JPS5942148Y2 - 長尺果菜類の重量選別装置の担体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアスパラガス等の長尺な果菜類をその重量に応
じて適宜選別区分けするための長尺果菜類の重量選別装
置に関し、一層詳細には、わん曲したり変形したりして
いる長尺果菜類でも重心位置かあまｂずれることなく載
置することができると共に、隣接する担体間のすき間か
ら長尺果菜類を落下させることのない簡易な長尺果菜類
の重量選別装置の担体に関する。

例えば、長尺果菜類として種々のものがあるが、以下ア
スパラガスを例に重量選別装置の担体について説明する
。

従来のように、無端条を構成する一対の並設した回動す
るチェーン間にアスパラガスの担体を複数個連架し、こ
の担体の下方にその搬送方向に向けて複数個の区分は受
は皿を設けておき、予め定尺に初析したアスパラガスを
一本づつ上記担体に載せ、チェーンにて担体を搬送する
間に担体上のアスパラガスを自動計量し、上記担体が区
分は受は皿の上方を通過する際に担体を反転させて担体
上のアスパラガスを各区分受は皿内に落Ｆさせて一定の
範囲の重量ごとに各区分受は皿内にアスパラガスを選別
区分けする装置を構成しようとする場合に、チェーン間
に連架した担体上に載置するアスパラガスは、必ずしも
その形状が一律に直線状を威しておらず、わん曲したり
変形したりしていて上記計量選別装置の各担体上に常に
容易かフ安定して載置することが困難である。

さた、アスパラガスの計量選別装置にかいては担体チェ
ーンにて無端軌道を回動させるために、あるいは第１図
に示されるととくに担体１０をその水平位から確実に重
力作用により下方に反転させ得るように担体１０の回動
軸１０ａを担体１０底部と同一水平位の担体１０底部よ
り偏心させた位置とする必要があり、その場合に上記回
動軸１０ａを中心に反転させようとする際に隣接する担
体１０上端縁が隣接する他の担体１０に当接して円渭に
反転できず、隣接する担体１０間に大きくすき間１０ｂ
を設ける必要があり、その結果選別作業中上記担体１０
間のすき間１０ｂから載置しようとするアスパラガスを
落下させてし寸うことかある。

本考案の目的は上記難点を解消すべく、選別作業者が容
易かつ安定して変形した長尺果菜類を載置することがで
きると共に、隣接する担体間のすき間に載置しようとす
るアスパラガスを落下させることのない、垂直面内で循
環移動する一対の平行な無端条に、この無端条の循環方
向に対して垂直に多数架設され、選別すべき長尺果菜類
の重量に応じた適宜位置でストッパが解除されることに
より反転し、載置した長尺果菜類を落下せしめる長尺果
菜類の重量選別装置の担体において、長尺果菜類の少な
くとも両端部を支持する載置部２６ａ。

２６ｂを、谷部とこれに続く山部とで断面形状をほぼＮ
字状に構成し、前記載置部２６ａ、２６ｂの谷部に載置
した長尺果菜類が谷部から落下する位置室で、長尺果菜
類の重みの作用により軸２０を中心に反転するように担
体本体２２の端部に載置部２６ａ、２６ｂを設ける一方
、担体が反転する状態以外のときは、隣接する担体で形
成する各載置部群２６ａ、２６ａ、２６ａ−，２６ｂ。

２６ ｂ、２６ｂ・・・のそれぞれの載置部２６ａ。

２６ｂの隣接する端部が対向近接位置し、全体として循
環方向に連続する波形を形成したことを特徴とする長尺
果菜類の重量選別装置の担体を提供するにある。

以下本考案の実施例につき図面に従い説明する。

１１ａおよび１１ｂは循環方向に移動する無端条を構成
する二対の並設された回転するチェーンで、チェーン１
１ａおよび１１ｂ間には複数個アスパラガスの担体１２
が連架さ幻、担体１２はチェーンｌｌａおよび１１ｂに
て水平方向に搬送さ刺るようになっている。

１４は区分は受は皿で、上記担体１２の下方にその搬送
方向に適宜重量類別ごとに複数個列置されている。

アスパラガスの担体１２は第２図に示されるごとく、一
対のチェーン１１ａ＞よび１１ｂ間に亘りその進行方向
に対して垂直に張設さｈる帯状の支持体１６表面に固着
された断面り字状の軸受部１８ａおよび１８ｂ間に軸２
０を介して回動自在に支持されている。

