JPS5943833Y2 - 多重電圧形インバ−タの転流失敗保護回路 - Google Patents
多重電圧形インバ−タの転流失敗保護回路Info
- Publication number
- JPS5943833Y2 JPS5943833Y2 JP11284179U JP11284179U JPS5943833Y2 JP S5943833 Y2 JPS5943833 Y2 JP S5943833Y2 JP 11284179 U JP11284179 U JP 11284179U JP 11284179 U JP11284179 U JP 11284179U JP S5943833 Y2 JPS5943833 Y2 JP S5943833Y2
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- Japan
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- inverter
- commutation failure
- commutation
- protection circuit
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は多重電圧形インバータの転流失敗保護回路に関
する。
する。
従来、12相電圧形インバータはたとえば第1図に示す
ように順変換器1の出力側に直流リアクトル2と抵抗3
と平滑コンデンサ4とからなる平滑回路を設け、この平
滑回路の出力側に6台の単相逆変換器5が並列接続され
、単相逆変換器5の出力は巻線比l:aの変圧器6a、
1次巻線と2次巻線比および1次巻線と3次巻線比が夫
々1 、 、f−3である3巻線変圧器6bを介して取
り出され、これらを図示の如く合成して出力端子U、V
、Wより12相出力が取り出されるよう構成されている
。
ように順変換器1の出力側に直流リアクトル2と抵抗3
と平滑コンデンサ4とからなる平滑回路を設け、この平
滑回路の出力側に6台の単相逆変換器5が並列接続され
、単相逆変換器5の出力は巻線比l:aの変圧器6a、
1次巻線と2次巻線比および1次巻線と3次巻線比が夫
々1 、 、f−3である3巻線変圧器6bを介して取
り出され、これらを図示の如く合成して出力端子U、V
、Wより12相出力が取り出されるよう構成されている
。
ここで各単相逆変換器5は上段の逆変換器5に示すよう
にたとえばサイリスタ81〜S6とダイオードD1〜D
4と転流コンデンサCとから構成され、各単相逆変換器
5は上段の逆変換器5を基準とすると、他の単相逆変換
器5は夫々位相差か120゜240°、30’、150
°、270°となるようにPWM制御(パルス幅制御)
される。
にたとえばサイリスタ81〜S6とダイオードD1〜D
4と転流コンデンサCとから構成され、各単相逆変換器
5は上段の逆変換器5を基準とすると、他の単相逆変換
器5は夫々位相差か120゜240°、30’、150
°、270°となるようにPWM制御(パルス幅制御)
される。
このような第1図のような構成において、逆変換器5に
おける転流失敗保護のために従来平滑回路の出力側に大
きな容量のヒユーズ7を一括して介挿させていた。
おける転流失敗保護のために従来平滑回路の出力側に大
きな容量のヒユーズ7を一括して介挿させていた。
ところが、1台の単相逆変換器5において、転流失敗が
あっても一括ヒユーズTでは相当大きな電流が流れ続け
ない限り、ヒユーズ7が溶断せず、そのうちに転流失敗
のあったサイリスタ素子が破壊されてしまい、当該サイ
リスタ素子を転流失敗による破壊から保護することがで
きない。
あっても一括ヒユーズTでは相当大きな電流が流れ続け
ない限り、ヒユーズ7が溶断せず、そのうちに転流失敗
のあったサイリスタ素子が破壊されてしまい、当該サイ
リスタ素子を転流失敗による破壊から保護することがで
きない。
また一括ヒユーズTではヒユーズ容量が大きくなり、コ
スト高となる。
スト高となる。
そこで、このような欠点を除去するために、従来第2図
に示すように個々の単相逆変換器50入力側に夫々ヒユ
ーズ8を介挿させていた。
に示すように個々の単相逆変換器50入力側に夫々ヒユ
ーズ8を介挿させていた。
しかしながら、1台の単相逆変換器5が転流失敗したと
きに、併せて他の単相逆変換器5もすべて転流失敗した
りすると、全部のヒユーズ8が切れてしまうことになり
、6個のヒユーズをとりかえる必要がある。
きに、併せて他の単相逆変換器5もすべて転流失敗した
りすると、全部のヒユーズ8が切れてしまうことになり
