JPS5942546B2 - 車輛用交流発電機 - Google Patents

車輛用交流発電機

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JPS5942546B2
JPS5942546B2 JP54129429A JP12942979A JPS5942546B2 JP S5942546 B2 JPS5942546 B2 JP S5942546B2 JP 54129429 A JP54129429 A JP 54129429A JP 12942979 A JP12942979 A JP 12942979A JP S5942546 B2 JPS5942546 B2 JP S5942546B2
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rotor
shaft
air
wall
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孜 志賀
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NipponDenso Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/02Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine
    • H02K9/04Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium
    • H02K9/06Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium with fans or impellers driven by the machine shaft

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車輌、特に自動車に用いられる交流発電機に関
し、より具体的にはその車輌用交流発電機の冷却効率の
向上のための構造に係る。
〔従来技術〕
まず、従来の車輌用交流発電機の欠点について第1図を
参照して説明する。
第1図に示される通り、従来の車輌用交流発電機はハウ
ジング10両端壁2及び3に夫々配備せられた軸受4に
回転可能に支持せられた軸6を有し、その軸6の一端部
は端壁2から突出せられていて、その突出せられた一端
部にエンジンにベルト(図示なし)を介して連結される
プーリ7が固着され、そのプーリ7と端壁2との間には
遠心ファン8が軸6に固着せられている。
軸6が回転せられると遠心ファン8が回転せられ、それ
により冷却用空気は第1図中矢印9で示すごとく、軸受
に隣接して端壁3に設けられた吸入口11を通ってハウ
ジング内空間へ導入せられ、その際その吸入口11近く
の軸受を冷却し、軸受を冷却した後ダイオードフィン1
2及びブラシ13を冷却し、その後ロータ14のポール
コア15の爪間及びそのロータ14とステータ16との
間の間隙部を通り、その際そのロータ14のロータコイ
ル17及びステータ16のステータコイル18の表面を
冷却し、軸受4に隣接して端壁2に設けられた吐出口1
9から、その軸受4を冷却しつつ外部へ流れせしめられ
る。
一般に、自動車用交流発電機の各構成部品の上昇最高温
度は、ステータコイルで約140℃、ダイオードフィン
で約90℃、ロータコイルで約80℃、軸受及びブラシ
で各々約60℃である。
上述した従来の交流発電機では、外部より吸入される冷
たい空気は、図中右側の軸受、ダイオードフィン12及
びブラシ13に最初に接続せられるがため、これら部品
に対する冷却性は比較的よい。
しかしながら、ロータコイル17及びステータコイル1
3には、それら軸受、ダイオードフィン及びブラシを冷
却した後のあたたまった空気流が接するため、それらコ
イルに対する冷却性は低く、軸受4にいったっては、他
のあらゆる部品を冷却した後の空気流が接するため、そ
の冷却性は極めて低い。
即ち、部品の上昇温度の低い順に沿って冷却用空気を流
せば冷却効率は良(なるが、実際上部品をそのような順
序に配置変えすることは不可能である。
更に、ステータコイル18の発熱量が最も高いにもかか
わらず、冷却用空気の大部分はロータのポールコア15
