JPH072345A - 板状部材の移載装置 - Google Patents

板状部材の移載装置

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JPH072345A
JPH072345A JP14714293A JP14714293A JPH072345A JP H072345 A JPH072345 A JP H072345A JP 14714293 A JP14714293 A JP 14714293A JP 14714293 A JP14714293 A JP 14714293A JP H072345 A JPH072345 A JP H072345A
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JP
Japan
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downstream
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Withdrawn
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JP14714293A
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English (en)
Inventor
Masahiro Matsushita
昌弘 松下
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LINE KOGYO KK
Original Assignee
LINE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 損傷し易い板状部材でも、安全かつ能率よく
連続的に移載することができるようにすることである。 【構成】 内側及び外側移載アーム8,10を、無端チ
ェーン12,12により180°の位相差でボックス状
の循環経路51に沿って移動させる。ローラコンベア4
の下流端に搬送されてきた板状部材2は、移載アームに
よってすくい上げられ、ベルトコンベア6の上流端まで
水平移動され、その後、移載アームの下降によりベルト
コンベア6上に載せ換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石膏ボードなどの損傷
し易い板状部材を一方の搬送面から他方の搬送面へと能
率よく連続的に移載するのに好適な移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被搬送物を一対の搬送面間で連続的に移
載するには、上流側搬送面の下流端と下流側搬送面の上
流端とを段違い状に上下にずらし、板状部材を落下方式
で移載するのが最も簡単である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、石膏ボードな
どの比較的脆い板状部材をこのような落下式移載方法で
移載すると、板状部材が落下の衝撃で割れたり欠けたり
することがある。
【0004】本発明の目的は、損傷し易い板状部材でも
安全かつ能率よく連続的に移載することができる移載装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移載装置の特徴
は、板状部材の下面を支持可能な第1及び第2移載アー
ムを用い、これら移載アームを、上流側搬送面の下流端
と下流側搬送面の上流端との間でボックス状の循環経路
に沿って、かつ、第1及び第2移載アームを180°の
位相差を保持して移動手段により循環移動させるように
したことにある。
【0006】
【作用】第1及び第2移載アームは、上流側搬送面の下
流端において、この下流端の下方から上方へと上昇し、
その際、下流端に搬送されてきた板状部材をすくい上げ
て支持し、この状態で下流側搬送面の上流端の上方まで
水平移動し、その後下降して板状部材を下流側搬送面の
上流端に移載し、この上流端の下方から上流側搬送面の
下流端の下方まで水平移動で復帰する。
【0007】移載アームは180°の位相差をなしてダ
ブルで作動するので、上流側搬送面での板状部材のすく
い上げと、下流側搬送面に対する板状部材の移し換えが
同時になされ、単独の移載アームによる移載に比べ二倍
の移載能力を発揮する。
【0008】また、移載アームが上流側搬送面の下流端
に来た板状部材をすくい上げると、移載アームの下方の
搬送面に空きスペースができ、この空きスペースに後続
の板状部材を直ちに送り込むことができるから、搬送な
いし移載速度を増大できる。
【実施例】
【0009】以下に本発明の第1実施例及び第2実施例
を図に基づき説明する。図1〜図6は第1実施例に係る
移載装置1を示す。この移載装置1は板状部材2を直角
に向きを変えて移載する。図1は移載装置の平面図であ
って、同図で4は上流側搬送面を構成するローラコンベ
