JPS5941567Y2 - 信号灯用電球 - Google Patents
信号灯用電球Info
- Publication number
- JPS5941567Y2 JPS5941567Y2 JP1977078424U JP7842477U JPS5941567Y2 JP S5941567 Y2 JPS5941567 Y2 JP S5941567Y2 JP 1977078424 U JP1977078424 U JP 1977078424U JP 7842477 U JP7842477 U JP 7842477U JP S5941567 Y2 JPS5941567 Y2 JP S5941567Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- bulb
- luminous intensity
- coating
- signal light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、信号灯用電球に関する。
信号機は、大別すると、車両用と歩行者用とに分けられ
る。
る。
そのうち、車両用信号機については高速度で走る車両が
対象となるため、配光特性、光度がきわめて重要となる
。
対象となるため、配光特性、光度がきわめて重要となる
。
この信号機に用いる信号灯用電球は、バルブ内面を弗酸
などにより、つや消し処理したつや消し電球が使用され
ている。
などにより、つや消し処理したつや消し電球が使用され
ている。
しかしながら、弗酸を使用する場合、環境汚染が重大な
問題となり、廃液処理のために、多大な設備、多額の費
用が必要とされる。
問題となり、廃液処理のために、多大な設備、多額の費
用が必要とされる。
そこで、従来のつや消し電球に代わるものとして、種々
の電球が検討されている。
の電球が検討されている。
ところで、灯具の光学的設計は従来のつや消し電球用に
設計されているため、こ、の灯具にて配光特性の異なる
電球を点灯すると、均一な配光特性が得られず、ある角
度から信号機を見たとき、点灯しているにもかかわらず
部分的に暗くて見えない部分を生じるという欠点があっ
た。
設計されているため、こ、の灯具にて配光特性の異なる
電球を点灯すると、均一な配光特性が得られず、ある角
度から信号機を見たとき、点灯しているにもかかわらず
部分的に暗くて見えない部分を生じるという欠点があっ
た。
本考案は、上記欠点に鑑み従来の灯具を用いて、コスト
が低く、配光特性のよりよい信号灯用電球を提供するこ
とを目的とする。
が低く、配光特性のよりよい信号灯用電球を提供するこ
とを目的とする。
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。
る。
第1図は、信号灯灯具の側面図である。
図において、1は灯具本体、2は青、黄、赤の各色に着
色されたガラスまたはプラスチック製の前面板、3はそ
の内面が反射鏡面で形成されたランプハウス、4は信号
灯用電球で、第2図に示すような構造である。
色されたガラスまたはプラスチック製の前面板、3はそ
の内面が反射鏡面で形成されたランプハウス、4は信号
灯用電球で、第2図に示すような構造である。
すなわち、ガラスからなるバルブ10の内面頂部側のみ
に、バルブ全内表面積のKないし%の形成面積で、かつ
光透過率が60〜95%の範囲になる厚さで散光性被膜
6を備えている。
に、バルブ全内表面積のKないし%の形成面積で、かつ
光透過率が60〜95%の範囲になる厚さで散光性被膜
6を備えている。
5はひさしである。
かかる信号灯用電球は、次のようにして作られる。
すなわち、最大径部7Gnmのバルブ10に、たとえば
シリカ微粉末に二酸化チタンを1重量%混入してなる混
合粉末を、静電塗装方法により、バルブ10の内面頂部
側のみにバルブ全内表面積の%に光透過率が82%にな
るような厚さに塗装し、バルブ10内面に散光性被膜6
を形成する。
シリカ微粉末に二酸化チタンを1重量%混入してなる混
合粉末を、静電塗装方法により、バルブ10の内面頂部
側のみにバルブ全内表面積の%に光透過率が82%にな
るような厚さに塗装し、バルブ10内面に散光性被膜6