の比較的断面積の大きな爪間ヲ流れ、断面積の小さなロ
ータとステータとの間の間隙部へは少量の空気しか流れ
ず、しかもステータコイル18の表面に沿ってしか流れ
ず、そのステータコイルの内部まで充分冷却することは
できない。
加えて、冷却用空気は回転するロータのポールコア15
の爪間、及びロータとステータとの間の狭い間隙部を通
るため通風抵抗が大きく通風流量そのものを太き(する
ことができず、これによってもステータコイルの冷却を
充分に行うことはできない。
このようにステータコイルの冷却効率が低いとそのコイ
ルの抵抗が高くなり、結果として大きな発電機出力が得
られない。
遠心ファンそのものの容量を高めれば冷却効率は高めら
れるが、遠心ファンの大型化に伴って軸の回転速度を高
めることができず、そのために発電機出力の低下という
問題が生じ、また部品の耐熱性を高めれば上述のような
問題は生じない代わりに、コストアップという別の問題
が生ずる。
〔発明の目的〕
上記の問題点に鑑み、本発明は、車輌用交流発電機の冷
却ファンが小型であっても充分にバランス良(発電機内
発熱部を冷却することのできるファンの構造配置を見出
し、もって、車輌用交流発電機の小型化又は高出力化を
可能とすることを目的とする。
〔本発明の概要〕
本発明は次の構成を有する。
概ね円筒状の周壁及び該周壁の両軸線方向端に夫々備え
られた第1及び第2の端壁を有していて内部に空間を画
定せるハウジングであって、前記第1および第2の端壁
の各々にはそれを貫通して吸入口が備えられ、前記周壁
にはそれを貫通して軸線方向に互いに離隔せられた第1
及び第2の吐出口が備えられているハウジングと、 前記ハウジングの周壁と実質的に同心円関係をなして前
記第1及び第2の吐出口間において該ハウジング内に配
備されたステータコアを有するステークと、 前記ステータコアと同心円関係をなして延在し前記ハウ
ジングの夫々の吸入口に隣接した軸受にて軸支されて回
転する軸と、 前記軸に固着せられ該軸と同心円関係をなし、それぞれ
爪を有する一対のポールコアから形成されたロータと、 前記ハウジングから突出した前記軸に固着されたプーリ
と、 前記ロータの反プーリ側に配置されたダイオードフィン
と、 前記ロータのプーリ側の一端と前記第1の端壁との間で
前記軸と共に回転するファンであって該軸の回転時空気
を実質的に半径方向外へ及び前記ロータへ向う軸線方向
へ送風せしめる混流ファンと、 前記ロータの反プーリ側端と前記第2の端壁との間で前
記軸と共に回転する遠心ファンとを有し、前記軸が回転
する際前記混流ファンは前記プーリ付近の空気を前記第
1の端壁に設けられている前記吸入口を通して前記ハウ
ジング内空間に導入せしめるとともに該導入された空気
の一部を前記第1の吐出口を通して、及び残部を前記ロ
ータ内を介して前記第2の吐出口を通して前記ハウジン
グ内空間から夫々吐出せしめ、 また前記遠心ファンは前記第2の端壁に設けられている
前記吸入口と前記ダイオードフィンの周辺とを経由する
空気を前記ハウジング内空間に導入するとともに該導入
せられた空気を前記第2の吐出口を通して前記ハウジン
グ内空間から吐出せしめるよう構成されている。
また、前記混流ファンには、前記軸の軸の軸心が貫通し
かつ実質的に前記軸心が直角に交わる平面に対して平行
な平らな部分を有するベースプレートを有し、かつ該ベ
ースプレートには前記ロータのポールコアの爪数と同数
の突出部を有し、かつ前記ベースプレートには前記突出
部の前記ロータのポールコアの爪の回転方向先端側の一
側縁から折曲形成された羽根を有し、該羽根と前記ベー
スプレートの前記平らな部分との間の角度(θ)が18
0°〉θ〉90°の範囲に定められており、前記羽根の
少なくとも一部が前記ポールコアの爪相互間の隙間に対
面している。
〔本発明の実施例〕
以下本発明の実施例を添付第2図乃至第6図を参照して
説明する。
第2図乃至第5図は本発明による車輌用交流発電機の第
1の実施例を示し、その交流発電機は全体を20で示さ
れているハウジングを有している。
そのハウジング20は第3図に分解図で示したごとく、
3つのハウジング部分21,22,23で構成され、第
1のハウジング部分21は概ね円筒状の周壁24及びそ
の周壁の一端を実質的に閉じる端壁25を有し、その端
壁25にはそれから半径方向外方に突出するフランジ部
26が備えられている。
