JPS5942516Y2 - ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ− - Google Patents

ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ−

Info

Publication number
JPS5942516Y2
JPS5942516Y2 JP1095680U JP1095680U JPS5942516Y2 JP S5942516 Y2 JPS5942516 Y2 JP S5942516Y2 JP 1095680 U JP1095680 U JP 1095680U JP 1095680 U JP1095680 U JP 1095680U JP S5942516 Y2 JPS5942516 Y2 JP S5942516Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
wedge
foil cylinder
sheet metal
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1095680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56113242U (ja
Inventor
悦千代 高倉
章 青木
Original Assignee
東京部品工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京部品工業株式会社 filed Critical 東京部品工業株式会社
Priority to JP1095680U priority Critical patent/JPS5942516Y2/ja
Publication of JPS56113242U publication Critical patent/JPS56113242U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5942516Y2 publication Critical patent/JPS5942516Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液圧ホイルシリンダー内にウェッジ拡張機構を
配置したドラムブレーキ用液圧ホイルシリンダーに関す
る。
ドラムブレーキ用液圧ホイルシリンダーにパーキングブ
レーキを具えるためウェッジ拡張機構を用いたドラムブ
レーキ用液圧ホイルシリンダーが知られている。
例えば米国特許第2140741号、英国特許第134
9589号がある。
しかしこれらはいずれも、一対のピストンの対向面を傾
斜面を設けて形成し、この傾斜面間に液圧を導入し、常
用のブレーキ作動と、ウェッジによるパーキングブレー
キ作動を併合させるように構成されている。
しかしながら従来知られているウェッジ拡張機構を有す
る液圧ホイルシリンダーにおいてはいずれもピストンに
作用する液圧の影響をそのま1ウ工ツジ拡張機構が受け
るためウェッジが揺動しそのため液圧ブレーキの作動時
、又は液圧ブレーキとパーキングブレーキが共に作動す
るときピストン又はウェッジ拡張機構がその機能を充分
はたしえない欠点があった。
本考案はこれらの欠点を解消するために液圧ブレーキの
作動時において液圧の影響を出来るだけ少なくするよう
にしたウェッジ拡張機構有するドラムブレーキ用液圧ホ
イルシリンダーを提供することを目的とする。
第1図は本考案に係るウェッジ拡張機構を有するドラム
ブレーキ用液圧ホイルシリンダーの縦断面図、第2図は
第1図のA−A断面図を示す。
本考案は液圧ホイルシリンダーボディー1内に二個のタ
ペット2,3とこのタペット2,3との間にウェッジ4
を配置しこのウェッジ4突出して形成した凸部4aの板
金体5の案内部を設けこのウェッジ40両側部即ちタペ
ット2,3と接触係合するように配置された二個のロー
ラ6.7を設けこのローラ6.7は板金体5Kまり軸支
され、又板金体5はウエフア4の下端に設けられたスプ
リング8により支えられている。
又、スプリングは液圧シリンダーボディーに取りつけら
れたスプリングカバー9により取りつけられている。
すなわち、液圧ホイルシリンダーボディ1内に同一径で
同一軸線上にホイールシリンダーを形成し、このホイー
ルシリンダー内に外側端部に鍔部を設けたピストン10
.11を対向して設ける。
この鍔部はピストン10,11の制動解放時の位置決め
をさせるため、鍔部内側端面が液圧ホイルシリンダーボ
ディ1の開口端面とタイトに当接するように形成する。
またピストン10,11の内方側に、−図を平面状に形
成し反対面を傾斜面に形成したタペット2,3を設けて
形成する。
タペット2,3はそれぞれ平面状の端面をピストン10
.11の内側端面と面接触するように設け、傾斜面を対
向させてかく。
一方液圧ホイルシリンダー9の縦軸線つまりタペット2
,3の中点を通る軸線上にウェッジ4を設ける。
°ウェッジ4は、矩形形状の断面を有する部分を設け、
対向する画面に突出して形成した凸部4aを形成し、こ
の両面と直交する両面を第1図下方に末広がり状に、か
つタペット2,3の傾斜面と平行なるようにウェッジ面
を形成し、その端縁部は更に先細り状に形成する。
さらに、縦軸線上にウェッジ4の凸部4aをわずかに遊
嵌する長孔貫通状の溝5aと上級近郷の両端面に開口す
る長孔切り欠き溝に形成した軸支部5cを同一線上に設
けた二枚の板金体5を設ける。
この板金体5は長孔貫通状の溝5aにウェッジ4の凸部
4aを嵌合し、ウェッジ4を挾持するように設け、同時
に軸支部5cにローラ6.7を移動可能に軸支して上端
部を係合し、下端部をコイルスプリング8の開口部に係
止して係合する。
このコイルスプリング8は液圧ホイールシリンダーボデ
ィ1に脱着可能に取付けたスプリングカバー9に取付け
る。
この状態ではタペット2.3の傾斜面はローラー6.7
と接触し、またローラー6.7はウェッジ4のウェッジ
面と接している。
以上がウエフア拡張機構である。
このウエフア拡張機構の二個のタペット2,30両側に
それぞれピストン10.11を又、このタペット2,3
とピストン10,11の間には液圧室13.15を設け
る。
液圧口12から送液される液圧は液圧室13に又液圧口
14から送液される液圧は液圧室15に入る。
16,17は液圧室からの液の漏洩を防止するためのピ
ストンカップ、18は押しボルト、19はシュー受け、
20はロッド、20aはウェッジ拡張機構を押し上げる
ために設けられるエヤーチャンバー(図示せず)とロッ
ト20と接続するためのピン、21は防塵用ブーツ、2
2はブレーキシューで押しボルト18及びシュー受けに