を形成する。
そして、1OOW用コイル状フイラメント7を5〜7本
のアンカー線8にて半円状に支持したものをバルブ10
に封有し、以降通常の工程を経て、信号灯用電球を完成
する。
のアンカー線8にて半円状に支持したものをバルブ10
に封有し、以降通常の工程を経て、信号灯用電球を完成
する。
なお・、散光性被膜6としては、たとえばシリカ微粉末
に40重量%のアルミナ微粉と1重量%の二酸化チタン
混合してなる混合粉末を付着形成したものでもよい。
に40重量%のアルミナ微粉と1重量%の二酸化チタン
混合してなる混合粉末を付着形成したものでもよい。
第3図は、青色の前面板2を有する灯具に、透明電球A
、つや消し電球B、本考案にかかる電球C1上記と同じ
バルブを用い、上記と同じ種類の混合粉末によりバルブ
内面全体に光透過率が95%になる厚さに形成した散光
性被膜を備えた電球りをそれぞれ装着し、10m前方か
ら光度計にて灯具中心から左右に10’毎に灯具を移動
させて測定した結果を示す。
、つや消し電球B、本考案にかかる電球C1上記と同じ
バルブを用い、上記と同じ種類の混合粉末によりバルブ
内面全体に光透過率が95%になる厚さに形成した散光
性被膜を備えた電球りをそれぞれ装着し、10m前方か
ら光度計にて灯具中心から左右に10’毎に灯具を移動
させて測定した結果を示す。
図の曲線Aから明らかなように、透明電球Aの場合、中
心光度は高いが、左右の均一性が悪く、特に10’ を
越えるといもぢるしく光度が低下するなお、最大光度が
中心よりずれるのは、信号灯用電球においては、フィラ
メントが馬蹄形に構成されているので、そのフィラメン
ト光がそのまま反射鏡によって反射されるためである。
心光度は高いが、左右の均一性が悪く、特に10’ を
越えるといもぢるしく光度が低下するなお、最大光度が
中心よりずれるのは、信号灯用電球においては、フィラ
メントが馬蹄形に構成されているので、そのフィラメン
ト光がそのまま反射鏡によって反射されるためである。
これに対して、つや消し電球Bにお・いては、バルブ表
面で光が均一に拡散されるため、曲線Bのように左右均
一の優れた特性を有する。
面で光が均一に拡散されるため、曲線Bのように左右均
一の優れた特性を有する。
一方、本考案にかかる電球Cは、曲線Cから明らかなよ
うに従来のつや消し電球Bより優れた特性を有している
。
うに従来のつや消し電球Bより優れた特性を有している
。
本考案の電球は、前述したようにかかる散光性被膜を備
えていることにより、灯具本体1内のランプハウス3に
装着されたとき、フィラメント7から放射された光はバ
ルブ前面の散光性被膜6により拡散され放射される。
えていることにより、灯具本体1内のランプハウス3に
装着されたとき、フィラメント7から放射された光はバ
ルブ前面の散光性被膜6により拡散され放射される。
しかしその一部は散光性被膜6によって反射され、バル
ブ10の散光性被膜のない部分を通してランプハウス3
内の反射鏡面に放射され、放物面状に加工された反射鏡
により灯具前面に反射される。
ブ10の散光性被膜のない部分を通してランプハウス3
内の反射鏡面に放射され、放物面状に加工された反射鏡
により灯具前面に反射される。
また、フィラメント7から散光性被膜6を有しないバル
ブ部分を通して直接反射鏡に放射された光も同様に灯具
前面に反射される結果、灯具本体1の前面板2を通して
放射される光は、バルブ内面全体をつや消し構造とした
電球や、バルブ内面全体に散光性被膜を有する電球より
増加する。
ブ部分を通して直接反射鏡に放射された光も同様に灯具
前面に反射される結果、灯具本体1の前面板2を通して
放射される光は、バルブ内面全体をつや消し構造とした
電球や、バルブ内面全体に散光性被膜を有する電球より
増加する。
バルブ内面全体に散光性被膜があると、フィラメントか
ら放射された光は、散光性被膜により拡散されバルブ外
へ放射されるとともに、その一部は反射される。
ら放射された光は、散光性被膜により拡散されバルブ外
へ放射されるとともに、その一部は反射される。
この反射された光は他の部分の被膜に当り、ここでまた
拡散、反射を繰返している間に弱まってしまうものと考
えられる。
拡散、反射を繰返している間に弱まってしまうものと考
