JPS5944043B2 - 電気調理器の制御装置 - Google Patents
電気調理器の制御装置Info
- Publication number
- JPS5944043B2 JPS5944043B2 JP11298381A JP11298381A JPS5944043B2 JP S5944043 B2 JPS5944043 B2 JP S5944043B2 JP 11298381 A JP11298381 A JP 11298381A JP 11298381 A JP11298381 A JP 11298381A JP S5944043 B2 JPS5944043 B2 JP S5944043B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- power
- water
- circuit
- heating element
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電子部品にて構成した温度制御回路を本体内
に組込んでなる電気圧力鍋、電気天ぷら鍋等の電気調理
器において、本体自体の温度上昇を極力抑え、電子部品
や機構部品を保護するようにした制御装置に関するもの
である。
に組込んでなる電気圧力鍋、電気天ぷら鍋等の電気調理
器において、本体自体の温度上昇を極力抑え、電子部品
や機構部品を保護するようにした制御装置に関するもの
である。
従来の電気調理器は、本体自体の温度上昇を低くおさえ
るためにサイズを大きくしたり、あるいは電力容量を小
さめにおさえたりしていた。
るためにサイズを大きくしたり、あるいは電力容量を小
さめにおさえたりしていた。
従って、コスト高になったり、十分な調理性能が得られ
ないというようなことがあった。
ないというようなことがあった。
しかし、昇温開始から調理温度に達するまでの立上がり
時間は、なるべく短かい方がよいし、また、例えば天ぷ
ら鍋等では、揚げ種投入時の油温の低下に対し、急速に
復帰させる必要があるから、このような調理性能を確保
する意味から一般に電気発熱体の電力容量を大きくする
。
時間は、なるべく短かい方がよいし、また、例えば天ぷ
ら鍋等では、揚げ種投入時の油温の低下に対し、急速に
復帰させる必要があるから、このような調理性能を確保
する意味から一般に電気発熱体の電力容量を大きくする
。
一方、本体をなるべくコンパクトにしようとすると、使
用時における本体自体の温度上昇は大きくなり、電子部
品や機構部品に与える影響も大きくなって信頼性を著し
く低下させることになる。
用時における本体自体の温度上昇は大きくなり、電子部
品や機構部品に与える影響も大きくなって信頼性を著し
く低下させることになる。
ところで、本体自体の温度上昇を調べてみると、調理容
器内に水を入れて連続的に沸騰状態に保持する場合など
に最も大きくなる。
器内に水を入れて連続的に沸騰状態に保持する場合など
に最も大きくなる。
例えば前記天ぷら鍋の場合、1.OLの油の容量に対し
発熱体の電力容量を1.2kW程度の大きなものにする
と、この1.2kWで水を連続沸騰状態にした場合、本
体各部の温度上昇は非常に大きくなり、部品の温度環境
は厳しいものとなる。
発熱体の電力容量を1.2kW程度の大きなものにする
と、この1.2kWで水を連続沸騰状態にした場合、本
体各部の温度上昇は非常に大きくなり、部品の温度環境
は厳しいものとなる。
通常の使用で制御温度に達し、制御が開始されれば発熱
体は制御領域に入るので、容器内の温度は高いにもかか
わらず本体各部の温度上昇は小さくなる。
体は制御領域に入るので、容器内の温度は高いにもかか
わらず本体各部の温度上昇は小さくなる。
また、水の沸騰状態では、蒸発熱として電力が消費され
るので、省エネルギーという点でも電力を低下させた方
がよい。
るので、省エネルギーという点でも電力を低下させた方
がよい。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、容器内(
即ち、内容物)の温度が水の沸点よりやや低く成る温度
に達すると一時的に電力を低下させ、容器内容物が水で
あれば、電力は低下したまま沸騰状態が維持され、また
負荷が天ぷら油あるいは圧力鍋等の場合は、容器内容物
の温度が水の沸点を越え、水の沸点よりはやや高くかつ
制御温度よりは低い成る温度に達すると、電力はもとの
値に復帰するようにして、本体自体の温度上昇を極力抑
え、電子部品、機構部品の信頼性を向上するようにした
電気調理器の制御装置を提供するものである。
即ち、内容物)の温度が水の沸点よりやや低く成る温度
に達すると一時的に電力を低下させ、容器内容物が水で
