JPS5943785Y2 - 電線の圧縮型引留クランプ - Google Patents

電線の圧縮型引留クランプ

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Publication number
JPS5943785Y2
JPS5943785Y2 JP1975121769U JP12176975U JPS5943785Y2 JP S5943785 Y2 JPS5943785 Y2 JP S5943785Y2 JP 1975121769 U JP1975121769 U JP 1975121769U JP 12176975 U JP12176975 U JP 12176975U JP S5943785 Y2 JPS5943785 Y2 JP S5943785Y2
Authority
JP
Japan
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clamp
steel
aluminum
eye
steel eye
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Expired
Application number
JP1975121769U
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English (en)
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JPS5236296U (ja
Inventor
富一 中村
圭一 野村
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼心撚線から成る電線の圧縮型引留クランプ
の改良に関するものである。
この種の引留クランプは電線の鋼心に圧縮接続されるス
リーブ部を有する鋼アイと鋼心撚線と鋼アイとに跨って
圧縮接続されるスリーブ状アルミニウムクランプとから
或っており、アルミニウムクランプは電線の笑いを防止
するため鋼心撚線側から鋼アイの鍔に向けて逆圧縮する
ことによって接続される。
しかし、従来の引留クランプにおいてこのようにアルミ
ニウムクランプを逆圧縮すると、アルミニウムクランプ
の伸びのばらつきによってアル□ニウムクランプの端面
と鋼アイの鍔との間に隙間が生じ易い。
この隙間はその間から水が侵入するのを許しクランプ部
品の腐蝕、凍結による破壊を生じるので好寸しくない。
このようにアルミニウムクランプと鋼アイの鍔との間に
隙間が生ずるのを防止するためアルミニウムクランプの
端面に薄肉の環状突出部を形威し、アルミニウムクラン
プの伸長につれてこの環状突出部が鋼アイの鍔に密着す
るようにすることが提案されている。
しかし、このような構造ではアル□ニウムクランプの鋳
造に複雑なダイを用意しなければならないので装置が高
価となる上にアルミニウムクランプの環状突出部は薄肉
であるためその運搬中、作業中に囲んで内径が縮少する
ことがあり、従って組立時に鋼アイのスリーブが挿入し
難くなり、且つこの環状突出部でも確実に隙間をなくす
ことが困難であった。
また、鋼アイの鍔とアル□ニウムクランプとの間に配置
され鋼アイに嵌挿されたテーパ状ゴムバッキングを有す
るクランプが提案されている(実公昭38−4861号
公報参照)。
しかし、これは長期間の使用中ゴムの老化で水密作用が
低下する。
このためこのゴムバッキングを金属に代えることが考え
られるが、金属では変形性が低く水密作用が不充分であ
る。
本考案の目的は、アルミニウムクランプの鋳造に特別の
ダイを用いることなく、且つ組立が容易でアルミニウム
クランプと鋼アイとの間の隙間を確実になくすことがで
きる電線の圧縮型引留クランプを提供することにある。
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、第
1図は本考案に係る圧縮型引留クランプ10を示し、と
の引留クランプは鋼心アルミニウム撚線から成る電線1
2のアルミニウム撚線層12aが剥離された鋼心12b
の端部に圧縮接続されるスリーブ部14aを有する鋼ア
イ14と、電線12と鋼アイ14とに跨って圧縮接続さ
れるスリーブ状アルミニウムクランプ16とを備えてい
る。
尚鋼心12bに鋼アイ14のスリーブ部14aが圧縮接
続された状態では後にのべる理由によって電線12のア
ルミニウム撚線層12aの端面と鋼アイ14のスリーブ
部14aの端面との間に幾分の間隔が設けであるのが好
筐しい。
アルミニウムクランプ16はそのスリーブ本体に直交す
るようにこの本体に一体設けられたクランプ端子16a
を備え、このクランプ端子はジャンパー線端子(図示せ
ず)を接続するためのものである。
このアルミニウムクランプは電線12に笑いが生ずるの
を回避するため第1図の矢印で示すように電線12に接
触する側から鋼アイに接触する側に向けて順次圧縮接続
され、これは通常逆圧縮接続と称されている。
尚、鋼アイ14はスリーブ部14aとアイ部14bとの
間にテーパ部14cと鍔14dとが設けてあり、アルミ
ニウムクランプ16はその端部付近の内周が鋼アイ14
のテーパ部14cに相応するテーパ面をなしている。
