JPS5942587Y2 - ダクト内流体流路切換装置 - Google Patents
ダクト内流体流路切換装置Info
- Publication number
- JPS5942587Y2 JPS5942587Y2 JP13718980U JP13718980U JPS5942587Y2 JP S5942587 Y2 JPS5942587 Y2 JP S5942587Y2 JP 13718980 U JP13718980 U JP 13718980U JP 13718980 U JP13718980 U JP 13718980U JP S5942587 Y2 JPS5942587 Y2 JP S5942587Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid flow
- temperature
- switching device
- flow path
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ビル、家庭、自動車等の空気調整用ダクト内
の流体流路をダンパーによシ切換える装置に関するもの
である。
の流体流路をダンパーによシ切換える装置に関するもの
である。
従来、前記の空調用ダクト内の流体流路をダンパーによ
り切換えるには、サーボモータ或いはバキュームモータ
(真空ポンプとエアーシリンダーにより駆動する)等の
アクチュエータが用いられているが、これらのアクチュ
エータは部品点数が多く保守が容易でないと共に製造も
簡単でないことに伴う高価格を招来していた。
り切換えるには、サーボモータ或いはバキュームモータ
(真空ポンプとエアーシリンダーにより駆動する)等の
アクチュエータが用いられているが、これらのアクチュ
エータは部品点数が多く保守が容易でないと共に製造も
簡単でないことに伴う高価格を招来していた。
本考案は叙上の点に着目して成されたもので、その目的
とするところは、Ni −Ti合金或いは、Cu −Z
n−Al合金等よう成る形状記憶材をダンパーの切換駆
動体として利用し、構造簡単にして製造容易なダンパル
切換装置を提供するものである。
とするところは、Ni −Ti合金或いは、Cu −Z
n−Al合金等よう成る形状記憶材をダンパーの切換駆
動体として利用し、構造簡単にして製造容易なダンパル
切換装置を提供するものである。
ここで形状記憶材とは、相変態により可逆的に形状が変
化する如き前記の合金を言うもので、温度により低温和
と高温相とをもち、マルテンサイト変態温度領域をはさ
んで温度を上下すると、低温相又は高温和で与えられて
いた変形が消失する特性を有するものである。
化する如き前記の合金を言うもので、温度により低温和
と高温相とをもち、マルテンサイト変態温度領域をはさ
んで温度を上下すると、低温相又は高温和で与えられて
いた変形が消失する特性を有するものである。
本考案は、このような形状記憶材の温度による形状変化
の変位量と発生力とをダンパーの切換操作の駆動力とし
て利用したものであって、空調シシステムに用いた実施
例を図面に参照して説明する。
の変位量と発生力とをダンパーの切換操作の駆動力とし
て利用したものであって、空調シシステムに用いた実施
例を図面に参照して説明する。
図において、1はダクト筐体、2は仕切板にしてダクト
筐体1内を三つの流路A、B、Cに区分する。
筐体1内を三つの流路A、B、Cに区分する。
3はダクト筐体1の流路Aに設置される冷却器、4は流
路Cに設置される暖房機にして、例えば自動車の場合に
ラジェータ或いはヒーターが熱源と1−で用いられる。
路Cに設置される暖房機にして、例えば自動車の場合に
ラジェータ或いはヒーターが熱源と1−で用いられる。
5は流路切換用ダンパーで、その一端は仕切板2に設け
た回動ピン6に連結される。
た回動ピン6に連結される。
7は上記流路切換用ダンパーを駆動する駆動機構を収納
した駆動部ケースにして、下部外周壁に後述の形状記憶
材スプリング冷却促進用とI−で複数個の通風窓8が設
けられる。
した駆動部ケースにして、下部外周壁に後述の形状記憶
材スプリング冷却促進用とI−で複数個の通風窓8が設
けられる。
而して、駆動部ケース7に収納される駆動機構は、ピス
トン9と、該ピストン9の上部に設置される反撥バネ1
0と、ピストン9の下部に設置される形状記憶材よジ形
成したスプリング11と、該形状記憶材スプリング11
の内部に位置し、駆動部ケース7の絶縁底壁12に支持
した正特性サーミスタの発熱を利用したヒーター13と
より構成されている。
トン9と、該ピストン9の上部に設置される反撥バネ1
0と、ピストン9の下部に設置される形状記憶材よジ形
成したスプリング11と、該形状記憶材スプリング11
の内部に位置し、駆動部ケース7の絶縁底壁12に支持
した正特性サーミスタの発熱を利用したヒーター13と
より構成されている。
−・そして、ダンパー5は駆動機
構のピストン9とピン15を介して連結されたリンク1
6にピン14を介して連結される。
構のピストン9とピン15を介して連結されたリンク1
6にピン14を介して連結される。
1γは流路Aに設けた送風機、18はダクト筐体1の吹
出口19の近辺に設置した感温検出器にして正特性のサ
ーミスターを用いている。
出口19の近辺に設置した感温検出器にして正特性のサ
ーミスターを用いている。
20は検出部、増巾部、出力部よりzるコントローラ部
にして、正特性サーミスター18の抵抗値変化を入力L
、ヒーター13の加熱電流を出力する。
にして、正特性サーミスター18の抵抗値変化を入力L
、ヒーター13の加熱電流を出力する。
以上の構成において、ダクト筐体1の吹出口190周辺
温度、すなわち負荷側の温度を正特性サーミスター18
で検出し、コントローラ部20よジ駆動部ケース7内の
ヒーター13を比例的に加熱する電流が供給される。
温度、すなわち負荷側の温度を正特性サーミスター18
で検出し、コントローラ部20よジ駆動部ケース7内の
ヒーター13を比例的に加熱する電流が供給される。
よって、形状記憶材スプリング11は相変態により伸縮
