JPS5942382A - サフラシン誘導体 - Google Patents
サフラシン誘導体Info
- Publication number
- JPS5942382A JPS5942382A JP15361382A JP15361382A JPS5942382A JP S5942382 A JPS5942382 A JP S5942382A JP 15361382 A JP15361382 A JP 15361382A JP 15361382 A JP15361382 A JP 15361382A JP S5942382 A JPS5942382 A JP S5942382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- safracin
- acid
- addition salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、サフラシン誘導体に関する。
本発明者らは、新規な抗生物質を得ることを目的として
鋭意研究を重ねた結果、抗菌および抗腫瘍活性を有する
抗生物質Y−16482Q!物質および抗生物質Y−1
64B2β物質をシュードモナス属に属する抗生物質Y
−16482物質生産菌(その−例は、工業技術院微生
物工業技術研究所に微工研条寄第14号として受託され
ているシュードモナス・フルオレスセンスA2−’x株
があげられる。なお、本菌株は、(財)発酵研究所にも
工1rO14128として寄託されている。)の培養液
から単離・精製することに成功した(特開1@57−1
8633’j)、日本農芸化学会唱和56年度大会(京
都)m演要旨集第142頁、日本薬学会第102年会(
大阪)?II演要旨集第568頁)。
鋭意研究を重ねた結果、抗菌および抗腫瘍活性を有する
抗生物質Y−16482Q!物質および抗生物質Y−1
64B2β物質をシュードモナス属に属する抗生物質Y
−16482物質生産菌(その−例は、工業技術院微生
物工業技術研究所に微工研条寄第14号として受託され
ているシュードモナス・フルオレスセンスA2−’x株
があげられる。なお、本菌株は、(財)発酵研究所にも
工1rO14128として寄託されている。)の培養液
から単離・精製することに成功した(特開1@57−1
8633’j)、日本農芸化学会唱和56年度大会(京
都)m演要旨集第142頁、日本薬学会第102年会(
大阪)?II演要旨集第568頁)。
その後、抗生物質Y−16482物質のαおよびβ成分
の化学構造について検討したところ、その理イ)’、!
白6##−かimm*h口鹿−27(/7 L 1
17 V 會白MIX折などに基づき、一般式 NHCOCHCE[3 NH3 (式中、Rは水素または水酸基を示す。)で表わされる
化合物であることが’t’lJ明し、これをサフラシン
(8afraain )と命名した。
の化学構造について検討したところ、その理イ)’、!
白6##−かimm*h口鹿−27(/7 L 1
17 V 會白MIX折などに基づき、一般式 NHCOCHCE[3 NH3 (式中、Rは水素または水酸基を示す。)で表わされる
化合物であることが’t’lJ明し、これをサフラシン
(8afraain )と命名した。
式中、Rが水素である化合物はβ成分であって、サフラ
シンAと称し一α成分であるRが水酸基の化合物をサフ
ラシンBと称する。
シンAと称し一α成分であるRが水酸基の化合物をサフ
ラシンBと称する。
今回、本発明者らは、このサフラシンAおよびBを脱ア
ラニル化することにより、それ自体抗菌・抗腫瘍作用を
有するばかりでなく、それらの活性を有する化合物の合
成中間体として有用である−(式中、Rは前記と同義で
ある。) で表わされる化合物が製造されることを見出し1、本発
明を完成させるに至った。
ラニル化することにより、それ自体抗菌・抗腫瘍作用を
有するばかりでなく、それらの活性を有する化合物の合
成中間体として有用である−(式中、Rは前記と同義で
ある。) で表わされる化合物が製造されることを見出し1、本発
明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、上記一般式(n)で表わされる脱
アラニルサフラシンAおよびBに関する。
アラニルサフラシンAおよびBに関する。
本発明の一般式(■)で表わされる化合物は、その分子
の他の部分を破壊しない条件で一般式(■)の化合物の
アミド結合を化学的または酵素的に分解することによシ
製造することができる。この分3− 解方法としては、一般に蛋白質もしくはペプチド鎖の化
学的または酵素的分解法、あるいはペニシリン、セファ
ロスポリン核の1ミノ体を得る方法(イミノエーテル法
など)などのいかなる方法も適用できるが、好ましくは
、PTC法による蛋白質およびペプチドのN末端分解法
(弛踵分解法)を用いるのがよい。すなわち、本発明の