また、その端壁25の中央には周壁24と同心円関係を
なして環状壁27が備えられているとともに中心孔28
が備えられ、その環状壁27のまわりには周方向に互い
に離隔せられた複数個の開口部即ち吸入口29が配備さ
れている。
周壁24の自由端には周方向に互いに離隔された複数個
の切欠き31が設げられているとともに内周面には段部
32が形成されている。
第2のハウジング部分22は、第1のハウジング部分2
10周壁24と同一直径の概ね円筒状の周壁33とそれ
の一端を実質的に閉じる端壁34とを有し、その端壁3
4の中央には周壁33と同心円関係をなして環状壁35
が備えられているとともに中心孔36が備えられ、その
環状壁35のまわりには周方向に互いに離隔せられた複
数個の開口部37が配備されている。
周壁33の自由端内周面には段部33が形成されている
とともにその周壁33の、端壁34に隣接した所には周
方向に互いに離隔せられた複数個の開口部即ち吐出口3
9が形成されている。
第3のハウジング部分23ば、第2のハウジング部分2
20周壁33よりも径の小さな概ね円筒状の周壁41と
それの一端を実質的に閉じる端壁42とを有し、その端
壁42の中央には周壁42と同心円関係をなして環状壁
43が備えられているとともにその環状壁43のまわり
には複数個の開口部即ち吸入口44が周方向に互いに離
隔して配備されている。
周壁42の自由端には半径方向外方へ広がったフランジ
45が備えられている。
これら第1、第2及び第3のハウジング部分21.22
及び23は第2図に示されるごとく一体に組立てられて
ハウジング20を構成する。
即ち、第1及び第2のハウジング部分21及び22は、
それらの円筒状壁部24及び33に夫々設げられている
段部32(第3図)及び38が、ステータ50のコア5
1の外周部両軸線方向縁部に形成された段部に夫々嵌合
せられて両日筒状壁部24及び33間にステータコア5
1が挾持されるよう組立てられて内部に空間を画定せし
め、その際第1のハウジング部分210周壁24に形成
されている切欠き31はそのステータコア51の縁部と
協働して開口部即ち吐出口46を画定する。
また、第3のハウジング部分23はそれを周壁部41に
設けられたフランジ45により第2のハウジング部分2
2の外周にねじ等の適当な締付具により取付けられてそ
の第2のハウジング部分22との間に空間を画定せしめ
ている。
こうして、第1、第2及び第3のハウジング部分21.
22及び23の夫々の周壁部及びステータコア51の外
周面によりハウジング20の概ね円筒状の周壁が構成さ
れ、またその周壁の両軸線方向端壁が第1のハウジング
部分21の端壁25及び第3のハウジング部分23の端
壁42により夫々構成され、また第2のハウジング部分
22の端壁34はハウジング20の隔壁を構成している
ステータ50は、第1のハウジング部分210周壁部2
4と第2の・・ウジング部分22の周壁部33との間に
挾持され且つそれら周壁部と同心円関係をなすステータ
コア51と、そのステータコアのまわりに巻成されたス
テータコイル52とを有している。
ハウジング200周壁と同心円関係に軸53が延在し、
その軸53は端壁25の環状壁27内に配備された軸受
54及び端壁34の環状壁35(第3図)内に配備され
た軸受55により回転可能に支承せられているとともに
、その軸53の一端は端壁25から外方へ突出せられ、
その突出せられた軸53の端部にはプーリ56が固着さ
れている。
そのプーリ56は図示していないVベルトを介してエン
ジンの出力軸に連結される。
ステータ50の内周面と軸53の外周面との間の空間に
はそれらステータ及び軸53と同心円関係をなしてロー
タ60がその軸53に固着せられ、そのロータ60はポ
ールコア61とそれに巻成されたロータコイル62とを
有し、そのポールコア61は第4図に示す通り周方向に
互いに離隔された複数個(図示実施例では6個)の爪6
3を有している。
なお、ロータ60を形成する一対のポールコア61の爪
63の配置は、周知のランゾルポール型のものであり、
例えば実公昭47−7791.号公報や実公昭49−7
605号公報等にて良く知られた形状である。
そして、第4図においては、一対のポールコア610片
側しか図示しておらず、他方のポールコア61は図示を
省略している。
よって、実際には第4図において爪63相互間に反対側
のポールコア61の爪の先端が見えるが、後述する混流