えられる。
第3図に示されているように、曲線りのものは曲線Bの
ものより中心光度が大幅に低下してしまっていることが
明らかである。
ものより中心光度が大幅に低下してしまっていることが
明らかである。
特に、シリカなどの微粒子を被着すると、微粒子による
光の吸収が生じる。
光の吸収が生じる。
そして、被膜が厚い場合、光の拡散がよくなるものの、
灯具に装着したときには中心光度の低下が大きく、一方
、被膜が薄い場合には、光度は高くなるものの、光度分
布が透明電球のそれに近づいてしまう。
灯具に装着したときには中心光度の低下が大きく、一方
、被膜が薄い場合には、光度は高くなるものの、光度分
布が透明電球のそれに近づいてしまう。
本考案において、優れた効果を発揮する散光性被膜の形
成面積はバルブ全内表面積のHないし%の範囲であった
。
成面積はバルブ全内表面積のHないし%の範囲であった
。
散光性被膜の形成面積が%を越えると、バルブ内面全体
に散光性被膜を形成させた場合と同様の光度分布を示す
という問題があった。
に散光性被膜を形成させた場合と同様の光度分布を示す
という問題があった。
また、形成面積がKより小さいと光度は高くなるが、そ
の分布が透明電球に近くなり、灯具中心より30〜40
゜のところでの光度の低下が大きくなるという欠点を生
じた。
の分布が透明電球に近くなり、灯具中心より30〜40
゜のところでの光度の低下が大きくなるという欠点を生
じた。
もつとも優れた効果を有する形成面積はバルブ全内面の
月ないしHの範囲であった。
月ないしHの範囲であった。
さらに、本考案の電球では、前記形成面積に散光性被膜
を形成すると、被膜の厚じがある程度変化しても灯具に
装着した場合の光度分布はあまり変化しないという効果
もみられた。
を形成すると、被膜の厚じがある程度変化しても灯具に
装着した場合の光度分布はあまり変化しないという効果
もみられた。
本考案にかかる電球において、光度お・よび光度分布が
従来のつや消し電球に比して高められるのは、被膜の光
透過率が60〜95%の範囲のときであった。
従来のつや消し電球に比して高められるのは、被膜の光
透過率が60〜95%の範囲のときであった。
光透過率が60%未満であると中心光度の低下が生じ、
また95%を越えると中心光度は高まるものの、光度分
布が透明電球のそれに近づき、中心より30〜40°の
角度のところでの光度の低下が生じた。
また95%を越えると中心光度は高まるものの、光度分
布が透明電球のそれに近づき、中心より30〜40°の
角度のところでの光度の低下が生じた。
そして、もつとも優れた被膜の光透過率の範囲は70〜
90%のときであった。
90%のときであった。
次に、本考案の効果を確認した実施例について説明する
。
。
上記実施例に示した信号灯用電球の構成においで、散光
性被膜の形成面積および透過率を以下のとおりに変えた
信号灯用電球を製作し、これらを灯具に装着して光度特
性を前記と同様に測定したところ、第4図ないし第7図
に実線で示すとおりの結果が得られた。
性被膜の形成面積および透過率を以下のとおりに変えた
信号灯用電球を製作し、これらを灯具に装着して光度特
性を前記と同様に測定したところ、第4図ないし第7図
に実線で示すとおりの結果が得られた。
第4図は散光性被膜が透過率95%で、形成面積Hの場
合である。
合である。
この場合は、散光性被膜の形成されていないバルブ部分
から放射して反射鏡により反射された光が中心部に集光
されるため、中心光度がつや消し電球(曲線B)のそれ
より高くなる。
から放射して反射鏡により反射された光が中心部に集光
されるため、中心光度がつや消し電球(曲線B)のそれ
より高くなる。
また、左右の光度はつや消し電球のそれとほぼ同じであ
る。
る。
第5図は同じく透過率95%で、形成面積%の場合であ
る。
る。
この場合も中心光度はつや消し電球のそれより高い。
そして、左右の光度はつや消し電球のそれより若干高い
。
。
第6図は同じく透過率60%で、形成面積Hの場合であ
る。
る。
この場合においては透過率が低いにもかかわらず、光度
がつや消し電球のそれに比べて全体的にやや高い。
がつや消し電球のそれに比べて全体的にやや高い。
