JPS5943479Y2 - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
- Publication number
- JPS5943479Y2 JPS5943479Y2 JP2625880U JP2625880U JPS5943479Y2 JP S5943479 Y2 JPS5943479 Y2 JP S5943479Y2 JP 2625880 U JP2625880 U JP 2625880U JP 2625880 U JP2625880 U JP 2625880U JP S5943479 Y2 JPS5943479 Y2 JP S5943479Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- internal combustion
- combustion engine
- recess
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関用ピストンに関するものである。
従来公知の内燃機関用ピストンは鋳造成形によって製作
されており、第1図および第2図に示すように、ピスト
ン本体1の外周面2においてピストンピン嵌挿用のビン
穴3周縁部には、熱変形によるカジリ、スカッフを逃げ
るため又、オイルもどし効果を上げるために0.5〜0
.7ml程度の浅い凹部4が鋳肌成形され、且つオイル
リング溝5には油逃し穴6が鋳抜き成形されている。
されており、第1図および第2図に示すように、ピスト
ン本体1の外周面2においてピストンピン嵌挿用のビン
穴3周縁部には、熱変形によるカジリ、スカッフを逃げ
るため又、オイルもどし効果を上げるために0.5〜0
.7ml程度の浅い凹部4が鋳肌成形され、且つオイル
リング溝5には油逃し穴6が鋳抜き成形されている。
この場合前記凹部4と油逃し穴6とが重なる部分が生じ
る結果、金型又は砂型にはさまれて油逃し穴6極近傍に
おける肉厚aが十分確保できないため、鋳造不良を生ず
ることが多いという問題点を内包している。
る結果、金型又は砂型にはさまれて油逃し穴6極近傍に
おける肉厚aが十分確保できないため、鋳造不良を生ず
ることが多いという問題点を内包している。
又、上記問題点を避けるために、ピストン本体1を鋳造
成形後に、油逃し穴6をドリル加工すると、加工工数が
増大してコストアップの原因となるという不具合がある
。
成形後に、油逃し穴6をドリル加工すると、加工工数が
増大してコストアップの原因となるという不具合がある
。
本考案は、上記問題点に鑑み、ピストンピン穴周縁部の
凹部において油逃し穴の極近傍にピストン本体外周面と
同一面上となる突部を鋳造時に一体成形することによっ
て、加工工数を増大させることなく、油逃し穴周辺にお
ける鋳造不良の発生を防止することを目的とするもので
ある。
凹部において油逃し穴の極近傍にピストン本体外周面と
同一面上となる突部を鋳造時に一体成形することによっ
て、加工工数を増大させることなく、油逃し穴周辺にお
ける鋳造不良の発生を防止することを目的とするもので
ある。
以下第3図ないし第5図を参照して本考案の実施例にか
かる内燃機関用ピストンを説明する。
かる内燃機関用ピストンを説明する。
第3図および第4図は本考案の第1実施例を示している
。
。
本実施例では、ピストン本体1の外周面2において、ピ
ストンピン嵌挿用のピン穴30周縁部には、上端におい
てオイルリング溝5と連通ずる0、5〜0.7關程度の
浅い四部4が鋳肌成形されている。
ストンピン嵌挿用のピン穴30周縁部には、上端におい
てオイルリング溝5と連通ずる0、5〜0.7關程度の
浅い四部4が鋳肌成形されている。
該凹部4は、熱変形によるカジリ、スカッフを逃げるた
めのものである。
めのものである。
この凹部4上端部には、オイルリング溝5にピストン本
体1側面を貫通する如く鋳抜き成形される複数の油逃し
穴6,6・・・・・・のうち凹部4上方に位置するもの
の下方にピストン本体外周面2と連続する突部7が鋳造
時に一体成形されている。
体1側面を貫通する如く鋳抜き成形される複数の油逃し
穴6,6・・・・・・のうち凹部4上方に位置するもの
の下方にピストン本体外周面2と連続する突部7が鋳造
時に一体成形されている。
このようにすると、油逃し穴6下方の肉厚a笛、従来例
における肉厚aに比べて突部Iの厚さ分だけ増大するこ
ととなり、鋳造時における湯廻りが良好となる。
における肉厚aに比べて突部Iの厚さ分だけ増大するこ
ととなり、鋳造時における湯廻りが良好となる。
従って、油逃し穴6周辺に鋳造不良が発生することはな
くなる。
くなる。
なお、図面中符号8はピストンリング溝を示す。
第5図は本考案の第2実施例を示しており、この場合、
突部7はピストン本体外周面2と独立に形成されており
