JPS5944713B2 - テ−プレコ−ダ - Google Patents

テ−プレコ−ダ

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Publication number
JPS5944713B2
JPS5944713B2 JP52073616A JP7361677A JPS5944713B2 JP S5944713 B2 JPS5944713 B2 JP S5944713B2 JP 52073616 A JP52073616 A JP 52073616A JP 7361677 A JP7361677 A JP 7361677A JP S5944713 B2 JPS5944713 B2 JP S5944713B2
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JP
Japan
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lever
rewind
fast
sliding plate
pin
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Expired
Application number
JP52073616A
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English (en)
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JPS547908A (en
Inventor
正章 橋本
利勅 井上
耕一 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP52073616A priority Critical patent/JPS5944713B2/ja
Publication of JPS547908A publication Critical patent/JPS547908A/ja
Publication of JPS5944713B2 publication Critical patent/JPS5944713B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は巻戻し、早送り操作機構を改良したテープレコ
ーダに関するもので、特に構成の簡易化を計つて部品点
数の削減、カセットテープレコーダの薄型化、自動組立
および調整を容易にせんとするものである。
即ち、巻戻し、早送り、レビュー、キューの4つの操作
を1つのレバーで行なえるようにし、かつ巻戻し、早送
り操作はレバーがロックし、レビュー、キュー操作はレ
バーを非ロック状態となすテープレコーダを提供するも
のである。
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の機構を組込んだ超小型カセットテープ
レコーダの機構部全体を示す斜視図であり、A、B、C
の3部より構成されている。即ちAは再生、録音、停止
、エジエクト金床およびその関連部品を設けた操作部で
第1基板1上に、Bは巻戻し、早送り、リール、ブレー
キ、およびその関連部品を設けた動作部で第2基板2上
に、Cはモータ4、キヤプスタン12T)フライホィー
ル5およびその関連部品を設けた駆動部で第3基板3上
にそれぞれ形成されており、第1〜第3の3枚の基板を
積重ね、これらに設けられた結合部dをもつて連結する
ことにより機構部が完成される。第2図は上記の内A部
の平面図であり、録音再生磁気ヘッド6は取付板Tに固
着され、該取付板7は第1摺動板8にその位置が調整可
能に取付けられている。
該第1摺動板8上には前後方向に延びる長孔9,10,
11が形成され、該長孔9,10,11内に上記第1基
板1土に植設されたピン12,13,14が挿入され、
該第1摺動板8が第1基板1上を上記長孔9,10,1
1の長さの範囲内において前後に摺動得るようになつて
いる。以下この摺動方向のうち、下がる方を(−Y)方
向、土がる方を(7)方向と称する。第1摺動板8上に
はピン14が植設され、該ピン14にはピンチローラ1
5が回転自在に装着されたレバー16が回動自在に嵌挿
されている。そして、該ピン14には一端が該レバー1
6に掛止され、他端が再生釦29の支柱17に掛止され
たトーシヨンばね18が取付けられ、該トーシヨンばね
18によつてレバー16が反時計方向に回動力が作用す