これは先にも説明したように散光性被膜の形成されてい
ないバルブ部分からの放射光の反射光による前面への反
射効果が大きいためと考えられる。
ないバルブ部分からの放射光の反射光による前面への反
射効果が大きいためと考えられる。
第7図は同じく透過率60%で、形成面積%の場合であ
る。
る。
この場合においては中心光度は第6図の場合よりわずか
に低下するが、左右の光度は第6図の場合より高い。
に低下するが、左右の光度は第6図の場合より高い。
以上説明したように、本考案はフィラメントを封有した
バルブの内面頂部側のみに散光性被膜を形成し、前記散
光性被膜の形成面積はバルブ全内表面積の3Aないし%
を有し、この散光性被膜の透過率が60〜95%の範囲
になる厚さを有しているので、信号機用灯具に装着した
場合に左右のほぼ均一な放射角および従来のつや消し電
球の光度より高い光度を有する安価な信号灯用電球を提
供することができるものである。
バルブの内面頂部側のみに散光性被膜を形成し、前記散
光性被膜の形成面積はバルブ全内表面積の3Aないし%
を有し、この散光性被膜の透過率が60〜95%の範囲
になる厚さを有しているので、信号機用灯具に装着した
場合に左右のほぼ均一な放射角および従来のつや消し電
球の光度より高い光度を有する安価な信号灯用電球を提
供することができるものである。
第1図は信号灯の断面図、第2図は本考案の一実施例で
ある信号灯用電球の一部切欠断面図、第3図は光度特性
図、第4図ないし第7図は散光性被膜の透過率および形
成面積を変えた信号灯用電球を灯具に装着したときの光
度特性図である。 4・・・・・・信号灯用電球、6・・・・・・散光性被
膜、7・・・・・・フィラメント、10・・・・・・バ
ルブ。
ある信号灯用電球の一部切欠断面図、第3図は光度特性
図、第4図ないし第7図は散光性被膜の透過率および形
成面積を変えた信号灯用電球を灯具に装着したときの光
度特性図である。 4・・・・・・信号灯用電球、6・・・・・・散光性被
膜、7・・・・・・フィラメント、10・・・・・・バ
ルブ。
Claims (1)
- フィラメントを封有したバルブの内面頂部側のみに散光
性被膜を形成し、前記散光性被膜の形成面積はバルブ全
内表面積のHないし%を有し、前記散光性被膜の透過率
が60〜95%の範囲になる厚さを有していることを特
徴とする信号灯用電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977078424U JPS5941567Y2 (ja) | 1977-06-14 | 1977-06-14 | 信号灯用電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977078424U JPS5941567Y2 (ja) | 1977-06-14 | 1977-06-14 | 信号灯用電球 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS545382U JPS545382U (ja) | 1979-01-13 |
JPS5941567Y2 true JPS5941567Y2 (ja) | 1984-11-30 |
Family
ID=28995487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977078424U Expired JPS5941567Y2 (ja) | 1977-06-14 | 1977-06-14 | 信号灯用電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941567Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-06-14 JP JP1977078424U patent/JPS5941567Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS545382U (ja) | 1979-01-13 |
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