、6個のヒユーズをとりかえる必要がある。
また1台の単相逆変換器5が転流失敗したときに逆変換
器50入力となる直流電圧はOとなるから、入力側が直
流短絡となり、転流させる電源としての転流コンデンサ
Cの電圧も瞬時は別としてなくなってしまい、よって転
流能力がなくなってしまう。
器50入力となる直流電圧はOとなるから、入力側が直
流短絡となり、転流させる電源としての転流コンデンサ
Cの電圧も瞬時は別としてなくなってしまい、よって転
流能力がなくなってしまう。
さらに1台の単相逆変換器5が転流失敗したときに、他
の逆変換器5に対しては何もせずに放っておくと、他の
逆変換器5の転流コンデンサCの電源もなくなってしま
う。
の逆変換器5に対しては何もせずに放っておくと、他の
逆変換器5の転流コンデンサCの電源もなくなってしま
う。
本考案は以上のような従来の問題点を解決するためにな
されたもので、以下実施例を用いて説明する。
されたもので、以下実施例を用いて説明する。
第3図は本考案による多重電圧形インバータの転流失敗
保護回路の一実施例を示し、第1図との相異点は一括ヒ
ユーズ7を用いない代りに順変換器1の一方の出力端と
コンデンサ4の接続点と各逆変換器5の一方の入力端と
の間に夫々ヒユーズ9と電流検出器10を直列に接続し
たことにある。
保護回路の一実施例を示し、第1図との相異点は一括ヒ
ユーズ7を用いない代りに順変換器1の一方の出力端と
コンデンサ4の接続点と各逆変換器5の一方の入力端と
の間に夫々ヒユーズ9と電流検出器10を直列に接続し
たことにある。
ここで電流検出器10は転流可能な電流上限値に設定し
ておき、直流電流がこの設定値を超えると後述の動作出
力を送出する。
ておき、直流電流がこの設定値を超えると後述の動作出
力を送出する。
このように構成された第3図の12相電圧形インバータ
の並列運転において、1相でも転流失敗したら、たとえ
ば逆変換器5afJ″−1相分転流失敗したら、転流失
敗に係る逆変換器5aの入力端にある電流検出器10a
の動作出力にもとづいて他の相のサイリスタゲート、即
ち転流失敗に係る当該逆変換器5aの他の相のサイリス
タゲートおよびその他の各逆変換器5のサイリスタゲー
トをしゃ断する。
の並列運転において、1相でも転流失敗したら、たとえ
ば逆変換器5afJ″−1相分転流失敗したら、転流失
敗に係る逆変換器5aの入力端にある電流検出器10a
の動作出力にもとづいて他の相のサイリスタゲート、即
ち転流失敗に係る当該逆変換器5aの他の相のサイリス
タゲートおよびその他の各逆変換器5のサイリスタゲー
トをしゃ断する。
このように電流検出器10aの出力にもとづいて他の相
のサイリスタゲートをすべてしゃ断することにより、す
べての台の逆変換器5の構成素子の破壊を防ぐ。
のサイリスタゲートをすべてしゃ断することにより、す
べての台の逆変換器5の構成素子の破壊を防ぐ。
また上記のように他の相のサイリスタゲートをすべてし
ゃ断することにより、転流失敗に係る台の逆変換器5a
の転流コンデンサCの電圧がなくならずにすみ、かつ他
の台の逆変換器5の転流コンデンサCの電源もなくなら
ずにすむ。
ゃ断することにより、転流失敗に係る台の逆変換器5a
の転流コンデンサCの電圧がなくならずにすみ、かつ他
の台の逆変換器5の転流コンデンサCの電源もなくなら
ずにすむ。
電流検出器10aが動作出力を送出後、続いて該当する
ヒユーズ9aが溶断される。
ヒユーズ9aが溶断される。
ヒユーズ9aの溶断により転流失敗に係る単相逆変換器
5aが切離されることにより、逆変換器5aの構成素子
を破壊から保護することができる。
5aが切離されることにより、逆変換器5aの構成素子
を破壊から保護することができる。
以上は6台の逆変換器5のうち1台において転流失敗し
た場合であるが、複数台において転流失敗した場合でも
前述したと同様に説明される。
た場合であるが、複数台において転流失敗した場合でも
前述したと同様に説明される。
本実施例においては、多重電圧形インバータとして12
相電圧形インバータの場合を例にとって言及したけれど
も、本考案はこれに限定されないことはいうまでもない
。
相電圧形インバータの場合を例にとって言及したけれど
も、本考案はこれに限定されないことはいうまでもない
。
本考案は本実施要に限定されるこ・となく種々の応用お
よび変形が考えられる。
よび変形が考えられる。
上述したように本考案による多重電圧形インバータの転
流失敗保護回路を用いれば次のような種種の効果を奏す
る。
流失敗保護回路を用いれば次のような種種の効果を奏す