るように付勢されているが、常態においてこの回動作用
はレバー16に植設されたピン19と第1摺動板8に形
成された溝孔によつて規制されている。更に、第1摺動
板8には切欠き21が形成され、後述するブレーキレバ
ー22上に植設されたヒソ23が係合されている。また
、第1摺動板8には突出部23,24が形成され、該突
出部23には後述するロツクレバ一25の切欠き26が
、突出部24にはレバー27の切欠き28がそれぞれ係
合可能とされている。第1摺動板8には再生釦29が固
着され、該再生釦29に固着された板ばね30がピン1
2に当接されていることによつて上記第1摺動板8は再
生釦29とともに常時Y方向に付勢されている。第1摺
動板8の上面側には消去磁気ヘツド31が固着された第
2摺動板32が設けられ、該第2摺動板32も上下方向
に延びる長孔33,34が形成され、第1基板1上に植
設されたピン35a,35bにガイドされ、第1摺動板
8と同様にY,Y方向に摺動可能に設けられている。
第2摺動板32の上側には録音釦36が固着されており
、これらは引張コイルばね37によつて常時Y方向に付
勢移動されている。また、該第2摺動板32には垂片3
8が形成され、後述する力セツトテープのフイン検出レ
バー39の切欠き40と係合可能にされている。更に第
2摺動板32の下面側にはレバー27がピン41によつ
て回動自在に取付けられ、上記垂片38との間に懸架し
た引張コイルばね42によつて反時計方向に常時付勢さ
れているが、その回動は該レバー27の突出部43が第
2基板2上に植設された力セツトガイドピン44に当接
されることによつて規制されている。またレバー27に
はピン45が植設され、後述するブレーキ解除レバー4
6の突出部47と係合関係をなすようにされている。第
2摺動板32のガイドピン35aの下側にはそのガイド
ピン35aを支点として回動可能なフイン検出レバー・
39が設けられ、該フイン検出レバー39のフイン当接
部48は、力セツトテープ132のフイン133に当た
るようになつている。ここでフイン133について簡単
に説明すると、一般に力セツトテープには録音してよい
テープと、録音内容を録音操作により消去されては困る
テープとがあり、これらを判別するために第4図で示し
た超小形力セツトテープのように、側面にはフイン13
3が設けられ、貴重な録音を誤つて消去されるのを防止
することができるようになつている。即ち、録音が消去
されては困るテープはこのフイン133を切り取つてお
き、録音を行なつても差支えないテープにはこのフイン
133を付けた状態で使用するようになつている。上記
フイン検出レバー39は後述のレバー54間にかけた引
張コイルばね49によつて常時反時計方向に回動力が作
用しているが、この回動は該フイン検出レバー39上に
植設されたピン50が第2摺動板32の突出部51に当
接されていることによつて規制されており、これにより
通常は力セツトテープ132の装着位置からフイン当接
部48が離れた状態にあつて力セツトテープ132の装
着に支障ないよう柁されている。
更に第2摺動板32の下方端部には切欠き52が形成さ
れ、該切欠き52は第1基板1に植設されたピン53に
よつて回動自在に取付けられたレバー54の突出部55
と係合され、該レバー54上に植設されたピン56は録
音再生切換スイツチ57と連結され、録音再生磁気ヘツ
ドの録音と再生の切換えが行なわれる。第1基板1上に
植設されたピン58によつて回動自在に取付けられたロ
ツクレバ一25は引張コイルばね59によつて常時反時
計方向に回動付勢されており、該ロツクレバ一25の切
欠き26は上記第1摺動板8の突出部23と係合可能と
され、またロツクレバ一25の下側に形成された端面6
0は後述するレバー61に植設されたピン62と係合関
係をなすようにされている。停止釦63が固着された第
3摺動板64上には長孔65,66が形成され、該長孔
65,66内に第1基板1上に植設されたピン67,6
8が挿入され、該第3摺動板64は第1基板1上を上記
長孔65,66の長さの範囲内においてY、−Y方向に
摺動可能に設けられ、常時引張コイルばね69によつて
Y方向に付勢されている。該第3摺動板64の斜面部7
0は上記ロツクレバ一25の突出部71と係合可能にな
つている。また、第3摺動板64の下端72は該第3摺
動板64の下方に位置するエジエクトレバー73の先端
74と当接しており、該エジエクトレバー73には長孔
75が形成され、第1基板1に植設されたピン76によ
