JPS5942199Y2 - 電磁撹拌装置 - Google Patents
電磁撹拌装置Info
- Publication number
- JPS5942199Y2 JPS5942199Y2 JP2717080U JP2717080U JPS5942199Y2 JP S5942199 Y2 JPS5942199 Y2 JP S5942199Y2 JP 2717080 U JP2717080 U JP 2717080U JP 2717080 U JP2717080 U JP 2717080U JP S5942199 Y2 JPS5942199 Y2 JP S5942199Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirring device
- electromagnetic stirring
- shield plate
- stirrer
- slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は連続鋳造による鋳造品の未凝固部を電磁攪拌す
る電磁攪拌装置の改良に関する。
る電磁攪拌装置の改良に関する。
最近製鉄工業にトける省力化、省エネルギー化の傾向が
強く、その−環として厚い鋼板を連続的に鋳造する連続
鋳造装置が盛んに用いられるようになって来た。
強く、その−環として厚い鋼板を連続的に鋳造する連続
鋳造装置が盛んに用いられるようになって来た。
しかし連続鋳造装置に釦いては、鋳片の外被部から冷却
凝固されるため、鋳片の中心部には空洞や偏析を生ずる
ことがある。
凝固されるため、鋳片の中心部には空洞や偏析を生ずる
ことがある。
このような空洞や偏析ば、その後の堕延工程等にνので
、材質的i欠陥が現われ、加工品の品質管理の上で好捷
しくない。
、材質的i欠陥が現われ、加工品の品質管理の上で好捷
しくない。
そのため連鼾醍駿語墨程におので、電磁力によって内部
溶湯部を攪拌するいわゆる電磁攪拌装置を用いて、品質
の向上を言1つている。
溶湯部を攪拌するいわゆる電磁攪拌装置を用いて、品質
の向上を言1つている。
しめ)シ連続鋳造装置にはオ重々のタイツ弄あり、電磁
攪拌装置のすぐ近傍に強磁性体があり、誘導磁束によっ
て加熱されることを余儀なくされることがある。
攪拌装置のすぐ近傍に強磁性体があり、誘導磁束によっ
て加熱されることを余儀なくされることがある。
第1図は従来の電磁攪拌装置の一例である。
被攪拌鋳片1はローラ2で送られ、その鋳片1に近接対
向して直線形の移動磁界を発生する攪拌器3が設置され
ている。
向して直線形の移動磁界を発生する攪拌器3が設置され
ている。
この攪拌器3は鉄心4と多相交流巻線5釦よびそれを保
護する外被6により構成されているが、周囲構造上の寸
法的制約から、図のように巻線5は鉄心4をとり囲むよ
うに構成されている。
護する外被6により構成されているが、周囲構造上の寸
法的制約から、図のように巻線5は鉄心4をとり囲むよ
うに構成されている。
このような構成の攪拌器3の被攪拌鋳片1に対向する面
から発生する磁束Φmは、被攪拌鋳片1と鎖交するいわ
ゆる攪拌に有効な磁束であるが、両側面のローラ2に対
向する面から出る磁束Φtは全く有効でなく、いわゆる
漏れ磁束として取扱われる性質のもので、電磁攪拌装置
の機能から考えても、この漏れ磁束Φtを極力減少させ
たいものである。
から発生する磁束Φmは、被攪拌鋳片1と鎖交するいわ
ゆる攪拌に有効な磁束であるが、両側面のローラ2に対
向する面から出る磁束Φtは全く有効でなく、いわゆる
漏れ磁束として取扱われる性質のもので、電磁攪拌装置
の機能から考えても、この漏れ磁束Φtを極力減少させ
たいものである。
なぜなら、この漏れ磁束Φtと鎖交するローラ2は導電
率の高い金属もしくは導磁率も高い鋼であるので、交番
磁束によるうず電流がローラ2に発生して、ローラ2を
過熱することになる。
率の高い金属もしくは導磁率も高い鋼であるので、交番
磁束によるうず電流がローラ2に発生して、ローラ2を
過熱することになる。
特にローラ2が鋼の場合は、漏れ磁束Φtを増大させ、
うず電流積の増大耘よび漏れリアクタンスの増大を招く
ことになる。
うず電流積の増大耘よび漏れリアクタンスの増大を招く
ことになる。
このことは、ひいては電磁攪拌装置及び電源容量を必要
以上に大きくすることになり、合理的とはいえない。
以上に大きくすることになり、合理的とはいえない。
このため一般に攪拌器3の側面近傍に配されるローラは
オーステナイト系のステンレス鋼のような非磁性のもの
にその材質をかえることにより、ローラ部で発生する損
失を軽減している。
オーステナイト系のステンレス鋼のような非磁性のもの