ア、6は4本の幅狭無端ベルトが所定の間隔をあけて並
設された下流側搬送面を構成するベルトコンベア、8は
板状部材6の下面を支持可能な左右一対の内側(第1)
移載アーム、10は同じく左右一対の外側(第2)移載
アームである。外側移載アーム10には、内側移載アー
ム8と区別するためハッチングを施している。
【0010】ローラコンベア4の下流端4aとベルトコ
ンベア6の上流端6aとは直角をなして近接配置され、
この下流端4aと上流端6aの下方に、図2のように2
つの無端チェーン12,12が水平に張設されている。
この無端チェーン12,12は正面から見ると、図3の
ように同種の無端チェーン12が左右各2列、合計4列
で張設されている。従って無端チェーン12の総数は8
である。これら無端チェーン12は左側2列及び右側2
列で張設され、各2列で隣り合う無端チェーン12のス
プロケット14が共通軸16で一体連結されている。無
端チェーン12,12の互いに近接した端部のスプロケ
ット14,14を連結する共通軸16,16の中間に取
付けられた従動スプロケット18,18と、これら従動
スプロケット18,18の下方に配設されたモータ20
の駆動スプロケット22との間に、駆動チェーン24が
三角状に張設されている。
【0011】移載アーム8,10は図2のように横から
見てほぼコ字状の同一形状をなし、板状部材6の下面を
支持する上水平部材8a,10aと、この上水平部材と
平行をなす下水平部材8b,10bと、上下両水平部材
を一端部で上下方向に連結する連結部8c,10cと、
下水平部材8b,10bの前後両端部から下方に延出し
た脚部8d,8d,10d,10dとで構成されてい
る。脚部8d,8d(10d,10d)の前後間隔は無
端チェーン12,12の相対応するスプロケット14,
14の相互間隔と等しくされ、各脚部8d,8d,10
d,10dの下端部はそれぞれ一つの無端チェーン12
に連結されている。
【0012】移載アーム8,10の脚部8d,8d,1
0d,10dは、移載アーム8,10の横倒れを防止す
るため、図3及び図4に示すガイドプレートの直線スリ
ット28に摺動自在に挿通されている。このガイドプレ
ート26は基礎30から延びた支柱32の上端部に連結
されている。
【0013】脚部8d,8d,10d,10dと無端チ
ェーン12との連結部は、詳しくは図5及び図6のよう
に構成されている。無端チェーン12は脚部8d,8
d,10d,10dを安定支持するため、リンクプレー
ト34を3列で構成したいわゆるダブルチェーンとされ
ている。無端チェーン12のローラ36,36の軸心を
貫通する2本のピン38,38の一端は、連結板40で
相互に一体連結されている。ピン38の他端は円盤42
の孔44,44に貫通され、この円盤42が脚部8d,
8d,10d,10dの下端部に形成されたやや横長の
軸受孔46に遊間され、円盤42を介して移載アーム
8,10の重量が無端チェーン12によって支持されて
いる。軸受孔46から出たピン38の先端は更に押えプ
レート48の孔50,50に挿通され、押えプレート4
8から出たピン38の先端に弾力を有するU字状の抜け
止めクリップ52が止着されている。
【0014】第1実施例に係る移載装置1は前記の如く
構成されている。この移載装置1のモータ20を駆動す
ると、移載アーム8,10が図2(A)(B)のように
水平方向及び垂直方向に移動する。この移動経路を略図
的に示すと図2(C)のようなボックス状の循環経路5
1となる。この循環経路51は、移載能率を上げるため
に左右の上昇及び下降経路51a,51bができるだけ
短くなるように設計されている。この関係で上下水平経
路51c,51dの上下間隔が狭くなり、移載アーム
8,10の相互干渉を防止するために移載アーム8,1
0を内外にずらして配設している。従って上昇及び下降
経路51a,51bを比較的長く設定すると、移載アー
ム8,10のすれ違い時の干渉が生じないから、これら
を内外にずらさずに配設することもできる。
【0015】図2(A)は内側移載アーム8がローラコ
ンベア4の下流端4aまで搬送されて来た板状部材2を
すくい上げた直後で、かつ、外側移載アーム10がベル
トコンベア6の上流端6aに板状部材2を載せ換えた直
後の状態を示す。内側移載アーム8はこの後矢印方向に
水平に移動し、図2(B)のようにベルトコンベア6の
上流端の上方まで来ると、今度は下方に移動して内側移
載アーム8に載せた板状部材2をベルトコンベア6の上
に載せ換える。一方、外側移載アーム10は図2(A)
の位置から矢印方向に水平に移動し、ローラコンベア4
の下流端4aの下方まで来ると、今度は上方に移動して
ローラコンベア4の下流端4aまで搬送されてきた新た
な板状部材2をすくい上げる。
【0016】以上の動作が繰り返されて板状部材2が次
々とベルトコンベア6へ移載されていくのであるが、移
載アーム8,10がローラコンベア4上の板状部材2を
すくい上げると、移載アーム8,10の下方にできた空