つてガイドされ、上記第3摺動板64と従動して−Y方
向に摺動するとともに、後述するレバーJモVに植設され
たピン78によつて反時計方向に回動得るようになつて
いる。また、該エジエクトレバー73には垂片79が設
けられ、該垂片79に形成された斜面80によつて力セ
ツトテープを挿入するポケツト(図示せず)に植設され
たピンを押し上げてこのポケツトを持ち上げる。また該
エジエクトレバー73は引張コイルばね81によつて常
時Y方向と時計方向の回動力が作用する方向との合成方
向に付勢されている。つぎに第3図はB部の平面図であ
り、82は巻取りリールで、第2基板2に植設されたピ
ン83に回転自在に装着されている。また、84は巻戻
し歯車で、第2基板2に植設されたピン85に回転自在
に装着され、該巻戻し歯車84の下方側には供給リール
86がピン87によつて回転自在に装着されたレバー8
8が設けられ、該レバー88は上記ピン85を支点とし
て回動し得るように装着され、上記巻戻し歯車84と供
給リール86に装着された供給リール歯車89とは常時
噛合つており、該レバー88の回動はそれに設けられた
ピン88aと第2基板2に形成された溝孔90によつて
規制され、引張コイルばね91によつて常時反時計方向
に付勢されている。更にレバー88にはレバー61が回
動自在に取付けられ、該レバー61の先端に植設された
ピン62は上述したロツクレバ一25の端面60と係合
関係をなすようにされているとともに、他端92は上記
巻取りりール82に装着された巻取りリール歯車93の
突起94と係合可能となつている。レバー95に植設さ
れたピン96に回転自在に装着された中間歯車97はフ
ライホイール5に固着されたフライホイール歯車98と
常時噛合いながら、上記巻取りリール歯車93と巻戻し
歯車84とに選択的に噛合うように移動し、その移動は
第2基板2に形成された溝孔99によつて規制されてい
る。100は巻戻し兼早送りレバーで、操作釦139が
固着されており、該レバー100に形成された長孔10
1,102内に第2基板2に植設されたピン103,1
04が挿入され、左右方向に摺動得るようになつている
(以下この左への摺動を−X方向、右への摺動をX方向
と称する)。巻戻し兼早送りレバー100の下端にはV
溝105および該V溝105の両端には窪み109,1
12が形成され該V溝105には第2基板2に植設され
たピン106を支点に回動するプレーキ解除レバー46
に回転自在に取付けられたローラ107が当接されてい
る。該ブレーキ解除レバー46は引張コイルばね108
によつて常時反時計方向に回動力が作用するように付勢
されている。上記巻戻し兼早送りレバー100はローラ
107が上記V溝105の斜面途中110,111を経
て窪み109,112に嵌合する位置まで摺動し得、そ
の斜面途中110,111でも停止されるようにされ、
それらの位置決めは該巻戻し兼早送りレバー100上に
植設されたピン113と第1摺動板8に形成された溝孔
114a,114bによつて決定される。即ちローラ1
07が窪み109の位置では早送り状態で112の位置
では巻戻し状態で上記ピン113は溝孔114bの位置
にある。またローラ107がV溝105の斜面上110
の位置で停止された状態ではキユ一、111の位置で停
止された状態ではレビユ一状態で、ピン113は溝孔1
14aの位置にある。更に巻戻し兼早送りレバー100
には斜面115が形成され、該斜面115は第2基板2
上に植設されたピン116を支点に回動し、ばね117
aにより反時計方向に附勢されているレバー117の突
出部118と係合し、該巻戻し兼早送りレバー100が
−X方向に摺動するとき、即ち巻戻し、レビユ一操作時
のみ上記レバー117が時計方向に回動得るようになつ
ている。
また該レバー117の下端には上述した中間歯車97を
装着したレバー95の一部95aが該レバー117とレ
バー95間にかけた引張コイルばね119によつて当接
されている。更に、上記レバー117の突出部120は
前記したピン19と係合している。ブレーキ片121が
固着されたブレーキレバー22は第2基板2に植設され
たピン122によつて回動自在に取付けられており、該
ブレーキレバー22の先端129は前記したブレーキ解
除レバー46の突出部123と係合可能であるとともに
、先端に植設されたピン23は第1摺動板8の切欠き2
1と係合している。
該ブレーキレバー22はコイルばね124によつて常時
時計方向の回動力が作用しており、他端125はレバー