設けられた溝18a 、 19aと係合する。
23はブレーキシュー22に取りつけられたライニング
、調整歯車24はピストン11と一体に形成され外周に
は爪歯がありこの爪歯を外部から回転させることにより
押しボルト18とピストン11との相対的位置を調整す
ることにより、ライニング23とブレーキドラム(図示
せず)との間隙を微小調整する。
25は調整歯車24を振動等により回転することを防止
するための抑えである。
本考案に係るウエフア拡張機構を有するドラムブレーキ
用液圧ホイルシリンダは以上のごとく構成されている。
第3図は板金体5の正面図、第4図は側面図である。
溝5aはウエフアの凸部4aにより案内され挿入される
5cはローラ6.7の軸支部である。
以下作用について説明する。
液圧ブレーキとして作用する場合には、液圧口12,1
4に同圧同量が送液されこれらはそれぞれ液圧室13,
15に送られると、との液圧によりピストン10.11
は押出される。
この場合液圧室13,15の受圧面積は同一のためタペ
ット2,3によりウエフア4は等荷重を受けることにな
るため、ウエフア4とロッド20の接手の中心26を支
点として曲げモーメントを受けることがなくなるためウ
エフア4が揺動することがなく、ピストンの作動により
押しねじ18とシュー受け19が押し出され、ブレーキ
シュ22をブレーキドラム(図示せず)とブレーキシュ
ー22に取りつけられたライニング23が押圧するよう
に接触することによりブレーキ作用がなされる。
次にパーキングブレーキの作用について説明する。
ロッド20とエアチャンバー(図示せず)がピン20a
で接続されているエアチャンバーの作動により、ロッド
20がウエフア4を押し上げるごとく引き上げるとロー
ラ6゜7により、タペット2,3が左右にピストン10
゜11を押し出すように作動する。
そのため前記液圧ブレーキ作動時と同様に、ブレーキ作
用することになる。
本考案に係る、ウェッジ拡張機構を有するドラムブレー
キ用液圧ホイルシリンダーは液圧ブレーキ作動時パーキ
ングブレーキ作動時又は同時作用時にウェッジが揺動す
ることがなく、安定したブレーキ力が得られる。
すなわち、タペットの対向面間つまりウェッジ拡張機構
の部分には作動油の導入がないためこの作動油および作
動油の液圧の影響は全く受けないのである。
また、ピストンおよびタペットに左右対称に同形のもの
が設けられているため圧力的にバランスしている。
さらに、ピストンは位置決めのための鍔部を設けである
のでローラーの位置決めも精度高く、かつ容易に行うこ
とが可能となる。
さらにまたタペットの傾斜面とウェッジ面は平行するよ
うに形成しであるのでローラーを介してウェッジが受け
る力も左右均衡して容易にバランスがとれる利点を有す
る。
またウェッジの先端縁はコイルスプリングの開口に案内
されているので多少のふれも、コイルスプリングにより
吸収することが容易である。
また板金体も下端をコイルスプリングにより係止されて
いるのでローラーは制動解放時にも常にタイトに接触し
ており、ウェッジ作動時の緩衝を司どる実益を有する。
またピストンは同一径をもって形成され、タペットも同
一形に形成されているので製作袋よび組立が容易である
実益を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウェッジ拡張機構を有するドラム
ブレーキ用液圧ホイルシリンダーの縦断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は板金体の正面図、第4
図は板金体の側面図である。 1・・・・・・ホイルシリンダーボデー、2,3・・・
・・・タペット、4・・・・・・ウェッジ、5・・・・
・・板金体、6,7・・・・・・ローラ、8・・・・・
・スプリング、10,11・・・・・・ピストン、12
.14・・・・・・液送口、13,15・・・・・・液
圧室、16,17・・・・・・ピストンカップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウェッジ拡張機構を有するドラムブレーキ用液圧ホイル
    シリンダーにおいて、同一径に形成したホイルシリンダ
    ー内を摺動し、制動解放時の位置決めする、液圧ホイル
    シリンダーボディ1の開口端面と面接触する鍔部を設け
    、液圧ホイルシリンダーボディ1の開口側に対向して挿
    嵌された対をなすピストン10.11と、この対をなす
    ピストン10,11の対向而と一面が面接触し、対向而
    をローラー6.7と接触してピストン10.11を外方
    に押出すように形成した傾斜面を有する、ピストンio
    、i1と同一径に形成した、対をなすタペット2,3と
    、タペット2とピストン10の間に形成した液圧室13
    並びにタペット3とピストン110間に形成された液圧
    室15と、前記ローラー6.7を軸支すると共に、同一
    線上の両側部に開口する長孔切り欠き・溝に形成した軸
    支部5cを設け、同時に、縦軸線上にウェッジ4の凸部
    4aと嵌合する長孔貫通状の溝5aを設けた二枚の板金
    体5と、一端縁で板金体5と係合し、他端縁を、液圧シ
    リンダーボディ1に脱着可能に取付けたスプリングカバ
    ー9に係止された開巻コイルスプリング8と、2枚の板
    金体50間に挿嵌され、長孔貫通状の溝5aと嵌合する
    凸部4aを両側に設けると共に、凸部4aと直交する端
    面を、ローラー6.7と接触して押拡くタペット2,3
    の傾斜面と平行するようにしたウェッジ面に形成し、同
    時に末広状の端縁部を、コイルスプリング8の開口に挿
    入するように先細状に形成したウェッジ4を有すること
    を特徴とするウェッジ拡張機構を有する液圧ホイルシリ
    ンダー。
JP1095680U 1980-01-30 1980-01-30 ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ− Expired JPS5942516Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1095680U JPS5942516Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1095680U JPS5942516Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56113242U JPS56113242U (ja) 1981-09-01
JPS5942516Y2 true JPS5942516Y2 (ja) 1984-12-12