２２は担体１２の一部を構成する平板状の担体本体で、
その一方の側端縁は、上記軸受部１８ａち・よび１８ｂ
間に設けられた軸２０に溶着されている。

担体本体２２の中央部２４は軸２０が溶着されていない
他方の端縁部に向けてコの字状に太きく切欠かれており
、後述する担体１２の載置部にアスパラガスを載置する
場合に、太きくわん曲したり変形したアスパラガスであ
っても載置部に安定して載置し得るように構成されてい
る。

上記大きく切欠かれた担体本体２２上面の中央部２４０
両端には分離されて載置部２６ａ＞よび２６ｂが溶着さ
れている。

載置部２６ａおよび２６ｂは帯状平板を折曲させて構成
されてふ・す、その断面形状は傾斜線２８の上端から反
対方向に傾斜して中間位置まで旧年線３０が延設さ刺、
傾斜線２８の下端から下降線３０と平行に中間位置まで
上昇線３２が延設されている。

すなわち、上昇線３２と傾斜線２８とで谷部が形成され
、この谷部に続いて傾斜線２８と下降線３０とで山部が
が形成され、載置部２６ａ、２６ｂの断面形状が全体と
してほぼＮ字形を威すように構ｅ、されている。

また、担体１２が反転しない状態で、隣接する担体１２
で形成する各載置部群２６ａ、２６ａ。

２６ａ”・、２６ｂ 、２６ｂ 、２６ｂ・−・のそわ
ぞ幻の載置部２６ａ、２６ｂの断面の上昇線３２端部と
下降線３０端部とが対向近接位置し、各載置部群２６ａ
、２６ａ、２６ａ＝、２６ｂ、２６ｂ。

２６ｂ・・・が全体として循環方向に連続する波形を形
成している（第４図参照）。

寸た、上記１頃斜線２８と上昇線３２とを構成する載置
部２６ａ、２６ｂ側壁は、アスパラガスが脱落容易に載
置され得るように水平壁３４にて継合されており、その
下底面が上記担体本体２２の表面に溶着されている。

３６は上記担体本体２２上面のコーナ一部に突設された
支持腕で、計量選別装置本体３８の上面のチェーン１１
ａの張設方向に沿って付設されたガードレール４０に支
持腕３６下底面が摺動自在に支持され、担体１２がチェ
ーンｌｌａおよび１１ｂにて搬送される際に担体本体２
２が支持腕３６にて上記ガードレール４０に水平位を保
持するよう支持されている。

ガードレール４０の中途部は適宜複数個に分割され、分
割されたガードレール４０の計量選別装置本体３８より
分離された各分離部４２はそれぞれ計量選別装置本体３
８上面に設けられた軸受部４４ａ＄−よび４４ｂ間に垂
直方向に回動自在にその中途部が軸承された計量腕４６
の先端部に直角に溶着されている。

上記各計量腕４６の後端部には適宜重量を持つ分銅４８
が螺着されている。

オた、無荷重状態で分銅４８の自重により計量腕４６が
回動して担体１２をはね上げ、その先端のガードレール
４０の分離部４２が計量選別装置本体３８に付設したガ
ードレール４０より上方に上げることのないように計量
選別装置本体３８上面の上記分銅４８を螺着した部分よ
り若干計量腕４６の回動軸５０寄りの計量腕４６直下に
は分銅４８付近の計量腕４６が水平位置より回動下降し
得ないようなストッパー機構５２が設けられている。

さらに、上述担体本体３８に延設される支持腕４６の搬
送方向のエツジ５４は列形状に形成され、上記ガードレ
ール４０の分離部４２が担体１２に載置されたアスパラ
ガス５６の荷重に抗しえずガードレール４０下方に降下
する際に、支持腕４６が隣接する計量選別装置本体３８
に付設されているガードレール４０下方に内温に潜入で
きるようにしている。

以上のような構成により、予め定尺に切断されたアスパ
ラガス５６を計量選別装置の各担体１２の載置部２６ａ
および２６ｂ間に亘って載置し、チェーン１１ａおよび
１１ｂにて区分は受は皿１４上方を搬送する。

しかして担体１２はその担体本体２２に延設された支持
腕３６を介してガードレール４０上を水平位を保持しつ
つ搬送される。

そして支持腕３６がガードレール４０のある一つの分離
部４２を通過する際に、その分離部４２に溶着された計
量腕４６の後端の分銅４８の重量に比較して分離部４２
に加重さ幻る。

担体１２およびそれに載置されたアスパラガス５６の加
算重量が大きいと、計量腕４６が回動し、分離部４２が
ガードレール４０下方へと降下すると共に、支持腕４６
の支持が外れ担体本体２２が支持体１６に軸支されてい
る軸２０を中心として動作用により反転し、担体１２上
の載置部２６ａおよび２６ｂ間に亘り載置さ幻ているア
スパラガス５６を下方の区分は受は皿１４内へと落下さ
せることができる。