ファン70の形状を明らかにするために省略した。
混流ファン70は端壁25とロータ60のポールコア6
1の軸線方向一端面との間で軸53に固着され、その混
流ファン70は第4図及び第5図に示される通り、ロー
タ60のポールコア61の爪63の数と対応した数の複
数個の半径方向外側に延在する突出部71を有するよう
平らな板材をプレス加工して作られたベースプレート7
2と、各突出部71の一側縁すなわちポールコア61の
爪630回転方向先端側の側端部に沿って折曲げられて
形成された羽根73とを有する。
そして、前記突出部71は前記ロータ60の軸心が貫通
し、かつ実質的に直角に交わる平面に対して平行な平ら
な面を構成しており、ベースプレート72の一部分をな
している。
又、羽根73と突出部71との間の角度(θ)は180
°〉θ〉90°の範囲に定められている。
又、羽根73は好ましくは図示の如くポールコア61の
爪63の回転方向先端側の側端部に取付けられている。
・更に、羽根73は少なくともその一部がロータ60の
軸方向から見てポールコア61の爪63相互間の隙間と
対面している必要があり、これによって、該隙間内の空
気が羽根73によってロータ60の軸心方向へ移動する
すなわち、矢印75で示す方向への回転時、前記爪63
相互間の隙間内の空気を実質的にロータ60の軸心方向
に移動させることができ、この混流ファン70は軸流方
向に風を発生することが明らかである。
又、放射状に設けられている羽根73は矢印75で示す
回転時に、周知の原理で風を羽根73の軸53に近い側
から遠い側へと流す遠心方向の風を流すことも明らかで
ある。
かくして混流ファン70は、その名のとおり、軸方向風
と遠心方向風の両方の風を吐出することができる。
遠心ファン80(第2図)は端壁34とロータ60のポ
ールコア61の軸線方向他端面との間で軸53に固着さ
れ、回転時空気を実質的に半径方向外方へ流れせしめる
よう構成されている。
端壁34と第3の・・ウジング部分23とで画成される
空間内には環状壁43に囲繞されるように幅53の径小
部91が突出せられ、その径小部91にはスリップリン
グ92を担持した環状絶縁体93が嵌合せられ、そのス
リップリング92にはブラシ94が摺動係合されている
また、その端壁34と第3のハウジング部分23とで画
定された空間内には+、−1一対のダイオードフィン9
5が配備され、そのダイオードフィン95は端壁34に
直接または間接的に取付けられている。
上述のごとく構成された車輌用交流発電機の作動につい
て以下説明する。
軸53が回転せられるとその軸に固着されているロータ
60、混流ファン70及び遠心ファン80が回転せられ
る。
混流ファン70はそれが回転せられる際端壁25に設け
られている吸入口29から冷却用空気を矢印96で示す
ようにハウジング20内空間へ導入し、その際軸受54
を冷却する。
その軸受54を冷却した空気の一部は混流ファン70に
より実質的に半径方向外方へ及び残部はロータ60へ向
かって実質的に軸線方向へ流れせしめられる。
半径方向外方へ流れせしめられた冷却用空気は矢印96
aで示すようにステータ50のステータコイル52を横
切って流れてそのステータコイルを冷却し、その後吐出
口46を通ってハウジング内空間から吐出せられる。
混流ファン70により軸線方向へ流れせしめられた空気
は矢印96bで示すようにロータ60のポールコア61
の爪63間の空間を流れてそのロータのロータコイル6
2を冷却し、その後ステータ50のステータコイル52
を横切ってそのコイルを冷却し、吐出口39から外部へ
流れせしめられる。
この混流ファン70により半径方向外方へ送られる空気
流96aと軸線方向へ送られる空気流96bとの流量割
合はその混流ファンの羽根73の折曲げ角(θ)(第5
図)と、吐出口46及び39の開口面積比により調節さ
れ得る。
遠心ファン80はそれが回転せられる際端壁42に設け
られている吸入口44がら空気を第2図中矢印97で示
すように・・ウジフグ20空間内に導入し、その際ブラ
シ94を囲む環状壁43を冷却するとともにダイオード
フィン95を冷却し、その環状壁43により案内されて
隔壁34に設けられた開口部37へ流入せられる。
その開口部37へ流入せられる際冷却用空気は軸受55
を冷却する。
軸受55を冷却した空気は遠心ファン80により実質的