Family

ID=29607591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1095680U Expired JPS5942516Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5942516Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56113242U (ja) 1981-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5942516Y2 (ja) ウェッジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ−
US4347917A (en) Floating type disc brake
EP0108680A1 (en) A caliper for a disc brake and a method for manufacturing the same
US4019608A (en) Lever actuated caliper brake
US4305483A (en) Sliding caliper disc brake
JPS6238033Y2 (ja)
CA1060813A (en) Brake construction
JPS641555Y2 (ja)
JPS6015006Y2 (ja) ウエツジ拡張機構を有するドラムブレ−キ用液圧ホイルシリンダ−
JPS6015950Y2 (ja) 車輌用デイスクブレ−キ装置
JPH0143557Y2 (ja)
JPH0517966B2 (ja)
JPS6330824Y2 (ja)
US4109764A (en) Floating caliper disc brake and a guide key for the same
JPH0343473Y2 (ja)
JPS5912433Y2 (ja) 機械式ドラムブレ−キ
JPS621461Y2 (ja)
JPH0341160Y2 (ja)
JPH0740089Y2 (ja) ロッドレスシリンダの中間停止装置
JPS6329952Y2 (ja)
JPS5850121Y2 (ja) ドラムブレ−キの鳴き防止構造
JPS6035802Y2 (ja) デイスクブレ−キ装置
JPS5828453B2 (ja) スプリングデイスクブレ−キ
JPS627868Y2 (ja)
JP2590207Y2 (ja) ディスクブレーキ装置