る。
(リ l相でも転流失敗したら、直ちに転流失敗に係る
逆変換器側の電流検出器の出力にもとづいて他の相のサ
イリスタゲートがすべてしゃ断されるので、すべての台
の逆変換器5の構成素子の破壊を防ぐことができ、また
転流失敗に係る台の逆変換器の転流コンデンサの電圧が
なくならずにすみ、かつ他の台の逆変換器の転流コンデ
ンサの電源もなくならずにすむ。
逆変換器側の電流検出器の出力にもとづいて他の相のサ
イリスタゲートがすべてしゃ断されるので、すべての台
の逆変換器5の構成素子の破壊を防ぐことができ、また
転流失敗に係る台の逆変換器の転流コンデンサの電圧が
なくならずにすみ、かつ他の台の逆変換器の転流コンデ
ンサの電源もなくならずにすむ。
(2)転流失敗したときのみ、転流失敗に該当する台の
逆変換器側のヒユーズのみを強制的に切って、その転流
失敗に係る台の逆変換器を切離し、その他の台の逆変換
器に対してはそのサイリスタゲート信号をしゃ断してや
ることにより、その他の台の逆変換器側に設けたヒユー
ズは切れないように保護される6
逆変換器側のヒユーズのみを強制的に切って、その転流
失敗に係る台の逆変換器を切離し、その他の台の逆変換
器に対してはそのサイリスタゲート信号をしゃ断してや
ることにより、その他の台の逆変換器側に設けたヒユー
ズは切れないように保護される6
第1図および第2図は夫々従来の多重電圧形インバータ
の転流失敗保護回路の各側を示す回路図、第3図は本考
案による多重電圧形インバータの転流失敗保護回路の一
実施例を示す回路図であって、図中1は順変換器、2は
直流リアクトル、3は抵抗、4はコンデンサ、5,5a
は逆変換器、6aは変圧器、6bは3巻線変圧器、9,
9aはヒユーズ、10,10aは電流検出器、81〜S
6はサイリスタ、D1〜D4はダイオード、Cは転流コ
ンデンサを示す。
の転流失敗保護回路の各側を示す回路図、第3図は本考
案による多重電圧形インバータの転流失敗保護回路の一
実施例を示す回路図であって、図中1は順変換器、2は
直流リアクトル、3は抵抗、4はコンデンサ、5,5a
は逆変換器、6aは変圧器、6bは3巻線変圧器、9,
9aはヒユーズ、10,10aは電流検出器、81〜S
6はサイリスタ、D1〜D4はダイオード、Cは転流コ
ンデンサを示す。
Claims (1)
- 交流入力が供給される順変換器の出力側に逆変換器を複
数台並列接続して構成される多重電圧形インバータにお
いて、前記各逆変換器の入力側に夫々ヒユーズと電流検
出器を直列接続し、電流検出器の出力が設定値を越えた
ときに、各逆変換器のサイリスタゲートをしゃ断するこ
とを特徴とする多重電圧形インバータの転流失敗保護回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11284179U JPS5943833Y2 (ja) | 1979-08-16 | 1979-08-16 | 多重電圧形インバ−タの転流失敗保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11284179U JPS5943833Y2 (ja) | 1979-08-16 | 1979-08-16 | 多重電圧形インバ−タの転流失敗保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5630595U JPS5630595U (ja) | 1981-03-24 |
JPS5943833Y2 true JPS5943833Y2 (ja) | 1984-12-27 |
Family
ID=29345185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11284179U Expired JPS5943833Y2 (ja) | 1979-08-16 | 1979-08-16 | 多重電圧形インバ−タの転流失敗保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943833Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-16 JP JP11284179U patent/JPS5943833Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5630595U (ja) | 1981-03-24 |
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