あれば、電力は低下したまま沸騰状態が維持され、また
負荷が天ぷら油あるいは圧力鍋等の場合は、容器内容物
の温度が水の沸点を越え、水の沸点よりはやや高くかつ
制御温度よりは低い成る温度に達すると、電力はもとの
値に復帰するようにして、本体自体の温度上昇を極力抑
え、電子部品、機構部品の信頼性を向上するようにした
電気調理器の制御装置を提供するものである。
以下、図面により実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例の電気的構成を示したもの
で、家庭用電気天ぷら鍋に適用した例である。
で、家庭用電気天ぷら鍋に適用した例である。
第1図において、1は交流電源、2は温度ヒユーズ、3
は電気発熱体、4は電源スィッチ、5は電力制御素子(
トライアック)、6は調理容器、7は感熱センサ(負特
性サーミスタ)、8は電源回路で、DCの他に零相信号
も発生する。
は電気発熱体、4は電源スィッチ、5は電力制御素子(
トライアック)、6は調理容器、7は感熱センサ(負特
性サーミスタ)、8は電源回路で、DCの他に零相信号
も発生する。
9は電力制御素子5の点弧回路、10は水の沸点よりや
や低い第1の温度を検出する検出回路、11は水の沸点
よりやや高くかつ制御温度より低い第2の温度を検出す
る検出回路、12は前記第1の温度と第2の温度の間で
、電力を減少させるために点弧回路9を制御する禁止回
路、13は温度制御回路である。
や低い第1の温度を検出する検出回路、11は水の沸点
よりやや高くかつ制御温度より低い第2の温度を検出す
る検出回路、12は前記第1の温度と第2の温度の間で
、電力を減少させるために点弧回路9を制御する禁止回
路、13は温度制御回路である。
本実施例が電気天ぷら鍋として、容器6に天ぷら油を満
たし、通電すると油温は徐々に上昇していき、この温度
は感熱センサ7により検出されることになる。
たし、通電すると油温は徐々に上昇していき、この温度
は感熱センサ7により検出されることになる。
いま油温か水の沸点よりやや低い第1の温度に達すると
、検出回路10が出力し、この出力は禁止回路12に入
力され、禁止回路12の出力により点弧回路9の点弧信
号の一部が禁止されて発熱体3の通電電力が減少する。
、検出回路10が出力し、この出力は禁止回路12に入
力され、禁止回路12の出力により点弧回路9の点弧信
号の一部が禁止されて発熱体3の通電電力が減少する。
しかし、電力が減少しても容器6内の油温は上昇して第
2の温度に達する。
2の温度に達する。
このとき検出回路11に出力が生じ、この出力によって
禁止回路12による点弧回路9での点弧信号の一部禁止
が解除され、再び電気発熱体3はフル通電となり、油温
か制御温度に達すると温度制御回路13により油温は一
定に保たれる。
禁止回路12による点弧回路9での点弧信号の一部禁止
が解除され、再び電気発熱体3はフル通電となり、油温
か制御温度に達すると温度制御回路13により油温は一
定に保たれる。
第2図は、第1図の具体的回路を示したもので、第1図
と同一符号のものは同一のものを示しており、また、1
5は電源トランス、16はブリッジダイオード、17,
1B、19は電圧比較器、20はツェナダイオードであ
る。
と同一符号のものは同一のものを示しており、また、1
5は電源トランス、16はブリッジダイオード、17,
1B、19は電圧比較器、20はツェナダイオードであ
る。
第2図の回路は次のように動作する。
電気発熱体3に直列に接続された電力制御素子5は、点
弧回路として構成されたトランジスタ21によす点弧さ
れ、通電する。
弧回路として構成されたトランジスタ21によす点弧さ
れ、通電する。
電気発熱体3にて発生した熱は容器6を加熱し、これの
温度を上昇させる。
温度を上昇させる。
容器6には感熱センサ7が接触しており、容器6の温度
の上昇により感熱センサ7の抵抗値(Rth)が変化す
る。
の上昇により感熱センサ7の抵抗値(Rth)が変化す
る。
感熱センサ7の抵抗には抵抗器25が直列に接続されて
おり、この接続点と各電圧比較器17,1B、19の一
方の入力端子とがそれぞれ接続されている。
おり、この接続点と各電圧比較器17,1B、19の一
方の入力端子とがそれぞれ接続されている。
電圧比較器17の基準電圧は、感熱センサ7の抵抗値が
水の沸点よりやや低い第1の温度における値となったと
きに電圧比較器17の出力が高レベルになるように設定
されている。
水の沸点よりやや低い第1の温度における値となったと
きに電圧比較器17の出力が高レベルになるように設定
されている。
電圧比較器17の出力は、トランス15と抵抗器26.