、ピストン本体外周面2と同一面上となるようにされて
いる。
突部7はピストン本体外周面2と独立に形成されており
、ピストン本体外周面2と同一面上となるようにされて
いる。
鋳造時における作用は第1実施例のものと同様である。
本考案のピストンは、ガソリンエンジン、ディーゼルエ
ンジン等の内燃機関用ピストンの効果を述べる。
ンジン等の内燃機関用ピストンの効果を述べる。
即ち、本考案によれば、ピストン本体外周面2において
ピストンピン嵌挿用のピン穴30周縁部に形成された浅
い凹部4上端部に、これと隣接するオイルリング溝5に
鋳抜き成形される複数の油逃し穴6,6・・・・・・の
うち前記凹部4上方に位置するものの下方にピストン本
体外周面2と同一面上となる突部7を鋳造時に一体成形
して、油逃し穴6下方における肉厚a′を十分確保でき
るようにしたので、鋳造時における湯廻りが良好となり
、加工工数を増大させることなく、鋳造不良を防止する
ことができるという優れた効果がある。
ピストンピン嵌挿用のピン穴30周縁部に形成された浅
い凹部4上端部に、これと隣接するオイルリング溝5に
鋳抜き成形される複数の油逃し穴6,6・・・・・・の
うち前記凹部4上方に位置するものの下方にピストン本
体外周面2と同一面上となる突部7を鋳造時に一体成形
して、油逃し穴6下方における肉厚a′を十分確保でき
るようにしたので、鋳造時における湯廻りが良好となり
、加工工数を増大させることなく、鋳造不良を防止する
ことができるという優れた効果がある。
第1図は従来の内燃機関用ピストンの側面図、第2図は
第1図のX−X断面図、第3図は本考案の第1実施例に
かかる内燃機関用ピストンの側面図、第4図は第3図の
Y−Y断面図、第5図は本考案の第2実施例にかかる内
燃機関用ピストンの半裁側面図である。 1・・・・・・ピストン本体、2・・・・・・外周面、
3・・・・・・ピン穴、4・・・・・・凹部、5・・・
・・・オイルリング溝、6・・・・・・油逃し穴、7・
・・・・・突部。
第1図のX−X断面図、第3図は本考案の第1実施例に
かかる内燃機関用ピストンの側面図、第4図は第3図の
Y−Y断面図、第5図は本考案の第2実施例にかかる内
燃機関用ピストンの半裁側面図である。 1・・・・・・ピストン本体、2・・・・・・外周面、
3・・・・・・ピン穴、4・・・・・・凹部、5・・・
・・・オイルリング溝、6・・・・・・油逃し穴、7・
・・・・・突部。
Claims (1)
- ピストン本体1の外周面2においてピストンピン嵌挿用
のピン穴30周縁部に浅い凹部4を鋳肌成形し且つ該凹
部4上端位置にオイルリング溝5を刻設し、該オイルリ
ング溝5にピストン本体1の側面を貫通する複数個の油
逃し穴6,6・・・・・・を鋳抜き成形してなる内燃機
関用ピストンにおいて、前記凹部4上端部には、前記油
逃し穴6,6・・・・・・のうち該凹部4上方に位置す
るものの下方に前記ピストン本体外周面2と同一面上と
なる突部Tを鋳造時に一体成形したことを特徴とする内
燃機関用ピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2625880U JPS5943479Y2 (ja) | 1980-03-01 | 1980-03-01 | 内燃機関用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2625880U JPS5943479Y2 (ja) | 1980-03-01 | 1980-03-01 | 内燃機関用ピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56127849U JPS56127849U (ja) | 1981-09-29 |
JPS5943479Y2 true JPS5943479Y2 (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=29622255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2625880U Expired JPS5943479Y2 (ja) | 1980-03-01 | 1980-03-01 | 内燃機関用ピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943479Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-01 JP JP2625880U patent/JPS5943479Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56127849U (ja) | 1981-09-29 |
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