きスペースに後続の板状部材2をすぐに送り込むことが
できるから、板状部材2の搬送速度ないし移載速度を増
大できる。
【0017】次に本発明の第2実施例に係る移載装置5
3を図7及び図8に基づき説明する。この移載装置53
は板状部材2の向きは変えないで段違いにずらして移載
する。図7で54は上流側搬送面を構成する第1ローラ
コンベア、56は下流側搬送面を構成する第2ローラコ
ンベア、58は第1ローラコンベア54の下流端54a
と第2ローラコンベア56の上流端56aとの間に配置
されたすのこ状の仮置き台、60は板状部材の下面を支
持可能な左右一対の内側移載アーム、62は同じく左右
一対の外側移載アームである。外側移載アーム62に
は、内側移載アーム60と区別するためハッチングを施
している。これら移載アーム60,62は第1実施例と
同様に無端チェーン12,12による移動手段により移
動される。移載アーム60,62の形状は図8(A)
(B)のように第1実施例と異なり、側方から見てH字
状をなし、上水平部材60a,62aと下水平部材60
b,62bの中央部が連結部材60c,62cによって
上下方向に連結され、上水平部材60a,62aの上に
2枚分の板状部材2を載置できるようになっている。そ
の他の部分は第1実施例と同様である。
【0018】この第2実施例では板状部材2は次のよう
に移載される。図8(A)は外側移載アームが第1ロー
ラコンベア54上の板状部材2をすくい上げ、同時に仮
置き台58上の別の板状部材2をすくい上げて矢印方向
に水平移動する時であって、かつ、内側移載アーム60
が図8(A)でその右側に載せていた板状部材2を第2
ローラコンベア56の上流端56aに移し換え、同時に
左側に載せていた別の板状部材2を仮置き台58上に移
し換えて矢印方向に移動する時の状態を示す。外側移載
アームは図8(B)の位置まで移動した後、矢印方向に
下降し、右側に載せた板状部材2を第2ローラコンベア
56に移し換えると共に、左側に載せた板状部材2を仮
置き台58に載せ換える。
【0019】一方、内側移載アーム60は図8(B)の
位置まで移動した後、矢印方向に上昇し、その左側部分
で第1ローラコンベア54の下流端54aに搬送されて
来た板状部材2をすくい上げると共に、その右側部分で
仮置き台58上に仮置きされた板状部材2をすくい上げ
る。
【0020】移載アーム60,62は以上の作動を繰り
返し、板状部材2は第1ローラコンベア54から仮置き
台58を経て第2ローラコンベア56へと連続的に移載
されていく。
【0021】以上、本発明の実施例につき説明したが、
本発明は前記実施例に限定されることな種々の変形が可
能であり、例えば前記第1実施例ではローラコンベア4
からベルトコンベア6へと板状部材2を直角に移載した
が、ベルトコンベア6に代えて別のローラコンベアを、
第2実施例の第2ローラコンベア56のように、上流側
のローラコンベア4と段違いに配設することにより仮置
き台58なしで平行移載することも可能である。
【0022】また前記実施例では第1及び第2移載アー
ムをボックス状に循環移動させる移動手段として無端チ
ェーン12を使用したが、その他の移動機構を採用して
もよい。
【0023】また上流側と下流側の搬送面の相互間距離
が比較的長い場合は、移載アームの水平移動距離を延長
すると共に、ボックス状移動経路に沿って180°の位
相差をなす2個一組の移載アームを最低単位として複数
組の移載アームを等間隔に配設してもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は前記の如く、第1及び第2移載
アームを180°の位相差でボックス状の循環経路に沿
って移動させるので、単一の移載アームに比べて移載能
力を倍増することができる。また移載アームが板状部材
をすくい上げた後の搬送面上の空きスペースに直ちに後
続の板状部材を送り込むことができるので、板状部材の
搬送速度ないし移載速度を増大できる。
【0025】また移載アームの上昇及び下降経路の長さ
を最短とし、かつ、第1及び第2移載ア−ムを横方向に
ずらして両移載アームのすれ違い時の相互干渉を防止す
ることにより、移載アームの無駄な移動を解消して移載
速度をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る移載装置の平面図。
【図2】(A)及び(B)は移載アームの側面図、
(C)は移載アームのボックス状の循環経路の概略図。
【図3】移載アームの正面図。
【図4】ガイドプレートの斜視図。
【図5】移載アームの脚部と無端チェーンとの連結部の
側面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】本発明の第2実施例に係る移載装置の平面図。
【図8】(A)及び(B)は移載アームの側面図。
【符号の説明】
