラフアイト粉末21
.25部、活性炭粉末21.25部、ポリ一4フツ化エ
チレンフアインバウダ一15部より成る電極基板と電極
Dと全く同一の組成を有する触媒層を積層した電極をF
とする。電極E,Fの白金触媒の目付量は約0.3η/
Cdで電極Dと同量である。次にこれらの電極を用いて
、マトリツクス型燃料電池を作動させた。
電解質マトリツクスとしては、フエノール・ホルムアル
デヒド繊維とポリオレフインの微細フィフリルを抄紙の
手法によつて得たシート状物に、85%リン酸を含浸さ
せたものを使用した。同一の組成と構造を有する2枚の
電極の間に、この電解質マトリツクスを触媒層が接する
ように挟持し、さらにその外側から溝を堀つた2枚の樹
脂含浸グラフアイト板で抑え2枚の電極と電解質マトリ
ツクスを固定する。しかる後に片方のグラフアイト板の
溝には水素を、他方に空気を流すことによつて作動せし
・める。作動温度は125℃である。結果を第表に示す
。第表より明らかなごとく、平均繊維長が約150μの
微細炭素繊維を含む炭素材料から成る電極Dは、粒子状
炭素材料だけから成る電極Eに比べて良好な性能を示す
又、平均繊維長約50μの微細炭素繊維を用いた電極F
は、微細炭素繊維の形状が粒子状に近づくため、本発明
の目的は充分に達成されえず、電極Dに比べると性能は
劣る。実施例 3 実施例2の電極Dと同様の電極基板に、白金黒28,1
部、5%白金担持活性炭61.9部、ポリ一4フツ化エ
チレンフアインパウダ一10部より成る触媒層を積層し
た電極をGとする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 10≦L/D≦100(L:繊維長、D:直径)の
    微細炭素繊維を少なくとも20重量%含む炭素材料をフ
    ッ素樹脂で結着せしめたシート状物に、主として電極触
    媒と結着剤から成る触媒層を付着させたことを特徴とす
    るガス拡散電極。 2 10≦L/D≦100(L:繊維長、D:直径)の
    微細炭素繊維を少なくとも20重量%含む炭素材料とフ
    ッ素樹脂を助剤とともに混練・圧延したシート状物に、
    主として電極触媒と結着剤から成る触媒層を付着させ、
    付着させる前、もしくは付着させた後に助剤を除去する
    ことを特徴としたガス拡散電極の製法。
JP51013273A 1976-02-12 1976-02-12 ガス拡散電極 Expired JPS5944749B2 (ja)

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