JPS5942514Y2 - 車両のブレ−キ摩擦部材摩耗粉の回収装置 - Google Patents

車両のブレ−キ摩擦部材摩耗粉の回収装置

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JPS5942514Y2
JPS5942514Y2 JP9882979U JP9882979U JPS5942514Y2 JP S5942514 Y2 JPS5942514 Y2 JP S5942514Y2 JP 9882979 U JP9882979 U JP 9882979U JP 9882979 U JP9882979 U JP 9882979U JP S5942514 Y2 JPS5942514 Y2 JP S5942514Y2
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JP
Japan
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brake
cover
brake friction
friction member
negative pressure
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JP9882979U
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JPS5617428U (ja
Inventor
一男 中矢
和幸 植松
幸雄 伴野
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この出願は自動車のブレーキ機構の作動時に生じるブレ
ーキ摩擦部材摩耗粉回収の技術に属するものである。
而して、開示考案はブレーキ摩擦部材に集塵口を対設せ
しめてブレーキライニング等の摩耗粉を吸引回収する様
にした構造に関するものであり、特に、該ブレーキ摩擦
部材を囲繞するカバーを設は該カバーがブレーキライニ
ング等を常に閉鎖する様にし、而して該カバーに集塵口
を開設してブレーキライニング等の摩耗粉の完全回収が
行なえる様にされたブレーキ摩擦部材摩耗粉の回収装置
に係るものである。
一般に、自動車のブレーキ機械に於いてはブレーキ摩擦
部材と・してシューの摩擦而に摩擦力増強の為のブレー
キライニングが張設されてかり、該ブレーキライニング
にはアスベストの主材に対し黄銅や亜鉛粉末を含ませた
もの等が使用されている。
従って、自動車の制動操作の際、該ブレーキライニング
とブレーキドラム、ブレーキディスクとの間の摩擦によ
り上記金属粉末が微量ずつではあるが剥ぎ落とされブレ
ーキ機構内の作動部に付着堆積してブレーキ作動の妨げ
になる欠点があり、更には、上記摩耗粉末が走行時に大
気中に散乱し、交通量の多い道路では各自動車から微量
ずつ出される摩耗粉によって局地的な大気汚染が発生し
側近の歩行者に悪影響を与える虞れがあった。
この考案の目的は、上記従来技術に基づくブレーキライ
ニング等の摩耗粉の散乱の問題点に鑑み、該摩耗粉を効
率良く吸引回収することによって上記欠点を除去した優
れたブレーキ摩擦部材摩耗粉の回収装置を提供せんとす
るものである。
上記目的に沿うこの考案の構成は、自動車制動時に生じ
るブレーキ摩擦部材の摩耗粉は該ブレーキ摩擦部材を囲
繞するカバー内にて直接集塵口を介して吸引され、負圧
パイプ内を経てフィルター室内に集積されることにより
、上記摩耗粉が上記カバー外に散乱せず、ブレーキ機構
内での堆積や大気への散乱が行なわれない様にされたこ
とを要旨とするものである。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。
第1図はこの考案の回収装置1を示すものであリ、自動
車のドラムブレーキ2、及びディスクブレーキ3に装備
されたものである。
而して、その構造は、適宜フィルター4を内蔵するフィ
ルター室5は負圧管6、その先の分岐管7.8を介して
上記各ブレーキ2,3に連通されてかり、又、フィルタ
ー4を介して反対側にはワンウェイパルプ9を介して負
圧作動管10が延設されエンジン11のエキシストマニ
ホルド12に連通されkいる。
又、上記ドラムブレーキ2に於いては、リーディングシ
ュー13、及び、トレーリングシュー14の各々にカバ
ー15が取付けられている。
