JPS5942679B2 - トリアゾリジン誘導体および除草剤 - Google Patents

トリアゾリジン誘導体および除草剤

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JPS5942679B2
JPS5942679B2 JP12902176A JP12902176A JPS5942679B2 JP S5942679 B2 JPS5942679 B2 JP S5942679B2 JP 12902176 A JP12902176 A JP 12902176A JP 12902176 A JP12902176 A JP 12902176A JP S5942679 B2 JPS5942679 B2 JP S5942679B2
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JP
Japan
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triazolidine
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tetramethylene
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JP12902176A
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JPS5353694A (en
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攻 若林
邦 松谷
博樹 大田
哲夫 直原
久雄 渡辺
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なトリアゾリジン誘導体、これを有効成分
とする除草剤およびその製法に関するものである。
詳しくは、本発明に於ける新規なトリアゾリジン誘導体
は下記の一般式(I)で表わされる1、2ーテトラメチ
レンー3−エトキシカルボニルイミノー 4−(4−ハ
ロゲノー2−フルオロフェニル)■5−トリアゾリジン
ー5−チオンに関するものである。
一般式 よ1υυVV4轟4J (式中、Xはクロル原子またはブロム原子を表わす。
)本発明者等は先に、1,2−アルキレン−4置換一チ
オ(またはジチオ)ウラゾールが除草剤として有用であ
ることを見出したが、この系統の化合物はその強い殺草
力にもかかわらず植物の根部からの吸収が小さいきらい
があつた。
本発明者らはこの点に着目してトラックデザインを行い
、根部吸収性の増大とそれに併う作用力の増大を検討し
てきた。
その結果、1,2−アルキレン−3−アルコキシカルボ
ニルイミノ−4置換−S−トリアゾリジン−5−チオン
類がこれらの目的に合致することを見出した。その後、
更に詳しい検討を行つた結果、本発明の化合物が一層改
良された形であることを見出した。
以下に本発明化合物の製造方法、並びにその主たる用途
である除草剤としての性能について詳細に説明する。
本発明において前記一般式(1)で示される化合物は、
以下に示す反応式(4)に示される方法によつて好収率
で得ることができる。
(式中、Xは前記一般式(1)で定義したのと同様の意
義を有する。
)フ ゲノ一2−フルオロフエニルチオカルバモイル)ヒドラ
ジンは1,2−テトラメチレン−1−エトキシカルボニ
ル一2−(4−ハロゲノ一2−フルオロフエニルチオカ
ルバモイル)ヒドラジンを水酸化カリウム−エタノール
のようなアルカリ−アルコールによる脱炭酸反応によつ
て容易に得ることができる。
またエトキシカルボニルイソチオシアネートはアセトン
などの溶媒中チオシアン酸塩とハロ炭酸エチルエステル
との反応によつて容易に得ることができるがこの場合、
生成したエトキシカルボニルイソチオシアネートを蒸留
などによつて精製したものを上記反応式(4)で示され
る環化反応に用いてもよいが、精製する前の粗反応溶液
をそのまま環化反応に用いてもよい。このエトキシカル
ボニルイソチオシアネートは通常上記1,2−テトラメ
チレン−1−(4−ハロゲノ一2フルオロフエニルチオ
カルバモイル)ヒドラジンに対して1〜2倍モル用いら
れる。本反応は通常溶媒として、原料ヒドラジン誘導体
の5〜100倍重量のアセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、エタノール、イソブタノールなどのアル
コール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなどの非プ
ロトン性極性溶媒を単独にあるいは混合して用いること
により円滑に反応を行うことができる。