し、反撥バネ10の付勢力との相対関係(スプリング1
10伸脹力より弱い)により、ピストン9は上昇、降下
17、リンク16を介してダンパー5は流路BとCとを
択一的に切換えると共に、図の実線或いは二点鎖線に示
すように負荷温度に応じて移行する。
し、反撥バネ10の付勢力との相対関係(スプリング1
10伸脹力より弱い)により、ピストン9は上昇、降下
17、リンク16を介してダンパー5は流路BとCとを
択一的に切換えると共に、図の実線或いは二点鎖線に示
すように負荷温度に応じて移行する。
したがって、図示の実線状態に釦いては送風機17によ
る冷却器3を通る流路Aからの比較的少量の冷風が流路
Bを流れると共に、比較的多量の冷風が流路Cを通り暖
房機4による加熱温風とが混合されて吹出口19より吹
出し、負荷の温度を一定に保持する。
る冷却器3を通る流路Aからの比較的少量の冷風が流路
Bを流れると共に、比較的多量の冷風が流路Cを通り暖
房機4による加熱温風とが混合されて吹出口19より吹
出し、負荷の温度を一定に保持する。
また、図示の二点鎖線状態においては上記より低温の温
風が吹出され、さらに流路BとCとを択一的に切換えた
場合には冷風と温風とが夫々吹出されて負荷の温度を一
定に保持する。
風が吹出され、さらに流路BとCとを択一的に切換えた
場合には冷風と温風とが夫々吹出されて負荷の温度を一
定に保持する。
そして、本考案は、加熱は充分な発熱量が得られる正特
性サーミスタの発熱を利用するが、冷却は通風窓8より
大気温を利用した熱放散方式であるので、形状記憶材ス
プリングの変形温度を大気温より高い値に設定すること
が必要で、その差が大きければ冷却時の変形速度は速く
なり、本実施例のものは70℃程度にされている。
性サーミスタの発熱を利用するが、冷却は通風窓8より
大気温を利用した熱放散方式であるので、形状記憶材ス
プリングの変形温度を大気温より高い値に設定すること
が必要で、その差が大きければ冷却時の変形速度は速く
なり、本実施例のものは70℃程度にされている。
以上のように、本考案は、予め設定した温度を前後して
急激に可逆的な形状変化をする形状記憶材によりスプリ
ングを構成し、その温度による変位量と発生力とをダン
パーの切換操作の駆動力としているので、従来の如きア
クチュエータを用いる必要がなく、製造が容易であって
コンパクトにして安価なダンパー切換装置を提供する。
急激に可逆的な形状変化をする形状記憶材によりスプリ
ングを構成し、その温度による変位量と発生力とをダン
パーの切換操作の駆動力としているので、従来の如きア
クチュエータを用いる必要がなく、製造が容易であって
コンパクトにして安価なダンパー切換装置を提供する。
また、部品点数も少なく保守が極めて容易であり、ヒー
ターは正特性サーミスタの発熱を利用しているので、そ
の特性上過熱を防ぐことができ長期間の使用にも耐える
ものである。
ターは正特性サーミスタの発熱を利用しているので、そ
の特性上過熱を防ぐことができ長期間の使用にも耐える
ものである。
図は本考案に係るダクト内流体流路切換装置のシステム
の一実施例を示す。 1・・・・・・ダクト筐体、2・・・・・・仕切板、5
・・・・・・ダンパー、9・・・・・・ピストン、10
・・・・・・反撥ハネ、11・・・・・・形状記憶材ス
プリング、13・・・・・・ヒーター18・・・・・・
正特性サーミスター
の一実施例を示す。 1・・・・・・ダクト筐体、2・・・・・・仕切板、5
・・・・・・ダンパー、9・・・・・・ピストン、10
・・・・・・反撥ハネ、11・・・・・・形状記憶材ス
プリング、13・・・・・・ヒーター18・・・・・・
正特性サーミスター
Claims (1)
- ダクト内の流体流路をピストンに連結したダンパーによ
り切換える装置に訃いて、形状記憶材で形成したスプリ
ングと、該スプリングのヒーターでの加湿による伸張力
より弱いバネとを前記ピストンの上下に夫々配設したこ
とを特徴とする流体流路切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718980U JPS5942587Y2 (ja) | 1980-09-29 | 1980-09-29 | ダクト内流体流路切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718980U JPS5942587Y2 (ja) | 1980-09-29 | 1980-09-29 | ダクト内流体流路切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5761428U JPS5761428U (ja) | 1982-04-12 |
JPS5942587Y2 true JPS5942587Y2 (ja) | 1984-12-13 |
Family
ID=29497279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13718980U Expired JPS5942587Y2 (ja) | 1980-09-29 | 1980-09-29 | ダクト内流体流路切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5942587Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193715A (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-02 | Niles Parts Co Ltd | 自動車用オ−トエア−切換装置 |
-
1980
- 1980-09-29 JP JP13718980U patent/JPS5942587Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5761428U (ja) | 1982-04-12 |
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