にその材質をかえることにより、ローラ部で発生する損
失を軽減している。
しかしローラ部のベアリングをはじめ、他の構造物も非
磁性化が必要となるので、設備費の増大は著しくなる。
磁性化が必要となるので、設備費の増大は著しくなる。
本考案は周囲構造物への磁束の影響を軽減して、設備費
を安価にすると共に所要電源容量も低減できる電磁攪拌
装置を提供することを目的とする。
を安価にすると共に所要電源容量も低減できる電磁攪拌
装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例について、第2図を参照して説
明する。
明する。
この第2図にかいて第1図と同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。
して説明を省略する。
この実施例に釦いては、攪拌器3の側面とローラ2の間
に、ロー22より導電率の高いアルミニウム又は銅もし
くはそれらの合金からなるシールド板7を配設する。
に、ロー22より導電率の高いアルミニウム又は銅もし
くはそれらの合金からなるシールド板7を配設する。
そしてシールド板7の冷却のための冷却用噴射ノズル8
により。
により。
噴射冷却水9がかけられ、発生する熱を除去する構造と
している。
している。
次に作用について説明すみ。
攪拌器30両側面から出る漏れ磁束Φtは、シールド板
7と錯交する、ことになる。
7と錯交する、ことになる。
したがってシールド板7には第2図中○、■印で示した
ようにうず電流が発生し、漏れ磁束Φtを打ち消す。
ようにうず電流が発生し、漏れ磁束Φtを打ち消す。
従ってシールド板7より外側にあるローラ2へ達する漏
れ磁束は極端に減少する。
れ磁束は極端に減少する。
このためローラ2部では殆どうず電流が発生せず、局部
過熱を起すこともない。
過熱を起すこともない。
すなわち、従来周辺構造物に発生していた損失が、シー
ルド板7に肩代りされたことになる。
ルド板7に肩代りされたことになる。
そしてシールド板7の材質としては周囲構造物より導電
率の高いアルミニウム又は銅もしくはそれらの合金を用
いたから、そのシールド効果は一層有効である。
率の高いアルミニウム又は銅もしくはそれらの合金を用
いたから、そのシールド効果は一層有効である。
このシールド板1は構造的には伺ら機能を有していない
ので、比較的自由な方法で、その内部に発生した熱を除
去、冷却することができる。
ので、比較的自由な方法で、その内部に発生した熱を除
去、冷却することができる。
第2図の構造では、外部噴射ノズル8から噴射冷却水9
をシールド板7にかけて、冷却しているのでシールド板
1の寿命が長くなる。
をシールド板7にかけて、冷却しているのでシールド板
1の寿命が長くなる。
このように第2図の実施例に依ると電磁攪拌装置の周囲
構造物への漏れ磁束の影響を減少させることができるが
、更にシールド板7の他の効果としては、漏れリアクタ
ンスの減少が挙げられる。
構造物への漏れ磁束の影響を減少させることができるが
、更にシールド板7の他の効果としては、漏れリアクタ
ンスの減少が挙げられる。
これはシールド板7で発生するうず電流のため、漏れ磁
束の経路が変り、その磁気抵抗が高くなり、ひいてはり
アクタンスの減少となって現われる。
束の経路が変り、その磁気抵抗が高くなり、ひいてはり
アクタンスの減少となって現われる。
このことは実験によって確認された。
即ちこの実施例のもので、実験によれば、電源周波数が
50Hzで約20条、30 Hzで約7俤のりアクタン
スの低下が測定された。
50Hzで約20条、30 Hzで約7俤のりアクタン
スの低下が測定された。
このリアクタンスの減少は、電磁攪拌装置を励磁する電
源電圧が低くてもよいことを意味し、結局、電磁攪拌装
置用の電源容量は少なくてすみ、設備費の低減につなが
る。
源電圧が低くてもよいことを意味し、結局、電磁攪拌装
置用の電源容量は少なくてすみ、設備費の低減につなが
る。
第3図は本考案の他の実施例で、シールド板7を2重壁
構造として、内部を冷却水路10とし、これに冷却水を
通して冷却するものである。
構造として、内部を冷却水路10とし、これに冷却水を
通して冷却するものである。
このようにすれば冷却が一層よくなる。
尚、このシールド板7は攪拌器3に取付ける構造であっ
ても、あるいは周囲構造物に取付けても良い。
ても、あるいは周囲構造物に取付けても良い。
第4図は、周囲構造物11の攪拌器3に対向する面に、
シールド板7を取付けた例である。
シールド板7を取付けた例である。
以上説明したように本考案によれば、攪拌器の側面にシ
ールド板を設けたので、電磁攪拌装置の周囲構造物に対