このようにして複数の各計量腕４６後端に螺着する分銅
４８を適宜その搬送方向に向けて漸次軽量としておくと
共に、それと対応させてチェーン１１ａ＞よび１１ｂに
亘り連架する担体１２下方に複数個区分は受は皿１４を
重量類別ごとに列置して釦き、担体１２にアスパラガス
５６を一本づつ載置し、チェーン１１ ａｈよび１１ｂ
にて搬送すれば、計量腕４６後端の分銅４８の重量に応
じて各区分は受は皿１４に担体１２に載置したアスパラ
ガス５６を一定の範囲の重量ごとに落下させ区分けする
ことができる。

また、第２図に示される如く担体１２の担体本体２２を
水平に保持した状態で、担体１２の載置部２６ａおよび
２６ｂは隣接する他の担体１２と載置部間にすき間があ
くことなく、隣接する担体１２で形成する載置部群２６
ａ、２６ａ、２６ａ・・・、２６ｂ、２６ｂ 、２６ｂ
・・・が全体として循環方向に連続する波形を形成して
かり、隣接する担体１２間のすき間からアスパラガス５
６が落下することなく確実に担体１２上に載置すること
が可能なように構成されている。

なお上記載置部２６ａおよび２６ｂの断面の上昇線３０
を構成する側壁を短尺としたのは、担体本体２２が重力
作用により反転する際に載置部２６ａおよび２６ｂの側
壁上端縁が隣接する担体１２に当らず内温に反転できる
ようにするためである。

この様に本考案に係る担体をアスパラガスの計量選別装
置に用いることにより、アスパラガスを容易かつ安定し
て担体上に載置することが可能となる。

また、隣接する担体の載置部間には、すき間があかず選
別作業者がアスパラガスを担体間のすき間から下方へと
落下させてし１う心配は皆無となる。

さらに、載置部の反転方向側の側壁を短尺としているた
め担体を反転させ、載置物を下方に落下させる工程も支
障なく内温に行える等の著効を奏する。

以上本考案につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本考案はこの実施例に限定されるものではなく、考案
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るアスパラガスの計量選別装置の実施
例を示し、第１図は連設する担体の断面形状を示す概略
構成例示図、第２図は担体の構造を示す斜視説明図、第
３図はチェーン間に亘って上記担体を計量選別装置に連
架した状態を示す一部平面図、第４図は隣接する載置部
の位置関係を示す説明図である。 １０・・・・・・担体、１０ａ・・・・・・回動軸、１
０ｂ・・・・・・すき間、１１ａ、１１ｂ・・・・・・
チェーン、１２・・・・・・担体、１４・・・・・・区
分は皿、１６・・・・・・支持体、１８ａ。 １８ｂ・・・・・・軸受部、２０・・・・・・軸、２２
・・・・・・担体本体、２４・・・・・・中央部、２６
ａ、２６ｂ・・・・・・載置部２８・・・・・・傾斜線
、３０・・・・・・下降線、３２・・・・・・上昇線、
３４・・・・・・水平壁、３６・・・・・・支持腕、３
８・・・・・・計量選別装置本体、４０・・・・・・ガ
ードレール、４２・・・・・・分離部、４４ａ 、４４
ｂ・・・・・・軸受部、４６・・・・・・計量腕、４８
・・・・・・分銅、５０・・・・・・回動軸、５２・・
・・・・ストッパー機構、５４・・・・・・エツジ、５
６・・・・・・アスパラガス。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 垂直面内で循環移動する一対の平行な無端条に。 この無端条の循環方向に対して垂直に多数架設され、選
   別すべき長尺果菜類の重量に応じた適宜位置でストッパ
   が解除さガることにより反転し、載置した長尺果菜類を
   落下せしめる長尺果菜類の重量選別装置の担体において
   、 長尺果菜類の少なくとも両端部を支持する載置部２６ａ
   、２６ｂを、谷部とこれに続く山部とで断面形状をほぼ
   Ｎ字状に構成し、前記載置部２６ａ。 ２６ｂの谷部に載置した長尺果菜類が谷部から落下する
   位置オで、長尺果菜類の重みの作用により軸２０を中心
   に反転するように担体本体２２の端部に載置部２６ａ
   、２６ｂを設ける一方、担体が反転する状態以外のとき
   は、隣接する担体で形成する各載置部群２６ａ、２６ａ
   、２６ａ、２６ａ・・・、２６ｂ、２６ｂ、２６ｂ・・
   ・のそれぞれの載置部２６ａ、２６ｂの隣接する端部が
   対向近接位置し、全体として循環方向に連続する波形を
   形成したことを特徴とする長尺果菜類の重量選別装置の
   担体。