JモVの端126と係合している。なお、第1基板1には
第2基板2との結合時その第2基板2上に設けられたリ
ール82,86等が挿入される孔140、力セツトガイ
ドピン44等がはまり込む孔141等が設けられ、また
第1基板1および第2基板2にはこの第2基板2の下方
に第3の基板3を結合する時該第3基板3のキヤプスタ
ン127が挿入される孔142,143等が設けられて
いる。
以上のような構成からなり、つぎに動作について説明す
る。
先ず再生を行なう場合は、再生釦29を板ばね30の弾
性力に抗して−Y方向に押すことにより、第5図、第6
図に示すように第1摺動板8が−Y方向に摺動し、これ
に伴いロツクレバ一25の切欠き26に突出部23が対
応し、これによりロツクレバ一25は引張コイルばね5
9によつてピン58を支点として反時計方向に付勢され
ているため、該第1摺動板8の突出部23にロツクレバ
一25の切欠き26が入り込み、第1摺動板8はロツク
される。
他方、第1摺動板8に固着されている録音再生磁気ヘツ
ド6は力セツト側面に形成された開口部134から力セ
ツト内に侵入し、テープ135と接触する。また、第1
摺動板8に回転自在に装着されたピンチローラ15は該
摺動板8と従動し、トーシヨンばね18の作用によつて
キヤプスタン127に定圧の力でもつて弾圧的に圧接さ
れ、テープを正確に走行せしめる。また、第1摺動板8
の下方に形成された切欠き21によつてブレーキレバー
22の先端に植設されたピン23を押し下げ、従つて該
ブレーキレバー22はピン122を支点として反時計方
向に回動され、上記ブレーキレバー22に固着されたブ
レーキ片121は供給リール86より離れ、該供給リー
ル86は回転可能な状態となる。第1摺動板8の摺動と
ともに該第1摺動板8の突出部128がスイツチ(図示
せず)を0Nし、モータ4が定速回転し、キヤプスタン
127が回転してテープ135は定速走行され、かつフ
ライホイール歯車98から通常はばね119に抗してレ
バー117によりX方向に移動されている中間歯車97
を介して巻取りリール歯車93を回転させ、巻取りリー
ル82が回転されてテープを巻取り、再生状態となる。
つぎに、上記再生状態でテープ135が終端に達すると
、そのテープ端はハブ136に固定されているため、そ
のテープの張力によつて供給りール86が装着されたレ
バー88は力セツトテープ132のハブ136のガタの
分だけピン85を支点として時計方向に回動される。
該レバー88の移動に伴つて、該レバー88の他腕に装
着されたレバー61の一端92が巻取りリール歯車93
の突起94の回転軌跡中に侵入し、該突起94によつて
上記レバー61の一端92は蹴られ、該レバー61は反
時計方向に回動する。該レバー61の回動に伴い、レバ
ー61の他端に植設されたピン62によつて前記ロツク
レバ一25の端面60を押し、該ロツクレバ一25はピ
ン58を支点としてばね59に抗して時計方向に回動し
、第1摺動板8の突出部23とロツクレバ一25の切欠
き26との係合が外れ、第1摺動板8のロツクが解除さ
れ、再生釦29は第1摺動板8とともに板ばね30の復
帰力により元の位置に復帰し、所謂、自動停止動作が行
なわれる。なお、通常の再生状態を停止したい場合は、
停止釦63を−Y方向に押せばよい。
即ち、停止釦63を−Y方向に押すことにより、第3摺
動板64に形成された斜面70によつてロツクレバ一2
5の突出部71を押し、該ロツクレバ一25は時計方向
に回動し第1摺動板8とのロツクが外れ、再生釦29は
元の位置に復帰する。次に巻戻し、早送り動作について
説明すると、第7図、第8図に示すように再生釦29お
よび録音釦36が不作動の状態において、巻戻しを行な
う場合は巻戻し兼早送りレバー100を−X方向に押す
ことにより遂行される。
即ち、巻戻し兼早送りレバー100の−X方向の移動に
より、該レバー100に形成された斜面115によつて
レバー117がピン116を支点にばね117aに抗し
て時計方向に回動し、引張コイルばね119によつて中
間歯車97を装着したレバー95が−X方向に摺動して
該中間歯車97は巻取りリール歯車93から離脱し、巻
戻し歯車84と噛合う。また巻戻し兼早送りレバー10
0に植設されたピン113は第1摺動板8に形成された
溝孔114の114bの位置にあり、ブレーキ解除レバ
ー46は上記巻戻し兼早送りレバー100に形成された
V溝105によつてピン106を支点として時計方向に
回動し、該ブレーキ解除レバー46に装着されたローラ