する漏れ磁束の影響を減少させることによって、それら
構造物に対する主として材質的な制約を排除することが
できる。
ールド板を設けたので、電磁攪拌装置の周囲構造物に対
する漏れ磁束の影響を減少させることによって、それら
構造物に対する主として材質的な制約を排除することが
できる。
また漏れ磁束の減少は、撹拌器鉄心の磁気的な責務を軽
減できることにより、小形化が可能となる。
減できることにより、小形化が可能となる。
更に、漏れリアクタンスの減少により、電源容量を小形
化できる等、実用上の利益が犬である。
化できる等、実用上の利益が犬である。
第1図は従来の電磁攪拌装置を示す断面図第2図は本考
案の電磁攪拌装置の一実施例を示す断面図、第3図むよ
び第4図はそれぞれ異なる他の実施例の要部を示す断面
図である。 1・・・被撹拌鋳片、2・・・周囲構造物の一つである
ローラ、3・・−撹拌器、7・・・シールド板、11・
・・シールド板取付周囲構造物。
案の電磁攪拌装置の一実施例を示す断面図、第3図むよ
び第4図はそれぞれ異なる他の実施例の要部を示す断面
図である。 1・・・被撹拌鋳片、2・・・周囲構造物の一つである
ローラ、3・・−撹拌器、7・・・シールド板、11・
・・シールド板取付周囲構造物。
Claims (4)
- (1)連続鋳造機で製造する鋳造品内に未凝固部が存在
する鋳片の対向位置に配設し、未凝固部を攪拌器で電磁
撹拌するように構成された電磁攪拌装置において、被攪
拌鋳片とは対向しない撹拌器の側面に、周囲構造物の導
電率より高い導電率の材料からなるシールド板を設けた
ことを特徴とする電磁撹拌装置。 - (2)シールド板はアルミニウム又はその合金或いは銅
又はその合金のいずれかもしくは組合せとしたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の電磁
撹拌装置。 - (3)シールド板は液体冷媒で冷却したことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第(1>項又は第(2)項記
載の電磁撹拌装置。 - (4)シールド板は攪拌器の周囲の構造物に装着したこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項ない
し第(3)項のいずれかに記載の電磁攪拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2717080U JPS5942199Y2 (ja) | 1980-03-04 | 1980-03-04 | 電磁撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2717080U JPS5942199Y2 (ja) | 1980-03-04 | 1980-03-04 | 電磁撹拌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56131960U JPS56131960U (ja) | 1981-10-06 |
JPS5942199Y2 true JPS5942199Y2 (ja) | 1984-12-08 |
Family
ID=29623138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2717080U Expired JPS5942199Y2 (ja) | 1980-03-04 | 1980-03-04 | 電磁撹拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5942199Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020175416A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 日本製鉄株式会社 | 鋳型設備及び連続鋳造方法 |
-
1980
- 1980-03-04 JP JP2717080U patent/JPS5942199Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020175416A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 日本製鉄株式会社 | 鋳型設備及び連続鋳造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56131960U (ja) | 1981-10-06 |
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