に半径方向外方へ流れせしめられ、ステータ50のコイ
ル52を横切ってそのコイルを冷却し、混流ファン70
により送られてきた矢印96bで示される空気流ととも
に吐出口39よりハウジング内空間から吐出せられる。
このように、本発明実施例による車輌用交流発電機にお
いては、混流ファン70により生じせしめられる空気流
で軸受54、次いでステータコイル52を、及び軸受5
4、ロータコイル61、次いでステータコイル52を、
また遠心ファン80により生じせしめられる空気流でブ
ラシ94、ダイオードフィン95、軸受55、次いでス
テータコイル52を、という上昇温度の低い部品から順
に冷却せしめるので、冷却効率が高められ、各部品の温
度上昇を低(抑えることが可能である。
特に、発熱量のステータコイル52を横切るように冷却
用空気を流れせしめるようにしたことにより、ステータ
コイルの冷却効率が高められ、それによりステータコイ
ルの温度上昇による抵抗の増大が抑えられるので高い発
電機出力を得ることが可能・である。
また、諸部品の温度上昇も低く抑えることができるので
、それら部品に高い耐熱性が要求されず、交流機そのも
ののコストダウンが計れ得るとともに軸受やブラシの寿
命も向上せられるがため、交流機としての経済性が高め
られる。
更に、ファンとして小型のものを用いることができるの
で、軸に作用する負荷を軽減し、高速運転を可能ならし
め、これによっても発電機出力の向上を計ることが可能
である。
なお、2つのファンで各々はぼ等しい距離にわたって冷
却用空気を流れせしめるようにすれば、その空気流に対
する抵抗が軽減され、送風流量を高めることができるた
め、これによっても冷却性能が高められ得る。
第6図は本発明による第2の実施例を示し、この第6図
に示された第2の実施例においては、第2図乃至第5図
に関連して述べた第1の実施例の第2及び第3のハウジ
ング部分22及び23を一体に形成せしめて第2のノ・
ウジング部分122としたもので、先に述べた第1の実
施例と同じ部品及び部材に関しては説明を省略する。
第1のハウジング部分21とともにノ・ウジング20を
構成する第2のハウジング部分122は第1のハウジン
グ21の周壁24と計径の周壁部133と、その周壁1
33よりも径の小さい径小周壁141とを有し、その径
小周壁141の軸線方向一端は周壁133に一体に連結
せられているとともに軸線方向他端には端壁142が備
えられ、その端壁142の中央にはその端壁の一端面か
ら軸線方向に突出する環状壁135と反対側の面から軸
線方向に突出する環状壁143とが備えられ、その環状
壁143の自由端は端壁部151で閉じられていて内部
に凹所152を画定している。
その凹所152には軸受55が嵌合せられていて軸53
の径小部91を回転可能に支承し、またその軸53の、
それの径小部91に隣接した所にはスリップリング92
を担持した環状絶縁体93が嵌合せられ、そのスリップ
リング92にブラシ94が摺動係合せられている。
また、ダイオードフィン95が端壁142の内面に直接
又は間接的に取付けられている。
先に述べた第1の実施例と作動上異なる点は、第1の実
施例においては、遠心ファン80により生じせしめられ
る空気流が、ブラシ94、ダイオードフィン95、次い
で軸受55という順に流れるのに対し、第6図の第2の
実施例では遠心ファン80により生じせしめられる空気
流が、軸受55、ブラシ94、次いでダイオードフィン
95という順に流れることだけで、他の点においては第
1の実施例と実質上同じであって、この第2実施例でも
第1実施例に関して述べたものと同様の作用効果が奏さ
れるものであることは明らかである。
尚、以上述べた本発明による車輌用交流発電機の構造は
単なる例示にすぎず、様々な変形が可能である。
例えば、混流ファンは平板からプレス加工したものを示
したが、鋳造によっても作られ得ること、またブラシの
ない交流発電機にも本発明は適用可能なこと等である。
更に、第1及び第2のハウジング部分はステータコアを
挾持した状態で組立てられているけれども、これらハウ
ジング部分を嵌合等により直接結合せしめ、ステータコ
アをそのようにして構成されたハウジングの内周部に固
定せしめるようにしてもよい。
この場合、一方のハウジング部分の周壁の軸線方向長さ
を他方のものよりも長くし、その長い周壁に両方の吐出
口を設けてもよいし、あるいは両方のハウジング部分の