107は上記V溝105の一端の窪み112に嵌合し、
巻戻し兼早送りレバー100はロツクされる。一方上記
レバー46の回動に伴つて該ブレーキ解除レバー46の
下端123がブレーキレバー22の先端129を押し下
げ、該ブレーキレバー22はピン122を支点に反時計
方向に回動され、ブレーキレバー22上に固着されたブ
レーキ片121は供給リール86より離れ、供給リール
86は回転可能となる。又上記ブレーキ解除レバー46
の他端突出部130によつてスイツチ(図示せず)は0
Nとなり、モータ4は前記再生時の回転速度よりも高速
回転をなし、該モータ4の回転はフライホイール5−フ
ライホイール歯車98一中間歯車97一巻戻し歯車84
一供給リール歯車89の順に伝達され、供給リール86
は前記再生状態とは逆の回転である反時計方向に高速に
回転され、テープの巻戻しが行なわれる。次に停止状態
より早送りを行なう場合は、巻戻し兼早送りレバー10
0をX方向に摺動させる。
すると、レバー117は常態のままで、中間歯車97は
巻取りリール歯車93と噛合つており、ブレーキレバー
46のローラ107は巻戻し兼早送りレバー100の溝
105窪み109に嵌合し、該レバー100はロツクさ
れる。更に巻戻し動作と同様にブレーキは解除され、ス
イツチが0Nとなつてモータ4は前記巻戻し時と同様に
高速回転し、モータ4の回転はフライホイール5−フラ
イホイール歯車98一中間歯車97一巻取りリール歯車
93の順に伝達され、テープ135が高速で巻取られ早
送りが行なわれる。次に、再生状態で巻戻し動作、即ち
レビユ一動作を行なうには、第9図に示すように巻戻し
兼早送りレバー100を−X方向に押す。
すると、上記巻戻し動作と同様にテープ135が再生さ
れながら巻戻されるが、該巻戻し兼早送りレバー100
はピン113が第1摺動板8に形成された溝孔114の
114aの位置にあるため、ブレーキ解除レバー46の
ローラ107がV溝105の斜面部111の位置までし
か摺動できず、従つて該巻戻し兼早送りレバー100は
ロツクされず、弓張コイルばね108とV溝105の斜
面によつて外力(指で押す力)を取り除くと元の位置に
復帰される。また上記レビユ一動作時はキャプスタン軸
127の回転方向とテープ135の走行方向とが逆にな
るため、ピンチローラ15を該キヤプスタン127から
離す必要が生じる。このため、上記レバー117が時計
方向に回動すると、該レバー117の突出部120がピ
ンチローラ15が装着されたレバー16に植設されたピ
ン19を押し上げ、該レバー16はピン14を支点とし
て時計方向に回動変位され、ピンチローラ15のみキヤ
プスタン127より離れるようになつている。そして、
この場合もブレーキ解除レバー46の突出部130によ
りスイツチが0Nとなつてモータ4は高速回転をなし、
テープは高速で巻戻される。次に再生状態で早送りを行
なう、所謂キユ一動作は第10図に示すように再生状態
で巻戻し兼早送りレバー100をX方向に押すことによ
り遂行される。
即ち巻戻し兼早送りレバー100をX方向に押すと、こ
のキユ一動作時も上記レビユ一動作と同様に巻戻し兼早
送りレバー100はブレーキ解除レバー46上のローラ
107がV溝105の斜面部110の位置までしか摺動
させることができないためにロツクせず、そして、この
場合ピンチローラ15はキヤプスタン127に圧接され
た状態にあるが、ブレーキ解除レバー46の回動により
その突出部130でスイツチが0Nされモータ4の高速
回転によりキャプスタン127が高速回転するため、テ
ープ早送りとなり、キユ一状態となる。なお、これら再
生、巻戻し、早送り、レビユーキユ一動作時は後述する
エジエクト操作ができないようになつている。
即ち上記ブレーキレバー22の回動により該レバー22
の一端125によつてレバーJモVの端26が押し上げら
れ、該レバーJモVはピン131を支点に時計方向に回動
する。レバーJモVの回動により、該レバーJモVに植設さ
れたピン78によつてエジエクトレバー73はピン76
を支点に回動変位され、該エジエクトレバー73の先端
74と第3摺動板64の下端72の係合が外れ不測なエ
ジエクト動作が防止される。次に録音動作について説明
する。先ず録音可能な力セツトテープ、即ち力セツトに
フイン133が付いている力セツトテープを装着し、録
音釦36をもつて第2摺動板32をばね37に抗して矢
印−Y方向に移動させると、その突出部51の後退によ
りフイン検出レバー39はばね49により反時計方向に
