JPS5942123Y2 - ウオッシャ液噴射装置

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【考案の詳細な説明】本考案は、車両用ウオツシャ液噴射装置に関するもので
ある。

従来ウオツシャ液噴射装置は第１図に示す如く、樹脂製
のノズル１に噴射孔Ａ、Ａ’をその成形時に形成シ
、該ノズル１がノズルボディ２にネジ嵌合してなるもの
であった。

しかし、この装置にはノズル１の成形加工が斯しいとい
う欠点があった。

即ち、噴出孔Ａ、Ａ’は細いものであるため、それを成
形する型は細いピンでなげればならず、細いピンには冷
却効果がほとんどないので樹脂の型離れが悪く、従って
ピンの折れが発生したり、又、噴射孔内面が荒れてしま
いドリル加工等の後加工を必要としたりした。

本考案は上記の欠点を解消するため、ノズルを一対の半
割状の部材で構成し、その分割面に噴射孔となる溝を形
成するようにしたものである。

以下、本考案のウオツシャ液噴射装置の実施の一例を図
面に基づき説明する。

第２図に示す如く、ノズル１１は一対の半割状の部材１
２，１２で構成される。

該一対の半割状の部材１２，１２は樹脂製で、そのそれ
ぞれの分割面にユ質射孔１６となる溝１２’、１２’と
２対の位置決め用凹部１３、凸部１４が、その成形の際
に一体に形成される。

該一対の半割状の部材１２゜１２は二対の位置決め用の
凹部１３、凸部１４を嵌合することで、それぞれの分割
面に形成された溝１２’、１２’が正確に合わされ、又
、ノズル１１として一体的に係止される。

該ノズル１１は第３図に示す如く、液通路１７を有する
ノズルボディ１５の保持孔１８に圧入、溶着、接着等の
手段で装着され、液通路１Ｔ及び噴射孔１６を通してウ
オツシャ液を噴射すべく構成される。

このように、本考案のウオツシャ液噴射装置は。

ノズル１１を一対の半割状の部材で１２．１２で構成し
、その分割面に噴射孔となる溝を形成するようにしたの
で、従来ノズル成形時に使用したピンは不要となり、ノ
ズルの成形が容易となる。

更に、本考案装置は、上部分割面に複数対の位置決め用
凹部１３、凸部１４を形成しこれを嵌合一体化したので
、噴射孔となる溝１２’、１２’が正確に一致し噴射方
向に定まる。

【図面の簡単な説明】

第１図＆九従来装置の構造図。第２図は、本考案のノズルの分解図。第３図は、本考案装置の構造図。符号の説明、１１・・・・・・ノズル、１２・・・・・
半割状の部材、１２′・・・・・・溝、１３・・・・・
・凹部、１４・・・・・・凸部、１５・・・・・・ノズ
ルボディ、１６・・・・・・噴射孔。

【実用新案登録請求の範囲】