化合物(n)は、一般式(I)の化合物に一般式 〔式中、フェニル環Aは置換基として任意の組合せで任
意側のハロゲン(塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、
低級アルキル(メチル、エチル、プロピ/l/、イソプ
ロピル、グチルなど)、低級アルコキシ(メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、ブトキシなど)を有していてもよ
い。〕 4− で表わされる化合物を反応させて得られる一般式(式中
、Rおよびフェニル環Aは前記と同義である。) で表わされる化合物またはその酸付加塩を酸で処理する
ことKより得られる。
の他の部分を破壊しない条件で一般式(■)の化合物の
アミド結合を化学的または酵素的に分解することによシ
製造することができる。この分3− 解方法としては、一般に蛋白質もしくはペプチド鎖の化
学的または酵素的分解法、あるいはペニシリン、セファ
ロスポリン核の1ミノ体を得る方法(イミノエーテル法
など)などのいかなる方法も適用できるが、好ましくは
、PTC法による蛋白質およびペプチドのN末端分解法
(弛踵分解法)を用いるのがよい。すなわち、本発明の
化合物(n)は、一般式(I)の化合物に一般式 〔式中、フェニル環Aは置換基として任意の組合せで任
意側のハロゲン(塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、
低級アルキル(メチル、エチル、プロピ/l/、イソプ
ロピル、グチルなど)、低級アルコキシ(メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、ブトキシなど)を有していてもよ
い。〕 4− で表わされる化合物を反応させて得られる一般式(式中
、Rおよびフェニル環Aは前記と同義である。) で表わされる化合物またはその酸付加塩を酸で処理する
ことKより得られる。
式(II)および(ff)の化合物の水酸基は、場合に
よってはアセチル基などで保護されていてもよい。
よってはアセチル基などで保護されていてもよい。
一般式(II)および(ff)の化合物は常法によす無
機酸(塩酸、硫酸、臭化水素酸、リン酸など)または有
機酸(シュク酸、フマール酸、マレイン酸、コハク酸、
トルエンスルホン酸、バモ酸ナト)と処理することによ
り、対応する酸付加塩とすることができる。
機酸(塩酸、硫酸、臭化水素酸、リン酸など)または有
機酸(シュク酸、フマール酸、マレイン酸、コハク酸、
トルエンスルホン酸、バモ酸ナト)と処理することによ
り、対応する酸付加塩とすることができる。
本発明の化合物のうち、Rが水酸基である脱アラニルサ
フラシンBの抗菌活性については、たとえば日本化学療
法学会標準法に準じて細菌類に対する最小発育阻止濃度
(mag/rd)を測定したところ、結果は第1表の通
うであった。
フラシンBの抗菌活性については、たとえば日本化学療
法学会標準法に準じて細菌類に対する最小発育阻止濃度
(mag/rd)を測定したところ、結果は第1表の通
うであった。
−以下余白−
第 1 表
7−
(培地は、トリプトソイ寒天を用い、※を付したものは
、10%血液添加トリプトソイ寒天を用いた。) また、NC工の方法に従って、マウス白血病細胞を腹腔
内に移植したCDFI系マクスに、脱アS ラニルサフラシンBを10#/1#f/日の投与量で1
日、5日、9日の3同腹腔内投与したところ、130%
の延命率(’I’/C)が得られた。
、10%血液添加トリプトソイ寒天を用いた。) また、NC工の方法に従って、マウス白血病細胞を腹腔
内に移植したCDFI系マクスに、脱アS ラニルサフラシンBを10#/1#f/日の投与量で1
日、5日、9日の3同腹腔内投与したところ、130%
の延命率(’I’/C)が得られた。
本発明の化合物を医薬として用いる場合、好ま8−
しくけ医薬上許容されうる担体、賦形剤、希釈剤などと
混合し、散剤、錠剤、カプセル剤、注射剤の杉で投与さ
れうる。投与量は、症状、投与法などによシ異なるが、
通常成人1日あたシ経ロ投与で5〜1100rn/Kf
体重が適当である。
混合し、散剤、錠剤、カプセル剤、注射剤の杉で投与さ
れうる。投与量は、症状、投与法などによシ異なるが、
通常成人1日あたシ経ロ投与で5〜1100rn/Kf
体重が適当である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これ
ら実施例は本発明の範囲に何ら制限を加えるものではな
いことは言うまでも逢い。
ら実施例は本発明の範囲に何ら制限を加えるものではな
いことは言うまでも逢い。
実施例1
す7ラシンA 1. OgをメタノールlO−で撹拌子
溶解する。これに、フェニルイソチオシアネー) 0.
3 gを撹拌下に加え室温で5時間放置する。
溶解する。これに、フェニルイソチオシアネー) 0.