鋼アイ14のテーパ部14cの根元の小径部分に鋼アイ
の軸線方向に圧縮変形できる中空の金属リング18が設
けてあり、この金属リングはアルミニウム、鋼等比較的
軟い金属材からなりこれはアルミニウムクランプ16が
逆圧縮接続される時アルミニウムクランプがスリーブ本
体の軸線方向(第3図矢印方向)に伸長するのに応じて
このアルミニウムクランプ16の端面によって押されて
鋼アイ14の鍔14dとの間で圧縮変形されるのでアル
ミニウムクランプ16の端面と鋼アイ14の鍔14dと
の間・に隙間が生ずることがない(第3図参照)。
尚、金属リング1.8はクッション作用を有するのでア
ルミニウムクランプの伸長量が金属リング18がない時
に生ずるであろう隙間の寸法より多少大きくても差支え
がないことが判る。
金属リング18は、第2図及び第3図に示すように横断
面がU字形の形態を有するが、第4図に示すように横断
面がL字形の形態でもよいし、寸た第5図に示すように
中空が内部にある形態でもよい。
尚、アルミニウムクランプ16が逆圧縮接続される際、
電線12上で圧縮している時にそのアルミニウム撚線層
12aにも同様に第1図矢印方向の伸びが生ずるが、こ
の伸びはアルミニウム撚線層12aの端面と鋼アイのス
リーブ部14aの端面との間の隙間によって吸収されて
アルミニウム撚線層12aの端面がスリーブ部14aの
端面に衝合する。
本考案によれば、上記のようにアルミニウムクランプの
逆圧縮接続によって生ずべきアルミニウムクランプの端
面と鋼アイの鍔との間の隙間はそれらの間に配置された
中空の金属リングのクッション作用で塞がれるから長期
の間にわたって侵入を有効に防止することができ、lた
アル□ニウムウムクランプに薄肉の環状突出部を設ける
必要がないのでその鋳造が容易である上に環状突出部の
変形による鋼アイのスリーブ部の挿入を妨げることがな
く、特に金属リングは中空であるので変形し易くクッシ
ョン作用が著しく増大し水密作用が充分に働く実益があ
る。
しかも上述の如く金属リングは中空状をなしているので
、これの側壁の肉厚を所定値に決定しておけば、アルミ
ニウムクランプの圧縮の際、そのアルミニウムクランプ
の伸び量を所定値に抑えることが可能となる。
これは例えば実開昭49−36493号公報記載の如き
鋼アイとアルミニウムクランプとの伸び量の差に基づく
両者の相対位置のづれを嫌う引留クランプにおいて特に
実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電線の圧縮型引留クランプの側面
図、第2図は第1図の引留クランプの要部の圧縮前の拡
大断面図、第3図は圧縮後の拡大断面図、第4図及び第
5図はそれぞれ変形されたリングを用いた場合のアルミ
ニウムクランプを省略した状態の断面図である。 10・・・圧縮型引留クランプ、12・・・電線、12
a・・・アルミニウム撚線層、12b・・・鋼心、14
・・・鋼アイ、14a・・・スリーブ部、14d・・・
鍔、16・・・アルミニウムクランプ、18・・・リン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼心撚線から成る電線の鋼心に圧縮接続されるスリーブ
    部を有する鋼アイと、前記鋼心撚線と鋼アイに跨って圧
    縮接続されるスリーブ状アルミニウムクランプとを備え
    、前記アルミニウムクランプは前記鋼心撚線側から前記
    鋼アイに向けて逆圧縮によって接続される電線の圧縮型
    引留クランプにおいて、前記鋼アイの鍔と前記アルミニ
    ウムクランプの端面との間に前記アルミニウムクランプ
    の端面の伸長に応じて前記鋼アイの軸線方向に圧縮変形
    される中空の金属リングが前記鋼アイに設けられている
    ことを特徴とする電線の圧縮型引留クランプ。
JP1975121769U 1975-09-05 1975-09-05 電線の圧縮型引留クランプ Expired JPS5943785Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975121769U JPS5943785Y2 (ja) 1975-09-05 1975-09-05 電線の圧縮型引留クランプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975121769U JPS5943785Y2 (ja) 1975-09-05 1975-09-05 電線の圧縮型引留クランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5236296U JPS5236296U (ja) 1977-03-15
JPS5943785Y2 true JPS5943785Y2 (ja) 1984-12-27

Family

ID=28602434

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JP1975121769U Expired JPS5943785Y2 (ja) 1975-09-05 1975-09-05 電線の圧縮型引留クランプ

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