JPS5834091Y2 - 果実コンベア - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、選果施設等における果実コンベアに関する
ものであり、搭載する果実を移送中に一定間隔毎に整列
させ、重量選別機の受皿等に果実を１個宛正確に供給す
ることが出来るものである。

この考案は、上記の目的を達成する為以下の如き技術的
手段を講じた。

即ち、果実を載せて一定方向に移動する平ベルト１と、
この平ベルト１の上方に横架されていてこれと同じ速さ
で同じ方向に移動する多数のロール３と、平ベルト１の
上方にその移動方向に並行に設けられている複数の仕切
杆４を備え、多数のロール３は直径が果実の高さよりも
小さくて前後の間隔が果実の前後の巾よりもやや広くて
上記の平ベルト１の移動方向に対して逆方向に強制駆動
されるように設けられ、複数の仕切杆４は果実の横巾ま
りもやや広い間隔で配設されていることを特徴とする果
実コンベアの構成とする。

なか、図例にかいて、平ベルト１は、両側枠５゜５間に
軸６で支架されたプーリ７に巻回されて電動機８の駆動
により矢印イ方向に移動すべく構成しである。

ロール３は、木材、合成樹脂材、若しくは弾性材等によ
り円筒状に形成され、上記軸６の両端に遊嵌するスプロ
ケット９，９に巻回されるチェノ１０．１０間には前後
の間隔を保って軸２，２・・・が回転自在に設けられ、
電動機１１の駆動によってスプロケット１２を介して上
記平ベルト１と略同速で同方向に移動するように出来て
いて、その軸２，２・・・には、このロール３，３・・
・がそれぞれ固着されている。

會た、この軸２，２・・・の一端には、スプロケツＮ３
，１３・・・が固着されて、このスプロケット１３を側
枠５に固着のチェノ１４に噛合させ、ロール３，３・・
・のチェノ１０による矢印イ方向の移行時にこのロール
３，３・・・をこれとは逆方向の矢印口方向に自転すべ
く構成しである。

仕切杆４ 、４・・・は、ロール３，３・・・の上方に
位置して左右に所定の間隔を保ち、平ベルト１０回転方
向に沿って配設するとともに、側枠５，５間に架設の支
杆１５に吊持して設け、上記ロール３゜３・・・とで平
ベルト１の移送面を略正方形に仕切る果実搭載面２８．
２８に形成しである。

該平ベルト１の終端下方には、重量選別機１６を配設し
である。

該ＩＬ筬拐＠１６は、チェノ１フ、１フ間に架設の連結
軸１８に回動自在に枢支される受皿１９．１９を、該受
皿１９後側方に突出するビン２０部を案内ガイド２１で
支持しながらチェノ１７．１７の回転により矢印イ方向
に移送し、案内ガイド２１の途中部にバネ２２で支持さ
れるポイントレール２３部で重量選別すべく構成しであ
る。

２４は、平ベルト１と受皿１９間に斜設するシュートで
あり、受皿１９の間隔に対応する仕切板２５を上方に突
設させである。

２６は、弾性ローラーであり、シュート２４、受皿１９
で形成されるコーナ部に両側枠５．５に軸２７架配設さ
れて平ベルト１の移送速度と略同周速に矢印へ方向に駆
動回転しである。

供給シュート（図示せず）により、平ベルト１上に果実
を供給すると、その果実は、ロール３゜３・・・と仕切
杆４，４・・・で区隔されてこれらで囲まれる平ベルト
１面上の搭載面２８．２８に転勤搭載されるとともに、
平ベルト１及びロール３，３・・・の矢印イ方向への移
動により仕切杆４，４・・・にそって移送される。

この移送中に、１個所の果実搭載面２８上に二個の果実
が重合して搭載された場合には、上方の果実底面がロー
ル３上に接触し該ロール３の矢印口方向の回転を受けて
矢印二方向に摩擦回転されて、平ベルト１上の移送上手
側に隣接する搭載面２８上に転勤搭載され各搭載面２８
．２８上に果実を１個宛で搭載する。

このとき、左右方向の搭載面２Ｂとは、仕切杆４，４・
・・によって分離されている為、選別果実を横方向に転
動させることなく、確実に余分な果実を移送上手側の搭
載面２８に案内する。

この様に、各搭載面２８．２８に搭載された果実は、平
ベルト１終端部より放出されシュート２４上を上方の弾
性ローラ２６に押圧されながら流下して、該平ベルト１
の果実搭載面２８と巾方向に対応して複数列設けられ、
かつ、平ベルト１と同速に矢印イ方向に移送される重量
選別機１６の受皿１９上に供給載置する。

果実を搭載された受皿１９はチェノ１７，１７によって
ピン２０を案内ガイド２１によって摺接案内しながら矢
印イ方向に移送し、ポイントレール２３部で果実重量に
応じて選別するのである。

この考案は、上記の如く構成したものであるから、１個
所の搭載面上に重合して２個の果実が搭載された場合に
は、これらの果実が平ベルトの終端に達するまでに、子
分の１個がロールの回転で後方に跳ね出され、もって、
各搭載面上には２個の果実が載せられない。

従って、以降の重量選別機への供給が合理的に行われる
特徴がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すものであり、第１図は平面
図、第２図は一部破断する側面図である。 １は平ベルト、２は軸、３はロール、４は仕切杆である
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 果実を載せて一定方向に移動する平ベルトと、との平ベ
   ルトの上方に横架されていてこれと同じ速さで同じ方向
   に移動する多数のロールと、平ベルトの上方にその移動
   方向に並行に設けられている複数の仕切杆を備え、多数
   のロールは直径が果実の高さよりも小さくて前後の間隔
   が果実の前後の巾よりもやや広くて上記の平ベルトの移
   動方向に対して逆方向に強制駆動されるように設けられ
   、複数の仕切杆は果実の横巾よりもやや広い間隔で配設
   されていることを特徴とする果実コンベア。