1,53 移載装置 2 板状部材 4 ローラコンベア(上流側搬送面) 6 ベルトコンベア(下流側搬送面) 8 内側移載アーム(第1移載アーム) 10 外側移載アーム(第2移載アーム) 12 無端チェーン 14 スプロケット 22 駆動スプロケット 24 駆動チェーン 26 ガイドプレート 51 ボックス状の循環経路 54 第1ローラコンベア(上流側搬送面) 56 第2ローラコンベア(下流側搬送面) 58 仮置き台 60 内側移載アーム(第1移載アーム) 62 外側移載アーム(第2移載アーム)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材が連続的に搬送される上流側搬
    送面と、前記上流側搬送面の下流端に上流端が隣接され
    た下流側搬送面との間に配設され、前記上流側搬送面の
    下流端の板状部材を前記下流側搬送面の上流端に移載す
    る移載装置において、 前記板状部材の下面を支持可能な第1及び第2移載アー
    ムと、 前記第1及び第2移載アームを、前記上流側搬送面の下
    流端において下から上へと向かう上昇経路と、前記下流
    側搬送面の上流端において上から下へと向かう下降経路
    と、前記上昇経路及び下降経路の上下両端間を水平方向
    に結ぶ上水平経路及び下水平経路とで構成されるボック
    ス状の循環経路に沿って、かつ、前記第1及び第2移載
    アームを180°の位相差を保持して循環移動させる移
    動手段とを具備したことを特徴とする板状部材の移載装
    置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が、前記上流側搬送面の下
    流端と下流側搬送面の上流端との間でボックス状に張設
    された無端チェーンを有し、該無端チェーンに前記第1
    及び第2移載アームが支持されてなる請求項1記載の板
    状部材の移載装置。
  3. 【請求項3】 前記無端チェーンが第1移載アーム用と
    第2移載アーム用に別々に構成され、かつ、各無端チェ
    ーンが前後左右の4つの無端チェーンで構成され、前記
    第1及び第2移載アームの前後左右の4個所から下方に
    延びた脚部の下端部が前記前後左右の無端チェーンにそ
    れぞれ連結されてなる請求項2記載の板状材料の移載装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ボックス状の循環経路の上昇経路と
    下降経路が必要最小限度の最短距離とされ、かつ、前記
    第1及び第2移載アームがその移動方向と直角な水平方
    向に相互に離間されている請求項1から3のいずれか記
    載の板状部材の移載装置。
  5. 【請求項5】 上流側搬送面の下流端と下流側搬送面の
    上流端との間にすのこ状の仮置き台が配設され、第1及
    び第2移載アームがその移動方向に2枚分の板状部材を
    載せる長さを有し、かつ、第1及び第2移載アームの半
    分の長さ部分が、第1及び第2移載アームの上昇及び下
    降移動時に前記仮置き台を通過するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の板状部材の移載装置。
JP14714293A 1993-06-18 1993-06-18 板状部材の移載装置 Withdrawn JPH072345A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7584950B2 (en) 2006-02-03 2009-09-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and sheet feeding cassette
US8903301B2 (en) 2009-06-24 2014-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US8964268B2 (en) 2011-12-28 2015-02-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet-feeding device that smoothly feeds sheets in multiple direction
JP2017503664A (ja) * 2013-12-18 2017-02-02 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 複数の個別物品を移動する移動装置及び方法
CN110561896A (zh) * 2019-10-09 2019-12-13 浙江海洋大学 一种用于木质拼板的热转印装置

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Legal Events

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Effective date: 20000905