27、およびコンデンサ28とで接続されたトランジス
タ22のベースに接続されており、第1の温度以下では
トランジスタ22はオフとなり、第1の温度に達すると
トランジスタ22は電源の半波に同期してオン・オフ動
作をする。
27、およびコンデンサ28とで接続されたトランジス
タ22のベースに接続されており、第1の温度以下では
トランジスタ22はオフとなり、第1の温度に達すると
トランジスタ22は電源の半波に同期してオン・オフ動
作をする。
電圧比較器18の基準電圧は、水の沸点よりはやや高い
第2の温度で出力が低レベルとなるように設定されてお
り、この出力は抵抗器29を介して電圧比較器17の基
準電圧を下げるように働らく、従って、第2の温度にな
ると電圧比較器17の出力は再び低レベルとなり、トラ
ンジスタ22はオフになる。
第2の温度で出力が低レベルとなるように設定されてお
り、この出力は抵抗器29を介して電圧比較器17の基
準電圧を下げるように働らく、従って、第2の温度にな
ると電圧比較器17の出力は再び低レベルとなり、トラ
ンジスタ22はオフになる。
電圧比較器19は容器6の制御温度に相当する基準電圧
が入力されるようになっており、この電圧比較器19に
より温度制御が行なわれる。
が入力されるようになっており、この電圧比較器19に
より温度制御が行なわれる。
トランジスタ23,24、ダイオード30、抵抗器31
〜35などで構成されているのは電源の零相検出回路で
あり、トランジスタ23は電源の零相に同期して点弧パ
ルスを発生し、従って電力制御素子5も零相に同期して
オン・オフ動作をすることになる。
〜35などで構成されているのは電源の零相検出回路で
あり、トランジスタ23は電源の零相に同期して点弧パ
ルスを発生し、従って電力制御素子5も零相に同期して
オン・オフ動作をすることになる。
第3図は、各設定温度の相対関係を示している。
電源を投入すると、第1の温度T1に達するまでの期間
t1では、電気発熱体には第4図のAの如き電流が流れ
、第1の温度T1から第2の温度T2までの期間t2で
は、 トランジスタ22のオン・オフ動作により点弧パ
ルスの一部が禁止されるため、電気発熱体には第4図B
の如き電流が流れる。
t1では、電気発熱体には第4図のAの如き電流が流れ
、第1の温度T1から第2の温度T2までの期間t2で
は、 トランジスタ22のオン・オフ動作により点弧パ
ルスの一部が禁止されるため、電気発熱体には第4図B
の如き電流が流れる。
第2の温度T2を越えると、再び第4図Aの如き電流と
なり、最終的に制御温度に達する。
なり、最終的に制御温度に達する。
なお、第3図のRthは感熱センサ(サーミスタ)7の
抵抗値変化の状況を示している。
抵抗値変化の状況を示している。
以上の構成によれば、天ぷら鍋に水を入れて連続通電さ
れた場合でも、水の沸点付近では電力を減少させている
ので本体自体の温度上昇を低く抑えることができ、従っ
て、本体を比較的小形に形成できるとともに、電子部品
、機構部品等の信頼性を向上することができる。
れた場合でも、水の沸点付近では電力を減少させている
ので本体自体の温度上昇を低く抑えることができ、従っ
て、本体を比較的小形に形成できるとともに、電子部品
、機構部品等の信頼性を向上することができる。
しかも、立上がり時間が短かく、また天ぷら調理の際の
制御時には、もとの電力にもどるので油温復帰性が良い
など、良好な調理性能を持たせることができる。
制御時には、もとの電力にもどるので油温復帰性が良い
など、良好な調理性能を持たせることができる。
さらに、天ぷら油に水が混入していても水の沸点付近で
加熱がゆるやかになるので、油の飛散等を防ぐことがで
き、使用性の良い調理器具を提供することができる。
加熱がゆるやかになるので、油の飛散等を防ぐことがで
き、使用性の良い調理器具を提供することができる。
第1図は、本発明の一実施例の電気的構成図、第2図は
、第1図の具体的回路図、第3図は、各設定温度の関係
を示す図、第4図は、通電電流波形図である。 3・・・・・・電気発熱体、5・・・・・・電力制御素
子、6・・・・・・調理容器、7・・・・・・感熱セン
サ、8・・・・・・電源回路、9・・・・・・点弧回路
、10・・・・・・第1の温度検出回路、11・・・・
・・第2の温度検出回路、12・・・・・・禁止回路、
13・・・・・・温度制御回路、17,18,19・・
・・・・電圧比較器。
、第1図の具体的回路図、第3図は、各設定温度の関係
を示す図、第4図は、通電電流波形図である。 3・・・・・・電気発熱体、5・・・・・・電力制御素
子、6・・・・・・調理容器、7・・・・・・感熱セン
サ、8・・・・・・電源回路、9・・・・・・点弧回路
、10・・・・・・第1の温度検出回路、11・・・・
・・第2の温度検出回路、12・・・・・・禁止回路、
13・・・・・・温度制御回路、17,18,19・・
・・・・電圧比較器。
Claims (1)
- 1 調理容器を加熱する電気発熱体と、前記調理容器の
温度を検知する感熱センサと、該感熱センサと関連し前
記電気発熱体を制御して前記調理容器の温度を水の沸点
より高い温度水準で制御する制御回路とを備えた制御装
置において、水の沸点よりやや低い第1の温度と水の沸
点よりはやや高く制御温度よりは低い第2の温度をそれ
ぞれ検出する回路と、前記調理容器が前記第1の温度と
第2の温度との間にあるとき前記電気発熱体の電力を減
少させる回路とを設けたことを特徴とする一気調理器の
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11298381A JPS5944043B2 (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 電気調理器の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11298381A JPS5944043B2 (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 電気調理器の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5815819A JPS5815819A (ja) | 1983-01-29 |
JPS5944043B2 true JPS5944043B2 (ja) | 1984-10-26 |
Family
ID=14600462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11298381A Expired JPS5944043B2 (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 電気調理器の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944043B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59231326A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器の温度調節装置 |
-
1981
- 1981-07-21 JP JP11298381A patent/JPS5944043B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5815819A (ja) | 1983-01-29 |
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