周壁の長さをほぼ同じにしてそれら両ハウジング部分に
渡って吐出口を配備するようにしてもよい。
なお、混流ファン(斜流ファンと呼ばれることもある)
の形態は種々のものが考えられるが、上述した実施例の
如く平らな板状材料からなるベースプレートの一部を折
曲して混流ファンとするものは製造が容易で安価である
という利点がある。
又、上記実施例の如くベースプレートを平板状となしポ
ールコアに密接させることによりスペースをとらないで
混流ファンを形成できるという利点がある。
更に、混流ファンの羽根をポールコアの重数と同数とし
、混流ファンの羽根から吐出した軸方向成分の風がポー
ルコアの爪相互間に入るようにすることにより、ロータ
内部を良好に冷却することができる。
以上述べた通り、本発明にあっては、ノーウジング20
の第1の端壁とロータ60の軸線方向一端との間で軸5
3と共に回転するよう配備されていて該軸の回転時空気
を実質的に半径方向へ及びロータ60へ向う軸線方向へ
送風せしめる、いわゆる遠心ファンの作用と軸流ファン
の作用とを兼ね備えた混流ファン70を用いているがた
め、該混流ファンそれ自体で該ファンにより送風される
空気に半径方向外方速度成分及び軸線方向速度成分を持
たせることができ、こうして混流ファン70により送風
せしめられる空気の一部は該混流ファンそのものにより
付与された半径方向速度エネルギにより半径方向外方へ
流れせしめられて第1の吐出口46に隣接したステータ
500部分を積極的に冷却せしめ、また、混流ファン7
0により送風せしめられる空気の残部は該混流ファンそ
のものにより付与された軸線方向速度エネルギにより軸
線方向に流れせしめられてロータ60を積極的に冷却し
、次いで遠心ファン80によって送風された空気と合流
して第2の吐出口39に隣接したステータ50の一部を
冷却せしめ、それにより、これらロータ60及びステー
タ50に対する冷却効率を高めることができるという効
果が奏される。
すなわち、混流ファンとすることにより、ロータ60と
ステータ50の両方に通風抵抗や損失が少ない状態でス
ムーズに風を流すことができ、大幅な冷却効率の増加が
達成できるという効果がある。
又、混流ファン70の位置をプーリ側とし、一方、この
混流ファン70と対をなす遠心ファン80を反プーリ側
、つまり、ダイオードフィン95側に配置しているから
、ダイオードフィンを経由しない冷たい空気の一部を直
接ステータコアのプーリ側端部に吹き付けて、これを冷
却し、又、コノ空気の残部をロータ内に分流せしめて、
これを冷却しているので、混流ファンの欠点であるとこ
ろの個々の方向への風量が分流の結果少なくなる点を、
冷たい空気温度でカバーすることができる。
一方、ダイオードフィン95を冷却すると共に、ステー
タコイルの反プーリ側端部をも冷却する責務のある遠心
ファンは、ステータコイルに当てる空気がダイオードフ
ィンのために上昇せざるを得ないという問題があるが、
この問題を遠心ファンの風量の犬なることが保証し、よ
って、ステータコイルのプーリ側、反プーリ側共にバラ
ンス良く冷却することができ、かつ、冷たい風を直接ロ
ータ内とダイオードフィンに当てて、これらを効率良く
冷却することができる。
かくして、小型ファンを使用してハウジングを極力小型
化しても全体がバランス良く冷却されるため、軽量化、
小型化、低風損、低騒音、低振動といった格別なる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車輌用交流発電機の長手方向概略断面図
、第2図は本発明による車輌用交流発電機の第1の実施
例を示す長手方向概略断面図、第3図は・・ウジングを
構成する部材の断面分解図、第4図は第2図における線
IV−IVで取った一部省略断面図、第5図は第4図に
おげろ線■−■で取った一部省略断面図、及び第6図は
本発明の第2の実施例を示す長手方向概略断面図である
。 24.33,41.133,141・・・・・・周壁、
25.42,142・・・・・・第1及び第2の端壁、
20.21.22,23,122・・・・・・・・ウジ
ング、29.44・・・・・・吸入口、46,39・・
・・・・第1及び第2の吐出口、51・・・・・・ステ
ータコア、50・・・・・・ステータ、54,55・・
・・・・軸受、53・・・・・・軸、63・−・・・・
爪、61・・・・・・ポールコア、60・・・・・・ロ