反応温度は室温〜200℃から選ばれ、通常反応系の還
流下で行われる。加熱時間は1〜12時間を要するが通
常6時間程度で十分である。反応生成物は、冷却後析出
した固形物を淵取したり、水、n−ヘキサン、石油エー
テル等を添加して沈澱させて得ることもできるが溶媒を
留去後残つた部分を捕集し水洗、乾燥する方法によつて
も得ることができる。
さらに精製するためには適当な溶媒、たとえばエタノー
ル、酢酸エチル等からの再結晶、クロマトグラフイ一あ
るいはこれらの精製技術の組み合せが用いられる。次に
本発明化合物の製造方法を具体的に説明するが本発明は
その要旨を超えない限り、以下の製造例に限定されるも
のではない。
製造例 1 チオシアン酸カリウム7.289(0.075モル)を
アセトン150m1に溶解し攪拌下クロルギ酸工チル8
.149(0.075モル)を徐々に加え、添加終了後
攪拌下15分間加熱還流する。
冷後析出した塩を済別し、淵液に1,2−テトラメチレ
ン−1−(4−クロル−2−フルオロフエニルチオカル
バモイル)ヒドラジン13.7gのテトラヒドロフラン
30m1溶液を加え、さらに6時間加熱還流する。溶媒
を減圧で留去し、残さをエタノール酢酸エチル混合溶媒
より再結晶し、目的とする1,2−テトラメチレン−3
−エトキシカルボニルイミノ−4−(4−クロル−2−
フルオロフエニル)−S−トリアゾリジン−5−チオン
を得た。収量13.49(72.5%)、融点148−
9℃o製造例 21,2−テトラメチレン−1−(4−
クロル−2−フルオロフエニルチオカルバモイル)ヒド
ラジン2.749(0.01モル)をテトラヒドロフラ
ン30m1に溶解させ、エトキシカルボニルイソチオシ
アネート1.319(0.01モル)を滴下する。
次いで混合物を攪拌しながら6時間加熱還流し、冷後2
00m1の水に注ぐ、析出した固形物を酢酸エチルより
再結晶すると、目的とする1,2−テトラメチレン−3
−エトキシカルボニルイミノ−4−(4−クロル−2−
フルオロフエニル)−Sートリアゾリジン−5−チオン
を得た。収量2.849(76.8%)、融点148−
9℃。製造例 31,2−テトラメチレン−1−(4−
ブロム2−フルオロフエニルチオカルバモイル)ヒドラ
ジン3.189(0.01モル)をテトラヒドロフラン
30m1に溶解させ、エトキシカルボニルイソチオシア
ネート1.319(0.01モル)を滴下する。
次いで混合物を攪拌しながら6時間加熱還流し、冷後2
00m1の水に注ぐ、析出した固形物をメタノール一酢
酸エチルより再結晶すると、目的とする1,2−テトラ
メチレン−3−エトキシカルボニルイミノ−4−(4−
ブロム−2−フルオロフエニル)−S−トリアゾリジン
−5−チオンを得た。収量3.079(74%)、融点
168−9℃本発明化合物を除草剤として使用する場合
は、通常これらの化合物を一般に農薬に使用される不活
性な各種の助剤、たとえば溶剤、界面活性剤、希釈用粘
土鉱物、乳化剤、浸透剤などの一種類以上をこれに加え
て用途に応じて乳剤、粉剤、水和剤、あるいは粒剤の形
で使用する。さらに必要があれば他の活性成分、たとえ
ば殺菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、肥料、共力剤、または他
の除草剤、植物生長調整剤などを混合して使用すること
も可能である。本発明化合物の使用量は通常有効成分と
してアールあたり5〜509が好適であるが必らずしも
この範囲に限定されるものではない。
本発明に係る除草剤は後記に述べる例からも明らかなよ
うに茎葉もしくは土壌処理することにより雑草に対して
優れた殺草活性を示し、雑草の発芽期、生育期のいずれ
においても除草効果が高い。
しかも有用作物、魚類に対する薬害、毒性が低く、選択
的除草剤として極めて優れている。次に本発明化合物を
有効成分とする除草剤について製剤例および試験例によ
りさらに具体的に説明するが、発明の要旨を超えない限
り、本発明はこれらの製剤例及び試1験例に限定される
ものではない。
製剤例 1(乳剤) 製造例1で得られた化合物30部(以下の部(ま全て重
量部を示す)をキシレン35部とジメチルホルムアミド
30部からなる混合溶媒に溶解し、さらにポリオキシエ
チレンナフチルエーテルスルホネート5部を加えて有効
成分30%を含有する乳剤を得た。
製剤例 2(水和剤) 製造例1で得られた化合物50部、珪藻土10部、カオ
リン35部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5
部を配合し、均一に混合粉砕して有効成分を50(f)
含有する水和剤を得た。
製剤例 3(粒剤)製造例1で得られた化合物5部、珪
藻土27部、ベントナイト66部、エアロールCT〜1