回動し、フイン当接部48はフイン133に当接する。
しかしながら、この場合のフイン検出レバー39の回動
は極く僅かで、第2摺動板32の垂片38とフイン検出
レバー39の切欠き40との係合は依然として非係合状
態にあり、第2摺動板32は−Y方向への摺動が可能と
なる。この録音釦36の押込みとともに再生釦29を−
Y方向に押すと、再生釦29は前記した再生動作の場合
と同様にロツクされ、テープ135は定速走行が行なわ
れると同時に、録音釦36は−Y方向に押されることに
より、第2摺動板32に回転自在に装着されたレバー2
7の突出部43と、力セツトガイドピン44との係合が
外れ、該レバー27は引張コイルばね42によつて反時
計方向に付勢されているため、第1摺動板8の突出部2
4に上記レバー27の切欠き28が係合され、録音釦3
6は第2摺動板32とともにロツクされ、−Y方向に押
し込まれた状態が維持される。この第2摺動板32の摺
動により該摺動板に固着された消去磁気ヘツド31は力
セツト側面に形成された開窓口137より力セツト内に
侵入し、テープ135と接触すると同時に第2摺動板3
2の切欠き52の後退によつてレバー54が反時計方向
に回動し、該レバー54に植設されたピン56によつて
録音再生切換スイツチ57が録音側に切換わり、再生録
音磁気ヘツド6が録音用に切換わり、録音動作が行なわ
れる。次に力セツトのフイン133が取除かれた力セツ
トテープ、即ち、既存の録音が消去されては困る力セツ
トテープを装着した場合は、録音釦36を−Y方向に押
すとフイン検出レバー39の反時計方向の回動でその突
出部48が力セツトのフイン欠除開口部138内に挿入
するため、フイン検出レバー39は大きく回動し、その
切欠き40は第2摺動板32の垂片38と係合され、該
第2摺動板32の−Y方向への摺動が阻止される。
従つて録音釦36は実質上−Y方向に押すことができず
、不測な録音が防止される。一方、前記した録音状態で
、巻戻し兼早送りレバー100をXまたは−X方向に押
した場合、所謂レビユ一またはキユ一動作を行なおうと
した場合は、該巻戻し兼早送りレバー100がXあるい
は−X方向に移動すると、巻戻し兼早送りレバー100
に形成されたV溝105によつてブレーキ解除レバー4
6が時計方向に回動し、該レバー46の突出部47によ
りレバー27に植設されたピン45を押し、該レバー2
7は時計方向に回動して第1摺動板8の突出部24とレ
バー27の切欠き28との係合が外れ、よつて録音釦3
6のロツクが解かれて第2摺動板32は引張コイルばね
37の復帰力によつて元の位置に戻され、録音再生切換
スイツチ57は再生側に切換わり、この状態で上記の動
作と同様にレビユ一またはキユ一動作が行なわれる。
そして、上記レビユ一またはキユ一動作を解除すれば再
生状態となり、特にレビユ一動作の解除は先に録音した
内容を直ちに聴取することができる。更に、上記録音状
態を解除する場合には、再生の停止と同様に停止釦63
を−Y方向に押すことにより前述したように第1摺動板
8のロツクが外れ、元の位置に戻される。
このとき、第2摺動板32は第1摺動板8に従動してY
方向に移動するが、この移動に伴つて力セツトガイドピ
ン44とレバー27の突出部43によつて該レバー27
は時計方向に回動され、上記レバー27の切欠き28と
第1摺動板8の突出部24との係合が外れ、第2摺動板
32のロツクが解除されて元の位置に復帰する。最後に
エジエクト動作について述べると、エジエクト動作は停
止状態において、停止釦63を一Y方向に押すことによ
り遂行される。
即ち各操作釦の不作動の状態においては第3摺動板64
の下端72とエジエクトレバー73の先端74とが係合
されているため、停止釦63を−Y方向に押すことによ
り、エジエクトレバー73は第3摺動板63と従動して
−Y方向に摺動する。このときエジエクトレバー73に
設けられた垂片79によつて力セツトテープ132が挿
入されているポケツト(図示せず)のローラを押し上げ
、該ボケツトは所定の位置まで持上げられ、力セツトを
容易に取り出すことができる。なお、このエジエクト動
作は前記したように再生(録音)、巻戻し、早送り、レ
ビユ一、キユ一動作時は不可能なものである。
以上詳述したように、本発明は1つの巻戻し兼早送りレ
バーの左右の移動により、巻戻し、早送り、レビユ一、
キユ一の4つの操作を行なうことができ、またその摺動
幅を再生動作によつて変位する作動部材で規制して巻戻
し、早送り操作時はその巻戻し兼早送りレバーの操作状