該カバー15は第2,3図に示される如くシュー13及
びその外周に添着したブレーキライニング16とを囲繞
する形状とされておりその裾部17がブレーキライニン
グ16と同曲面上とされブレーキドラム18と摺接する
様にされている。
而して、上記カバー15は耐熱樹脂製とされて上記ブレ
ーキライニング16と同程度摩耗する様にされているも
のであり、又、該カバー15は上面の一端に前記負圧分
岐管7の子骨7′と接続されて集塵口19とされており
、他端には大気連通孔20が穿設されている。
上記構成の回収装置1の作動によるドラムブレーキ2側
の摩耗粉回収作用を説明すると、まず、自動車走行時に
はエキシストマニホルド12内の燃焼排気の速度による
脈動負圧は負圧作動管10を介して逆流することなくフ
ィルター室5に及び、更に負圧管6、分岐管7、子骨T
′を介してカバー15内の空気を吸引する様に作用する
而して、ブレーキ操作が行なわれると、シリンダ21の
作動によりリーディングシュー13がブレーキドラム1
8に圧接し、ブレーキライニング16がカバー15の裾
部17と共にブレーキドラム18内面に摺接しカバ−1
5内部に閉鎖空間が形成される。
従って、ブレーキライニング16とブレーキドラム18
との摩擦によって生じた黄銅粉、亜鉛粉等の摩耗粉は全
て集塵口19から子骨T′内に吸引されフィルター室5
内のフィルター4上に回収される。
尚、摩耗粉が吸引される際には大気連通孔20から大気
がカバー15内に吸入され該カバー15内の圧力は大気
圧と等しくなる様に保たれる。
又、ブレーキライニング16の摩耗に伴ないカバー15
の裾部17も摩耗されて常に該ブレーキライニング16
と裾部17とはブレーキドラム内面と一致する様にされ
ていることは前述の通りである。
尚、カバー15の構造に関する他の実施例としては第4
,5図に示す様にシュー13の局部に枠状のカバー15
′を取付はシュー13をカバーの一部として使用しこれ
に子骨7′を接続する様にしても良い。
この場合には大気連通孔20′を第4図の様にカバー1
5′の一点に設けるか、或いは、第5図の様にシュー1
3の上面の一点に設ける様にする。
次に、ディスクブレーキ3側の構造について説明すると
、ブレーキディスク22はその外周部の周方向に溝23
が設けられており、その両側には第7図に示す様に所定
間隔にて大気圧連通孔24が穿設されている。
簡して、該ブレーキディスクの両面にはブレーキシュー
25に添着されたブレーキライニング26が図示しない
シリンダ機構により圧接作動する様にされているが、こ
の場合に於いてもドラムブレーキ2と同様にシュー25
とブレーキライニング26とが耐熱樹脂製のカバー27
によって囲繞すれてかりその裾部28はブレーキライニ
ング26と同一面上とされてブレーキディスク22に当
圧する様にされている。
又、上記カバー27には負圧分岐管8の子骨8′が接続
されて集塵口29が開設されている。
而して、上記構成のディスクブレーキ3側の回収装置に
於いては、ブレーキ操作時にカバー27がブレーキシュ
ー25及びブレーキライニング26と共にブレーキディ
スク22に当接し、該ブレーキライニング26のブレー
キディスク22との摩擦により発生する摩耗粉は上記カ
バー27外に散乱することなく集塵口29から子骨8′
内に吸引され負圧管6を介してフィルター室5内のフィ
ルター4に集積回収される。
又、ブレーキライニング26の摩耗によりカバー25の
裾部28も共に摩耗しブレーキライニング26と常に同
一面を保つ様にされている点はドラムブレーキ2側と同
様である。
尚、当該態様では大気連通孔24はブレーキディスク2
2に穿設されてかり、前記溝23、及び、該大気連通孔
24を介してカバー27の内圧は大気圧と等しくなる様
に保たれる。
尚、ブレーキディスク22に大気連通作用を持たせる態
様としては第8図に示す様にブレーキディスク22表面
に溝30をクロス状に設け、カバー27内の負圧吸引作
用の際、該溝30を介して大気を導入する様にしても良
い。
又、第9〜11図に示す様に円形溝30′X平行溝30
“、或いは、放射状溝30”’を設けても同様である。
上記ディスクブレーキ3はダブルディスクの場合を示し
たが、シングルディスクタイプの場合には第12.13
図に示ス様にカバー31の側面に大気連通孔32を穿設
すれば良い。
該大気連通孔32の形状としては第14図の様な小孔、
或いは、第15図の様なスリット等の設計が可能である