3 gを撹拌下に加え室温で5時間放置する。
反応終了後メタノールを減圧下、室温で留去し、残査に
ベンゼン50−を加える。過剰のフヱニルインチオシア
ネートは溶解し、反応生成物は、結晶化する。この結晶
を戸数し、減圧下乾燥するととにより黄色粉末として、
化合物(■)(ただし、Rは水素を、フェニル環Aはフ
ェニルを示す。)1、1 gが得られる。収率87% 実施例2 上記実施例1で得られた化合物0.1gをニトロメタン
10−に溶解した後、水浴中にて4℃に冷却する。この
溶液に塩酸ガスを飽和するまで吹き込み、4℃にて5分
間放置する。反応終了後、4℃の蒸留水10Wt、クロ
ロホルム30rIT!で3回洗う。水層を凍結乾燥する
と、黄色粉末として脱アラニルサ7ラシンA0.05g
が得られる。収率65%、融点221℃(分解) 実施例3 サフラシンB1.OgをメタノールlO−で撹拌子溶解
する。これにフェニルインチオシアネート0.3gを撹
拌下に加え、室温で5時間放置する。
ベンゼン50−を加える。過剰のフヱニルインチオシア
ネートは溶解し、反応生成物は、結晶化する。この結晶
を戸数し、減圧下乾燥するととにより黄色粉末として、
化合物(■)(ただし、Rは水素を、フェニル環Aはフ
ェニルを示す。)1、1 gが得られる。収率87% 実施例2 上記実施例1で得られた化合物0.1gをニトロメタン
10−に溶解した後、水浴中にて4℃に冷却する。この
溶液に塩酸ガスを飽和するまで吹き込み、4℃にて5分
間放置する。反応終了後、4℃の蒸留水10Wt、クロ
ロホルム30rIT!で3回洗う。水層を凍結乾燥する
と、黄色粉末として脱アラニルサ7ラシンA0.05g
が得られる。収率65%、融点221℃(分解) 実施例3 サフラシンB1.OgをメタノールlO−で撹拌子溶解
する。これにフェニルインチオシアネート0.3gを撹
拌下に加え、室温で5時間放置する。
反応終了後メタノールを減圧下、室温で留去し、残金に
ベンゼン50−を加える。過剰のフェニルインチオシア
ネートは溶解し、反応生成物は結晶化する。この結晶を
戸数し、減圧下乾燥することによシ黄色粉末として、化
合物(■)(ただし、Rは水酸基を、フェニル環Aはフ
ェニルを示す。)1.0gが得られる。収率80% 実施例4 前記実施例3で得られた化合物1.0 gをニトロメタ
ンlOdに溶解した後、水浴中にて4℃に冷却する。こ
の溶液に塩酸ガスを飽和するまで吹込み、4℃にて5分
間放置する。反応終了後、4℃の蒸留水10m/、りp
ロホルム30m1で3回洗う。
ベンゼン50−を加える。過剰のフェニルインチオシア
ネートは溶解し、反応生成物は結晶化する。この結晶を
戸数し、減圧下乾燥することによシ黄色粉末として、化
合物(■)(ただし、Rは水酸基を、フェニル環Aはフ
ェニルを示す。)1.0gが得られる。収率80% 実施例4 前記実施例3で得られた化合物1.0 gをニトロメタ
ンlOdに溶解した後、水浴中にて4℃に冷却する。こ
の溶液に塩酸ガスを飽和するまで吹込み、4℃にて5分
間放置する。反応終了後、4℃の蒸留水10m/、りp
ロホルム30m1で3回洗う。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 町 (式中、Rは水素または水酸基を示す。)で表わされる
サフラシン誘導体またはその酸付加塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361382A JPS5942382A (ja) | 1982-09-02 | 1982-09-02 | サフラシン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361382A JPS5942382A (ja) | 1982-09-02 | 1982-09-02 | サフラシン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5942382A true JPS5942382A (ja) | 1984-03-08 |
JPS6236035B2 JPS6236035B2 (ja) | 1987-08-05 |
Family
ID=15566309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15361382A Granted JPS5942382A (ja) | 1982-09-02 | 1982-09-02 | サフラシン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5942382A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0161102A2 (en) * | 1984-05-03 | 1985-11-13 | Glaxo Group Limited | Isoquinoline derivatives |
EP0173649A2 (en) * | 1984-08-30 | 1986-03-05 | Arai, Tadashi, Prof. | Novel saframycin A derivatives and process for producing the same |
JP2002525296A (ja) * | 1998-09-30 | 2002-08-13 | プレジデント・アンド・フエロウズ・オブ・ハーバード・カレツジ | エクテイナシジン−743の合成類似体 |
-
1982
- 1982-09-02 JP JP15361382A patent/JPS5942382A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0161102A2 (en) * | 1984-05-03 | 1985-11-13 | Glaxo Group Limited | Isoquinoline derivatives |
EP0173649A2 (en) * | 1984-08-30 | 1986-03-05 | Arai, Tadashi, Prof. | Novel saframycin A derivatives and process for producing the same |
JP2002525296A (ja) * | 1998-09-30 | 2002-08-13 | プレジデント・アンド・フエロウズ・オブ・ハーバード・カレツジ | エクテイナシジン−743の合成類似体 |
JP4638985B2 (ja) * | 1998-09-30 | 2011-02-23 | プレジデント・アンド・フエロウズ・オブ・ハーバード・カレツジ | エクテイナシジン−743の合成類似体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6236035B2 (ja) | 1987-08-05 |
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