態がロツクされ、レビユ一、キユ一操作時は巻戻し兼早
送りレバーは非ロツク状態としたものであるから操作性
が良好であり、さらに、巻戻し兼早送りレバーの左右い
ずれの移動においても同じ動きをするブレーキ解除レバ
ーにより、電源スイツチの作動、ブレーキ解除、エジエ
クト操作の防止等巻戻し、早送り、レビユ一、キユ一操
作時に共通の動作を簡単に行なわせることができ、この
ため構成が簡略化され、かつ確実な動作が期待できるも
のである。
また、構成が簡略化されることにより部品点数の削減、
小型化に寄与し、かつテープレコーダの薄型化、自動組
立が可能になり、有益なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例であつて、第1図は力セツトテ
ープレコーダの機構部全体を示す分解斜視図、第2図は
上記機構部のうち操作部を示した平面図、第3図は同動
作部を示した平面図、第4図は力セツトテープの斜視図
、第5図、第6図はテープ終端検知部と再生が作動停止
する機構部の動作状態を示した図、第7図は巻戻し操作
時の機構部を示した図、第8図は早送り操作時の機構部
を示した図、第9図はレビユ一操作時の機構部を示した
図、第10図はキユ一操作時の機構部を示した図である
。 1・・・・・・第1基板、2・・・・・・第2基板、3
・・・・・・第3基板、4・・・・・・モータ、5・・
・・・・フライホイール、8・・・・・・第1摺動板、
29・・・・・・再生釦、36・・・・・・録音釦、4
6・・・・・・ブレーキ解除レバー 63・・・・・・
停止釦、100・・・・・・巻戻し兼早送りレバー 1
07・・・・・・ローラ、113・・・・・・ピン、1
14・・・・・・溝孔、127・・・・・・キャプスタ
ン、139・・・・・・巻戻し兼早送り操作釦。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基板上に中央の位置より第1の方向とその反対の第
    2方向に摺動可能な巻戻し、早送り、レビュー、キュー
    の操作を行なう巻戻し兼早送りレバーと、該レバーに植
    設されたピンと係合し、その摺動範囲を規制する溝孔が
    形成された再生動作によつて位置変位する作動部材と、
    上記巻戻し兼早送りレバーの第1の方向の摺動のみによ
    つて回動し、中間車を移動させてリールを再生状態とは
    逆の回転をさせるレバーと、上記巻戻し兼早送りレバー
    に形成されたV溝および該V溝両端に形成された窪みに
    当接するローラを有し、該巻戻し兼早送りレバーの第1
    、第2の方向の摺動によつて回動されるリールのブレー
    キ解除レバーとを具備し、巻戻し早送り操作時は上記巻
    戻し兼早送りレバーの移動によりこれに設けられたV溝
    両端の窪みに前記ローラが入り込み、上記ブレーキ解除
    レバーによつて巻戻し兼早送りレバーはその移動した状
    態がロックされ、一方、レビュー、キュー操作時は前記
    作動部材の位置変位により巻戻し兼早送りレバーに植設
    されたピンは上記作動部材の溝孔によつてその摺動範囲
    が規制され、前記ローラがV溝の途中位置に当接されて
    巻戻し兼早送りレバーは非ロック状態となるように構成
    したことを特徴とするテープレコーダ。
JP52073616A 1977-06-20 1977-06-20 テ−プレコ−ダ Expired JPS5944713B2 (ja)

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JPS547908A JPS547908A (en) 1979-01-20
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60177919U (ja) * 1984-05-04 1985-11-26 信光アパレル株式会社 グロ−ブ付衣服
JPS62144926U (ja) * 1986-03-03 1987-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60177919U (ja) * 1984-05-04 1985-11-26 信光アパレル株式会社 グロ−ブ付衣服
JPS62144926U (ja) * 1986-03-03 1987-09-12

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