ータ、56・・・・・・プーリ、95・・・・・・ダイ
オードフィン、70・・・・・・混流ファン、80・・
・・・・遠心ファン、72・・・・・・ベースプレート
、71・・・・・・突出部、73・・・・・・羽根。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 概ね円筒状の周壁及び該周壁の両軸線方向端に夫々
    備えられた第1及び第2の端壁を有していて内部に空間
    を画定せる・・ウレングであって、前記第1及び第2の
    端壁の各々にはそれを貫通して吸入口が備えられ、前記
    周壁にはそれを貫通して軸線方向に互いに離隔せられた
    第1及び第2の吐出口が備えられているハウジングと、 前記・・ウジングの周壁と実質的に同心円関係をなして
    前記第1及び第2の吐出口間において該ハウジング内に
    配備されたステータコアを有するステータと、 前記ステータコアと同心円関係をなして延在し前記ハウ
    ジングの夫々の吸入口に隣接した軸受にて軸支されて回
    転する軸と、 前記軸に固着せられ該軸と同心円関係をなし、それぞれ
    爪を有する一対のポールコアから形成されたロータと、 前記ハウジングから突出した前記軸に固着されたプーリ
    と、 前記ロータの反プーリ側に配置されたダイオードフィン
    と、 前記ロータのプーリ側の一端と前記第1の端壁との間で
    前記軸と共に回転するファンであって該軸の回転時空気
    を実質的に半径方向外へ及び前記ロータへ向う軸線方向
    へ送風せしめる混流ファンと、 前記ロータの反プーリ側端と前記第2の端壁との間で前
    記軸と共に回転する遠心ファンとを有し、前記軸が回転
    する際前記混流ファンは前記プーリ付近の空気を前記第
    1の端壁に設けられている前記吸入口を通して前記ハウ
    ジング内空間に導入せしめるとともに該導入された空気
    の一部を前記第1の吐出口を通して、及び残部を前記ロ
    ータ内を介して前記第2の吐出口を通して前記ハウジン
    グ内空間から夫々吐出せしめ、 また前記遠心ファンは前記第2の端壁に設けられている
    前記吸入口と前記ダイオードフィンの周辺とを経由する
    空気を前記ハウジング内空間に導入するとともに該導入
    せられた空気を前記第2の吐出口を通して前記ハウジン
    グ内空間から吐出せしめるよう構成されていることを特
    徴とする車輌用交流発電機。 2、特許請求の範囲第1項記載の車輌用交流発電機にお
    いて、前記混流ファンには、前記軸の軸心が貫通しかつ
    実質的に前記軸心が直角に交わる平面に対して平行な平
    らな部分を有するベースプレートを有し、かつ該ベース
    プレートには前記ロータのポールコアの爪数と同数の突
    出部を有し、かつ前記ベースプレートには前記突出部の
    前記ロータのポールコアの爪の回転方向先端側の一側縁
    から折曲形成された羽根を有し、該羽根と前記ベースプ
    レートの前記平らな部分との間の角度(θ)が180°
    〉θ〉90°の範囲に定められており、前記羽根の少な
    (とも一部が前記ポールコアの爪相互間の隙間に対面し
    ている車輌用交流発電機。
JP54129429A 1979-10-09 1979-10-09 車輛用交流発電機 Expired JPS5942546B2 (ja)

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US06/358,901 US4418295A (en) 1979-10-09 1982-03-17 Multi-path cooling in AC generator for vehicle
US06/546,190 US4549103A (en) 1979-10-09 1983-10-27 Multi-path cooling in an AC generator for a vehicle

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JPS5115921U (ja) * 1974-07-23 1976-02-05

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