(東邦化学工業(株)商標)2部を混合しさらに水を加
えて、練り合せ造粒機を用いて造粒する。
これを60℃で2時間乾燥すると有効成分5%を含む粒
剤を得た。製剤例 4(粒剤)製造例3で得られた化合
物を製剤例3に従つて造粒し、粒剤を得た。
試験例 1 湛水土壌処理試験 1/5000アールのワグネルポツトに水田土壌を入れ
、表層にノビエ、タマガヤツリ、キカシグサおよびコナ
ギの種子を混入した土壌を入れ、さらに水稲苗(3葉期
)を移植して、水深を3CTnに保ち、5日後に本発明
化合物の粒剤を有効成分量がアール当り6.25,12
.5および259になるように水面に均一に散布処理し
た。
処理して3日間3CTn/日の減水深を与え、その後は
減水処理を行わず、薬剤散布25日後にその除草力およ
び水稲に対する影響を調査した。評価の基準は下記の通
りである。また、比較のために市販のN,N−ジエチル
S−(4−クロルベンジル)チオールカルバメート及び
当社先願の1,2−テトラメチレン−3エトキシカルボ
ニルイミノ一4−(p−クロルフエニル)−S−トリア
ゾリジン−5−チオンを用いて、同様の試験を行つた。
結果は表1の通りであつた。
試験例 2 畑地土壌処理試験 1/5000アールのワグネルポツトに畑土壌を入れ雑
草としてメヒシバ、ハキダメギク、シロザ、カヤツリグ
サの種子を作物としてイネ、ダイズ、トウモロコシの種
子を播種した。
その際、雑草種子は4種類混合し1個のワグネルポツト
の土壌表面に播種し、作物種子は1作物当り1ワグネル
ポツトに覆土2〜3?になるように播種した。その後、
本発明化合物の水和剤の水による希釈液を有効成分量が
アール当り6.25,12.5,259となるように土
壌表面に均一に散布した。処理後25日目にその除草力
をメヒシバ、ハキダメギク、シロザ、カヤツリグサにつ
いて薬害をイネ、ダイズ、トウモロコシについて調査し
た。評価は試1験例の基準と同じである。また比較のた
め市販の3−(3,4−ージクロルフエニル)−1,1
−ジメチル尿素を有効成分とする農薬及び試験例1で述
べた先願化合物を使用して同様の試験を行なつた。結果
は表2の通りであつた。試験例 3 茗葉処理試験 1/5000゛アールワグネルポツトに畑地土壌を入れ
、これにノビエ、メヒシバ、ダイコンを播種し、生育管
理したものに本発明化合物の乳剤を水で希釈して有効成
分濃度を、0.25,0,50/)とした希釈液をアー
ルあたり101の液量となるように小型の加圧噴霧器で
茎葉に散布処理した。
処理してから20日後に試験例1の除草力の基準に従つ
て調査した。なお、散布時の供試植物の葉今はノビエお
よびメヒシバが2〜3葉期、ダイコンが第1本葉期であ
り、この場合のダイコンは広葉雑草の代替植物として使
用した。
また比較のため市販の3,4ジクロルプロピオンアニリ
ドを有効成分とする農薬及び試験例1で述べた先願化合
物を用いて同様の試験を行つた。結果は表3の通りであ
つた。
試験例 4 ヒエを用いた発芽試験(根伸長阻害の測定)9儂のPe
triシヤーレに淵紙をしき、薬剤の所定濃度液10m
1を注入する。
次に食用ビエ(EchinOchlOautitis)
25粒を播種し、昼間25℃、夜間20℃に調節された
加湿式ガラス室で、7日間発芽生育される。50%根伸
長阻害を示す薬剤のモル濃度の逆数の対数(PI5O)
を求めることにより、根伸長阻害の指標とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはクロル原子またはブロム原子を表わす。 )で示されるトリアゾリジン誘導体。2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはクロル原子またはブロム原子を表わす。 )で示されるトリアゾリジン誘導体を有効成分とする除
    草剤。3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはクロル原子またはブロム原子を表わす。 )で示される1,2−テトラメチレン−1−(4−ハロ
    ゲノ−2−フルオロフエニルチオカルバモイル)ヒドラ
    ジンとエトキシカルボニルイソチオシアナートとを反応
    させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはクロル原子またはブロム原子を表わす。 )で示されるトリアゾリジン誘導体の製造方法。
JP12902176A 1976-10-27 1976-10-27 トリアゾリジン誘導体および除草剤 Expired JPS5942679B2 (ja)

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