又、第12図はカバー31がシュー25′、ブレーキラ
イニング26′の全体を覆う態様、第13図は、シュー
25′の周縁部にのみカバー31を設けた態様を各々示
したものである。
尚、この考案の実施例は上記各態様に限られるものでは
なく更に他の設計が可能であり、例えば、負圧装置とし
て上記実施例ではエンジンの背圧を利用したが、これに
代替してバキュームポンプ等を使用することも可能であ
る。
上記の様に、この考案によれば、ブレーキ摩擦部材がカ
バーにて囲繞され、該カバーにフィルター室を介装する
負圧管が接続されて集塵口とされたことにより、ブレー
キ摩擦部材の摩耗粉が該カバー外に散乱することなく上
記フィルター室内に回収されるのでブレーキ機構内に摩
耗粉が付着堆積することがなく、又、ブレーキライニン
グの摩耗粉である亜鉛粉や黄銅粉が大気中に散乱して大
気汚染を招くことを防止出来る優れた効果を有するもの
である。
又、上記カバーは裾部が摩耗性材質とされブレーキ摩擦
部材の摩擦面と常に同面となる様にされているのでブレ
ーキ摩擦部材が常にカバーによる閉鎖状態を保持される
こととなり摩耗粉の散乱が効率的に阻止出来、更に、カ
バー交換をブレーキ摩擦部材交換時に同時に行なえば良
いこととなりメンテナンスも行ない易いメリットがある
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第1図は全
体説明図、第2図はドラムブレーキのブレーキ摩擦部材
部分を示す断面図、第3図は第2図の側面図、第4,5
図は第3図に相当する他の実施例の説明図、第6図はデ
ィスクブレーキのブレーキ摩擦部材部分を示す断面図、
第7図はディスク正面図で、第8〜11図は第7図に相
当する他の実施例の説明図、第12.13図はシングル
ディスクの場合の断面説明図、第14.15図はカバー
側面説明図である。 16.26.26’・・・・・・ブレーキ摩擦部材、6
゜7.8,10・・・・・・負圧管、19,29・・・
・・・集塵口、17.28・・・・・・裾部、15,1
5’、27,25’−・・・・・カバー 4・・・・・
・フィルター、5・・・・・・フィルター室、11・・
・・・・エンジン、12・・・・・・エキシストマニホ
ルド、1・・・・・・回収装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキ摩擦部材に負圧管の集塵口を対設せしめた車両
    のブレーキ摩擦部材摩耗粉の回収装置に釦いて、裾部が
    摩耗性材質とされたカバーにて上記ブレーキ摩擦部材を
    囲繞すると共に裾部がブレーキ摩擦部材の摩擦而と同面
    となる様にされており、フィルター室を介装する負圧管
    の一端が前記集塵口を介してカバーに連結されると共に
    他端がエンジンのエキシストマニホルドに連通して接続
    されていることを特徴とする車両のブレーキ摩擦部材摩
    耗粉の回収装置。
JP9882979U 1979-07-19 1979-07-19 車両のブレ−キ摩擦部材摩耗粉の回収装置 Expired JPS5942514Y2 (ja)

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JP9882979U JPS5942514Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 車両のブレ−キ摩擦部材摩耗粉の回収装置

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JP9882979U JPS5942514Y2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 車両のブレ−キ摩擦部材摩耗粉の回収装置

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JPS5617428U JPS5617428U (ja) 1981-02-16
JPS5942514Y2 true JPS5942514Y2 (ja) 1984-12-12

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ID=29331587

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